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平成29年第3回倉敷市議会(第1回定例会)
3月8日(水) 本会議 質問
公明党倉敷市議団
井出 妙子 議員
1 放課後児童クラブについて
2 元気な高齢者の居場所づくりについて
3 小学生の読書活動の充実について
◆4番(井出妙子 君) (拍手)皆さんおはようございます。公明党倉敷市議団の井出 妙子でございます。
 このたび、市民の皆様の御支援をいただき初当選させていただきました。本日、初めての質問ゆえ大変緊張しておりますが、市民の皆様の代弁者として率直な質問をさせていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 本日は、通告に従いまして、3項を一問一答の方式で質問させていただきます。それでは、よろしくお願い申し上げます。
 まず1項目、放課後児童クラブについてです。
 皆様御承知のとおり、ここ数年、女性活躍推進に向けた仕事と家庭の両立支援として、全ての子供が健全に育つための総合的支援として、また、学童期の子供の居場所としての放課後児童クラブの果たすべき役割は、以前にも増して社会的に、大変大きくなっていると感じております。また、以前は、見てくれるだけで満足としていた保護者も、子供たちへのサービスの向上を望む方がふえ、果たすべき役割と責任が年々増加する中、限られた時間と資源を活用し、創意工夫しながら子供の健全育成のため、支援員が日々真剣に子供と向き合ってくださっている現状がうかがわれます。
 このような現状を踏まえ、業務を円滑に遂行するため、さきの補正予算において、パソコン等の購入費加算制度を実施、あわせてICカードを利用した入退室管理のモデル事業が実施されるなど、今、児童クラブでのICT化が図られております。
 しかしながら、実際には、パソコンが使えない支援員や、自分の自宅のパソコンでクラブの業務を行っている支援員がいる現状をどう捉え、あわせてこれらの機器で個人情報を取り扱うことによるセキュリティリスクについて、当局がどのように考えているのか、まずはお聞かせください。
○議長(梶田省三 君) 答弁を求めます。山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 井出 妙子議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
 それでは、放課後児童クラブについてのうち、放課後児童クラブのICT化についてでございますが、児童クラブへのパソコン等購入費加算制度につきましては、2月補正予算で御議決をいただき、運営委員会が育成支援の業務を円滑に遂行されるためにパソコンなどのICT機器を購入する場合、委託料を加算するものとしております。
 本制度により、児童クラブのICT環境の整備が図られますが、個人情報や機器管理のセキュリティリスクは今よりも高まると思われます。セキュリティリスクへの対応は、運営委員や支援員等が個人情報の管理や取り扱いについて正しい知識を身につけることが重要と考えており、本年度も個人情報に関する研修を開催したところでございます。
 今後は、個人情報に関係する機器やデータの管理に対する注意喚起を行うとともに、個人情報に関する研修を引き続き行うなど、運営委員や支援員等の知識を深める支援を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 運営委員や支援員の皆様に適正なセキュリティの管理の徹底、また、注意喚起を促していただき、倉敷市のますますの放課後支援への信頼性が高まるようによろしくお願い申し上げます。
 次に、平成29年度当初予算について2点お尋ねいたします。
 1点目に、クラブ室の増設に伴う職員確保であります。
 倉敷市は、入所児童数の増加に伴い、新たなクラブ室の増設整備を行っていますが、受け入れ児童数を増加するためには、施設整備と現場で実際に保育する支援員の確保が当然必要となります。しかし、各クラブで雇用形態や賃金設定がまちまちなのに加えて、扶養範囲での雇用の希望や、夏休みなどの長期休暇中は学生の雇用が多く見られるなど、支援員の確保が難しい現状があります。
 当局は、支援員の確保についてどのように策を講じようとしているのか、お聞かせください。
○議長(梶田省三 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 平成29年度当初予算についてのうち、クラブ室の増設に伴う職員確保についてでございますが、本市においては、市が施設整備を行い、運営委員会が支援員の雇用など運営を行う、いわゆる公設民営方式で放課後児童クラブ事業を実施しております。このため、事業を円滑に実施するためには、市と運営委員会が協力していくことが重要であると認識しております。
 議員御指摘の支援員確保の取り組みとしまして、平成29年度予算においても、支援員の処遇改善に使える予算を計上させていただいているところでございます。また、運営委員長連絡会と連携して、支援員等の募集のためのガイダンスを実施するとともに、市として、保育士養成校に対する働きかけを行うなど、運営委員会が行う支援員確保のための取り組みを支援してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) クラブによって職員確保の問題点が異なると考えられますので、どうか現場に寄り添ったきめ細やかな支援をお願いいたします。
 続いて2点目に、適切な支援員の処遇改善と質の向上であります。
 支援員の業務は、放課後の児童の安全確保、健康管理、保護者との連携、遊びを通しての自主性、社会性、創造性を養うことなど多岐にわたっております。したがって、支援員の経験等に応じた人件費加算が着実にできる仕組みが各運営委員会で導入されることが、支援員確保につながると考えます。
 また一方で、支援員に対しては、処遇に見合うレベルの確保・向上のための研修実績も求められると考えますが、当局の見解をお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 適切な支援員の処遇改善と質の向上についてでございますが、児童クラブにおいて、国の示した運営指針を理解し、現場にも精通した保育を行うなど質の高い運営を行っていただく必要があることから、経験やスキルを積んだ支援員の確保は重要であると認識しております。
 このため、平成26年度から、国の交付金を活用して支援員等の処遇を改善する児童クラブに対して委託料の加算を行う制度を設け、支援員等の処遇改善に取り組んでまいりました。この処遇改善事業を実施している運営委員会は、今年度、66運営委員会中16運営委員会であることから、制度についてさらなる周知を図り、現在活用していない運営委員会においても活用していただくことで、児童クラブ全体の処遇改善を図ってまいりたいと考えております。
 また、議員御指摘のとおり、質の向上につきましても重要であると認識しております。このため、本市においては、障がい児対応研修を初め、会計事務に関する研修や保護者との良好な関係を築くための研修など、多様な研修を実施してまいりました。今後も、運営委員長連絡会の御意見をお聞きしながら、質の向上につながる研修を実施するとともに、本市の実施する研修以外にも積極的に支援員を参加させるよう、運営委員会に理解を求めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) ただいまの答弁で、処遇改善も質の向上も、運営委員会の取り組みが重要であるということが認識できました。組織の運営力が強化できるように、先進事例の紹介を行うなどして、クラブ間格差ができるだけ生まれないように、また、どのクラブであっても同等の処遇改善や質の向上が図られるよう、運営委員長会等への働きかけを、どうか重ねてよろしくお願いいたします。
 そして、クラブで働く支援員の体制についてであります。
 小学生児童数が減少する中、クラブ児童数は年々ふえている現状の中、1クラブの定員がおおむね40名と定められている以上、児童数が増加すればクラブ数をふやす必要があります。また、年配の支援員が多いクラブでは、支援員の世代交代も視野に入れ、角度を持った研修を行い、中心になるマネジメント的支援員の育成が求められると考えますが、当局の見解はいかがでしょうか。お聞かせください。
○議長(梶田省三 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) クラブで働く支援員の体制についてでございますが、受け入れ児童数の増加により、クラブ数がふえることや、今まで中心となっていた支援員などの退職により世代交代を図る必要が生じ、新たな支援員等が必要となるケースがあることについては、運営委員会からもお聞きしております。また、支援員等については保育の現場において、それぞれの立場に応じた役割を担っていただいていることも多いため、経験年数や立場などに分かれた研修は有効であると考えております。このため、知識や技術の習得などを目的に、岡山県においては、今年度から新たに経験年数別の研修を実施しており、倉敷市からは、5年目までの支援員等を対象とした初任者研修を16名、5年目以上の支援員等を対象とした中堅研修を13名が受講したと聞いております。
 今後、このような研修への参加を促すとともに、本市においても、今までに実施してきた研修に加え、スキルアップにつながる研修について運営委員長連絡会とも協議してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 岡山県で行う研修に加え、くらしき子ども未来プランの中でも触れられているとおり、スキルアップにつながる専門家による研修等を、計画的に本市でも行うなどし、これからますます重要性が問われる放課後児童支援のさらなる向上を望んでおります。
 この項最後に、中庄小学校児童クラブの施設整備についてのお尋ねをいたします。
 今年度、児童数増加、老朽化による児童クラブ室の新設・建てかえは3小学校の児童クラブの予定となっておりますが、この中庄のみが建てかえ新設になるとお聞きいたしました。現在、170人在籍の大型の中庄小学校児童クラブの建てかえとなると、小学校はもちろんのこと、児童クラブに対しての影響は大きいと予測されます。
 建てかえの間の子供の居場所確保と安全確保について、市はどのような対策をとるのか、教えてください。
○議長(梶田省三 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 中庄小学校児童クラブの施設整備についてでございますが、中庄小学校の児童クラブ室は、建物の老朽化に加えて入所希望児童数の増加により、新設することを予定しております。また、学校敷地内に新たなクラブ室を建設する用地の確保が困難であることから、老朽化した既存のクラブ室を解体して、同じ場所に建てかえるもので、解体等の工事が必要となることから、新設のみの施設整備と比べ工期が長くなる見込みです。
 したがいまして、児童の安全確保など円滑なクラブ運営や学校への影響に配慮し、具体的な工事計画を立てる中で、学校関係者や運営委員会等と連携協議してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 解体工事の必要性から、新設のみの工事より工期が長くなるとのこと。老朽化が激しいので、できるだけ早く、市の条例に定める施設整備の条件を満たす安全で快適なクラブの本年度内の完成を強く望んでおきたいと思います。
 続きまして、第2項、元気な高齢者の居場所づくりについて質問いたします。
 1点目は、元気な高齢者が元気であり続ける仕組みについてであります。
 年齢が高くなるにつれ、要介護認定を受ける方の割合が高くなる一方、健康を維持し、要介護状態にならない元気な方もいらっしゃいます。平成28年10月現在、65歳以上の人口が総人口に占める割合である高齢化率は、27市町村中26位の27.3%と、県下の中では低いほうでありますが、今後高齢期に達する60歳以上65歳未満の年代も比較的多いことから、高齢化率のさらなる上昇が見込まれております。
 平成28年3月の統計では、第1号被保険者数12万5,561人に対し、要介護、要支援を受けている方は2万5,442人、要介護認定率は65歳以上が20.3%で、平成23年3月末の19.3%と比べ1ポイント増加しており、さらなる介護予防の取り組みが大切と感じております。
 本市は、倉敷市地域福祉計画の基本方針の理念を踏まえた平成27年度から平成29年度を計画期間とする新たな倉敷市高齢者保健福祉計画及び倉敷市介護保険事業計画をもとに、介護予防の取り組みを進めてこられており、今後も高齢者が元気で活躍できる地域づくり、また、高齢になっても元気であり続けられるような仕組みが必要と考えますが、本市のお考えと今後の取り組み等をお聞かせください。
○議長(梶田省三 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 高齢者の方がお元気でいていただける取り組みについてということで御答弁を申し上げます。
 市民の皆様方が年長になられまして、健康で生き生きと暮らしていただけるということが大変重要なことだと考えております。
 私といたしましても、自分の公約の中に温もりあふれる健康長寿のまちの推進ということを目指しておりまして、高齢者の皆様方の健康づくり、介護予防、そして社会での活動を推進していく取り組みを進めているところでございます。
 具体的には、例えば老人クラブとしまして、生きがいづくり、仲間づくり、健康づくりを進めておられます老人クラブの支援。また、経験や能力を生かして働くことを通じて生き生きとした暮らしを応援しておりますシルバー人材センターを、市といたしましても支援いたしております。また、高齢者の方が豊富な経験や知識を生かして地域で活躍していただける場所としまして、ふれあいサロン活動に対する支援。また、ボランティア活動を行っていただくことを通じまして地域貢献や介護予防にもつながりますいきいきポイント制度などを実施してございます。ふれあいサロン活動につきましては、これまでも申し上げておりますが、子育て世代との交流についての拡大なども検討しているところでございます。
 また、生きがいを持って、それぞれの分野において社会や地域の中で活躍しておられる、そして他の高齢者の手本となる活躍をしておられる高齢者の方を表彰いたします倉敷マイスター(後刻「倉敷マスター」に訂正)でございますけれども、現在のところ、表彰の対象年齢が85歳以上の方になっておりますけれども、平成29年度から80歳以上に変更いたしまして、より多くの地域で活躍される方を、これまで以上に応援していきたいということも考えているところでございます。
 また、平成29年度につきましては、「倉敷市」50周年記念事業の中で一つの大きな取り組みとしまして、市民発案事業から、「私の健康長寿への取り組み」を題材に作文と川柳を募集しまして、9月に開催されますシルバー作品展で展示する事業をいたします。多くの方に、それを見ていただいたり読んでいただいて、自分の健康長寿ということについても考えていただきたいと思っております。
 これらの取り組みを通じまして、年長の皆様方が生涯現役で、地域においてお元気で、より活躍していただけるような地域づくりを進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 市としても、老人クラブやシルバー人材センターの支援を初め、いきいきポイント制度等ボランティア活動を行い、介護予防や地域貢献につなげる工夫をされていることがわかりました。また、市民発案の「私の健康長寿への取り組み」を題材とした作文、川柳を募集・展示する50周年記念事業も行われるとのこと、これからの高齢者の生き方感化のよき場となるのではと期待をしております。
 2点目に、サロンの充実についてであります。
 高齢者の筋肉は、毎年1%減少すると言われております。筋肉減少とともに筋力低下が起こり、活動量も低下、閉じこもりがちになり、ひいては要介護状態につながってまいります。筋肉向上のトレーニング効果は大きいと言われておりますが、週1回以上の頻度で継続することが必要であり、一人での筋肉トレーニングの継続はなかなか難しい上、やめてしまうと、半年また1年で得られた効果が失われるという欠点があります。そのため、高齢者が歩いて15分程度の容易に通える場所で、週1回以上継続して運動できることが大切になるかと思います。
 そういう意味においても、住民主体で、特別な指導者がいなくても可能な筋力トレーニングを行える場があることが重要でないかと考えます。それは、筋力に特化したことだけではありません。高齢者がみずから歩いていける距離に、サロンのような通いの場があることが大切です。このような通いの場に参加することで、横のつながりができ、高齢者のひきこもりを防ぎ、安否確認にもなります。また、高齢者同士が人の役に立ち合い、そのこと自体が喜びや生きがいにつながる等々、高齢者の方が定期的に集まり、多くの方がこのような場に参加できることが、高齢者がいつまでも元気で活躍できる地域づくりにつながると考えます。
 そこで、サロンのような通いの場の運営や活動者の養成、サロン活動の周知などの充実を図るべきと考えますが、本市での取り組みについてお伺いいたします。
○議長(梶田省三 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 先ほどの私の答弁の中で、1点訂正をさせていただきたいと思います。
 平成29年度から対象年齢をこれまでの85歳以上から80歳以上に拡大していきます地域で他の高齢者の方の手本となる活躍をされております方の表彰制度のことを、先ほど、「倉敷マイスター」と申し上げましたが、「倉敷マスター」の間違いでございました。訂正いたします。
○議長(梶田省三 君) 吉田保健福祉局参与。
◎保健福祉局参与(吉田昌司 君) サロンの充実について御質問いただきました。
 サロンなど、高齢者の方が身近なところで集える場を地域に広げ、そこで体操などを実施していただくことは、高齢者の社会参加を促し、健康寿命を延伸する上で重要だと考えており、市としては、ふれあいサロン活動への助成を実施しております。
 ふれあいサロンの数は年々増加しており、平成29年2月末時点で、昨年度と比べて31カ所ふえ195カ所、参加者数は3,620人となっております。来年度は介護予防や認知症予防を強化する観点から、取り組み内容の充実が図られるよう、子育て世代等の他世代と交流するふれあいサロンへの支援を充実させることなどを考えており、参加者の増加につながるよう努めてまいります。
 ふれあいサロン等の活動者の養成につきましては、倉敷市社会福祉協議会と連携し、生活・介護支援サポーター養成講座を開催しております。これまでに延べ292名に受講いただき、受講後には地域のサロン活動の運営等で活躍されております。今年度は、これまで養成したサポーターへのフォローアップ研修を行うなど、地域の担い手として活躍される方がふえるよう取り組んでおります。
 ふれあいサロン等の周知につきましては、今年度、通いの場ガイドブックを作成いたしました。ふれあいサロンに関心のある高齢者の方に対しまして、高齢者支援センター等と連携し、身近なふれあいサロンを御紹介する際に用いるなど有効活用していきたいと考えております。
 今後も、ふれあいサロンなどが、身近な場所で体操などを実施していただきながら充実した内容で実施されるよう、市としてさまざまな側面から支援を行うことを通じて、高齢者が元気で活躍できる地域づくりを進めてまいりたいと考えております。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 私も先日、真新しいくらしき通いの場ガイドブックをいただき、こんな情報を待っていたと、うれしく思いながら拝見いたしました。早速、近くに話せる場がないと言われていた方にお届けし、大変喜んでいただきました。
 冊子の設置場所など、さらなる検討を重ね、行政のますますの積極的な広報により、参加者の声が口コミとなり、好循環が生まれ行くきっかけとなることを望みます。そして、通いの場の参加の高齢者がふえ、健康長寿が延伸し、高齢者が元気で活躍できる地域づくりが広がり行くことを期待しております。
 3点目に、地域支え合い活動普及啓発事業についてですが、倉敷市では、地域の支え合い活動を支援するため、生活支援コーディネーターを配置し、サロン活動等の地域活動のサポート、支え合いの地域に向けたフォーラムを開催する等の取り組みが進められております。
 そこで地域支え合い活動普及啓発事業の取り組みの状況と、その中での生活支援コーディネーターの役割はどうなっているのか、今後の取り組み等についてもお伺いいたします。
○議長(梶田省三 君) 吉田保健福祉局参与。
◎保健福祉局参与(吉田昌司 君) 地域支え合い活動普及啓発事業について御質問いただきました。
 高齢者の方が、その人らしい生活を地域で送るためには、地域での支え合いが強化されることが必要です。そのため、今年度から地域支え合い活動普及啓発事業を創設し、支え合いの意識の醸成を図ることを目的に、支え合いのまちづくりフォーラムやサロン交流会を開催しております。
 支え合いのまちづくりフォーラムにつきましては、今年度は、昨年8月と今月4日の2回開催し、高齢者の居場所づくり等について講演や事例発表等を行いました。2回目につきましては、井出議員さんにもお越しいただきました。ありがとうございました。
 2回を通じまして、ふれあいサロンや地区社協の関係者の方、民生委員、愛育委員さんなどに御参加いただき、1回目は約260名、2回目は約290名の方が御参加いただいたところです。ふれあいサロン運営者の御本人の発表等を聞いて、フォーラムの後に地域で体操に取り組み始められるなど、実際の活動につながった事例もございます。
 また、ふれあいサロン運営者等を対象とした情報交換の場であるサロン交流会につきましては、6地区で開催をし、延べ約290名が参加されました。交流会におきましては、介護予防につながる体操を統一的なテーマとして、体操の仕方の指導でありますとか情報交換を行うなど、日々のサロン活動の充実が図られるよう工夫して実施したところでございます。
 フォーラムやサロン交流会につきましては、先ほど御紹介いただきましたが、今年度から配置いたしましたふれあいサロン等の活動支援や人材養成等を行う生活支援コーディネーターが中心的にかかわり、企画、実施しております。例えば、フォーラムの実施に当たっては、コーディネーターが日ごろからふれあいサロンに参加し、運営者とも交流する中で把握いたしましたふれあいサロンの好事例でありますとか運営上の課題等の情報を生かし、参加者のニーズに合った内容を企画しているところでございます。
 今後も、生活支援コーディネーターと協働し、フォーラムやサロン交流会等を行い、地域での支え合い活動や居場所づくりが広がるように努めてまいりたいと考えております。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 生活支援コーディネーターとは、地域で暮らす方とみんなが支える居場所をつなぐ大切な専門職と認識いたしました。
 支え合いのまちづくりフォーラムに、先日私も参加させていただき、さまざまな実践報告をお伺いいたしました。参加された皆様は何か地域でできないかと熱心にメモをとられ、意気揚々と帰っておられました。この流れをとめることなく、しっかり行政が支援しながら、歩いていける距離にたくさんの通いの場ができ、地域に元気な高齢者がふえ、地域での支え合い活動や居場所づくりが広がっていくことを願ってやみません。
 では、最後の項、小学生の読書活動の充実についてお伺いいたします。
 間もなく、福島原発事故より6年になりますが、先日、ある興味深い新聞記事が山陽新聞に掲載されておりました。福島第一原発は、双葉町と大熊町にまたがって立地しており、避難から約1カ月後、大熊町は町から100キロメートル離れた会津若松市で幼・小・中学校を再開されたそうです。
 備前市出身のジャーナリストの葉上 太郎氏がこのことについて、「もともと、大熊町にあったこの学校が読書教育に定評があっただけでなく、避難後も読書に力を注ぎ、自分の世界を持てるようにしたのがプラスに働いたのか、生徒たちが落ちつきを取り戻した」との時評を載せておりました。思春期を迎える子供たちにとって、どんなに読書活動が精神的な影響を持ち、心の開放に役立っているかの一端をかいま見る話ではないかと思いました。
 読書は心を育てます。子供は、本を読むことで読解力をつけ、想像力、思考力、表現力を得、多様な文化や考え方を理解し、みずから考え、みずから行動し、主体的に社会にかかわっていきます。知識や情報を収集、活用し、生涯にわたって絶えず自発的に学ぼうとする習慣を身につけることもできます。つまり、読書活動は学力向上や人間の思考のもとになると言っても過言ではないと思われます。
 それゆえに、このたびの小学校1年生読書推進事業の予算計上を高く評価いたしますが、学年別の小学校における学校図書館の貸し出し状況についてお聞かせください。
○議長(梶田省三 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 小学校における学校図書館の貸し出し状況についてでございますが、昨年──平成27年度の倉敷市立63小学校の学校図書館における児童1人当たりの貸出冊数は67.9冊で、図書にバーコードを張りまして、コンピュータで貸出管理を始めました平成24年度以降では、最も多くなっております。また、学年別で見てみますと、1年生が66.7冊、2年生が76.0冊、3年生が74.1冊、4年生が72.7冊、5年生が62.4冊、6年生が55.8冊となっております。
 倉敷市は、平成26年度に第3次倉敷市子ども読書活動推進計画を策定いたしまして、子供たちがより多くの本に触れることを目的として、学年に応じた読書冊数の読書目標を示しました。この目標を受け、各小学校におきましては、図書館だよりなどを活用しまして、読書冊数の多い学級の紹介や、新刊図書や倉敷市推薦図書の紹介をしたり、図書館内の展示のレイアウトを工夫したりするなど、読書活動の啓発推進に積極的に取り組んでいるところでございます。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 確かに、高学年になるとページ数が多い本を読む機会がふえますので、冊数だけでは判断できないものがあるかと思います。国語が嫌いな子や漢字が苦手な子は高学年になると、字がたくさんある本を読むのがおっくうになったりしますが、私は子供のニーズに合った本、また子供たちの興味に訴える本の紹介の仕方の質と量のバランスを整えることによって、5、6年生への読書活動を推進していくべきと考えております。
 5、6年生と言えば、中高生の読書を指すヤングアダルトと言われる新たな分野の読書につながる大切な時期であります。高学年となると、親との会話もだんだん少なくなり、友達とのつながりを大切にし、親がむやみに踏み入ると反発を招くような子供の世界ができてくるころでもあります。この心の揺れ動きが最も激しい年ごろこそが、この項、冒頭の話にもあったように、みずからが読書によって心が育つ一番大切なときと言えます。その意味においても、中学へ続く、また一生の読書習慣にも続くであろう高学年時の読者の大切さを訴え、高学年用の図書の充実を検討していただきたいと要望しておきます。
 最後の質問になりますが、司書教諭、学校図書館司書とボランティアの連携であります。
 現在小学校では、地域のボランティアの方が多く読み聞かせをしてくださっております。地域の方が学校での子供たちの様子を知ったり、子供たちにとっても、地域の方々と本を通して触れ合うよい機会となっております。
 倉敷市は全国に先駆けて、全小・中学校、支援学校に図書館司書を配置しました。しかし、6時間勤務の嘱託司書であるため、ほとんどが朝の読み聞かせとなっている読書ボランティアとの交流が、十二分には行われていないのではないかと思われます。
 本市の第3次子ども読書活動推進計画の施策が着実に生かされるよう、本の専門家と本を通して子供たちの成長にかかわろうとする地域の読み聞かせボランティアが、互いに意見交換ができたり、本のリスト情報などを共有し共通財産として、よりよい読書活動のため、連携をとれるようにしてはどうかと考えますが、当局の見解をお聞かせください。
○議長(梶田省三 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 司書教諭、学校図書館司書と読書ボランティアの連携についてでございますが、現在市内の多くの小学校では、読書ボランティアの方々が読み聞かせを実施してくださっており、子供たちの読書への意欲が高まっていることは承知しております。また、充実した読み聞かせの実施のためには、司書教諭、学校図書館司書と読書ボランティアの方々との連携は重要であると考えております。既に司書教諭、学校図書館司書、読書ボランティアの方々が集まり、お薦め本や倉敷市の推薦図書リスト、教科学習と関連のある図書を紹介し合い、読み聞かせの本を選定するなどの協議の場を持ち、連携を図っている小学校もあるということをお聞きしております。
 倉敷市教育委員会といたしましては、読み聞かせの充実のために司書教諭、学校図書館司書と読書ボランティアの連携がより緊密になるよう、学校図書館司書を対象としました研修会等の機会に連携の好事例を紹介するとともに、読書ボランティアに対しまして、小学校1年生読書推進事業で選定しております本の情報を提供し、読み聞かせの際にも積極的に活用するよう、各学校に働きかけてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(梶田省三 君) 井出 妙子議員。
◆4番(井出妙子 君) 司書教諭、学校図書館司書、読書ボランティアの3者の連携が密にとれるよう、さらに重ねて各学校に働きかけてくださること、わかりました。このことによってますます読書推進活動が広がっていきますよう願っております。
 人の痛みや気持ちに寄り添い、心を育てる。また、心を伝える表現が苦手になった子供たちに、読書ボランティアなどの読み聞かせ等で本嫌いな子供たちにも読書の世界の楽しさを伝えることは、多様性を認める心を育て、これからの倉敷をつくる人としての資質を形成し行く大切な活動と確認をし、私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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