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平成28年第5回倉敷市議会(第4回定例会)
12月6日(火) 本会議 質問
未来クラブ
中西 公仁 議員
1 児童館について
2 EVステーション設置について
3 新・市民病院について
4 「平成28年度全国学力・学習状況調査」の結果から見出せるものは
○議長(原田龍五 君) 皆さんおはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
 ただいまの御出席は42名、会議は成立いたしました。

            ~~~~~~~~~~~~~~
△〔質問〕
○議長(原田龍五 君) それでは、本日から質問に入ります。
 本日は質問順位1番 中西 公仁議員から6番 中島 光浩議員までの6名、2日目は7番 片山 貴光議員から12番 日向 豊議員までの6名、3日目は13番 矢野 周子議員から18番 薮田 尊典議員までの6名、4日目は19番 吉田 徹議員から21番 時尾 博幸議員までの3名をそれぞれ予定しておりますので、御協力をお願いいたします。
 では、順次発言を許します。
 初めに、21番 中西 公仁議員。
            (21番  中西 公仁君  質問者席登壇)
◆21番(中西公仁 君) (拍手)おはようございます。まず、今議会をもちまして御勇退なされる議員の皆様に対しまして、感謝と敬意を表させていただきたいと思います。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 まず、我々未来クラブは、平成25年の市議会議員選挙から任期満了まで残り少なくなってまいりましたけれども、この任期の途中におきまして未来クラブを結成いたしました。そして先日は、未来クラブ2周年を祝い200名を超える市民の皆様をお迎えし、未来に責任を持つ会派として、市政報告会を開催することができました。そして、我々未来クラブの会派全員の合い言葉である未来への責任を果たす気概を示すために、これまでの政務活動を通じて倉敷市の課題を示し、その解決に向けて今後取り組むべき政策を、未来クラブとしての5つの約束として掲げました。それは、約束の1、未来の危機を回避する。多くの市民が働きやすい環境づくりを推進する。約束の2、未来の担い手をふやす。子供と親にとって喫緊の課題の解決を目指していく。約束の3、未来の担い手を育成する。子供に対しての具体的な投資をふやしていく。約束の4、未来の負債を減らす。健康寿命の延伸や3世代同居やコミュニティ組織の自立を目指していく。約束の5、未来への責任を負う。議員のあり方や姿が大きな社会問題となる今日ではありますが、みずからが襟を正し、市民の皆さんに信頼される議会を実現していくことを会派として決定し、メンバーが一丸となり活動していくことを決定いたしました。このことを踏まえまして、今議会での質問をさせていただきますので、当局におかれましては真摯な答弁をお願いしたいというふうに思います。
 まず最初に、児童館の現状についてお尋ねをいたしたいと思います。
 児童館につきましては、過去においても多くの議員の皆さんが、さまざまな視点から多くの提案をなされてきたと承知しております。現在の社会情勢や地域社会の現状を見るにつけ、今こそ我が倉敷市も、市民の皆様の声に真摯に耳を傾けながら、現実的な対応をとるべきではないかと強く思っております。
 子供たちが健やかに育つためには、安全に安心して時間を過ごすことのできる地域での環境が大いに必要だと思います。しかしながら、現代社会では、日常生活の中で至るところに危険は待ち構えています。そうした中で、子供たちにとって児童館はその役割を担い、役割を果たしていける場所だと捉えていますが、まず、利用する人数や年齢など現状の姿はどのようになっているのか、お聞きしたいと思います。そして、総合福祉会館の建てかえについて現在検討されているようですが、併設をされている倉敷児童館に対して、どのような措置をとられるお考えなのかも、あわせてお示しをいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 皆様おはようございます。それでは、中西 公仁議員さんの質問にお答えさせていただきます。
 まず、児童館のうち、児童館の現状についてでございますが、児童館は児童福祉法に基づく施設で、18歳未満の全ての子供を対象とし、遊び及び生活の援助と地域における子育て支援を行い、子供を心身ともに健やかに育成することを目的として設置しております。
 市内には、倉敷児童館のほか5館あり、平成27年度の利用者数は合計で29万4,725人となっております。内訳では、乳幼児の利用が最も多い状況となっております。倉敷児童館については、平成27年度の利用者数は5万1,623人で、市民の方々にとって利用しやすく、現在の場所が既に多くの方に周知されていると考えております。同一敷地内には総合福祉会館もあることから、施設のファシリティーマネジメントの観点を踏まえて検討しておりますので、よろしくお願いします。また、その際の利用者への配慮につきましては、現在多くの方に利用していただいていることや、乳幼児から小学生までの各種クラブ活動が継続実施されていることから、可能な限り適切に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) ただいま児童館についての現状をお聞きしました。これがそのままでいいのかどうかという判断はいろいろありますけれども、続けて質問をさせていただきたいと思います。
 まずは、児童館のあり方についてでありますけれども、本市の多くの児童が、自分たちが暮らしていく地域の中で健やかに成長していくためには、先ほどお話がありましたが、市内に児童館が、6館で十分なのかという認識をどのようにお持ちになっているのか、もう一度お尋ねをしておきたいと思います。私を含め多くの方々も、さらに児童館を充実させる必要性を強く感じているというふうに思います。当局は今後の児童館のあり方について、全体像としてどのようにお考えになっているのか、お示しをいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 今後の児童館のあり方についてでございますが、子供が健やかに育つためには地域の触れ合いの中で、地域社会全体で子供の育ちを支えることが重要であり、児童館についても機能の充実が必要であると考えております。
 くらしき子ども未来プランの前期分──平成27年度から平成31年度において、児童館は、地域子育て支援拠点とともに地域の子育て支援のネットワーク化を図り、保育園、幼稚園、認定こども園、学校などの関係機関と連携し、お互いのつながりを強めていく中でその機能の充実を図っていくことにしております。そのネットワークの中では、遊びを通して子供の自主性や社会性及び創造力を高めるという児童館の特性を生かし、児童の健全育成や地域の子育て力の向上に貢献してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 児童館について今後どのようにするのかという中では、今の局長の答弁の中では、児童館が必要だというふうなことが感じられましたけれども、そうした中で、児童館について最後にお聞きをしたいと思いますが、それでは、小学校区全体に設置すべきではないかというふうに思っての質問をさせていただきます。
 私は、児童館が他の地域の子育て支援機関と連携し、地域での子育てを支えることは大変重要な意味を持つことだと思っておりますし、当局もそのようにお考えだというふうに思います。しかし、倉敷市全体の中で6館体制では、倉敷市の未来を託さなければならないであろう児童に対して、本当に十分な支援やフォローができるのかということが疑問であります。
 他都市の事例をお示しいたしますが、広島市では各小学校区内の、特に学校敷地内において児童館が整備され、身近な子育て支援を充実させているというふうにお聞きをしております。ならば、それぞれの小学校区の中に存在する子育て支援の知恵と力を眠らせることなく、大いに活用できる場所こそが、私は児童館だというふうに思います。
 何度も繰り返しますが、倉敷市の未来を託す子供たちのためにも、もっと充実した子育て環境を整備するべきであり、そのためには全小学校区に児童館を整備していくという足がかりをここでつけていただければと、このように思いますけれども、当局のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 児童館を全小学校区についてでございますが、本市では児童館の施設外の取り組みとして、イベントや親子クラブ等の要望でそれぞれの小学校区に出向いていく出前キッズ号の事業を実施しており、工作、遊びの提供や児童館活動の広報に努めております。また、文部科学省の事業で、教育委員会が市内63小学校区のうち59小学校区で取り組んでおります放課後子ども教室推進事業は、地域のボランティアの方々により地域社会全体でさまざまな支援活動を実施し、学校、家庭、地域全体で子供を育てる体制を築くもので、学習支援のほか、工作、料理、スポーツ等の体験活動、自由遊びや昔遊びなどの交流活動など、児童館と同様の活動も行っております。国は、放課後児童対策として一体型の放課後児童クラブ、放課後子ども教室を強力に推進する方針としており、本市としても、放課後児童クラブ、放課後子ども教室を充実させていく方針としております。
 児童館としては、施設外の取り組みである出前キッズ号をより充実させるとともに、放課後児童クラブ、放課後子ども教室と連携あるいは支援することで、今後とも各小学校区域での子育て支援の充実に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 児童館について、いわゆる出前キッズ号でいろいろと地域を回っているとか、いろんな形で放課後子ども教室の中でやっているということでありますけれども、国が強力に推し進めるのであれば、ぜひともそうした部分を、倉敷市としても一日も早く現実に児童館設置ということでお考えいただければと、要望させていただいておきます。
 それでは、次の項目の質問に移らせていただきます。EVステーション、いわゆる電気自動車のための充電設備についてお聞きをしたいと思います。
 昨今、環境問題解決の観点から電気自動車の普及が飛躍的に伸びていることは、各種の報道や、実際に私が市内を車で走っていても、多くの電気自動車とすれ違うことで実感をしております。また、各種会合の席でも、EVステーションの所在などが話題になっておるようでございます。
 そこでお尋ねいたしますが、現在、倉敷市内におけるEVステーションの設置状況はどのようになっているのか、急速充電設備と普通充電設備、公的機関での設置、また企業関係場所での設置別数など、あわせて電気自動車の普及台数をお示しいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 加藤環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(加藤博敏 君) 倉敷市内の電気自動車充電設備の設置状況についてでございますが、本市では平成22年度から充電設備の導入補助を開始し、平成23年2月に策定した市域全体の地球温暖化対策実行計画──クールくらしきアクションプランの中でも、電気自動車及び充電設備の普及推進を重点施策として掲げ、その普及に努めてきたところでございます。
 現在、市内で設置されている充電設備のうち急速充電設備につきましては、公設が3施設、民設が14施設、また普通充電設備は、公設が9施設、民設が28施設で、全体で54施設の充電設備が市内に配置されております。このうち市の施設では、急速充電設備は本庁舎と水島愛あいサロンの2施設、普通充電設備は各支所など9施設に設置し、市民の皆様にも無料で御利用いただいております。
 なお、平成26年度末における電気自動車登録台数は、岡山県全体で2,492台あり、そのうち倉敷市内は805台となっております。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 今局長からお答えいただきまして、充電設備の数が全体で54あるということであります。そして、倉敷市内で公設の急速充電設備が3施設ということでありますけれども、このことで、今後この設置について取り組んでいく方針はどのようにお考えになっているのか、お聞きしておきたいというふうに思います。
 そして、平成27年度の決算資料によりますと、EVステーション設置に民間活力を導入するための予算措置がとられておりましたが、予算全てが消化をされていなかったと承知しております。現在、原因はどこにあるのかを究明されておられると思いますけれども、電気自動車に対して、先ほどお示しをいただいたステーション数が足り過ぎているのか、それとも設置費用に対して補助額が少な過ぎるのか、当局としてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
 急速充電設備の設置については、200万円以上の費用がかかると聞き及んでおります。補助額は、設置者が納得のいく額であるのでしょうか。それとも、倉敷市として急速充電設備の設置を本当に考えているのか、そうした点もお考えをお聞きしておきたいと思います。
 先般、由加のホテルで会合があったときに急速充電設備のことを聞かれまして、それは水島のほうにありますよとお答えをしましたが、現在、由加のホテルでは充電設備が設置されているようです。そうした中で児島ジーンズストリートにおいても、多くの若者の皆さんや他市から来られた方々が「どこに充電設備がありますか」と、お店の方に聞かれておるようであります。できましたら、補助金のあり方や設置に対する積極的な取り組みを強力に進めていただきたいと、このように思いますけれども、当局のお考えをお示しいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 加藤環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(加藤博敏 君) 今後の設置に対する取り組みについてでございますが、本市といたしましては、地球温暖化対策につながる電気自動車の普及には、充電設備の整備は重要な施策であると考えております。そのため、国の補助制度と併用できる倉敷市電気自動車等導入促進補助金制度を平成22年度から設けております。急速充電設備につきましては、1基当たり最大10万円であった補助額を順次見直し、平成26年度からは最大50万円に増額しているところでございますが、補助制度を十分に活用していただけない状況にございます。これは、50キロワット以上の急速充電設備の設置には、電力設備増設に伴って電気事業者に支払う負担金が発生する可能性があることも、一因ではないかと考えております。
 現在国では、平成32年度までに新車販売に占める電気自動車等次世代自動車の割合を5割から7割とする国家目標の達成に向け、充電インフラを計画的に整備するEV・PHVロードマップを平成28年3月に公表しております。岡山県も国からの要請を受け、平成25年度に策定した電気自動車充電器設置ビジョンを現在見直しており、今年度中に市町村ごとの設置目標も盛り込んだ新ビジョンが策定される予定となっております。
 こうしたことから、本市の補助制度をより多くの皆様に活用していただけるよう広報の強化を行うとともに、今後も国及び県の動向も見きわめながら補助内容の見直しも検討し、充電設備の普及促進に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 電気自動車の充電設備について前向きなお答えがいただけたというふうに思っております。ロードマップの見直しで、それなりに倉敷市に対しての設置目標台数が示されるようでありますけれども、示された折には、ぜひとも一日も早い設置をお願いしておきたいと思います。
 続きまして、新・倉敷市民病院についてお聞きしておきたいと思います。
 この市民病院につきましては、多くの議員の皆さんがいろんな立場で質問されておりますけれども、現在着々と開業に向けて建設が進んでおります。しかしながら、先般も地震がありましたけれども、日本列島を取り巻く、いわゆる地震の起こる環境は、東北太平洋沿岸から九州熊本地方、そして10月には鳥取地方、そしてつい先日、また東北太平洋沿岸、日増しに厳しい環境にさらされておりますので、多くの市民の皆さんに安心がいただけるような市民病院であろうというふうに思っておりますけれども、もう一度お聞きしておきたいと、このように思います。
 今後、30年以内に南海トラフ巨大地震が来るというふうに言われております。その備えは怠ることなく行っていかなければならないと思うのは、全ての市民の皆さんだと思いますし、国民の皆さんだと思います。想定を超える出来事でしたとの言いわけをするような対応は、ぜひとも避けていただきたいというふうに考えています。
 新・倉敷市民病院については、基本設計時の災害に対する危機管理の考え方と、こうした津波や災害予想が、実際にいろんな地震が起こることで厳しくなっているというふうに多くの皆さんが考えている現時点、どのような危機管理の考え方を持たれているのか、そしてどのような違い、方向性、向上されているのか、新市民病院の医療機器や備品、エレベーター等の電気設備機器の安全対策についてもう一度お聞きしておきたいと、このように思います。よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 建てかえ中の市民病院の安全についてということで御質問いただきました。特に浸水対策や地震の面ということだと思います。
 まず、この市民病院の敷地一帯の部分ですけれども、津波浸水の観点をまず申し上げたいと思います。
 平成25年3月に岡山県が公表しました岡山県津波浸水想定によりますと、浸水被害のない区域というふうにされておりまして、これは現在も、その想定から変更がないということは確認をいたしております。
 そして、この津波浸水想定というのがどういうことかと申しますと、現在の科学的知見に基づき、最大クラスの津波が発生した場合に、護岸や防波堤などが破壊された状況で、それらの機能が消失されたというような悪条件のもとで浸水する区域、それから水深が想定されたものであります。
 この想定によります倉敷市全域での最大津波高は3メートル20センチということになっておりますが、この新病院の建設に当たりましては、まず1階の床面の高さを、この津波の想定よりも50センチ以上高い3メートル72センチといたしまして、新病院の設計を行っております。そして、医療機能維持のために地震への対策ということで、倉敷市内でも初めてとなります免震構造の採用、それから電力供給が万が一とまってしまうような場合の対応策として、2つの系統から受電できる体制を確保し、そして非常用発電機などの電気設備機能につきましても、5階以上に設置するというような設計といたしております。さらに、災害に強い病院としての機能を高めるため、もちろん津波ということ以外にゲリラ豪雨などもあるかと思います。でございますので、建物の出入り口に対しまして、浸水の防止ドアを設置することなどのほか、自動ドアであります正面玄関などへは、止水板の設置なども予定いたしているところでございます。このように、津波による浸水対策、その他の防災機能ということで、病院の機能が維持できますように、津波などの想定条件を踏まえまして現在の病院建設を進めているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ちなみに12月1日に、産婦人科で8年ぶりに赤ちゃんが誕生されまして、本当によかったと思っております。病院の医師初めみんな頑張ってくれておりますので、ぜひ児島市民病院を市民の皆様御利用いただければ、ありがたく思っております。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) ただいま市長から答弁をいただきました。多くの皆さんが、いい病院ができるということで楽しみにされておりますけれども、自然環境というものがどういうものか、もう一度確かめておきたいというふうな思いで質問させていただきました。
 市民病院は、市民の命を守る使命を十二分に発揮してこそ、市民の皆さんに納得してもらえる病院だというふうに思います。市長とされても、ソフトやハード面での御努力をされておられることは十分わかりました。児島地域の皆さんも大いなる期待をいただいている病院でありますので、万が一課題が生じた場合、歴史の判断に委ねることなく即対応ができるようにお願いしておきたいと思います。
 最後に、平成28年度全国学力・学習状況調査の結果から見出せるものは何かについてお聞きをしたいと思います。
 まず、経年変化についてお聞きします。
 先般行われました平成28年度全国学力・学習状況調査の結果についてでございますけれども、国語A、国語B、算数A、算数Bの結果概要を見ますと、小学校6年生では、国語Aのみ全国平均より0.1ポイント上で、国語Bが岡山県下平均より0.1ポイント上でありました。一方、算数A、算数B及び平均値は、全国・県レベルには達しておりませんでした。そうした中で、中学3年生の結果においては、全ての科目で全国・県レベルよりも1ポイント以上の差が生じておりました。調査の対象となられた中学3年生の生徒の皆さんについては、いろいろな条件が重なっての調査(テスト)結果であったというふうに思いますけれども、今回の中学3年生の皆さんが小学校6年時に受けた調査結果からしますと、学力や学習状況に課題があるのではないかと推察されます。そうした点について、教育委員会としてはどのように捉えているのか、まずお聞きしたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 平成28年度全国学力・学習状況調査の結果についてのうち、経年変化の分析についてでございますが、全国調査では、国語と算数・数学の2教科におきまして、主として知識を問うA問題と、活用を問うB問題がございます。今年度の倉敷市立の中学3年生につきましては、3年前の小学6年生のときの調査結果と比べてみますと、全国平均との差が、国語Aではマイナス0.7からマイナス1.9、国語Bではマイナス0.7からマイナス3.8、算数・数学Aではマイナス2.9からマイナス3.2、算数・数学Bではマイナス0.4からマイナス4.9となっております。
 今年度の中学3年生の特徴としましては、A問題よりもB問題のほうが全国平均との差が広がっており、特に課題として見られておりました自分の考えを書く問題や、図形や関数の問題の正答率が上がっておらず、学習内容の定着が不十分であると捉えております。その原因といたしましては、平日1時間以上学習する生徒の割合が、小学6年生のときよりも12.1ポイント下がっている事実から見ましても、家庭での学習時間が十分に確保できていないことにあると考えております。
 そこで、各学校では適切な質や量の課題を出していくことが、家庭での学習習慣の改善につながると考え、現在取り組みをいたしているところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) お答えをいただきましたが、学校での授業にプラスして、家庭での学習時間や意欲が薄れてきているというようなお話でありました。そうした部分を、今教育長のほうから課題解決のための手法といいますか、方策が示されたようでありますけれども、このことは当然取り組んでいただかなければならないことだと思います。
 それでは次に、市内の中学校の現状と課題についてお聞きをしておきたいと思います。
 過去においても、こうした学力調査は行われてきておるわけでありますけれども、多くの学校が問題を抱え、荒れる学校というような名称がつくような状態のときもありました。そしてその解決に、地域、学校、全てが努力していることも承知しておりますが、3年前に受けた学力調査結果より一段低い結果が出るということは、先ほどの教育長のお話の中だけで納得がいくのかなということもありまして、お聞きをしておきたいと思いますが、学校内での生徒の学習態度に課題があるのか、学習に対する学校の取り組みや教職員の生徒に対する指導や態度に課題があるのか、教育委員会の見解をお示しいただきたいと思います。テストを受けるのは生徒でありますけれども、その指導についてどのようなことがなされているのか、お聞きをしておきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 市内中学校の現状と課題についてでございますが、倉敷市教育委員会といたしましては、子供たちが落ちついた生活を送ることが確かな学力の向上に不可欠であると考えております。
 議員御指摘のとおり、数年前までは多くの中学校で、生徒が落ちつかない状態が見られておりました。各学校ではその改善に向けまして、生徒一人一人の気持ちに寄り添い、心の安定を図りながら、生活や学習支援に粘り強く取り組んでまいりました。さらに、学校問題支援プロジェクト事業や生徒指導支援員配置事業などを市独自で推進してきました結果、平成27年度の問題行動調査のいじめ解消率や不登校の出現率、暴力行為の件数は、5年前と比較いたしまして大きく改善してきており、中学生の学習や生活面では落ちつきが見られておる状況でございます。また、各学校においては、学力調査の結果を活用した校内研修の実施や授業改善の取り組みを積極的に推進するなど、教師の授業力の向上も徐々に図られていると考えております。
 議員御指摘のように、極めて早い結果が出るということはなかなか難しい状況でございますが、今後とも、このような落ちついた学習環境の中で確かな学力を身につけさせていくということを、教育委員会挙げて粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 教育長のお答え、努力をされるということであります。そして、我々も地域住民として、そうした支援をしていかなければならないということであろうと思います。
 それでは、次にお聞きしたいと思いますのは、今後の学力向上の取り組みといいますか、方針についてお聞きしたいと思います。
 全国の市町村の教育に対する取り組み方は千差万別であり、多様な取り組みを行うことで生徒・児童の学力向上を、結果として生み出しているところも多くあるというふうに認識しております。
 それでは、倉敷市は、今回の調査結果や今までの取り組みを生かしながら、今後どのように倉敷の学力向上に取り組んでいかれる方針なのか、具体的にお示しいただけるなら御答弁をお願いしたいと思いますし、ぜひともいい答弁をお願いしたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 今後の学力向上の取り組み方針についてでございますが、倉敷市教育委員会といたしましては、まず、学力調査の結果から課題が見られた内容につきましては、授業改善あるいは補充学習などを充実させるなどして課題解決を早期に図っていきたいというふうに考えております。さらに長期的には、子供たちの確かな学力の定着に向けまして、落ちついた学習環境、授業改善、学習習慣の定着、生活習慣の改善、家庭や地域との連携の5つの観点を特に重視いたしまして、バランスのとれた総合的な取り組みを実施していきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 簡単な言葉で済ますことのできない教育でありますけれども、今教育長からお話をいただいた部分しっかりと見守っていきたいと、このように思います。
 それでは次に、今後の倉敷の教育についてという意味でお聞きをしておきたいと思いますが、まず、幼児教育と義務教育との連携についてであります。
 私は、正しい義務教育のあり方がどういうものか、確信を持って言い切ることはなかなかできませんけれども、少なくとも小学1年生の児童の皆さんを倉敷市立の小学校に受け入れるということは、その子供さんたちに責任を持って、社会で生きていくことのできる人物となり得るような基礎を、教育という名のもとで指導していくことでないかなと思っております。そして保護者は、教育的な指導を我が子に受けやすい環境、受けてもらいやすい環境を日々の生活の中でつくり上げていくことこそが重要だというふうに思います。そして本人は、結果として学ぶ権利、いわゆる学校に行く権利が行使できるようになるのではないかなと思います。こうしたことが全て解決をされれば、先ほど来答弁をいただいておりますけれども、家庭の環境、学習力、そして不登校やいじめ、そういうものも、本来あってはならないことだというふうに思っております。
 そして、倉敷市が責任を持ってお預かりする小学1年生の皆さんについては、幼児教育の重要性からも、小学校と学区内にある──学区内だけではありませんけれども、保育園や幼稚園と日常的に密なる連携を持つことも大変重要だと思います。このことに対して、いわゆる管轄が違いますけれども、教育委員会としてのお考えをお示しいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 幼児教育と義務教育との連携についてでございますが、倉敷市教育委員会では、保育園、幼稚園、認定こども園等の幼児教育と義務教育との連携については重要であると考えております。
 そこで、倉敷市立の小学校では、従前より小学1年生の出身園と連絡協議会を持ちまして、児童一人一人について園での様子を聞き取ったり、小学校入学後の様子を伝えたりするなどして連携に努めてきております。また、給食体験や生活科の学習、学校行事への参加などを通しまして交流の機会をふやすとともに、小学校生活について、園児だけではなくて園の教職員にも周知を図っております。
 また、現在倉敷市では、新しい小学校生活への円滑な移行を図るために、独自の保幼小接続プログラムの作成に取りかかっているところでございます。接続期において、園でも学校でも育てたい力を具体的に示して、小学校へつなげるために園でしておくべきこと、園とつながるために小学校ですべきことを明確に示していく予定としております。さらに、中学校区内の保育園、幼稚園、認定こども園、小学校、中学校の教職員が一堂に集い、協議や研修を合同で実施することがふえております。また、子供たちの実態をもとに、家庭の協力を得ながら、期間や時間を定めてテレビの視聴やゲームの使用を制限する等の取り組みを行う中学校区もふえてきております。
 これからも連携がさらに活性化しまして、長期の一貫した指導によって子供たちが基本的生活習慣や学習習慣を着実に身につけることができるよう、学校・園を支援してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 御答弁をいただいて、しっかりと頑張っていただきたいというふうに思いました。
 それでは最後に、学校、保護者、子供たちが一つになれる取り組みについてお聞きをしておきたいと思います。先ほど来、私の思いを伝えておりますけれども、そうした意味で御答弁をいただければと思います。
 小学1年生から中学3年生まで義務教育課程の中で、子供たちが日々成長していくための学校経営や、教職員における教育指導のあり方や、学習状況の把握については、その都度検証していくということは大変重要なことであるし、十分認識されておられるというふうに思います。その傍ら、日々変化する生徒一人一人を取り巻く生活環境にも、より着眼していかなければならないのではないかなと思います。学校、保護者、子供たちの3者が一つになれる取り組みがなし得られれば、おのずと学力の結果、生活態度、生活習慣、社会規範も、未来を生きる子供たちの身についていくのではないかなと、このように強く思っておりますが、教育長としてどのようなお考えをお持ちなのか、お示しいただきたいと思います。
○議長(原田龍五 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 学校、保護者、子供たちが一つになれる取り組みについてでございますが、倉敷市教育委員会では、学校教育の中におきまして、育てたい子供像や目指すべき教育のビジョンを全ての保護者と共有し、学校と保護者がともに子供の教育にかかわることは重要であると考えております。そのために各学校におきましては、学校・学級だよりやホームページ等を通しまして、学校での様子を広報したり、学校への協力を求めたりするなど、保護者に向けましてさまざまな情報発信を行っております。さらに、学級懇談や家庭訪問を通しまして保護者と課題を共有し、また学校評価アンケートを実施して、指導に生かすことにも取り組んでおります。
 しかしながら、核家族化が進み、家庭環境が多様化する中で、保護者の方々が学校の取り組み全てに参加することは難しい状況となっております。そのような現状の中で、生活習慣や学習習慣、学力、社会規範等を確実に身につけさせるためには、保護者との連携を今まで以上に推進していくことが必要であると考えております。さらに、地域の方々の挨拶運動や登下校の見守り、授業や行事への協力など、地域とのつながりや地域の教育力の活用を通しまして、子供たちの育ちを積極的に支援していくことが重要であるとも考えております。今後とも、地域とともにある学校づくりを目指してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(原田龍五 君) 中西 公仁議員。
◆21番(中西公仁 君) 教育長からお考えをいただきました。いわゆる教育を変えるという意味の中では、教育長がしっかりとした方針を示し、旗を振っていくことが大変必要かなというふうにも思います。
 学校現場が抱える悩みや課題を今聞かせていただきました。そうした中で、先生方の努力をされている姿勢にはいろいろとエールを送りたいというふうに思います。現実の課題として、学校現場では、講師、非常勤の先生方が多くおられ、倉敷の教育を支えられています。このことのよしあしがどうなのかという判断は別にしまして、学校として、たちまちの課題を克服していくための方策を、校長先生を先頭に明らかにして、取り除く努力を重ねることで、保護者の皆さんの目線や気持ちも、より学校に向いてくるのではないかなというふうに思います。そして、そのことで地域連携もより密度の濃いものとなり、地域の学校としての存在価値を高めるのではないかなと考えております。現在の社会が、いろんな問題があり、課題があり、生活の環境が違うということは十分承知をしておりますけれども、倉敷市における義務教育のさらなる充実を期待するのは、私だけではないと思いますけれども、そうした思いを受けていただいて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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