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平成29年第4回倉敷市議会(第2回定例会)
6月19日(月) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 教育行政について
2 子どもの貧困対策について
◆32番(矢野周子 君) (拍手)未来クラブの矢野 周子でございます。
 質問戦3日目の最後となりました。通告に従いまして、順次一問一答の方式で質問してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 我が会派未来クラブとしまして、「未来の担い手を増やす」、そのためには、子供たちを健やかに育てやすい環境づくりを進めます。また、「未来の担い手を育成する」、そのためには、子供たちへの投資をふやすことを基本政策に掲げております。その観点から、今回は2項目について質問させていただきます。
 1項目め、教育行政について、まず倉敷市立図書館について質問いたします。
 倉敷市立図書館は、倉敷中央図書館、水島図書館、玉島図書館、児島図書館、船穂図書館、真備図書館の6館あり、直営で行われています。
 我が会派未来クラブでは、新築された高梁市図書館を視察させていただきました。高梁駅に隣接されていて、今までの図書館のイメージとは全く違うものでありました。キーワードは、交流・つながり・集合・活力・中心・発見・発信で、実現する6つの価値としては、学習の場の提供、子育て環境の充実、地域コミュニティ、地域物産が知れる場所、高梁のよさを知れる場所、憩いの空間となっていました。訪れていた方にお話を伺ってみました。市外の方でした。「家族で来て、ゆっくり過ごすことができるので、休みの日には来ています。倉敷市さんもつくっていただいたら、もちろん行かせていただきますよ」というお返事が返ってきました。
 また、玉野市図書館が新しくなったとお聞きしましたので、行ってみました。そこは、玉野市メルカ2階にあり、館長としばらくお話をさせていただきました。「図書館の入館者の状況はどうですか」、「図書館の入館者は、以前よりはふえました。公民館も併設されているせいかもしれませんが、高齢者の方々も結構来てくださっています。以前の図書館では階段しかありませんでした。今、エレベーターがあり、バリアフリーになっていますので、気軽にお越しになられています。また、若いお母さん方はお子様を連れて、買い物に来たついでにお越しになられているようです」とおっしゃっていました。
 それぞれの図書館は、指定管理になっていて、複合施設になっていました。そこは、地域コミュニティの場所であったり、学習の場、子育て環境の場、憩いの空間が広がっていました。私自身訪れてみて、本当にゆっくりした時間を過ごせるなというふうに感じました。
 倉敷の中心部にある倉敷市中央図書館は、昭和21年10月1日に今の倉敷公民館のところに開館となり、現在の場所には昭和58年11月3日からとなっていますので、だんだん老朽化してきていると感じております。また、今までの図書館は静かに本を読んだり、勉強する場所というイメージがあったと思います。
 そこで、まず今後の図書館の役割をどのように考えていらっしゃるのか、そこら辺をお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 矢野 周子議員さんの御質問にお答えいたします。
 倉敷市立図書館の今後の役割をどのように考えているのかについてでございますが、本市におきましては、市立図書館が生涯学習施設の役割として、予約、貸出期間の延長や所蔵していない本のリクエストなどのインターネット対応、公民館での貸し出し・返却サービスの実施や、高齢者や障がい者向けの大活字本や録音図書貸し出しなどの充実を行うなど、きめ細やかなサービスを実施してまいりました。
 また、市の施策と連携を図りながら、子ども読書活動推進のために子ども読書通帳を発行したり、館内に子育て支援コーナー、ビジネス支援コーナーを設け、関連資料を配置するなど多くの利用者の方々に御満足いただけるよう取り組んでおります。
 今後も生涯学習の拠点施設の一つとして、利用者の方々にとって快適に図書の貸し出しや読書、調べ物などを行える機能を高めるだけでなく、利用者のニーズに応えられるよう講座や読み聞かせなどの充実を図るなど、より利用していただける図書館にしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 生涯学習の機能としての図書館、いろんな方々にお応えしているということではありますけれども、現在の図書館では、高梁市とか玉野市のような新たな図書館のイメージは描けないんじゃないかと思っております。図書館をリニューアルするときには、岡山県内外にある新しい図書館を参考にしながら、皆さんが訪れたい図書館にしていただくことを要望させていただきます。
 2番目は、岡山県内の図書館貸し出しカードの共通化を図ることができないのかについて質問いたします。
 今、倉敷市では、平成26年4月から高梁川流域圏内の図書館の相互利用サービスを行い、皆さんから好評を得ているとお聞きしております。そこで、そのサービスをさらに広げて、岡山県下の自治体間での連携はとれないのでしょうか。他市では、長野県上田市が地域広域連合ネットワークをつくり、共通カードをつくって、先進的に進められているとお聞きしております。岡山県立図書館は2017年、貸出冊数として12年連続1位をとられたとお伺いしております。岡山県下の図書館がLANでつながり、どこでも借りることができる、そして返却ができたら、図書館利用者のさらなる増加も図れるのではないでしょうか。
 そこで、統一された図書館利用者カードを作成できないのでしょうか。お考えをお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 岡山県内の図書館貸し出しカードの共通化を図ることはできないのかについてでございますが、現在本市では、高梁川流域圏内の図書館の相互利用サービスを行っておりますが、自治体ごとにさまざまな図書館システムが導入され、自治体ごとの利用規則に基づいて運用しているため、貸し出しカードの共通化はできておりません。一方、岡山県内全域では、各自治体の図書館で所蔵していない図書であっても、相互貸借の取り決めによって所蔵している図書館から図書の貸し出しが可能となっております。
 議員御提案の岡山県内の図書館貸し出しカードの共通化についてでございますが、各図書館のシステムの統合や図書館規則の改正、図書資料の搬送、個人情報の管理方法や経費等についてさまざまな課題があると考えております。費用対効果も考慮しつつ市民の皆様の利便性の向上を図るため、今後、岡山県内の各自治体の図書館長が集まる岡山県公共図書館協議会等で意見を交換してまいりたいと考えております。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) セキュリティとかいろいろなことはあると思いますけれども、今後、各自治体の図書館館長が集まる会議などで意見交換をしていただきまして、岡山県内の共通カード作成に向け、前向きに取り組んでいただくことを期待し、これは要望とさせていただきます。
 次に、開館時間、閉館時間についてお伺いいたします。
 私は、菅生小学校の読書ボランティアをしております。低学年から中学年の児童の方々には、大型絵本を使っての読み聞かせをしております。せんだって、読み聞かせの日が終わったので、日曜日に本の返却に行きました。午前9時だと思っていきましたら、日曜、祝日は午前10時開館と明記されておりました。私と同じような方々が2人ぐらいいらっしゃいまして、「日曜だから10時なんだ、また出直しやね」と言って帰られました。
 図書館の開館・閉館時間は、平日は午前9時から19時、日曜、祝日は午前10時から18時だと伺っております。子供たちや学生の学習環境を少しでも充実させるためにも、居場所づくりのためにも、開館だけでも午前9時にしてはどうかと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 図書館の開館時間につきましては、行財政改革プラン2011の取り組みの中で、行財政改革の効果を市民サービスの向上に還元するため、中央・水島・児島・玉島図書館を、平成23年4月より第1月曜日も開館し、また中央・水島・玉島図書館の開館時間について、平成27年7月から平日及び土曜日の朝と夕方をそれぞれ1時間ずつ延長して、児島市民交流センターの開館時間の関係で既に延長を行っていた児島図書館と同様の午前9時から午後7時までといたしました。日曜、祝日の開館時間は、児島図書館は午前9時から午後5時までですが、中央・水島・玉島図書館では午前10時から午後6時までであり、利用できる時間は同じとしております。
 本市のこれらの図書館の利用できる時間数は、岡山県立図書館、岡山市立図書館を上回るものとなっておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 行財政改革プランなどで延長しているということと、今の御答弁では、日曜、祝日の時間延長は、岡山県立図書館、岡山市立図書館を上回るものとの答弁でございました。どのくらい上回っているのでしょうか。お聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) それぞれの図書館の開館時間及び休館日から、岡山県立図書館、岡山市立中央図書館と本市の中央図書館を比較いたしますと、年間の開館時間でございますが、平成29年度で、本市の中央図書館の開館時間は合計2,918時間の予定であるのに対し、県立図書館は2,810時間、これは本市より108時間下回ります。また、岡山市立中央図書館は2,400時間、これは本市より518時間下回るということになっております。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 今時間数を言われましたけれども、その時間というのは、どういうふうなことでプラスになっているのか、詳しくお教えください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 県立図書館を比較しますと、土曜日の開館時間が午前10時からとなっておりまして、本市の中央・水島・玉島図書館と比べまして1時間遅くなっております。また、岡山市立中央図書館につきましては、平日と土曜日の開館時間が、木曜日を除きますんですが、これは開館時間が午前10時から、また閉館時間が午後6時までで、本市の中央・水島・玉島図書館と比べて合計で2時間短くなっております。さらに休館日は、いずれの図書館も原則月曜日が休館となっておりますが、先ほど申しましたように本市では、第1月曜日は開館といたしております。このような開館時間の開きがあるということでございます。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) わかりました。第1月曜日を開館しているとか、いろんなところで時間数が若干延びているということで受けとめさせていただきましたけれども、倉敷市民の方々のニーズはどうでしょうか。よりよい市民サービスとして考えていただけないのでしょうか。
 例えば、アンケートをとるとか図書館内での会合などで、さらに検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。再質問させていただきます。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 今後も図書館の利用状況を踏まえつつ、また喫緊の教育環境の整備、例えば教室不足などがございますが、このような課題がありますので、総合的に考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 総合的に考えていただくということであります。
 朝9時からの開館ですと、昼まで3時間ゆっくり本を読み、学習ができると思いますし、私は、次に質問する貧困の子供たちや家族の皆さん、高齢者の方々の居場所づくりなどをついつい考えてしまいます。
 日曜、祝日の時間延長には、職員配置などで費用負担が生じることとは思います。しかしながら、さまざまなことはあると思いますが、勉強したり本を読んだりしての居場所づくり、心の教育、ひいては学力向上にもつながるのではないかと思っております。全ては未来の子供たちにもつながることだと思っています。さらに、市民の皆さんへのサービス向上ということも考慮していただき、前向きに検討していただけますよう強く要望させていただき、次の項目に入りたいと思います。
 2番目は、倉敷市や地域の歴史を子供たちにわかりやすく伝えてはについて質問いたします。
 この質問のきっかけになったのは、6月3日に放映された「ブラタモリ」を見ての反響によることからでした。子供たちや友人から、「ブラタモリはよかったよ。映像を通して倉敷のことがよくわかった。知らないことがあって、子供が成長したら、ぜひ見せたい」と言われました。地域の会合でも、DVDを使っての説明がありましたが、いつもよりわかりやすく感じました。
 議長のお許しをいただき、パネルを入れさせていただきます。
 ことしは市制50周年で、このように市内63校の小学校と支援学校の児童の皆さんが、それぞれの地域に合った絵を描いていただきました。それを全部つないで、合わせて大きな一枚の絵になっています。この絵は、倉敷市内の学校の場所を考えたものになっているとお伺いしております。私は、この一枚の大きな絵が印象強く、本当にほのぼのとした倉敷市を感じ、何だか元気をいただくような気がしています。この皆さんの力作の大きな絵をDVDの中に入れたりして、子供たちが倉敷に興味や関心を示すものを作成していただきたいと思っています。倉敷を知ってもらうための初歩的なものであります。
 また、小学校3年生、4年生には、「みんなのまちくらしき」が配布されておりまして、2年間これを社会科の学習の中で勉強するようになっているとお伺いしています。
 私は、まずは視聴覚に訴えるものから入ると、子供たちの視野が広がるような気がいたします。学校の中ではみんな一緒であります。倉敷市内全域となると、その場所が遠くて行けない、見ることができないという子供たちにも、DVDでしたら倉敷の町を見せてあげることができます。子供たちが倉敷について理解を深めるということは、倉敷を好きになって、将来倉敷に住んでくれることにつながっていくのではないかと思っております。
 せんだっての話ですが、ある方の子供さんが「子供が生まれたので、自分が生まれ育った倉敷で生活したい」といって倉敷に戻ってくるという、うれしいお話をお聞きしました。
 また、教員の方々の事務作業がふえていると伺っていますので、教育委員会として、まずは基本となる倉敷の歴史などを簡単に紹介するDVD等を、倉敷市制50周年、日本遺産登録されたこの年に作成していただきたいと思いますけれども、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 倉敷や地域の歴史を子供たちにわかりやすく伝えるためにはでございますが、倉敷市教育委員会では、ふるさとへの愛着や誇りを持ち、倉敷の将来を支える人材の育成を目的として郷土くらしきを大切にする心育成プロジェクト事業を実施しております。具体的な取り組みといたしましては、副読本「みんなのまちくらしき」を活用した地域教材による学習や、総合的な学習での地域探究学習、市民憲章を活用した子どもの豊かな心育成事業などに力を入れて取り組んでおります。このような学習において、DVD等の視聴覚教材を活用することは、子供たちにわかりやすく内容を伝えるための有効な指導法の一つと考えております。
 現在、倉敷市教育委員会では、学校間の情報共有のためのネットワークである倉敷教育ネットを構築しており、そのシステムを活用し、学校現場では授業のさまざまな場面でデジタル教材等を利用しております。倉敷市や地域の歴史に関しましても、今あるデジタル教材を小学校の児童が興味を持てるようなものに見直したり、手づくりで新たなものを作成したりすることなどを検討してまいりたいと考えております。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 子供たちが興味を持つような視聴覚教材をつくっていただける、その方向だということなので、ぜひ推進を図ってほしいと思っております。また、各地域での歴史についても、地域の方々との連携の中で取り組んでいただきたいと思います。
 3番目は、50インチ大型テレビについて質問いたします。
 6月10日に、地元の菅生小学校の土曜参観に行かせていただきました。少しずつ各学年の授業を見させていただきましたけれども、50インチの大型テレビが各教室に配置されており、活用されていました。子供たちにとっても、わかりやすい授業となっていました。
 クラスには全部完備されていますが、特別教室には未設置だと伺いました。例えば、算数教室のときは1クラスを半分に分けて、教室と特別教室で行うことがあるそうです。学校ごとに、もう一台だけでも50インチテレビを特別教室に設置することができないのでしょうか。キャスターがついているので、どこへでも移動できると伺っています。
 学力向上は、教育委員会の課題の一つであろうと思っております。子供たちにとって、わかりやすい授業を受けること、それは学力向上にもつながっていくのではないでしょうか。50インチ大型テレビは、そのような点からも活用しやすいと思います。当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 加藤教育次長。
◎教育次長(加藤博敏 君) 50インチ大型テレビについてでございますが、倉敷市教育委員会では、平成21年度に学校ICT環境整備事業費補助金と地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用し、小学校及び特別支援学校の普通教室に大型デジタルテレビを整備いたしました。この大型テレビの導入により、学校の教員からは、「動画や写真などを大きく提示することで、子供たちの集中力も増し、非常によく理解が進んでいる」などの声があり、児童の理解を助け、わかる授業を実現する機材として、日々の学習場面で活用しているところでございます。
 特別教室等への大型テレビの設置についてでございますが、大型テレビを常設していない教室で少人数指導等を行う場合には、キャスターつきのテレビ台ごと大型テレビを移動したり、既に各学校に配置してある移動式プロジェクターを活用したりすることにより、大型テレビのある普通教室と同様にICTを活用したわかる授業が実現できるように、学校現場を指導してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 大型テレビをもう一台ということは、なかなか難しいというふうに聞こえましたんですけれども、移動式プロジェクターも活用することで、わかる授業を進めていくとの御答弁であったと思います。しかしながら、各学校でいろんなニーズがあると思います。各学校の意見などを反映させて、教育委員会と連携して検討していただきたいと思います。
 次に、4番目は学校のトイレの洋式化と、湿式トイレから乾式トイレについて質問する予定でしたが、今回は、現在の状況を踏まえての要望としたいと思います。
 倉敷市内の新築の学校のトイレは、おおむね乾式の洋式トイレとなっております。しかしながら、現在の洋式化率は、市内の幼稚園46.9%、小学校37.0%、中学校34.3%、高校48.4%、特別支援学校66.4%と伺っています。小学校、中学校の洋式化率は低い状態となっております。
 小学校の低学年はもちろん、女子児童が生理の始まる小学校の中学年からも、洋式トイレの必要性があると思っております。また、子供たちの学校への要望として毎年上がっている項目が、トイレのことであります。学校のトイレは、汚く、臭いというので、使いたくないという意見が出されております。
 一般家庭のトイレの洋式化率は100%近い状態であるのに対し、学校のトイレはなかなか進んでいないのが現況であると思っております。公共施設のトイレの洋式化は、市庁舎、市民会館、芸文館など、次々と進められているわけであります。国の予算としても、学校のトイレの洋式化を含む予算が計上されています。全ては、子供たちの健康や学校生活にかかわることです。年次計画をもって学校のトイレを洋式化、乾式化にする大規模改修をしていただきたいと強く要望して、次の項目に移りたいと思います。
 子供たちの貧困対策についてお伺いいたします。
 1番目、倉敷市の子供の貧困状況についての質問を予定していましたが、赤澤議員、井出議員、田口議員からも、子供の貧困についての御質問がありました。これから倉敷市子どもの貧困対策検討委員会を立ち上げて、8月に第1回委員会を開催し、福祉部局と教育委員会、学校との情報の共有化を図っていきますとの答弁でございました。さらに、岡山県の子供の貧困の実態調査については秋ごろということでしたので、今回は会派で行政視察に行きました足立区の先進的な事例内容をお伝えしておきたいと思います。
 未来クラブでは、子供の貧困について足立区に行政視察に行きました。足立区では子供の貧困対策として、足立区子どもの貧困対策担当課という部署を立ち上げていました。また、足立区は、全ての子供たちが生まれ育った環境に左右されることなく、自分の将来に夢や希望が持てる地域社会の実現を目指していて、そのためにはできる限り正確に子供たちの健康と生活実態を把握することの重要性を唱えていらっしゃいました。
 そのアンケート調査は、足立区立の小学校に在籍する1年生全員の5,355名で、無記名のアンケート方式で、学校を通じて配布・回収を行ったそうです。その内容は、世帯構成、経済状態、健康・予防接種、生活習慣、食習慣について行っています。
 例えば、保護者が困ったときに相談できる相手がいる世帯は、保護者に相談相手がいない世帯よりも、子供に健康問題があらわれる割合が少なくなっているというアンケート結果が出ているそうです。一つの例ではありますが、実態調査することによって対応策が考えられるのではないかと思っております。
 岡山県から、子どもの生活実態調査結果がこれから出てくるということですが、貧困の子供たちや家族の方々を少しでも救済できるような、倉敷市らしい対応策を考えていただきますよう要望させていただきます。
 2番目は、貧困の連鎖への対応についてお伺いいたします。
 一昨年の日本女性会議の一つの分科会のテーマに、「貧困」子供と若者の貧困問題と題して、生田 武志先生をお迎えしての講演会が開催されました。そのときのお話に、ひとり親家庭、特に母子家庭などに育つ子供たちの貧困率が高く、社会問題になっていること、学校の制服や辞書が買えない子供たちや、炊き出し等で命をつないでいる子供たち、学校に行けなくなってしまう子供たちなどなど、事例を挙げて講演されていました。その中でも、貧困の連鎖を断ち切るためには地域社会での見守りや学校の協力など、いろいろな体制づくりが必要だと言われていました。
 また、日本財団子どもの貧困対策チームの書籍「子供の貧困が日本を滅ぼす」を読ませていただきましたが、一番印象に残った言葉が、子供の貧困を「ジブンゴト」にしていくために、何が必要かを考えていくことが大事なことだと書かれていました。こうしたことから、貧困の連鎖を防ぐため、子供たちがいる学校や教育委員会や福祉部局との連携が必要だと感じています。
 現況はどのような取り組みをしているのでしょうか。当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 貧困の連鎖への対応ということでございます。
 倉敷市では、例えば、困窮している世帯の中学生に対しまして家庭や学校以外で勉強する場所の提供、また、高校進学に向けた学習支援等を実施する場所として学習教室くらすぽを設置いたしております。この学習支援の実施に当たりましては、子供の学習状況等を担任の先生とも共有した上で支援するなど、学校との連携体制を構築しながら行っているところでございます。
 また、生活困窮者の自立に向けた相談支援を行います倉敷市生活自立相談支援センターにおきましては、生活困窮者自立支援調整会議を行う中で、学校での生活状況等の情報を教育委員会や関係機関と共有するなど、福祉と教育が連携する体制を構築していけるように努めているところでございます。
 今後とも、先ほど議員が言われましたように貧困の連鎖防止のためには、福祉と教育の間の連携を密にするということが大切だと考えておりますので、そのような観点で、引き続き取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 伊東市長から、福祉部局と教育委員会との連携をしたり、学校との連携をしていくこと、そして学習教室くらすぽを設置して学習支援を実施しているというお話を聞かせていただきました。また、教育、福祉との連携をとられているということですが、足立区のように、まずは貧困に対して、いち早く取り組める担当課を設置してはどうかと思いますので、これは一応要望とさせていただきます。
 3番目、子供食堂についてお伺いいたします。
 子供の貧困が問題視される中、食事を提供する子供食堂が全国的に広がっています。
 倉敷市内における子供食堂を少し調べてみました。倉敷トワイライトホーム、ひだまりカフェ、みんなの食堂などがありました。開館している日にちは、月1回から2回、週に3回から4回などとなって、回数はまちまちであろうかと思っております。
 また、子供食堂に直接かかわっている自治体として、北九州市が上げられます。2016年から市内2カ所で運営されています。
 昨年の11月6日の山陽新聞に、川崎医療福祉大学の直島講師が、有志の方々の善意だけでは限界があって、行政や学校や福祉関係の方々がかかわっていく必要性があると、強く言われたことが掲載されていました。
 継続は力なりです。子供食堂に、何らかの形で自治体としてかかわりができたらと思っております。そういうことができることによって継続されていくのではないかと思っておりますので、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(時尾博幸 君) 山崎保健福祉局長。
◎保健福祉局長(山崎要 君) 子供食堂についてでございますが、子供食堂は、貧困家庭やひとり親等で食事の準備が難しい家庭の子供たちを対象に、NPO法人などが無料または安価な食事を提供するもので、支援の必要な子供たちの生活の向上を図ることや、放課後等に生活習慣の習得、学習支援等を行うことが可能な居場所づくりとして、現在、全国的に広がりを見せている取り組みと承知しております。
 本市といたしましては、本年度に県が実施する子供の貧困の実態調査の結果を参考にしながら、他の自治体や民間の実施評価の把握に努め、今後の方向性を考えてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(時尾博幸 君) 矢野 周子議員。
◆32番(矢野周子 君) 子供食堂に関して、それから子供の貧困に関しても、倉敷市としての支援のあり方を考えていきますとの御答弁でございました。子供の貧困対策、今議会でも4人の議員がいろいろな角度から質問されています。それだけ、これから行政が取り組むべき課題だと私は思っております。
 この世に生まれてきた倉敷の子供たちが、いろんな事情があるとは思いますが、健やかに育っていける環境整備を、ぜひ倉敷市として、ジブンゴトとして捉えていただけますよう強く要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○副議長(時尾博幸 君) 以上で本日予定の質問を終了いたしました。
 本日はこれにて散会し、次会は明20日午前10時から再開いたします。
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