録画中継

令和7年第3回倉敷市議会(第1回定例会)
3月6日(木) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 安心安全なまちづくりについて
2 福祉施策について
3 子育てするなら倉敷でについて
4 美観地区のトイレについて
◆39番(矢野周子 君) (拍手) こんにちは。未来クラブの矢野 周子でございます。
 質問に入ります前に、岩手県大船渡山林火災により被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
 また、今期で御勇退なさいます、そして御退職なさいます執行部の皆さん、職員の皆様に心から感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。今後とも健康に御留意され、地域活動など、ますます御活躍されますことを心よりお祈り申し上げます。
 では、通告に従いまして、一問一答の方式で質問させていただきますのでよろしくお願いいたします。
 1項目め、安心安全なまちづくりについてお伺いいたします。
 まず、市内各地に設置されていますLED照明について質問いたします。
 1番目、倉敷市内の道路や公園に設置されております照明についてお聞かせください。
 照明につきましては、水銀灯が2020年に、それから蛍光灯も2027年には製造中止になるとお聞きしています。そのため、倉敷市の道路や公園に設置された照明もLED化を進めていくべきだと考えておりますけれども、現状のLED化の進捗と今後の対応についてお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 堀越建設局長。
◎建設局長(堀越信宏 君) 矢野 周子議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
 市が設置する道路の照明のうち、中学校通学路防犯灯の約5,700基全てのLED化が完了、その他の照明約4,100基につきましては、現在約8割につきましてLED化が完了している状況でございます。また、公園の照明約1,800基につきましては、利用者が多い酒津公園などのLED化から着手しております。現在約4割の完了となっております。
 今後も倉敷市地球温暖化対策実行計画に基づきまして、水銀灯や蛍光灯の製造禁止に合わせまして2030年度中のLED化完了を目指し、継続的に進めてまいろうと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 心配していました道路や公園などの照明につきましては、既に計画を立てていること、そして道路は8割程度が完了し、公園も酒津公園をはじめとして全体の4割ぐらいが完了していることが分かりました。スムーズにLEDに移行していることが分かり、安心いたしました。
 この項の2番目、スポーツ施設のLED化について質問いたします。
 倉敷市のスポーツ施設は、築後30年以上経過したものが多く、生産終了した照明器具を使用した施設もまだ多く残っているのではないかと思っております。照明を早急にLED化していく必要があるのではないかと思います。
 倉敷市のスポーツ施設のLED化について、対応はどのように考えられているのでしょうか、お聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市では、スポーツ施設の照明につきまして、これまでも生産終了した水銀灯やメタルハライドランプなどをLEDに更新しており、玉島の森テニスコートをはじめ中山公園テニスコート、水島緑地福田公園体育館など、6施設のLED化が完了しております。
 また、令和5年3月に策定した倉敷市スポーツ施設整備計画に基づき、計画的にLED化を進めているところであり、令和6年度は倉敷運動公園テニスコート、中山公園軟式野球場、真備総合公園テニスコートのLED化を進めております。
 さらに、令和7年度は倉敷体育館、中山公園体育館、玉島の森体育館、真備総合公園体育館のLED化を行う予定としております。
 今後も引き続き利用者の皆様に快適なスポーツ環境を提供するため、照明器具の更新をはじめ、計画的な施設の整備に努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 水銀灯など、既に計画を立てて対応策を講じられていること、体育館についても計画を立ててしていらっしゃるということが分かり、安心いたしました。
 次に、2項目め、防犯カメラの設置助成についてお伺いいたします。
 子供たちをはじめ市民の皆さんの安全面を考えると、抑止力になると考えております。こういったことは高く評価させていただきたいと思っております。
 長い坂道など、危険な場所に設置することにより、抑止策になると考えますけれど、倉敷市内において、どこにどのようにつけていこうと考えていらっしゃるのでしょうか。それぞれの地域の状況や危険を踏まえた上で助成する必要があると考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 川越市民局長。
◎市民局長(川越里子 君) 本市では、倉敷市安全・安心まちづくり推進条例に基づき、自らの地域は自らで守るという基本認識の下、地域住民が自主的な地域安全活動を行うこととしております。
 地域の防犯活動につきましては、町内会、自治会等で話し合い、主体的に取り組んでいただくことが重要です。
 本市が令和7年度に実施を予定している防犯カメラ設置助成事業につきましては、警察とも連携する中で、地域の状況に応じた効果的な設置場所や撮影範囲などについて、前回の実施時と同様に警察の意見をいただいた上で、各町内会などから申請をしていただく方向で考えております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 倉敷市安心・安全まちづくり推進条例に基づいて、町内会とか自治会が警察と連携を取って申請をしていくということが分かりました。ありがとうございます。
 この予算は単年度ではなく継続して行われるのでしょうか。防犯カメラを設置するにはかなりの経費がかかると聞いています。市民の皆さんの安心、安全を考えると、継続していくべきと考えます。また、更新についても助成すべきと考えておりますが、このことに関しましては、前日に同様な質問がありましたので、割愛させていただきます。
 しかしながら、人の命にも関わることでありますので、安心、安全なまちづくりのためにもよろしくお願いしたいと思っております。
 では、2項目め、物価高騰対策事業についてお伺いいたします。
 1番目、福祉サービス事業所への物価高騰対策支援事業費が補正予算で計上されています。これまでも何度となく質問させていただいたことに関することなので、支援事業の対象事業所や支援内容について、もう少し詳しくお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 森保健福祉局長。
◎保健福祉局長(森吉晴 君) 福祉サービス事業所などに対する物価高騰対策支援事業につきましては、市独自の施策としまして、国の重点支援地方交付金を活用して行う事業であり、福祉サービスの価格が定められていて、エネルギー価格高騰の影響を上乗せできない福祉サービス事業所などの負担軽減を図るために、支援金を交付するものでございます。
 対象となる事業所は、高齢者施設や障がい者施設、保育所など、市内の約1,800事業所で、1事業所当たりの補助上限額は、事業所の種別により20万円から40万円としております。
 事業を開始しました先月末に、担当課を通じて各事業所に案内を行いまして、3月21日を期限として申請を受け付けているところでございます。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) この予算は、物価が高騰しているということで、国の交付金を使って臨時的に支援するという事業で、支援金は価格高騰しているエネルギー代に利用することもできることが分かりました。事業者にとって、とてもありがたい事業だと思っております。
 2番目の質問に移ります。
 私は、日中一時支援のガソリン代については、何度も何度も何度も質問させていただいています。
 倉敷市は、平成30年4月にガソリン代を、それまでの金額400円を半分の200円の値段にしました。私は元の値段に戻してほしいと言い続けています。実際、ガソリン代を何の前触れもなく200円にして、それをずっと続けた、そして200円のままなのです。
 真面目に一生懸命に障がい児とその御家族の方に寄り添って支援をされている事業所がございます。一方で、寝転んでいるだけの事業所もあったりもします。子供さんたちの支援方法についても、大きな差があると感じています。
 重度障がい児の度合いによって値段を改定していると、さきの議会質問の答弁では言われておりました。重度の方を多く見られる事業所は、比較的ですけれど、大きな事業所だと思っております。
 現況を見ますと、ガソリン代がかなり高騰している状況下にあります。元の値段の400円にすることがそんなにリスクの高いことでしょうか。ワーストワンの倉敷市のガソリン代、関係者の方や他市の方からも、倉敷市のガソリン代の補助はずっと200円のままなのと、いろいろ言われます。
 倉敷市で、障がい児に寄り添う事業所が前向きな気持ちになれず、最悪の状態になってやめていく施設もあるのではないかと思っております。
 障がい児の方々は、年々増えている状況下です。ガソリン代を元の400円に戻してほしいと何度も何度も何度も質問に上げています。200円では障がい児の方々をカバーできず、支援できなくなるのではないでしょうか。
 隣の総社市は540円です。岡山市は500円。笠岡市は500円です。倉敷市は30年4月に400円のガソリン代を200円にされました。福祉のまち倉敷の看板がありますが、理解できなくなります。ガソリン代がどんどん高騰する中、倉敷市での取組がなされないのはなぜなんでしょうか。今のガソリン代は、10年前の金額より、2倍とまではいきませんが、かなり値上がりしております。それが現実なんです。
 真面目に一生懸命に日中一時支援事業所をされている代表者の方は、今、ここにいる子供たちが大人に成長して就職し、税金を払っていける人になってほしいと言われ、頑張っていらっしゃいます。
 障がい児の皆さんに寄り添い、また一生懸命に取り組み、一緒に喜び合う事業所が倉敷からなくならないように、心ある答弁を期待します。
 また、倉敷市にある看板には、福祉のまち倉敷と書かれています。であるならば、せめてガソリン代の補助費がワーストワンであることをもっと重きに捉えるべきだと思っております。
 ガソリン代を減額前に戻すよう見直すべきだと考えますが、倉敷市としてのお考えをお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 森保健福祉局長。
◎保健福祉局長(森吉晴 君) 日中一時支援事業は、障がい児者を日常的に介護している家族などの一時的な休息や就労支援を目的として、障がい児者の見守りを行う事業であり、市町村の状況に応じて委託料を設定することとなっております。
 議員さんが先ほど言われましたガソリン代の高騰等につきましては、先ほど答弁いたしました福祉サービス事業所等物価高騰対策支援事業の中で行っておりまして、この送迎委託料はガソリン代だけではなく、その他送迎に対する全てのそういったものを含んでおります。
 本市の送迎委託料につきましては、平成30年4月に、国が定めている生活介護事業などの送迎加算の単価を参考に改正しております。
 改正後の送迎委託料は、近隣他市との比較では低くなっておりますが、一方で、サービス提供に係る本体委託料は高く設定しておりまして、実際に事業所にお支払いしているサービス全体の委託料としましては、他市より高い金額になっているところでございます。
 送迎委託料の見直しにつきましては、参考としております生活介護事業などの送迎加算の単価の見直しがされていないことから、引き続き国の動向を注視してまいりたいと考えております。
 なお、日中一時支援事業所に対するガソリン代を含む物価高騰対策としましては、先ほども申し上げましたが、他の障がい福祉サービスなどと同様、令和4年度、令和5年度に引き続き、国の交付金を活用した市の福祉サービス事業所等物価高騰対策支援事業の中で対応することとしております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) なかなか納得したと思える答弁ではございませんでした。
 重度の方を含めてサービス委託料については、しっかりと施策は取っている、それはいつもお聞きしています。サービスがいいということは、それはすばらしいことです。評価しています。
 一方で、倉敷市は中核市であり、何かを変更するときには市民の皆さんとの対話の姿勢を持っていろんな施策を考えていくのではないでしょうか。
 ガソリン代を平成30年に400円から200円に急に変更した理由が分かりません。なぜ変更したのか、その担当者はいらっしゃらないと聞いておりますので、なぜ400円から200円に変更したのか、その理由をお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 森保健福祉局長。
◎保健福祉局長(森吉晴 君) 日中一時支援事業は、市町村などが実施主体となり、地域の特性や利用者の状況に応じて実施する地域生活支援事業の一つでございます。
 事業者との委託契約に際しましては、各自治体におきまして適切な事業運営基準や単価等を設定する必要があるため、送迎委託料につきましては、国が定めている生活介護事業などの送迎加算の単価を参考とする改正を平成30年度に行ったものでございます。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 再質問します。
 何かよく分からないのですけれど、私は、伊東市長さんは中核市市長会の副会長でもあった、そして胸を張って倉敷の取組内容を皆さんが共感できるものにしていただきたいなというふうに思っているんです。子育てするなら倉敷でと言われるまちづくり、障がい児の子供さんにも優しい倉敷市であってほしいと願っています。
 そういった件で、トップリーダーでもある市長さんか副市長さん、私としては、やっぱり何でそういうふうに急に変えていって、今、ワーストワンのガソリン代、だから、この前、副市長もおっしゃったように、ほかのところはいろいろ認めてあげてるよと、それはそれで私は倉敷市として、トップリーダーとして、いろいろ考えているな、それは認めているところなんですよ。でも、ガソリン代が急に2分の1になって岡山県下でも一番最低の金額、それが納得できないと言っているんです。そこのところを、また副市長さんになるかと思いますけれど、お答えいただきたいと思います。
○議長(荒木竜二 君) 生水副市長。
◎副市長(生水哲男 君) 前回も御説明させていただいたんですけれども、それでは今日はより詳しく説明させていただきます。
 先ほど局長のほうから申し上げましたが、結局、市の事業としてこれをやっておりますので、市のほうで責任を持って単価を決める必要があります。ただ、やはり、何かよりどころも必要ですから、先ほど言いましたように、介護の関係の事業ですね、これをやっている送迎というものを国が決めておりますので、これを参考に判断してやっております。
 ちなみに、生活介護就労継続支援の送迎加算の報酬単価というのがありまして、これは国が決めているもので、条件があるんですけれども、1回の送迎に平均10人以上利用される場合、または週3回以上の送迎をする場合、このいずれかの場合は、平成29年当時、1回が130円です。それから、両方の条件を満たす場合、1回の送迎に平均10人以上利用していただいて、かつ週3日以上送迎する場合が270円という状況です。
 本市の同じような送迎ですけれども、30年のときに、うちは400円でした。このあたりは、やっぱり国が決めている送迎料も参考にしないといけませんので、それを200円にしましたというのがそのときの理由なんですね。それで、その後にこの生活介護の報酬単価は、また見直しがなされまして、令和6年度時点では270円の分が210円になり、いずれかの場合の130円は100円に改定されているんです。そういう中で、うちは200円ですから、確かに、福山とか県内も含めて、その送迎費用だけを言うと確かにそうですけれども、よりどころとしている国の生活介護の分で言えば、100円とか210円とかいう話なんですね。ですから、決して送迎費用を低く見ているということではございません。本来、この日中一時支援事業は、事業をしっかりとやっていただくというサービスなんですよね。ですから、前回も言いましたように、サービス単価は、重度、中度、軽度によって違いますけれども、他都市に比べると相当高い金額を本市は設定しております。そこのところを理解していただきたいんです。
 送迎費用だけ払うのではなくて、送迎もしながら全体のサービスをやっていただくということで、トータルで入る収入は、他市に比べるとかなり多くのお金が入ってくるというふうにしているわけですよね。そこのところを理解していただきたいんです。
 それと、議員さん、今日、最初からガソリン代とずっと言われましたけれど、さっきも局長が言いましたけれど、物価高騰対策ということでガソリン代は何回も見させていただいています。あらゆる事業所に対してですね。そのあたりをどうか御理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) もう質問しても、また同じ答えが返ってくるんだろうと思っております。
 私としては、やっぱり、そのとき何で半分の値段にしたのかと。前の元の値段に戻せば、別に何ともないわけですよ。それを何で2分の1にしたかということを聞きたかったんですけれど、生水副市長さんは、やっぱり今の状態のことを言われるので、だから、また再々質問しても同じような答弁しか返ってこないと理解しますので、私としては、やっぱりそうやって頑張っている事業所、そして日中一時支援というのはくくりがありません。しかしながら、子供たちに何かあってはいけないからと、介護士を雇ったり、幼稚園教諭、保育士を雇ったりしている施設があって、一生懸命子供さんのために、子供さんが、何か障がいのある方が、何とかトイレサインを出したとか、そういったことを一つ一つ一生懸命やっている施設に対して、何かの加点じゃないですけれど、やっぱり与えていただきたいなと。そういうところがガソリン代がこれだけ苦しくなって、本当は苦しいんだよという声を上げている。そういう市民の声に耳を傾けるだけの倉敷市であってほしいなとやっぱり私は思います。これは、これからも強い要望として心に留めておきます。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員、この際申し上げます。
 質問の途中でありますが、ここで休憩いたします。再開は1時からの予定です。

            午後 0時     休 憩

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            午後 1時     開 議

○副議長(藤井昭佐 君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 39番 矢野 周子議員、質問項目3番から質問を再開してください。
◆39番(矢野周子 君) 3項目め、子育てするなら倉敷でについて質問いたします。
 伊東市長は、就任以来、子育てするなら倉敷でと言われるまちということを前面に打ち出していて、最初は、医療費の中学生まで無料化を打ち出し、移住者が増えてきたとお聞きしております。今、他市も中学生まで、いえ高校生までの医療費無償化が進んでいる状態です。
 そこで1番目、子育て環境の整っている倉敷市に、県外の方にも住んでいただきたいと思っております。倉敷市として、県外在住の方に対して様々な媒体を通して移住施策のPRを行っておられますが、その移住施策の内容について、もう少し詳しくお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 本市では、県外の移住検討者に本市の魅力をPRするため、専用ポータルサイトやSNS等を活用した情報発信をはじめ、東京や大阪で開催される移住フェアへの出展や、先輩移住者をゲストに招いて移住の体験談や、実際の生活の様子などを紹介する移住セミナーを東京や大阪で開催しています。
 これらにより本市に関心を持たれた方に対しましては、移住先でのリアルな生活や穏やかな気候を肌で感じられるよう、若い世代を対象にした移住体験ツアーの実施や、本市での生活を体験できるお試し住宅を市内2か所に設置しております。
 また、東京圏や大阪圏に住む方が移住に向けた活動を行うため本市を訪れる際には、交通費の一部を補助しております。
 さらに、東京23区からの移住者を対象とした移住支援金や、特定の分野に就業する方を対象としたくらしき移住者応援補助金などの助成制度を設けることなどにより、本市への移住促進に取り組んでおります。
○副議長(藤井昭佐 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 今お聞きしましたら、移住のPRから暮らしの体験とか、移住の後押しにいろいろ取り組んでいることがよく分かりました。これからもいろいろ発信をしていただきたいと思います。特に、県外からの移住者を増やすためのPRをしていただきたいと思います。
 そこで2番目、倉敷市内の人口減少地域に住んでいただくために、行政として、まずは県外の方々に移住するところを紹介したり、実際に住んでいただくために何かメリットを付加してはと思います。若い方に提案してはと思いますけれど、いかがでしょうか。
○副議長(藤井昭佐 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 本市では、インスタグラム等のSNSを活用して子育て支援情報を発信しています。また、若い世代や子育て世代に暮らしのイメージを持ってもらえるよう、20代から30代の若者や、小さなお子様がいる家族の移住事例を紹介するとともに、東京23区からの移住者に対しましては、支援金100万円に加えて、18歳未満のお子様2人目から30万円の子育て加算を設けております。
 また、下津井地区に設置しておりますせとうち古民家お試し住宅では、20代から30代の先輩移住者たちが中心となって、座談会や食事など、利用者が地域と交流を深める取組を行っており、若い世代も安心して移住に向けた検討ができる雰囲気をつくり出しています。
 今後も、こうした取組の充実を図るとともに、提案いただきました取組につきましても、充実を図ってまいりたいと考えております。
○副議長(藤井昭佐 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 移住のPR、いろんなことをされていることが分かりました。特に、やはり若い方々にそういったところに住んでいただくということが一番大事かなと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
 倉敷市内の人口減少地域に住んでいただくために、行政としてまずは県外の方々に移住するところを紹介し、実際に住んでいただくため、何かメリットを付加するなどして若い方に提案してはどうかと考えます。
 他市の事例によりますと、県外の方から移住される子育て世代の方々に対して、一例ではあるのですけれど、戸建ての住宅を市営住宅並みの安価で貸し出しています。そして、市が定めた一定年度住んでいただくと、またそれを安価で譲渡する仕組みをつくったりしていました。その住宅付近には保育所を開設したり、そして御夫婦で働きやすい環境整備をされたりしていました。
 倉敷市として、子育て世代が倉敷で移住定住していただくための取組についてどのように考えられているのか、お聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 若い世代の方々に倉敷市へ移住していただく取組につきましては、先ほど答弁させていただきましたとおり、様々な取組を現在行っております。
 そうした中、議員から提案いただきました事例等につきましては、現在空き家である民間住宅の借り上げとか、その改修、さらにそれを賃貸を行うといった運用上の課題もあると考えておりますので、まずは研究させていただきたいと思います。
○副議長(藤井昭佐 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 今の答弁の研究というのは私が若いときから聞いている、あまり前向きでないと思いますので、やっぱり若い方に住んでいただかないといけないと思いますので、ぜひ前向きに検討するということを、やはり倉敷らしさというか、そういうものを入れつつ、他県からの移住者が増加しますように頑張っていただきたいと願っております。これは強く要望しておきたいと思います。
 次に、3項目め、児童館の周知についてお伺いいたします。
 倉敷市内でいろんな児童館の建て替えが進んでおります。しかし、若い御夫婦の方など、児童館自体を知らないという方々がいらっしゃるのではないかなと感じています。特に、若い世代の方々に倉敷のよさを分かっていただき、実際に住んでいただくためにも、児童館というものを広く分かっていただくことも必要ではないかなというふうに感じます。
 児童館の活動としては、子供たちの遊びの場や読書や調理教室など、いろいろな工夫をされ、取組をなさっているということが考えられます。しかしながら、周知不足があるのではないかなと考えております。もっと児童館活動を分かりやすく、ネットなどの媒体を通して、また広報くらしきに掲載するなどして、さらに周知していただければと考えます。どのようにお考えになっていらっしゃるか、お聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 児童館、児童センターは、市内に6か所設置しております。いずれも18歳未満の子供さんたちの健全な育成のため、遊びの場の提供を行っているほか、子供さんや保護者の方の相談を受けたり、子育てを行う方々の交流の場になったり、また子供の居場所になったりと、様々な役割を担っております。加えまして、休日に家庭保育ができないお子さんをお預かりします休日保育も、一部の施設で実施しております。この6館を合わせて、令和5年度の人数ですけれども、年間で約23万人の方々に御利用いただいているところでございます。
 こうした子ども・子育て支援施設であります児童館、児童センターにつきましては、倉敷市としても積極的に御利用いただきたいと思っておりまして、まずは妊娠の届出をされたときに配布している子育てハンドブックKURAに載っておりますし、またくらしき子育て応援サイトたのしく子育てあのねっと!でありますとか、市のホームページ、倉敷市公式アプリ、くらしき子育てアプリなどを通じて、皆様にお知らせしているところでございます。
 また、児童館のイベントを掲載した児童館だよりを近隣の小学校や公民館、図書館などで配布いたしますとともに、地域の施設やイベントに出向いて遊びの場を提供するおでかけ児童館も行っておりまして、そこでも皆様にお知らせを図っているところでございます。
 今年度行いました市長とのみらいミーティングで、児童館を御利用されている方、また運営に関わっている方との意見交換も行いましたが、非常に御利用されている方も、最近初めて知ったという方もいらっしゃいました。また、前から使っていて、非常に楽しく子供たちも遊べるし、また親同士の交流もできるという方もいらっしゃいました。ですので、市といたしましても、もっともっと児童館や児童センターのことを、子育て家族の方に知っていただきたいと思っております。今、議員さんもおっしゃるように、この児童館、児童センターは、子育てするなら倉敷での大変重要な施設でございますので、皆様にもぜひPRもしていただいて、さらに積極的に取組を進めていきたいと思っているところでございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 伊東市長さんから詳しく説明いただきまして、よく分かりました。
 交流の場、そして居場所づくり、本当に子育て世代の方々がこれから先もずっと使っていただける、そして子育て家族の方々の情報交換の場となっていくように、周知していただければいいかなと思っております。
 そして、利用する方の認知度が上がり、利用率を上げていただいて、子育てする皆さん方にとって、ほっこりするようなひとときになるよう願っております。
 では、4項目め、美観地区のトイレについてお伺いいたします。
 最初に、この項の1番目、美観地区の観光施設のトイレについて、洋式化を進めているとお聞きしております。今どういったところに洋式化や温水洗浄つき便座の整備をされているか、主立ったところを教えてください。
 和式トイレも整備されているとお聞きしますが、洋式トイレと和式トイレの割合はどれくらいでしょうか、お教えください。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 倉敷美観地区内にある本市が管理する倉敷物語館、新渓園、倉敷館、バス専用駐車場の4つの観光施設のトイレにつきましては、平成31年度から、利用者の満足度の向上や、インバウンドの受入れ対策として計画的に洋式化、高機能化を進めております。
 本年2月時点でこの4施設には合わせて35の個室トイレがあり、そのうち29基を温水洗浄便座を備えた洋式トイレとしており、洋式化率は約83%となっております。一方で、残る6基の和式トイレにつきましては、和式トイレを希望される方もいらっしゃることから、今後、利用状況に応じて洋式化の要否について検討してまいりたいと考えております。
○副議長(藤井昭佐 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 83%温水洗浄つきトイレになっている、和式しか使えない方もいらっしゃるので、和式トイレも6基あるということです。
 皆さんからは、以前よりきれいになったねというふうに言われておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 この項の2番目、トイレマップの作成についてお伺いいたします。
 美観地区のトイレをもっと分かりやすくしてはと考えます。美観地区にお住まいの方々から、以前に比べたらトイレの洋式化が進み、よくなったと思うけれど、もっとトイレがどこにあるか分かるようにしてほしいとの要望をいただきました。
 高齢者の方々が美観地区を来訪されますが、トイレはどことよく聞かれるそうです。一目見たら分かるような看板、トイレだけのマップを作成していただけたらと考えます。
 現在、観光客の方に配布されているマップは、確かにトイレのマークの記載はあります。しかし、要望をくださった方のお話によると、小さなマップのため分かりにくく、見にくいなと観光客の方から指摘があったようです。
 私自身も、NHKのテレビでトイレ観光巡りをしているバスについて放映されているのを見させていただきました。観光都市では、ここぞトイレというものが点在しているのだなと感じました。
 観光客の方々が美観地区にいらっしゃって困ることがない、倉敷さを感じていただけるようなおもてなしトイレマップを作成していただきたいと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 美観地区のトイレ案内につきましては、現在てくてくマップのほか、倉敷観光総合パンフレットにも地図を掲載して周知を図っているところでございます。
 また、美観地区内の案内看板にもトイレの位置が分かるように表示をしているところでございますが、今申し上げましたようなマップ、看板の案内につきましては、主に観光客の方に観光施設や宿泊施設、飲食店など、まち歩きの情報をお伝えすることを優先的につくっているものでございますので、今議員さんがお話しされましたように、トイレの表示が分かりにくいという御意見もいただいている状況とは認識しております。
 そこで、今後、観光客の方に迷うことなくトイレに行っていただけるようにするために、ちょっとどのような形かまだ検討しているところですけれども、トイレが分かりやすいような形の、いわゆるトイレマップというようなものを作成して、もちろん、できましたら市の観光LINE公式アカウントであります倉敷ファンクラブや、倉敷観光WEBなどに掲載したいと思っておりますし、また、観光案内所やバス専用駐車場などにこれを設置しまして、問合せがあった場合にお渡しするなど、トイレへの丁寧な案内にも力を入れていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(藤井昭佐 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) どんなトイレマップができるのかなというふうな感じで、おもてなしの気持ちが入るようなトイレマップを期待していたいと思います。
 最後に、この項の3番目、美観地区のトイレの整備について、倉敷商工会議所から要望が出ているともお聞きしております。その内容についてお聞かせくださいと質問する予定でしたが、場所とか、どのようなトイレを設置するか、細部にわたってまだ決定されていない状況とお聞きしました。すばらしいトイレが倉敷の町なかにできますことを楽しみに期待しております。
 また、最近は観光地のトイレ巡りを入れた観光も都内ではあったりしますので、大きな期待を持って待ち望みたいと思います。
 これで質問を終わらせていただきます。最後までの御清聴、本当にありがとうございました。(拍手)
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