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令和7年第3回倉敷市議会(第1回定例会) 3月7日(金) 本会議 質問
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内容
会議録
令和7年第3回倉敷市議会(第1回定例会)
3月7日(金) 本会議 質問
未来クラブ
赤澤 幹温 議員
1 子ども食堂について
◆37番(赤澤幹温 君) (拍手) おはようございます。未来クラブの赤澤 幹温でございます。
先日の我が会派の代表質問において、既に多くの質問に答えていただきましたので、今日は市民の方からの要望1項目のみ、簡潔に質問させていただきます。
1点目、子育てするなら倉敷での基本的な考え方についてお伺いいたします。
国が、こども基本法を令和5年4月に施行いたしましたが、本市においては、それに大きく先駆け、平成24年4月に倉敷市子ども条例を施行し、子育て政策にいち早く力を入れてまいりました。そのかいあってか、出生率、合計特殊出生率も、常に岡山県平均、全国平均を上回ってきている成果を上げていると理解しております。これも伊東市長を先頭に、市執行部の政策効果のたまものと思われます。
そこでお伺いいたします。
本市では、子育てするなら倉敷でというスローガンの下、政策展開されてまいりましたが、その基本的な考え方について見解をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君) それでは、赤澤 幹温議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
子育てするなら倉敷でについて、基本的な考え方は何かという御質問でございます。
市では、政策を進める上で大変重要な施策といたしまして、子育てするなら倉敷でといわれるまちづくりを目指しております。これは、市民の皆様に安心して結婚、妊娠、出産、子育てをしていただき、子供さんを持たれる世代の皆様が、仕事と子育てを両立することができる環境、また子供さんたちが、家族や地域の方々に囲まれて健やかに成長していける環境づくりが大切であると考えておりまして、これまでも取り組んできたところでございます。
先ほども御紹介いただきましたが、市では、こども基本法ができる前から、既にくらしき子ども未来プラン等もつくり、しっかり取り組んできているところでございます。このたび、国がこども計画をつくってください、国の趣旨であるところの社会全体で子育て支援に取り組むための方向性を、市の計画の中でも示してくださいと言ってこられたわけですが、市では既に示しているわけですけれども、今後、第二次くらしきこども未来プランを策定することとしておりまして、国の方向性ということも入れながらつくっているという状況でございます。
いずれにいたしましても、子供さんの成長、そして子育て家庭への支援施策などを総合的に進めていくための基本的な考えといたしまして、子育てするなら倉敷でを家族はじめ地域で、みんなで子供さんを支えていく、育んでいくということが基本的な考え方と思っております。
○議長(荒木竜二 君) 赤澤 幹温議員。
◆37番(赤澤幹温 君) 今後とも、子育て世代やこれから子育てする方々を力強くサポートしていただけるということで、強い決意をいただきました。
次に、この項2点目についてお伺いいたします。あらゆる子供たちが健やかに成長できる環境を整えることは、最も重要であると考えます。我々大人たちが存在するのは、ある意味、全ては次世代のためにであります。
さて、そのような中で、昨今、子供食堂の取組がテレビのACジャパンの公共広告等で取り上げられており、社会的関心も高まってきているという状況であります。
初めは、子供の貧困対策としてつくられていきました。食の貧困、つながりの貧困、体験の貧困などの解消が主たる目的でしたが、親がほっとできる、ママ友ができる、虐待予防にもなるなど、子育て支援としての価値も付加されていき、今日では、さきのACジャパンの公共広告のように、みんなの食堂などという言われ方をし、高齢者等の活躍の場、にぎわいある地域づくりなど世代間交流の場、そのように価値が高まっていっております。
そこで、本市では子供食堂の意義をどのように捉え、取組をしているのか、お答えください。
○議長(荒木竜二 君) 森保健福祉局長。
◎保健福祉局長(森吉晴 君) 子供食堂は、子供が1人でも行くことができる、無料または低価格で食事などを提供している場所でございます。
核家族化や共働き家庭の増加、地域との関係の希薄化など社会環境が変化する中、独りで食事をとる孤食の解消、食育の実施、交流の場の提供といった活動が、民間団体や地域住民などにより自主的に行われております。
また、食事の提供だけでなく、子供食堂を運営する地域住民などが困難を抱える子供に気づき、必要に応じて支援機関につないだり、子供が家庭や学校以外に安心して過ごせる第3の居場所として設置されたりするなど、その取組は多岐にわたるものと認識しております。
○議長(荒木竜二 君) 赤澤 幹温議員。
◆37番(赤澤幹温 君) 次に、このように社会的意義が深い子供食堂ですが、その多様な価値観の下、子供食堂を公民館で開きたいという要望も出てきております。近隣の自治体では、子供食堂を公民館で開催しているところもあります。
他自治体での公民館利用について、本市はどのように把握しているのか、具体的にお答えください。
○議長(荒木竜二 君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹 君) 県内の自治体では、岡山市や津山市などの公民館において、子供食堂が実施されております。
例えば、岡山市では、地元住民などのボランティアが中心となって、多くの場合、岡山市社会福祉協議会の支援を受け、運営委員会等の活動団体を立ち上げて、現在、11の公民館で子供食堂を実施しております。
この活動団体は、子供食堂の企画、運営を行っており、子供たちへの食事の提供だけではなく、学習支援や体験活動の支援なども行っていると伺っております。
○議長(荒木竜二 君) 赤澤 幹温議員。
◆37番(赤澤幹温 君) さて、前触れが長くなりましたが、本日の質問の趣旨は、子供食堂の公民館使用の考え方であります。前述のように、子育てするなら倉敷でというスローガンの下、それを体現してきた本市でありますし、子供食堂の意義を十分に理解されている本市であります。しかしながら、地域にも目ぼしい施設がなく、地元有志、ボランティアで子供食堂の公民館利用をお願いしたところ、地区社協の許可、理解が要るとのことで、断られたとのことでした。
社会教育法第22条において、その施設を住民の集会その他の公共的利用に供することとなっており、設置者である本市が認めれば、それでよいのではないかと思われます。このような分野においては、悪貨が良貨を駆逐するようなことはないと思われます。
昨今、公民館の利用は高齢者に偏り、それこそ子育て世代や若い世代の利用はまれな気がいたします。公民館は、読んで字のごとく、公の民の館であるべきであります。
社会的意義のある子供食堂を実施するに当たり、公民館の利用について本市の考え方をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹 君) 公民館は、市民の皆様のために、生活に即する教育、学術、文化に関する各種事業を行うことにより、自主的な学習活動を支援する集いの場、地域における生涯学習の中心となる学びの場、世代を超え様々な年齢層の人々を結ぶ場となる、地域づくりの拠点としての役割を担っていると考えております。
倉敷市教育委員会では、子供食堂が子供たちへの学習支援や仲間づくり、地域住民相互の学び合いや交流促進などを目的として実施される場合には、公民館の使用を認めております。
今後も、公民館が社会教育を基盤とした人づくり、つながりづくり、地域づくりの場となるように努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 赤澤 幹温議員。
◆37番(赤澤幹温 君) しっかりと子供食堂の意義を認めていただき、その趣旨に従って、地域の実情に合わせて利用できるというふうに理解いたしました。今後とも、人づくり、地域づくりの拠点として、さらにその価値を高めることを期待いたしまして、私の質問を終わります。
最後になりましたが、本年をもって退職される職員の皆様に、長年の御労苦を心から感謝申し上げます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
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