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令和7年第3回倉敷市議会(第1回定例会) 3月7日(金) 本会議 質問
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内容
会議録
令和7年第3回倉敷市議会(第1回定例会)
3月7日(金) 本会議 質問
くらしき創生クラブ
藤原 薫子 議員
1 教育現場の充実
2 安心して働くために
3 行財政改革プラン2025(案)について
◆41番(藤原薫子 君) (拍手) くらしき創生クラブの藤原 薫子でございます。
連日の新人議員の質問を聞くにつれ、私からは、その初々しさはなくなってしまったなと感じますし、先ほどの先輩議員のコンパクトにぎゅっとまとめた質問を目の当たりにしますと、まだまだ私は力不足だなと感じるところではございますが、初心を忘れず、このたびも一問一答の方式で質問を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
それではまず、教育現場の充実を求めて、大きく2点質問いたします。
1点目は、学校校務員に焦点を当てます。
学校校務員の業務には、子供たちが安全な学校生活を送れるよう、学校内の設備や環境を整えることが上げられます。この業務内容は、校内の清掃や樹木の剪定、屋外の除草など、また備品の修繕などもあります。そうした多岐にわたり、器用さが求められる職種と言えます。
募集するに当たって、ある程度の技量を求めておく必要があると考えるのですが、その受験資格についてどうなっているのか、教えてください。
○議長(荒木竜二 君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹 君) それでは、藤原 薫子議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
現在、倉敷市教育委員会では、学校等で勤務する校務員を、会計年度任用職員として採用しております。
採用試験の受験資格としては、普通自動車運転免許を有すること、体力に自信があること、剪定及び日曜大工の経験があることを条件にしております。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 受験には、恐らく特に資格というものは求めておられないということです。校務員の技術や資質を高めることは、大変重要だと個人的に感じています。
校内が枯れ葉だらけであれば、そして荒れていれば、その景色を見る子供は、学校を汚すことに嫌悪感を抱くことはなくなるかもしれないし、一方、校内が整理整頓されていれば、汚くすることに抵抗を感じて、自分もきちんとしようと心がけるようになるかもしれません。これは、町がきれいに清掃されていたら、犯罪が少ないという理論と同じです。学校の環境が整うことで自発的に挨拶ができるようになるという、よい変化につながることも考えられます。
また、どの学年も使う工作室などの、例えば椅子が壊れてがたがたしている場合、教職員が直さなければいけないとしたら、それは教職員の業務量の増加となってしまいます。校務員の技術力や資質を高めることは、教職員の負担が軽減され、働き方改革につながるとも考えられます。
本市としての学校校務員の技術向上や資質を高めるための取組について、教えてください。
○議長(荒木竜二 君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹 君) 倉敷市教育委員会では、全ての学校校務員を対象に作業中の事故防止、例えば、草刈機の取扱いや熱中症対策などをテーマとして、研修会を毎年実施しております。また、造園業者を招いての剪定研修など、専門的な技術の習得を目的とした実技研修を実施するとともに、チェーンソーの操作など、労働安全衛生法に基づく講習に参加する機会も設けております。
さらに、教育委員会の職員を対象とした人権教育研修会に学校校務員も参加し、学校職員としての児童、生徒との関わり方などを学ぶ機会としております。
今後もこれらの取組を通じ、学校校務員として必要な知識、技能等の習得を図り、資質向上に努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 様々な研修を行っているということで、受験資格には、特に大きな資格を有することは付されていないようですが、その後の技術向上に向けて取り組んでいるということは、確認ができました。
学校校務員も教職員の一員ですよね。その存在の重要さも認識して、これからも取り組んでいただきたいですし、一つ紹介するとすれば、学校校務員の席はどこにあるのかと教育委員会に以前尋ねたところ、職員室に席を設けておりますと、そのように学校長にも伝えてありますということでした。
では、実際に校務員が、夏場に作業着を着て暑い炎天下、剪定をする、学校を掃除する。その汗だらけ、汗びっしょりで泥だらけになっている姿で職員室に入ることははばかられると、実際には言っておられます。
教育委員会としては、こういうふうにしていると、きちんとしていらっしゃるのでしょうけれども、実際に現場の声もこれからも聞いていただいて、校務員さんの存在の重要さも考えながら、今後も取り組んでいただきたいと思います。お願いします。
そして、教育現場の充実の2点目として、音楽教育のさらなる充実を求めて質問いたします。
音楽は、私たちの感性や情緒に大きな影響を与える力を持っています。例えば、悲しいメロディーを聞いたら、自分自身何か悲しい場面を想像して心の奥が揺さぶられたり、楽しい音楽であれば、自然と笑顔になってエネルギーが湧いてきたりします。このように、音楽は知識や技術といった認知的スキルだけでなく、自己表現であるとか共感する力といった非認知能力に直接的に働くものと言えます。
学校の授業の中で様々なジャンルの音楽や楽器に触れることは、感性を磨くといった非認知能力の成長を促すものと考えますが、教育委員会として、音楽教育を通じて児童、生徒のどのような成長を目指しているのか、その見解をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 仁科教育長。
◎教育長(仁科康 君) 現行の学習指導要領では、音楽活動の楽しさを体験することを通して、音楽に対する感性を育むことや豊かな情操を培うことなどが、目標に位置づけられております。この目標の下、小・中学校の音楽の授業では、歌を歌うことを通して歌詞が表す情景や心情を想像することや、楽器の演奏や曲の鑑賞を通して楽器の響きの美しさを感じることなどにより、児童、生徒の感性や情操の育成につながっていると考えております。
倉敷市教育委員会といたしましては、こうした取組が児童、生徒の豊かな人間性を育むために大きな役割を果たすと考えており、今後も引き続き音楽教育の充実に努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 数学を担当していらした仁科教育長に、音楽のことを聞くのは酷だったかもしれませんが、教育長から、豊かな人間性を育むための音楽教育だと言っていただきました。音楽教育を充実させるものとして、様々な楽器に触れ、演奏すると、そうしたことも、先ほど教育長の答弁の中にもありました。それを私は提案いたします。
現在も、各学校に多くの楽器を保有しており、音楽の授業で使われていますが、その楽器が壊れた際には、修理をしながら使用しているそうです。また、修理が困難な楽器だった場合、新しい楽器を購入する予算が割けず、購入できていない状態だということも聞いています。特殊な楽器になればなるほど、値段が高くなり、高価なものが多く、簡単に手に入れることは難しいでしょう。
学校が保有する楽器が破損した場合など新たな楽器が必要となったとき、随時、楽器の調達はできているのかどうか、教えてください。
○議長(荒木竜二 君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹 君) 倉敷市教育委員会では、学校運営のために、備品購入費や修繕料などの必要な経費につきましては、毎年学校から提出された計画書に基づき、学校へ予算を配当しております。学校では、授業で使用する楽器をはじめとした物品の購入や修繕の費用につきましては、予算の範囲内で対応しているところでございます。
倉敷市教育委員会といたしましては、引き続き学校運営に支障のないよう、必要な予算の確保に努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 予算も限られている中での楽器の調達なので、調達方法はどんなものがあるかと、いろいろ調べていたら、ほかの自治体において、不要になった楽器を寄附してもらって、学校で再利用している取組を見つけました。新品ではないけれども、様々な種類の楽器が集まることが予想されます。
本市としても、不要となった楽器を寄附してもらい、学校で活用してはどうかと考えますが、市の見解をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹 君) 倉敷市教育委員会では、楽器を含めた物品の寄附の申出が寄附者の善意による自発的なもので、いただいた後の維持管理等の負担が少なく、教育活動に資するものと認められる場合に、寄附の受入れを行っているところでございます。
学校教育法により、学校の運営に要する経費は、原則公費で負担することとされておりますので、授業で使用する楽器をはじめとした学校運営に必要な物品は、寄附によらず予算の範囲内で対応しております。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 他の自治体の寄附の方法ですが、答弁では、学校教育法で、学校の運営に関する備品などは原則公費で負担するということですが、先ほどの自治体では、中古品や貴金属などを扱う買取り業者が仲介して、集まった楽器を査定し、査定した金額がそのままふるさと納税として扱われます。寄附した人には、税の控除が受けられるという仕組みです。これは、誰も損をしない内容だと感じます。こうした工夫をしながら、子供の音楽教育に力を入れている自治体もあります。
先ほども管理の負担を考えながらということもございましたが、各学校で楽器を管理することが難しいのであれば、教育委員会が楽器を一括管理して、各学校へ貸出しするという方法もあるかと思います。他の教科に比べて絶対的に授業日数が少ない音楽の時間が、より充実したものになるよう今後も努力をお願いいたします。
それでは、次の項です。働き方について2点提案いたします。
以前、一般質問において、本市におけるカスタマーハラスメントの状況について質問があり、本市においても業務に支障を来すような場合があり、警察への通報や顧問弁護士へ相談しているとの答弁がありました。その際、質問された大守議員からは、対応マニュアルの作成を考えてはとの意見が述べられております。私も、きちんとしたマニュアルの作成は必要だと考えます。職員を守り、健全な職場環境を維持するための重要な取組です。
厚生労働省のパワハラ防止指針に、いわゆるカスハラが含まれていることから、本市としてもカスタマーハラスメントに対するマニュアルを作成してはどうかと考えますが、見解をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 尾崎総務局長。
◎総務局長(尾崎英樹 君) 本市では、市民の皆様からの様々な御意見、御要望に対応する中で、職員の対応や説明に不満を募らされ、要求内容や言動が一般的な限度を超えるような場合には、毅然とした態度で、かつ複数名で組織的に対応するようにしておりますが、先ほど議員さんもおっしゃいましたが、業務の継続に支障を来すような場合には、やむを得ず警察への通報や顧問弁護士への相談などにより対応しております。
近年、様々な方面でのカスタマーハラスメントが問題視されてきており、本市としては、これまでの対応を基本としつつ、厚生労働省のマニュアルなども参考にしながら、職員への対応方法の周知、啓発を行うとともに、研修内容の見直しなども行い、組織としての対応力の向上に取り組むことで、職員が安心して働ける環境づくりに努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 本市において、過度な迷惑行為への対応マニュアルなどを作成することで、その動きが民間企業へも波及されることが期待されます。
東京都や三重県桑名市では、この4月からカスハラ防止条例が施行されます。そうした先進事例を参考にしながら、市の職員をはじめ、市内で働く皆さんが安心して業務に当たれる取組を進めてください。
2点目は、人材確保のための提案です。
本市においても、人材を確保していくことは重要な課題と言えます。これまでにも、採用が困難になっている技術職員の採用について提案を重ねてまいりました。このたびは、岡山県が始めた育児や介護などの事情により退職した人を対象とした採用活動について提案いたします。いわゆる再採用の動きです。
育児や介護でやむなく退職した人が、時間に余裕ができた段階で復職できる制度で、行政現場にとっても即戦力として期待ができます。
本市の人材確保の一つとして、再採用試験の導入を検討してみてはどうかと考えますが、その見解をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 尾崎総務局長。
◎総務局長(尾崎英樹 君) 少子化や公務員希望者の減少などにより、全国的に自治体職員の人材確保に苦慮している中、本市の将来を担う優秀な人材を確保するため、採用試験の実施に当たっては、国や他の地方自治体の実施状況なども参考にしながら、試験内容や募集方法など、随時見直しを行っているところでございます。
昨今、民間企業や自治体におきまして、育児や介護など様々な事情で退職された方を再度採用することで、即戦力として確保する動きがあることは認識しております。
本市では現在、こうした職員再採用試験は実施しておりませんが、以前から職務経験者を対象とした採用試験を実施して、即戦力の人材確保に取り組んでいるところでございます。
今後も、幅広い層から本市が求める人材を確保できるよう、再採用試験も含めた様々な採用試験の手法について検討してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 実際、今年度からこの制度をスタートさせた岡山県の職員の中には、今はちょっと体調が優れない中で勤務しているのだけれども、この制度があるのであれば、一旦退職して体の調子を整えてから、また戻ってきてもよいかなと考えている人がいると聞いています。多様な働き方を考えていくことで優秀な人材確保に力を尽くしていってください。
それでは、行財政改革プラン2025(案)について2点質問いたします。
プランの中に財政構造改革として、公共施設のファシリティーマネジメントの取組が幾つか上げられています。その一つに、母子生活支援施設倉敷市鶴心寮を、令和10年度から民設民営での運営に切り替えるというものがございます。
現在は指定管理者により管理されていて、鶴心寮の利用経験者からは、倉敷市が運営してくれていると思うと安心して利用できたとの声をもらっています。公設民営であるからこそ、孤立した親子に安心を与えることができてきたということです。これが、一たび民設民営となれば、利益の薄い福祉施設を民間が維持し続けていってもらえるのかと、心配にもなります。
孤立親子の最終の受皿として大きな役割を果たしている鶴心寮を公の施設から外すことは、行き場をなくした親子の支援や、自立を支えてきた体制あるいはサービスの低下を招くと危惧されます。
このたび民設民営化する理由を説明してください。
○議長(荒木竜二 君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君) 母子生活支援施設である倉敷市鶴心寮については、既に築50年が経過しており、令和4年3月に公表した市の公共施設個別計画の中では、単独建て替えを含め、事業手法や施設の方針について今後検討していくということで申し上げ、令和8年度末までに事業着手する予定ということにしておりました。
その後、事業手法も含めた方針について検討を行い、民設民営による事業運営が適切と判断いたしました、その理由を今から申し上げたいと思います。
施設と運営の両面において、民間の創意工夫によりサービス向上が見込め、入所者の自立に向けた、支援のさらなる充実も期待できると考えております。
なお、この民設民営化に当たって、まず運営事業者の選定は公募するわけでございますが、当然のことながら、事業者の適性をはじめとして、建物の計画、運営面などについてもしっかりと審査を行います。そして、先ほど市から離れてしまったら心配ということをおっしゃいましたが、当然、民設民営後も入所措置は市が行いますので、市が運営事業者の方と連携して、入所された方の自立支援に取り組んでいくということはこれまでと同じでございます。
それゆえ、このような方針を出しているところでございまして、今後、利用者の方のさらなるサービスの向上、それからしっかり支援していけるようにという観点で事業を進めていきたいと考えているところでございます。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 市長から御答弁いただきましたので、その方向でしっかりと進めていただけると確信いたしました。
ただ、一つだけお伺いしたいことがあります。実際に、前述した施設利用経験者からは、生活に困窮している親子からすると、民間の施設イコール利用料が高いというイメージがあり、自分の収入では、利用料が捻出できないのではないかと思ってしまいますと言われました。
民設民営後の利用料についてはどのように考えているのか、教えていただけますか。再質問です。
○議長(荒木竜二 君) 生水副市長。
◎副市長(生水哲男 君) 利用料がどうなのかということでございますけれども、基本的に、市がもともとやっている事業であり、勝手に法外なお金を取るとかということはございません。
例はちょっと違いますけれども、昔、倉敷市は保育園の民営化をやってまいりました。そのときにいろいろ民営化議論もございましたが、保育園も措置費というものは事前に国が定めておりますから、公立がやろうが民間がやろうが同じようにサービスを提供するもので、より運営に柔軟性を持たせることで、本市はそういった方法もやってまいりました。今回の鶴心寮につきましても、基本的にそういうことです。
ただ、倉敷市の住民で困っている方を、市のほうで必要な人を措置するような形で入れるわけであり、また市外の方も受入れしてあげられるということで、特にお金の面で高くなるから入れなくなるということではございませんので、そのあたりは、御心配はなさらぬようにお願いします。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 民設民営という言葉が先に出てきてしまって、今回私も、これがちょっと唐突に出てきてしまったと思うので、これを御覧になった施設利用経験者の方からは、民間の施設になってしまうとどうなるのだろうという不安の声をいただいたんです。ただ、倉敷市の関与は一切ないということではないと。これからも同じように措置もしていくし、連携を取っていくということですが、現在の利用者はもちろん、今後の利用者の方々にもそうした丁寧な説明をお願いしたいと思います。
自分の生活に失望して、周囲からの支援がないながらも、子供のために再び自立を目指す母親からしたら、鶴心寮は救いの場だったんです。その施設の古さがどうであれ、孤立していない状態で過ごせる場所を確保し、提供していくことは、行政として大変に重要な役割だと感じています。歯を食いしばり立ち上がろうとする親子をこれからもしっかりと支えていく、その覚悟でこの事業を進めてください。よろしくお願いいたします。
それでは、同じくこのプランに、財政構造改革の考え方といたしまして、本市が保有する不動産、観光資源などのあらゆる財産の利活用によって新たな財源を生み出すとともに、持続可能な市政運営を行うために、安定した財政構造の確立に向けて取り組むとあります。その中で提案されているのが、複数の公共施設の駐車場を有料化するという内容です。
市の財産の利活用によって新たな財源を生み出すという考え方からすると、市民の方から駐車料金を徴収するのは、市の財源を潤すためなのかと思ってしまいがちです。ただでさえ物価が高騰し、公共料金も値上げされる中、駐車料金もかというため息が聞かれそうです。
有料化に当たっては、市民の皆さんに納得してもらうことが必要と考えますが、有料化を検討する理由をお示しください。
○議長(荒木竜二 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 行財政改革プラン2025(案)では、庁舎等再編整備、倉敷ふれあいの丘公園、児島地区公共施設再編整備の3施設につきまして、駐車場の有料化の検討を掲げています。
これらの施設につきましては、複数の施設や機能を複合化することや、ほとんどの施設が土日、祝日に開館して、多くの方の利用が見込まれることから、駐車場が混雑し、周辺住民や周辺道路等への影響が出ることが懸念されます。
そのため、無断駐車の防止や長時間の駐車を抑制することで、より多くの方に利用していただけるようにするため、駐車場を有料化することで、混雑対策と施設の円滑な利用につなげてまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 周辺道路の渋滞緩和のためということは理解できるのですが、無断駐車もなくしていきたいと。それは適正に使っている市民からすれば、そうした無断駐車、迷惑な行為をしている人のために、お金を払わなければいけないのかということになりかねないのですけれども、市民の皆さんには、使用料の説明はどのようにされるのでしょうか。再質問です。
○議長(荒木竜二 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 例えば、児島地区公共施設再編整備におきましては、JR児島駅に近い場所に整備するため、近隣の民間駐車場への影響も懸念されております。
それから、庁舎等再編整備事業(市民交流ゾーン)におきましては、中央図書館の移転等に伴い、利用者が増加するということ、それに伴って周辺道路の混雑の懸念があります。
倉敷ふれあいの丘公園につきましては、公園には県内最大級の大型遊具を整備する予定で、近隣の住宅など周辺住民の生活道となっている市道や県道、新田天城線の混雑も懸念されておりますので、そういった点で近隣の住民の皆様への配慮といった面でも、有料化していきたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 藤原 薫子議員。
◆41番(藤原薫子 君) 持続可能な行政運営のためには、安定した財政構造の確立は必要だと思います。そこは理解しながらも、なぜこうした取組をするのかということを、この先5年間、行財政改革プラン2025の中で丁寧な改革に取り組んでいただくことを望みまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
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