録画中継

令和5年第5回倉敷市議会(第2回定例会)
6月16日(金) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 マイナンバーカードについて
2 タクシー利用促進事業について
3 選挙に関して
4 ごみの減量について
5 図書館に関して
◆38番(矢野周子君) (拍手) おはようございます。未来クラブの矢野 周子でございます。
 質問に入ります前に、このたびの記録的大雨によります災害に遭われ、被災されました和歌山県をはじめ、多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。伊東市長が迅速に被災地に派遣されましたこと、また、災害活動をなさって無事帰ってこられました職員の皆様に、お礼申し上げます。そして、さきのG7倉敷労働雇用大臣会合におきまして、倉敷市の歴史や文化を世界に発信でき、成功に終わられましたこと、倉敷市民の一人といたしまして、大変うれしく思っております。
 では、質問通告に従いまして順次質問させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 まず1項目め、マイナンバーカードについて質問いたします。
 1番目、マイナンバーカードの普及は、岡山県内でも様々な広報活動もあり、推進が図られているのではないかと感じております。
 そこでお尋ねします。倉敷市の現在の交付者数、そして全体に対しての交付割合をお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 森市民局長。
◎市民局長(森吉晴君) 矢野 周子議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
 本市におけるマイナンバーカードの普及に係る取組といたしましては、令和3年の秋以降、確定申告会場や商業施設、企業などへ出向いて出張申請などを行うとともに、市役所に来られた方に積極的に取得の呼びかけを行うなど、カードの取得促進に努めてまいりました。
 本市におけるマイナンバーカードの交付率などでございますが、令和5年5月末時点で、交付件数は約36万件、交付率は75.1%となっており、全国や岡山県の交付率の平均を上回っております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 交付率が75.1%と、全国や岡山県内の平均を上回っており、倉敷市として、推進が図られているということがよく分かりました。
 2番目、安全の確保についてお伺いいたします。
 せんだってテレビを見ていましたら、公金受け取り口座の不備があったということなどが公表されていました。このような報道がありますと、これから手続し、マイナンバーカードを取得していこうと言われている方々が不安に思われるのではないでしょうか。本市におきましても、今後考えられる様々なサービス提供を考えますと、マイナンバーカードの取得は大変重要なことであろうかと思います。それがゆえに、安全性の確保については最重要課題だと考えます。
 公金受け取り口座の不備などは、本市ではありませんでしょうか。現状をお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 渡邊企画財政局長。
◎企画財政局長(渡邊浩君) 公金受け取り口座の登録につきましては、原則として、本人がスマートフォンやパソコン等で登録していただいているところですが、スマートフォンやパソコン等をお持ちでない方や御自身で登録することが困難な方のために、本市では令和4年3月より、本庁、児島、玉島、水島及び真備支所にマイナポイント支援窓口を設置しております。
 支援窓口では、国の示す基準に従い、御本人名義の口座を登録いただくよう御案内しており、御本人名義以外の口座の登録支援は行っておらず、また、登録終了後のログアウトの確認を徹底しておりますので、現在のところ、誤った登録の事例はございません。
 なお、自宅や会社等、支援窓口以外において御自身で登録されている方につきましては、自治体では、システム上、把握することはできないことになっております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 安心しました。市民の皆様が安心して登録でき、マイナンバーカードを取得していただけますよう、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。また、障がい者の方、高齢者の方などが不安にならず、スムーズに手続ができますよう、サポート体制をしっかりしていただきますよう、重ねて要望させていただきます。
 2項目め、タクシー利用促進事業についてお伺いいたします。少し詳しくお伺いさせていただきたいと思っております。
 1番目、タクシー利用者の負担軽減やタクシーの利用促進を図るために、プレミアム付タクシー券を発行するとお聞きしております。どのような方法で販売を考えていらっしゃるのかをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織君) プレミアム付タクシー券のことについてでございます。
 既に発表しておりますけれども、物価高騰対策等も含めまして、500円の券が8枚入っております4,000円分のものを、今回2,500円で販売したいと考えております。
 販売方法につきましては、コンビニに設置されておりますマルチメディア端末での販売でありますとか、端末の操作が不慣れな方もいらっしゃいますので、お買い求めしていただきやすいようなスーパーマーケットでの対面販売でありますとか、県のタクシー協会にファクスで注文していただいて代引きによる販売など、現在、様々な購入方法について検討を行っているところでございます。
 スーパーマーケットについても、もちろん扱っていただけるところがどこかということもありますので、全部はちょっと難しいかと思っておりますけれども、一応全部で2万冊ということで、今予算を計上させていただいているところでございます。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 市長さんより、2万冊ということでありますけれども、私としましては、いろいろな方々がスムーズに買えていけたらいいなと思っております。
 続きまして、2番目、高齢者の方や障がい者の方には優先的に購入できたらと考えますが、いかがでしょうか。
 日常タクシーを使わなくてはいけない、そういう障がい者の方とか高齢者の方は、お困りになっていらっしゃる方が多いのではないかと考えております。皆さんは限られた年金、そしてそういう生活をなさっていらっしゃいます。
 優先的に購入できますように、販売期間を設けるなど工夫してはどうかと考えます。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織君) タクシー利用促進事業のプレミアム付タクシー券の販売についてですけれども、高齢者の方、障がい者の方などに優先的に販売することについて、どう考えているのかという御質問でございました。
 まず、先ほど御答弁申し上げましたマルチメディア端末での取扱いにつきましては、年齢の確認等の仕組みをこれからつくってもらうというのは、なかなか難しいかなと思っております。そして、個人情報の取扱いという面なども、どのようにするかということはあると思っております。市といたしましては、先ほどお話もございました、販売期間を設けて、高齢者の方、障がい者の方に、少し優先して購入していただけるようなことができるかどうかも含めまして、検討してみたいと思っております。
 また、より多くの方に購入していただけるように、1回当たりの購入冊数に上限を設けるということも必要だと思っておりますので、その辺りも含めまして、まずは、より必要とされている方に優先販売できるようにという思いを持って、今検討しているところでございます。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 市長さんより前向きな御答弁をいただきました。本当に必要とされていらっしゃる方にタクシー券が渡りますように、倉敷市として、高齢者や障がい者の方に寄り添うような対応をしていただきますよう、重ねてよろしくお願い申し上げます。
 3番目は、時間を待たずして、あっという間に完売してしまった場合について、その対応策をどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
 今日の山陽新聞でも、岡山市でもあっという間に売れてしまったという記事が載っていました。普通に考えてもお得感がありますので、皆さんが購入されるのではないかと思っております。
 そんな場合に、追加販売を考えていらっしゃるのでしょうか。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 追加販売につきましては、プレミアム付タクシー券の販売・使用状況やタクシー利用者の推移、物価高騰による市民生活への影響などを勘案し、判断してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) タクシー券の販売などの状況を考えて、追加販売については考えていくという御答弁でした。しかし、コロナ以降、物価高騰などいろいろなことで、生活が大変になってきております。これは現実でございます。追加販売をぜひ考えていただきますよう、よろしくお願いいたします。
 3項目め、選挙に関してお伺いいたします。
 1番目、投票所の閉鎖時刻の繰上げについてお伺いいたします。
 これまで投票所の閉鎖時間は20時とされています。しかしながら、岡山県内を調査してみますと、岡山市の一部、倉敷市、早島町を除き、18時となっております。中核市を調べてみましても、投票所の閉鎖時刻の繰上げを行っている市があります。
 議長のお許しをいただき、本市での岡山県議会議員の選挙における立会人の年齢別人数をデータとして上げさせていただいております。
 この資料から、一番多いのが70代の294人、次に60代の141人、3番目が80代の52人となっています。このデータからも、立会人の方の年齢層が非常に高いということがお分かりいただけると思っております。このデータでも、若い人が本当に少ないです。
 高齢者の方々が多い中、投票日、立会人の方は朝7時から夜20時まで13時間も投票所にいなくてはなりません。20時になりますと、その投票箱を抱えてタクシーに乗り、開票所である福田公園体育館まで投票箱を運ぶ役目がございます。そして、開票所に投票箱を無事届けた後、御自宅までタクシーに乗って帰るという仕組みになっております。立会人の方々は帰宅すると21時過ぎ、所によってはそれ以降になってしまう方もいらっしゃると聞いております。
 期日前投票所も、イオンモール倉敷や本庁、各支所と、充実されてきている現状があります。市はよく費用対効果と言いますけれども、最終日の投票時間を1時間短縮することは、費用対効果を考えても大きなことであろうかと思っております。
 これからの選挙の在り方も考えていく、そして働き方改革にもつながっていくのではないかと思っております。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 大熊選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(大熊裕司君) 当日投票所の閉鎖時刻の繰上げにつきましては、開票結果の早期確定や選挙執行経費の抑制、投票立会人等の身体的な負担の軽減などのメリットがある一方で、選挙人の投票機会を減少させるというデメリットもございます。
 投票所閉鎖時刻の繰上げにつきましては、投票率向上の観点からは慎重に考える必要がありますが、投票立会人等の年齢構成や身体的負担を考慮し、期日前投票を利用される方の割合や時間帯別投票者数の推移を注視していくとともに、他市における導入の状況や経緯等を参考にしながら、総合的に考えてまいりたいと存じます。
 また、投票立会人等の負担軽減のために、立会時間を午後1時30分前後で分割する時間交代制も活用していただけるよう努めてまいります。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 立会人の方の交代制もあるということはお聞きしました。しかしながら、立会人の方々の年齢がこれだけ高いということは、成り手不足ということにつながっていくと思います。すぐの対応は、本当に難しいとは思いますが、立会人の方の年齢が高齢なこと、そして選挙に携わる方々のことを考えても、よく働き方改革とか言いますけれども、これから改革は必要だと考えておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
 2番目、移動期日前投票所の設置について質問いたします。
 選挙におきまして、投票率の向上を図っていくことは大変重要な課題だと思っております。今、高齢者の方の車離れが問題になっております。特に高台に住んでいらっしゃる方々にとって、投票所までの移動が本当に難しい状態になってきているわけであります。
 以前真備町で、被災後に行われました選挙のときに、真備町の仮設住宅の集会所に、臨時に期日前投票所を設置されたことを記憶しております。利用された皆さんは、近くで投票ができて非常によかったと喜んでいらっしゃいました。
 そこで、一歩進んで、高台に住んでおられる方や投票所から遠い投票難民の方たちのために、巡回車両によります移動期日前投票所の設置を検討してはどうかと考えます。御家族で投票していただくこともできますし、選挙管理委員会が投票率向上をいつも掲げていらっしゃいますけれども、それにもつながっていくことだと思っております。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 大熊選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(大熊裕司君) 巡回車両による移動期日前投票所の設置については、投票所までの移動が困難な方の投票環境の向上に有効な取組ではございますが、静穏な投票環境の維持や安全対策、設置場所の選定等における公平性の確保のほか、二重投票を防止するために、移動投票所を含む全ての期日前投票所で、最新の投票記録を確認できる体制を整備する必要があるといった課題もございます。
 本市では、122か所の当日投票所に加え、本庁、各支所とイオンモール倉敷を合わせ9か所の期日前投票所を設置し、投票しやすい環境の整備に努めているところでございます。
 このようなことから、移動期日前投票所につきましては、大規模災害の発生時や投票所の統廃合によって利便性が著しく低下する場合などに、設置の検討を行っていくものなどと考えております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) すぐにはなかなか難しい問題であろうとは思いますが、進み行く高齢化社会を見据えまして、これからの対応が必要になってくるのではないかなと考えます。今から対応策を考えて、移動期日前投票所などを含めて、いろいろなことを考えていただくよう強く要望させていただきます。
 次の質問に移らせていただきます。4項目め、環境についての質問をさせていただきます。
 1番目、ごみの減量についてお伺いいたします。
 まずは、水切りの周知についてお聞きいたします。
 5月30日ごみゼロの日と6月5日環境の日を結ぶ期間は、ごみ減量・リサイクル推進週間と定めているとお聞きしております。
 私も先日、菅生学区コミュニティ女性部の会合で、3つのRでごみを減らそうというテーマで、倉敷市が行う出前講座を受講させていただきました。その中で勉強したことは、絞りの水切りにより生ごみの量を減らすことができること、ごみが腐敗しにくくなるので悪臭を軽減できる、ごみが軽くなるのでごみ収集車の運搬効率が高くなり、収集車が出すCO2、二酸化炭素の排出量を削減できるということを勉強させていただきました。さらには、水分が少なくなると焼却効率がよくなることが分かりました。また、ごみを燃やす際のCO2、二酸化炭素の排出量を削減できることなど、水切りの効果は非常に大きいことを学びました。
 そして、市民の皆さんが毎日少しずつでも水切りの努力をしてくだされば、効果は大きいと考えます。そのためには、より多くの市民の皆さんに知っていただき、実践していただく必要があると考えます。
 倉敷市において、水切りの普及啓発としてどのような取組をしているのでしょうか。お聞かせください。また、その取組を一層促進するために、今後新たな取組を考えているのでしょうか。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 本市では、令和2年度に改定しました一般廃棄物処理基本計画で、3Rのうち、ごみの発生を抑制するリデュースと再使用するリユースを優先的に進めることとし、ごみの減量を推進しております。
 中でも、燃やせるごみの約40%を占める生ごみは、80%が水分と言われており、家庭で簡単に取り組むことができる生ごみの水切りは、ごみの減量に大変有効であると認識しております。このため、昨年度は、出前講座やパンフレットの全戸配布等、従来の啓発に加えまして、より幅広い世代の皆様に、身近な情報として分かりやすく伝えるための環境ポータルサイト、くらエコを開設し、水切りのPR動画の配信など、新たな手法での啓発等も始めております。
 今後も、市民の方が実践した水切りアイデア動画や出前講座のウェブ配信を新たに行うなど、啓発内容の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) しっかりと啓発していただき、啓発効果があったなと実感していただけるような取組を実践していただきたいと思っております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員、この際申し上げます。質問の途中でありますが、ここで休憩いたします。再開は11時15分からの予定です。

            午前11時 5分  休 憩

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            午前11時15分  開 議
○議長(中島光浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 38番 矢野 周子議員、質問項目4番の質問を再開してください。
◆38番(矢野周子君) 食品ロス削減推進についてお伺いいたします。
 生ごみの水分量は約80%と言われていますが、野菜や果物などは、もとより多くの水が含まれております。水切りで生ごみの発生量を減らす取組に加え、生ごみの発生量自体を減らしていくこと、つまり食品ロスを削減していくことも大切なことだと考えます。
 食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことであり、令和元年10月に施行された食品ロスの削減の推進に関する法律では食品ロスの削減を、国や地方公共団体をはじめ、事業者や消費者等の多様な主体が連携することとあります。国民運動として、個人一人一人が心がけ、推進することが大切なことであろうかと思っております。
 そのような中、倉敷市では、本年3月に倉敷市食品ロス削減推進計画が策定されました。本計画においては、事業者の方が商品を売り切るための取組や、消費者が食べ切れる量を選択できる仕組みや、事業系食品ロスを減らすため、事業者に期待される様々な取組が示されています。
 食品を買ったり食べたりする場所であるスーパーや飲食店において、事業者が主体的に食品ロス削減に対する取組をすることが、事業活動に伴って発生する食品ロスの削減につながると考えます。また、家庭での消費者の行動こそが、食品ロス削減に大きくつながるものと思っております。
 最近、スーパーでは手前取りの表示がなされています。私自身も、すぐ使用するものは努めて手前取りをするように心がけています。ささいなことかもしれませんが、皆さんが実行することによって食品ロス削減の効果はあると考えます。
 そこで、事業者の食品ロスの削減につながる取組を促進するため、倉敷市はどのようなことをなさっているのでしょうか。御説明ください。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 本年3月に策定しました倉敷市食品ロス削減推進計画では、国が定めた基本方針に基づき、行政、事業者、消費者等、多様な主体が連携した国民運動として食品ロスの削減を進めることとしております。
 令和2年度以降、庁内の関連部署等で構成する連絡会議で情報共有を行い、横断的な取組として食品の使い切りレシピの紹介や、家庭で余っている食品を子供食堂へ寄附するフードドライブ等を行ってまいりました。今年度は、スーパーやコンビニ等と連携し、陳列棚の手前にある消費期限が近い商品を選ぶ手前取りの推奨や、商工会議所会報誌への食品ロス啓発の掲載を予定しております。
 さらに、小盛りメニューの提供や食べ切れなかった料理の持ち帰りができる飲食店や、フードドライブに協力する食品小売店を、食品ロス削減推進店として認定する制度の創設を予定しており、民間事業者の自主的な取組を促すことで、食品ロス削減に努めてまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 市民の皆さんの行動を促すこと、大きな第一歩につながるのではないかと思っております。
 最後の項目になります。図書館に関して質問させていただきます。
 1番目、中央図書館を核とした複合施設棟の詳細についてお伺いいたします。
 市民の皆さんから、市役所の横にできる複合施設棟ってどんな感じになるのと興味津々で聞かれます。また、どんな図書館をつくってくださるのか、本当に興味があります。楽しみにしていますよとの声を聞く機会が本当に多くなってきました。私自身も読書ボランティアをしているせいか、若いお母さんからも同様のお話をよくお伺いします。
 教育委員会の方から、市民アンケートやワークショップを開催したということは聞いております。しかし、市民の皆さんの声は、しっかりと反映されているのでしょうか。今は、基本計画の作成を行っているところと聞いております。出来上がった基本計画を市民の皆様に、どのような時期に、どのような形で周知を図っていこうとしていらっしゃるのでしょうか。広報くらしきなども活用して、しっかりと周知を図っていただきたいと思っております。
 市民の皆様が利用される施設、図書館であります。市民の皆様に分かりやすい方法で情報を届けていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 中央図書館を核とした複合施設棟につきましては、昨年度までに実施した市民アンケートやワークショップなどを通じていただいた市民の皆様の御意見も参考にしながら、これまであまり図書館を利用していなかった方も含め、多くの市民の方が集えるような施設を目指し、現在、基本計画(案)の策定について進めているところです。
 なお、基本計画(案)の公表の際には、パブリックコメント等を実施し、広報紙やホームページ等も活用しながら、新しい施設の計画を広く市民の皆様に周知していきたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) しっかりと周知を図っていただきたいと思います。そして、見える化を図っていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 2番目、最後の質問となりました。市民の方からの要望がありました移動図書館についてお伺いさせていただきます。
 ある市民の方から、高齢者となって、運転免許を返納して図書館に行けなくなり、本当に寂しい気持ちになってしまいました、しかし、移動図書館があるということをお聞きしましたので、お話を聞いてくれませんかということでした。その話の中で、移動図書館が来てくれる回数が少なかったり、その人も読書ボランティアをしていますので、子供のための読み聞かせをする本がなかったりして、どうにかしてほしいなというお話をいただきました。移動図書館の回数や本の種類を増やして、もっと充実を図ってほしいと考えます。
 本を読むということは、生活において、ただテレビを見るだけでなく、文字を追うということは、脳の活性化、生きがい対策にもつながっていくのではないでしょうか。
 本というものは、高齢者の方々を、ある意味で元気にしてくれると考えます。また、小さな声にも耳を傾けるのが、行政の在り方だと私自身は思っております。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 倉敷市立図書館では、現在3台の移動図書館車を運行しており、図書館から離れた地域に出向き、直接の来館が難しい市民の皆様へ本の貸出しや読み聞かせなどを行っております。
 令和4年度は、幼稚園や高齢者施設、地域の集会所等64か所に毎月1回のペースで巡回し、延べ1,406名の方に約3万冊の貸出しや返却、司書による読み聞かせや読書相談を実施いたしました。
 引き続き、移動図書館では、運行ルートの工夫や年齢層、季節等を考慮した本の入替えなどを行いながら、より多くの皆様に御利用いただける機会を提供してまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 矢野 周子議員。
◆38番(矢野周子君) 本当にしっかりサポートしていただける、そして、高齢者の方もそういったところに足を運べるということで、私自身も周知していきたいと思いますけれど、いろいろな形で、これからもそういうことを広めていただきたいと思います。
 最後まで御清聴いただき、本当にありがとうございます。これで質問を終わらせていただきます。(拍手)
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