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平成28年第3回倉敷市議会(第2回定例会)
6月16日(木) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 福祉施策について
2 放課後児童クラブについて
3 子どもの貧困について
◆31番(矢野周子 君) (拍手)皆さんおはようございます。未来クラブの矢野 周子でございます。
 質問通告に従いまして、一問一答の方式で順次質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 最初の項目は、障害者差別解消法について質問いたします。
 なお、この項目については一括質問にさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 平成28年4月1日から、障害者差別解消法がスタートしております。この法律は、障がいがある人もない人も、お互いにその人らしさを認め合いながら、ともに生きる社会をつくるということを目指すとあります。
 そこで、まず対象者についてお伺いいたします。
 法では、障がい者手帳の所持の有無にかかわらずとの記述があります。そうであるならば、色覚障がいの方、老人性白内障の方、さらに子供さんを含めた全ての市民の皆さんを対象とすべきと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
 次に、今後、いろいろ考慮しなければならないことがたくさんあると思います。まず、障がい者の方々が、市役所に用事があってお越しになられたときの受付カウンターでの対応は、それぞれの障がいに応じた対応が必要であろうかと思います。例えば、お声かけするとき健側なほうからお話をするとか、細やかな配慮が必要だと考えますが、どのように考えていらっしゃるでしょうか。
 次に思いますことは、さまざまな部署の公文書、お知らせ、チラシ送付や配付に関して質問いたします。
 高齢者の方々などにも見やすい大きさの文字、字間、行間、ルビを庁舎内で統一し、標準書式とし、設定すべきと考えますが、いかがでしょうか。特に色覚障がいの方への配慮はどう考えているのかをお聞かせください。
 郵便物を送付された場合、まず、倉敷市から送られたものだということが、すぐわかるようにすべきと考えます。また、チラシ、ポスターなどのカラー、会議でのレーザーポインターの使用について、色覚障がいの方への配慮はどうなっているのでしょうか。
 日本人で色覚障がいの方の割合は、男性は20人に1人、女性は500人に1人と言われています。色覚障がいの方々にとって、赤や黒は目に入りにくいとお聞きしております。倉敷市主催の会合に出席する際に、レーザーポインターを使用していました。残念ながら、赤色でございました。他市での説明や医療関係の会合に出席した場合は、緑色が使用されておりました。このようなことは、保健福祉部局だけではなく、全庁的に取り組んでいかなければならないことだと思いますので、まずは、わかりやすい印刷物でのマニュアルを策定すべきと考えておりますけど、いかがでしょうか。
 また、今後のことを考えて、職員さんの研修、そして企業、市民の皆さんへの出前講座を推進すべきと考えておりますが、いかがでしょうか。マニュアル策定をしていただけるなら、今後の策定日程についてお聞かせいただきたいと思っております。
 次に、点字ブロックについて質問いたします。
 点字ブロックは1967年、岡山の三宅 精一さんによって考案され、岡山県立盲学校近くの国道2号線の横断部分の歩道に、三宅さんが寄贈した230枚が世界で初めて敷設され、岡山が発祥の地であると聞いています。視覚障がいの方は、白いつえで触れたり、足で踏むことによって点字ブロックの存在や種類の違いを感知し、行動されていらっしゃいます。視覚障がいの方々にとって点字ブロックは、大きな意味で命綱であると思っております。
 「点字ブロックがあるところは安心して進めますが、ないところは不安な気持ちになってしまいます」とか、「倉敷市役所内には、玄関から案内所のところまではありますが、せめて、よく利用する保健福祉部局までは点字ブロックで誘導してほしい」との視覚障がい者の方のお声をお聞きすることがありました。そのようなお声に耳を傾けていただき、少しでも点字ブロックの箇所の延長を図っていただきたいと思っておりますが、お考えをお聞かせください。
 また、今までにも視覚障がいの方々や、その友人の方々から、点字ブロックが剥がれているとか、間違った表示になっているとか、お伺いしております。今後、法の施行に当たり、ソフト面、ハード面における配慮をすべきと考えます。このことは部署がまたがることになりますので、安全面を考え、点検等を行っていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
 さらに、点字ブロックにつきましては、視覚障がい者の方々との意見交換の場を考えることが重要なことであると思います。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 答弁を求めます。山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 障害者差別解消法についてのうち、まず、対象者をどのように考えているのかについてでございますが、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法では、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合うよう規定されています。本市においても、高齢者から子供まで全ての市民が共生する社会を実現していく取り組みを行ってまいりたいと考えております。
 次に、今後の考慮すべき事柄についてでございますが、法律では、障がい者から意思の表明があった場合には、負担になり過ぎない範囲で必要かつ合理的な配慮が求められております。庁舎内での声かけや受付カウンターでの対応は、今後とも障がいの程度に応じた対応に心がけてまいりたいと考えております。
 議員から御提案のありました緑色のポインター使用については、色覚障がい者に配慮するため、赤色から緑色に変更していきます。
 また、市からの郵便物の目印、公文書の書式等につきましては、庁内での調整も必要なため、今年度中に策定する職員対応要領の中で検討してまいります。そうした配慮を広めるための職員研修や市民啓発にも取り組んでまいります。
 次に、点字ブロックについてでございますが、視覚障がい者の安全を守るため不可欠なものと認識しております。障がい者からの御意見等は、毎年開催しております障がい者との意見交換会などの機会がありますので、その都度お聞きしてまいります。
 議員から庁舎内に点字ブロックを敷設するよう要望いただきましたが、点字ブロックは視覚障がい者の安全を守るために不可欠であると考えております。現在、庁内は障がい者駐車場等から総合案内までは点字ブロックを敷設しております。しかしながら、福祉の窓口までは通路の狭い箇所が多く、また市民課や国民健康保険課などの待合場所となっているなど動線が複雑なため、障がい者の方や来庁者の安全確保の観点から、敷設しておりません。保健福祉部局の窓口までの点字ブロックの敷設につきましては、視覚障がいのある方、高齢者や子供さんまで全ての来庁者の安全を考慮し、慎重に検討していく必要があると考えております。当面は、総合案内から職員等による案内をさせていただきますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) さまざまなことに気を使っていただいて、気配りをしていただける答弁いただきました。また、レーザーポインターは緑色に変更していただけるとの答弁をいただきました。ほかのことにつきましても、年度内の策定までには、障がい者団体の皆さんとの協議等も行って、推進を図っていただけるということをお聞かせいただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
 また、点字ブロックにつきましては、庁舎内に敷設してある大田区役所などを参考にしていただきまして、私自身は、やはり若い方がそういうふうなことを言われているので、自分たちでいろんなところに行きたい、そういう生きる支援にもつながっていくと思いますので、今後、さらに検討していただきたいと思います。
 では次に、トイレについて質問いたします。
 せんだって、未来クラブで総合福祉会館の管内視察を行いました。その中で私が思いましたのは、洋式トイレが少ないことでありました。そしてカーテンで仕切られたトイレに、愕然としました。市長公約で、建てかえをする対応ということをお聞きしております。建てかえまでの期間、このままの状態でいいのでしょうか。これまで、ほとんど修繕もしないでいることに疑問を感じました。これで、福祉のまち倉敷と言えるのでしょうか。
 総合福祉会館は、障がい者や高齢者、子供たちが使用している公の建物であります。もう少し弱者の目線に立ち、トイレの洋式化、どうしても狭くてできない和式トイレには、縦・横棒のつかまり棒をつけるなどして環境整備を図るべきだと考えておりますが、いかがでしょうか。お聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 総合福祉会館内のトイレについてでございますが、これまで利用者の要望に応える形で、体が不自由な人でも使用できるよう、便器を洋式化したり、トイレブースの出入り口を引き戸としたり、手すりを設置してきております。議員御指摘のとおり、トイレによっては不十分な箇所もございますが、総合福祉会館全体を考えた場合、エレベーターの利用により必要とするトイレの移動は可能となっております。このことにつきましては、利用者の方に周知してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 また、和式トイレの手すりの設置など比較的安価で大きな効果が期待できるような修繕については、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 和式トイレは手すりなど安価な方法で対応していただけるということ。やはり、和式トイレというのはなかなか難しい。手すりがあれば、かがめることもありますので、ぜひ建てかえまでの間、そういう弱者の方々の目線に立つということが根底にあると思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 では、2番目の項目、放課後児童クラブについて質問いたします。
 まず、市長公約となっている放課後児童クラブの受け入れ児童数の増加を、どのように考えているのかをお聞きいたします。
 伊東市長さんは市長公約で、子供たちが健やかに成長し、子供さんがいらっしゃる親世代の方々が仕事と子育てを両立することのできる環境の充実を図るために、放課後児童クラブの受け入れ児童数の拡大を図るとされていらっしゃいます。
 今回の予算案では、新たなクラブ室の設置などを掲げていらっしゃいますけれど、具体的にはどのような取り組みをされようとしているのでしょうか。お聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 児童クラブの受け入れ児童数の増加について、どういうふうに対応していくのかということでございます。
 児童クラブでの受け入れ数の拡大を図っていくためには、施設の整備がもちろん不可欠であるというふうに考えております。そして、これまでも学校施設の活用、そして新たな施設の整備を行ってきたところでございます。
 今回の議会に上程をさせていただきました案の中では、児童数の増加に対応いたしますため、天城小学校など5カ所の児童クラブにおけます学校の余裕教室の活用、また、児童数の増加や施設の老朽化に対応しますため、葦高小学校など3カ所の児童クラブにおいて新たな施設の整備を行うための経費を計上させていただいております。また、ことし──平成28年度の当初予算では、既に3カ所の児童クラブについても措置をさせていただいているところでございまして、今後もさらに多くの施設を確保していくためには、今まで以上に教育委員会、また学校などの理解をいただきまして、学校施設、また近隣の民間施設の活用を図っていくことによりまして、児童クラブの受け入れ児童数の拡大に取り組んでいきたいと考えております。なるべく、希望される方が児童クラブに来ていただけますように取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 伊東市長より、今まで以上に教育委員会と学校との連携を図りながら、そして拡充に努めていきたいという御答弁をいただきました。本当に入れない子供たちが、学区によりますけれど多くいらっしゃいますので、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。
 2番目、施設整備についてお伺いいたします。
 まず、今回の補正予算案の放課後児童クラブ実施事業の中に、3クラブの施設整備が計上されております。そして、児童クラブの施設については、子供たちが快適に過ごすことのできるクラブ室の環境整備に取り組んでいくとありますが、どのようなことを考えていらっしゃるのでしょうか。
 私は平成27年12月の議会質問で、美作市の木造建ての児童クラブを我が会派──未来クラブで視察したときの様子などを例に挙げまして、児童クラブの施設整備について質問をさせていただきました。そのとき伊東市長の御答弁が、児童クラブにつきましては、木造等、今のプレハブよりも少しでもいいものを検討していきたい。また、木造については検討できていないのが現状ですが、木造を含めて、工期や価格、快適性について検討させていただきますとおっしゃいました。そのことを踏まえて質問させていただきます。
 今回、放課後児童クラブ施設については、今年度からクラブ室の環境向上につながる仕様にするということでございますけれど、どこをどのような形で変更していこうと考えていらっしゃるのでしょうか。お聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) クラブ室の環境向上につながる仕様変更とはどういったものかについてですが、施設整備の際には児童の安全面、そして衛生面を第一に考えると同時に、より快適な生活環境を整えることが必要であると考えております。これまでにも設備や内装の向上に取り組んできましたが、今回の施設整備に当たっては、より快適な環境を整えたいと考えています。
 具体的には、施設の外壁は、一般住宅に使用する外壁材であるサイディング張りとし、内装についても、一般住宅に使われるクロスも利用していきたいと考えております。また、屋根はカラーベストふきの切り妻屋根とし、あわせて屋根裏換気扇も取りつけることで、夏の暑さ対策を行い、児童の生活環境の向上に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 外壁や内装、屋根などを新たな仕様にする。そして、それを取り入れていくというふうな答弁でございました。本当に今までよりも、過ごしやすいクラブになるのではないかというふうに考えておりますが、木造建築の推進を図るべきとの視点で再度質問させていただきます。
 この件につきましては、未来クラブの重点要望をさせていただいていることであります。未来クラブでは、5月に厚生労働省に行き、放課後児童対策関係の中で放課後児童クラブ設置促進事業の充実や運営支援事業、次に埼玉県坂戸市に行き、放課後児童クラブのあり方について勉強してまいりました。
 国としても、受け入れ児童の拡大を、平成28年度は前年度よりも約3万3,000人増の113万8,801人と考えて、各種新規メニューを盛り込み、設置促進事業の拡充を図っていく旨の説明を受けました。坂戸市の放課後児童クラブの担当者の方からは、「倉敷市さんは、プレハブで建てていらっしゃるのですか」と、反対に聞き返されてしまいました。坂戸市さんからは計画性を持って木造建築で建てていますとのお話を伺いました。
 これまでも、いろいろ児童クラブを見て回りましたが、木造建築のものは子供たちにとって、木のぬくもりを感じることによって気持ちが安定し、子供たちの健やかな成長につながっていくのではないかと思っております。また、児童クラブにいる子供たちにとって、自然がもたらす力を理解し、木々やそれを取り巻く環境の中で自然の大切さを学ぶことのできる、いい機会になるのではないかと考えております。
 また、木造建築であれば、市内業者に建設していただくことが可能となり、連携していろいろな業者の方々が参入することになってくると考えます。そうすることによって経済効果が生まれ、税制の面から考えても、倉敷市にとっても意義あることだと考えております。また、倉敷市内の子供たちのために、市内業者さんも協力し合い、頑張ってよい施設を建ててくださるのではないかと考えております。
 以上のことから、児童クラブにつきましては木造建築の整備を図るべきだと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 木造建築を推進すべきと考えるが、どうかについてですが、昨年12月議会において、児童クラブ施設は木造で建築すべきとの御意見をいただき、これまで採用してきた軽量鉄骨造と木造、鉄筋コンクリート造の建築価格や施工期間などを比較検討した上で、採用すべき構造を判断していきたいと答弁させていただいております。
 それ以降、軽量鉄骨造、木造、鉄筋コンクリート造について、メーカー見積もり、過去の設計価格、入札実績等を分析し、建築価格や施工期間などを比較検討してまいりました。検討した結果、現在の軽量鉄骨造の仕様と比較して、木造で1.8倍、鉄筋コンクリート造で2.1倍の事業費の増加が見込まれるという結果になりました。また、平成26年12月議会で、倉敷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例制定の際、保健福祉委員会から、「児童1人当たりの専用区画の面積おおむね1.65平方メートル以上が全ての児童クラブで早期に確保されること」という要望を付し、議決をいただいております。
 本市といたしましては、現在、児童1人当たりの面積を確保できていない施設が相当数あることや、児童クラブの入所希望児童数の増加が見込まれる中、待機児童を出さないよう、より多くの施設を整備していくことが必要であると考えています。さらに、児童クラブ施設は学校内に整備しているため、施工期間はできるだけ短くすることが求められますが、軽量鉄骨造に比べ、木造、鉄筋コンクリート造は施工期間が長くなると想定しております。したがいまして、限られた予算の中ではありますが、児童にとってよりよい快適な施設の整備を行うために、軽量鉄骨造の仕様を向上させたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 再質問させていただきます。
 子供たちの生活環境とか健やかな成長、そして市内業者さんの支援も考えますと、施設は木造建築にすべきと考えております。まずは、1棟木造で建てられてはというふうな考えを持っておりますけれど、その点に関してはいかがでしょうか。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 限られた予算の中で、より多くの施設を整備していくことが必須と考えておりますが、決して木造での整備を否定しようとするものではありません。予算内での執行や年度内での整備という条件の中で、学校関係者の方々の意見も参考にさせていただき、整備していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 予算内の工期と整備であれば、木造建築の児童クラブの建設に取り組んでもいいというふうなことで理解をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 この項の3番目、児童クラブの賃借料についてお伺いいたします。
 まず、倉敷市が賃借料加算を行うときの条件は、どのようになっているのでしょうか。また、国の交付金の額と市の助成金の額は、それぞれ幾らになっているのでしょうか。お聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 市の賃借料助成についてですが、本市では民間施設を借りて事業を実施している児童クラブに対して、平成21年度から1クラブにつき助成割合3分の2で、月額5万円を上限として賃借料の助成を行っており、現在は1支援の単位につき月額7万5,000円まで、全額助成するように増額しております。
 また、賃借料を助成するに当たっては、小学校の校長、児童クラブの運営委員長連絡会会長、民生委員などで組織される審査会において、助成対象の施設に選定できるかどうか判断することとなっています。施設選定の条件としては、生活の場としての機能が十分確保できる設備と広さが確保できること、児童が学校から安全に移動できることなどがあります。
 次に、国の交付金につきましては、平成27年度以降に借りた物件を対象として賃借料を補助する制度が始まりました。その額は月額25万4,000円が上限とされており、国、県、市の負担割合はそれぞれ3分の1となっています。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 国の助成額は月額25万4,000円、倉敷市の助成額は7万5,000円とお伺いいたしました。
 そこで、賃借料の増額について質問したいと思います。
 児童数が多い学区では、学校には空き教室もなく、学校敷地内が手狭で建設することができないというのが現状であります。そこで、どうしようもなくて民間施設を借りなければならない場合、現行では一律月額7万5,000円となっております。支援の単位が40人ですから、1.65平方メートル掛ける40人、66平方メートル──約20坪です。これにトイレ、台所、支援員事務スペースを加えると30坪ぐらいになります。
 7万5,000円で30坪の家は借りることができるのでしょうか。質問させていただきます。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 増額を図るべきと考えるがどうかについてですが、児童1人当たりの面積基準を確保するためには、民家ではなく貸し事務所など一定の広さがある施設が必要になること、また学校から比較的近い場所で施設を確保するということを考えますと、1支援の単位当たり月額7万5,000円という賃借料では、物件が確保しづらくなっているケースがあることは認識しています。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) ある児童クラブでは、受け入れ児童の人員増加で手狭となって、別なところを探さなくてはならない状態になったそうです。倉敷市の基準額7万5,000円では物件が見つからず、困っている状況にあるということを聞きまして、そのことは十分理解できます。市のほうも、やはりその7万5,000円では難しいという見解でございました。
 国の示した補助金と市の補助金の差異はどうしてでしょうか。国の交付金では、月額20万円を超える賃借料補助の内容が示されております。せっかく国の交付金があるのに、活用しないことにならないと考えます。国の交付金もしっかりと活用し、賃借料の助成も活用して、賃借料の増額をしていくことが、受け入れ児童数の拡大につながっていくのではないかというふうに思っております。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 国においては、平成27年度以降、新たに民家などを借りて事業を実施する場合にのみ、賃借料を補助する制度ができました。この制度では、平成27年度以降に新たに事業を実施する場合や、新たな受け皿の確保を図るもののみが対象となるため、本市において、平成27年度より前から賃借料の助成を行っているケースについては補助の対象外となります。こういったことを踏まえ、市として、どのような助成制度にしていくかを検討していかなければならないといったことなどから、現時点でこの補助を活用するに至っておりません。
 しかしながら、月額7万5,000円という賃借料では、物件が確保しづらくなっているケースもあると認識しています。このため、国の交付金の活用を念頭に、本市の実情に合った適切な賃借料の助成について検討を行い、各児童クラブが民間施設を借りやすい環境を整えていくことにより、受け入れ児童数の拡大を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 再々質問になります。
 事例を挙げて質問させていただきます。茶屋町小学校区の児童育成おにっこクラブは、その土地や建物の所有者が不明で、建てかえなどもできず、老朽化も激しく、安全面で不安が大きくなったりしております。昨年度末、移転先の候補地が見つかり、その協議がなされました。そのときに家賃が高額で、運営委員会負担、保護者負担が大きくなることが課題であったそうです。そこで、運営委員長さんは家賃補助の値上げを市役所に求めました。しかし、市役所はできないと言われたそうであります。しかし、国の制度を調べてみますと、先ほど申し上げたとおり、平成27年度以降に借りた場合は、国の基準では月額25万4,000円が上限となっております。この基準額どおり、おにっこクラブにそれを用いたら解決できたんではないかと思っております。
 そういうことについて、どう考えているのでしょうか。また、おにっこクラブの施設の老朽化について、今後どのような対応をされようとしていらっしゃるのか、お聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 市としては施設を整備するに当たり、まずは学校施設の活用、次に学校以外の公共施設の活用、その次に民間施設の活用、このいずれの活用も困難な場合は新たな施設の整備という順に取り組んでいます。
 学区によっては、学校施設や公共施設の活用が困難なだけでなく、用地確保の点などからも新たな施設の整備が難しい場合があり、このような場合は、民間施設の活用が施設確保の唯一の手段となります。このため、国の交付金の活用を念頭に、本市の実情に合った適切な賃借料の助成について検討を行い、各児童クラブが民間施設を借りやすい環境を整えていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 民間施設のそういうところについては、今後考えていくというふうな旨の御答弁をいただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
 市長公約でもあります児童クラブの受け入れの増員でありますので、「子育てするなら倉敷で」の言葉どおり、未来につながる子供たちの健やかな成長を育むためにも、放課後児童クラブのさまざまな問題を前向きに考えていってほしいと考えます。どうぞよろしくお願いします。
 3番目の項目、子供の貧困についてお伺いいたします。
 まず、男女共同参画から見た子供の貧困についてお伺いいたします。
 昨年の10月9日から11日まで、日本女性会議が倉敷市で開催されたことは、記憶に新しいことだというふうに思っております。その分科会の一つに、大阪で活動していらっしゃって倉敷市出身の生田 武志先生が、「現場で考える貧困家庭への支援~ひとり親家庭の子どもたち~」と題しまして、主に子供の貧困問題をお話しされました。
 子供の貧困ギャップ、これは、特にしんどい子供たちがどれだけいるのかをあらわしたものでありますけれど、日本は先進31カ国の中で26位にランキングされていました。日本における貧困の程度が、深刻であるということがわかりました。この分科会を通して、男女共同参画の中で貧困の問題が、今いかに重要な課題であるかを認識していただける、いい機会になったと思っております。
 また、平成28年5月5日、8日、9日、10日の朝日新聞に、「子どもと貧困」と題しまして社説やシリーズでの掲載がありました。いかに子供の貧困が重要な問題になっているのか、また改めて知りました。
 このたび、「くらしきハーモニープラン~第3次倉敷市男女共同参画基本計画~」、平成28年度から平成32年度までの5カ年のプランが制定されました。重点目標8に「困難を抱える人々への支援」ということで貧困についての課題に取り組んでいかれ、推進体制を図っていただいたことに、まずは評価させていただきたいと思います。
 しかし、まだ漠然とした形なので、男女共同参画の視点から、どのような形で子供の貧困について捉え、その解決に向け、どのような方法、事業として取り組んでいかれようとされているのかがわかりにくいと思っておりますので、その内容について、わかりやすく御説明いただきたいと思っております。
○議長(原田龍五 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 男女共同参画の視点から見た子供の貧困についての御質問でございます。
 現在、非正規雇用、また単身世帯、ひとり親世帯の増加などを背景といたしまして、貧困や社会的孤立など、生活上の困難に直面する方々が増加しているという状況でございまして、特に国の調査の中でも、貧困につきましては母子家庭でその割合が高く、また、その影響から子供の貧困率も上昇傾向にあるというふうに言われております。
 そして、昨年の10月に開催いたしました「日本女性会議2015倉敷」大会におきましても、複数の分科会の中でこれらのことが議論されまして、貧困等の世代間の連鎖を断ち切るためには、早急な支援が必要であるということが指摘されたところでございます。
 倉敷市では、こうした状況を踏まえまして、ことし3月に策定いたしました第3次倉敷市男女共同参画基本計画の重点目標の中の一つに、困難を抱える人々への支援を掲げたところでございまして、その中でも、特に子供の貧困を防止することは非常に重要な課題であるというふうに考えております。そのため、ことし行っております男女共同参画の観点からの啓発事業としまして、まず6月11日には、さまざまな事情で貧困に陥った子供たちの実情についての理解を深める講座を開催いたしましたり、また6月23日には、子供の貧困の背景にあります女性の貧困問題についての講座の開催も予定しているところでございます。
 今後とも、貧困の解決に向けまして、市民の皆様の理解を深める活動を進めてまいりますとともに、男女共同参画センターでの相談業務におきましても、関係機関、また民間団体とも連携をとりながら、それぞれの相談者の世帯の経済状況など、実情に応じました支援に取り組んでいきたいというふうに考えております。
 子供の貧困という面では、子供が貧困状況にある中で、例えば、不登校に陥ってしまったり、勉強がなかなか進まなくて中学校から高校に通えないとか、そういう点につきまして、倉敷市では学習教室「くらすぽ」の事業も開始しているところでございますので、男女共同参画の観点、また福祉の観点もございますので、さまざまな面から、貧困からの脱出に取り組んでいけるように支援をしていきたいと考えております。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 子供の貧困については、倉敷市もきめ細やかに取り組んでいただける旨の伊東市長の御答弁をいただきました。6月に2回の講座を開催したことと、またこれからされること、そして相談業務もしっかりしていくとの御答弁をお聞きし、少し安心いたしました。これからも継続した取り組みをよろしくお願いいたします。
 次に、問題を抱えた子供たちの把握と対応、関連部局内の連携についてお伺いいたします。
 倉敷市として、貧困やネグレクトなど子供たちにかかわる深刻な問題について、どのように把握し、どのような対応をしているのでしょうか。
 私自身、子供の貧困を考える場合、身近である学校・園の先生にお聞きしたり、子供さんがどんな生活をしているのかと考えたりします。地域の民生委員の方々に情報が入ってくる場合もあろうかと思います。また、子供の年齢層には幅があり、全部を把握するのは本当に難しいことだと考えております。
 まずは、行政としてどのように把握をし、そして関連部局内での連携をどのようにされているのでしょうか。お聞かせください。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 問題を抱えた子供たちの把握と対応、関係部局内の連携についてでございますが、本市では、子供自身からの電話相談に応じる「こどもあいカード」や、地域で虐待が疑われる子供を見つけたときの虐待相談電話の利用を呼びかけております。また、このたび、くらしき見守りネットワーク協定を締結し、子供の異変に対する見守りの仕組みについて、協力を得られた団体や企業との連携を構築しております。
 子供が、保育所、幼稚園、学校に通っている場合や、乳幼児健診や医療機関を受診した場合などに得られた子供についての情報は、医療機関や民生委員・児童委員等から構成されている要保護児童対策地域協議会において早期に情報を共有し、協力や役割分担によりお困りの家庭への適切な支援につなげております。また、貧困が問題の根底にある場合は、生活困窮者の自立支援を行う倉敷市生活自立相談支援センターが、庁内関係部署、ハローワーク等の関係機関と情報共有を図りながら、貧困状態にある世帯の状況を把握しています。その上で、食料の提供及び就労支援等の支援計画を立て、支援計画の内容について協議調整しながら貧困の問題の解決を図っております。
 さらに、本年度は、各中学校で不登校対策等の担当をしている教師カウンセラー等に対する研修会及び子供の支援にかかわる関係機関との連携のあり方を明確にするための会議を実施することにより、学校等との連携をより深めていく予定としておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) ネットワークをつくっていくこと。そして学校、福祉の連携をしていくこと。さまざまなことで連携を図っているということがわかりました。
 私は、子供さんが学校、幼稚園、保育所に通われている場合は、比較的状況の把握ができると考えるんですけれども、それ以外の小さなお子さんの把握はどうしていらっしゃるのでしょうか。お伺いしたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 保育園、幼稚園に通われていない未就園の子供についてでございますが、本市では、こんにちは赤ちゃん訪問事業を実施しており、生後4カ月までの赤ちゃんのいる御家庭を訪問して養育環境の把握に努めています。さらに、この事業で状況のつかめない赤ちゃんにつきましては、保健所等関係部署と連携し状況把握に努めています。
 また、地域子育て支援拠点などに寄せられた相談や、各保健推進室による子育てはじめの一歩教室や離乳食教室、1歳6カ月児健診、2歳児歯科健診、3歳児健診など子供と保護者に接する機会に、御家庭の心配事などの相談に乗る中で得られた情報については、必要に応じて保健福祉局内や教育委員会等、子供に関係する部署と情報共有を図り、お困りの家庭に対する適切な支援につなげておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 矢野 周子議員。
◆31番(矢野周子 君) 保健所や福祉、そして教育のほうと連携をちゃんととられているということで、少し安心をいたしました。
 子供たちがこの世に生まれてから、すくすくと育っていける倉敷市でありますように、そして行政はもちろん、学校、そして地域の方々、友人の方々、知人の方々、さまざまな方々がこの子供たちを見守り、そして協力によってすくすく育っていかれますように心より祈って、質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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