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矢野 周子 議員
令和4年第2回倉敷市議会(第1回定例会) 3月2日(水) 本会議 質問
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内容
会議録
令和4年第2回倉敷市議会(第1回定例会)
3月2日(水) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 倉敷市庁舎等再編整備事業について
2 ケアラー条例の制定を
3 学校,園の施設整備について
4 倉敷北児童センター・西岡荘再整備事業について
◆42番(矢野周子君) (拍手)皆さんおはようございます。未来クラブの矢野 周子でございます。
質問に入ります前に、3月をもって御退職、御勇退をなさいます倉敷市職員の皆様方に対しまして、感謝と敬意を申し上げます。今後とも様々な形で倉敷市をお支えいただき、御活躍くださいますようよろしくお願い申し上げます。
また、長引く新型コロナウイルス禍で患者さんに寄り添っていらっしゃる医療従事者の皆さん、保健所をはじめ職員全ての皆さんに感謝とお礼を申し上げます。徐々に終息すると思われておりましたが、新型コロナウイルスオミクロン株の感染者が拡大し、さらなる注意喚起が必要だと考えております。まずは、自分自身でできること、うがい・手洗い励行、マスク着用を心がけていただき、密にならないような行動を取っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
では、通告に従い、一問一答の方式で質問させていただきます。
1項目め、倉敷市庁舎等再編整備事業についてお伺いいたします。
大まかなことは、未来クラブの代表質問に立たれた赤澤議員さんの質問から、防災危機管理センター棟は令和7年度中、複合施設棟は令和9年度以降の運用開始を目指すということが分かりました。私からは、市民の皆さんから要望がありましたことを質問させていただきます。
1番目、複合施設棟の整備についてお伺いいたします。
複合施設棟には、図書館をはじめ市民活動センターや中央憩の家等が入ることとなり、様々な方が利用されると思っております。障がいのある方、高齢者の方、子育て中の方、妊産婦の方など、多岐にわたると想像しております。だからこそ、全ての利用者にとって建物や設備が使いやすく、人に優しいものでなければならないと考えております。
今までにお聞きしたお話の一つに、特に利用する機会が多い多目的トイレを造る際、障がい者の皆さんから、どうして自分たちの意見を聞いてくれなかったのかな、もっと意見を反映してほしかったなとのお話をいろんな場面で聞くことがありました。また、車椅子駐車場は、車椅子利用者のことも考えて、屋根つきで入り口に近いところへ、段差がないように設置してあげてほしいと考えます。
市民の皆様が使い続けていく施設であります。ユニバーサルデザインをしっかりと取り入れていただきたいと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織君) 皆さんおはようございます。本日から、またどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、矢野 周子議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
倉敷市庁舎等再編整備事業についてでございますけれども、その中で、特に複合施設棟のことについて御質問いただきました。
現在は、防災危機管理センター棟、そして複合施設棟を新しく建設していくことについて、基本計画の策定を行っているところでございます。
先日も御答弁申し上げましたし、今御紹介もいただきましたけれども、防災危機管理センター棟については令和7年度中の運用を目指し、そして複合施設棟にきましては、ちょっと時期がずれますけれども、令和9年度以降ということで、なるべく早い時期にとは思っております。
そういった中で、特に多くの方がお使いになります複合施設棟につきましては、現在、中央図書館はじめ市民活動センターなどを複合化するということになりまして、年長の皆様方、そして障がいのある方、妊産婦の方や子供連れの方など様々な方が利用されることが、当然予想される施設でございます。
施設整備に当たって、バリアフリー等についてどうするのかということでございました。
市といたしましては、倉敷市福祉のまちづくり条例を踏まえまして、ユニバーサルデザインの導入、車椅子の使用などを想定いたしました多目的トイレについても、当然設置していきたいと思います。特に車椅子の方の使用ということで、この多目的トイレは当然必要になります。それから、まだこれからでございますけれども、建物にアプローチしやすいような場所や屋根等、車椅子の方、障がい者の方等の駐車場の整備を行うことなど、当然のことながら誰もが使いやすく、安全で快適な施設となるような思いを持ちまして、現在策定中の基本計画を検討していきたいと、このように全体としては思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 市長から温かいお声をいただきまして、市民に優しい施設ができるということを確信いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
では2番目、図書館整備についてお伺いいたします。
11月定例会で、アンケートを取り、その御意見を反映していくとの答弁がなされました。現在の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。
◎教育次長(黒瀬敏弘君) 図書館を核とする複合施設棟につきましては、市民の皆様の御意見を伺うためアンケート調査を実施することとしており、先月末、15歳以上の倉敷市民の中から無作為抽出した2,000人の方にアンケート用紙をお送りしたところです。
アンケート調査では、現在の図書館の利用状況、望まれる図書館機能やサービス等についてお伺いし、調査結果を基本計画策定の参考としたいと考えております。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 分かりました。計画策定にしっかりとアンケート結果を反映していただきたいと思っております。
次に、他都市では、新しく整備された図書館は子供スペースとか子育て世代のスペース、大人のスペースなどを分けたりして、利用者の皆さんの目線に立った工夫がされていると感じております。利用されるのは市民の皆さんであります。
市民の皆さんが使いやすいものにしていかなければならないと考えます。そのためにも、きちっとパブリックコメントを実施していただきたいと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。
◎教育次長(黒瀬敏弘君) 市民の御意見を取り入れる手法としてのパブリックコメントにつきましては、複合施設棟が多くの方が利用される施設となることから、広く市民の皆様の御意見を反映するため、複合施設棟の基本計画の素案を策定した段階で実施してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) しっかりとパブリックコメントを実施していただけるというお話をいただきました。ありがとうございます。
3番目、公文書保管について質問いたします。
まず、市庁舎等再編基本構想で、新田書庫等のスペース不足が現状の課題だと伺っております。今後、増え続けていく公文書の保管をどのようにしていこうと考えているのでしょうか。お聞かせください。
公文書の一部を、現在は新田の書庫スペースで管理しているということで、私自身、場所等を確認しに行かせていただきました。その書庫スペースも、いっぱいの状態だと伺っております。今後の対応をどのように考えているのでしょうか。お聞かせください。
○議長(中西公仁君) 木下総務局長。
◎総務局長(木下修君) 市の公文書は、本庁舎の書庫や新田書庫などに保管しておりますが、年々保存文書が増加し、書庫スペースが不足している状況です。
まずは、文書の電子化や不要な文書の見直しなどを行い、保存文書の削減を図っているところでございます。また、現在、市庁舎等再編基本構想を受けて策定中の基本計画の中で、公文書の保管場所や方法につきましても検討を進めているところであり、今後も適正な文書管理に努めてまいります。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 今後も、ますます公文書管理が重要になってくると考えております。適正な公文書管理、よろしくお願いしたいと思います。
2項目め、ケアラー条例の制定をについてお伺いいたします。
ケアラーとは、障がい者や病気の方、介護など、近親者を無償でサポートする人のことを言います。そうした介護や世話をして家族に寄り添うことのできる体制づくりをするために、まず市民の皆さんに、ケアラーという言葉を知っていただくこと、また、その内容を理解していただくことが重要だと考えております。
倉敷市が条例制定することにより、発信効果が大きいと考えます。もっと気軽に相談することも可能になってくるのではないでしょうか。
何度も議会質問し、さきの議会で、倉敷市が手話言語条例を制定され、広報くらしきに大きく公表されました。市民の皆さんからは、今度手話を習ってみよう、手話を何となく身近に感じるようになったと言われております。
総社市では、ケアラー条例、ヤングケアラー条例に取り組んで、いち早く制定されました。3月1日の山陽新聞には、総社市は、中学生26人、小学生31人が登校、勉強に制約があることが分かったと公表し、早速、守る活動を開始すると片岡総社市長さんは述べられています。
そこで思いましたことは、子供たちに本当に寄り添っているんだなと感じました。今思い出しますのは、平成19年、倉敷市での児童虐待致死事件であります。男の子の気管支などに七味唐がらしが入り、窒息死した事件でありました。そのときも、かわいそうで涙したことを覚えております。このたびも、岡山市で幼い女児が死亡してしまう事件がありました。このようなことが二度と起こらないようにするためにも、しっかりとした対応が必要だと思います。
倉敷市としては、倉敷市子ども条例の中にヤングケアラーを位置づけていることは分かっていますが、もっと見える化していくべきと考えます。しっかりと相談支援なさっていらっしゃることも十分に分かっておりますが市民の皆さんに支えていただいたりするためにも、ケアラー条例を制定していただきたいと思います。
17人に1人とも言われておりますヤングケアラーも、条例の中に組み込んだ形で周知徹底してほしいと考えます。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) ケアラーを取り巻く状況は、家庭環境や経済的要因などが複合的に関係しており、包括的な相談支援や、周囲や地域による見守りや支えが求められております。
まず、ケアラーのうち、18歳未満のケアラー、いわゆるヤングケアラーにつきましては、本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを子供が過剰に行うことにより、子供が登校しにくいとか自分の時間が持てないなどの状況が見られます。そのような状況に学校等が気づき、担任教諭などから教育委員会や子ども相談センターに連絡が入った場合には、学校を訪問し、子供の思いを受け止めるとともに、家庭訪問等により家庭状況を把握し、寄り添った相談支援を行うこととしております。
さらに、来年度は、小学生全員に配付しているこどもあいカードにケアラーの項目を設け、自ら相談しやすい環境をつくるとともに、ヤングケアラーをテーマにした要保護児童対策地域協議会の研修会を開催する予定です。また、ヤングケアラーに限らず、ケアラーの状況に応じて関係機関が連携して取り組んでおり、高齢者の介護者については高齢者支援センターが、障がい者、障がい児の介護者については相談支援事業所が必要なサービスにつなげることで、ケアラーの負担軽減を図っているところです。
本市といたしましては、まずは介護を必要とする方だけでなく、その介護者を支えるという視点でもサービス提供できるよう、これまで以上に周知や相談に努めてまいります。こうした取組を行う中で、ケアラー条例につきましては、引き続き研究してまいります。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 最後は、研究するということでした。私は、あまり研究という言葉は好きじゃないんですけれども、細部にわたって、今後研修会を開催したり、様々な取組をなさっているということは本当に重々分かっているんです。しかしながら、手話言語条例を制定したのと同じように、市民の皆さん方に啓発することが大事なことではないかなと考えているのです。近くに住んでいらっしゃる方の見守りであったり、声かけであったりします。条例を制定することで、市民の皆さんに知っていただき、理解していただくことにつながるのではないかと思いますが、再度お考えをお聞かせください。
私は、国、県の動向を注視するということではなく、倉敷市としてどうしていくのが一番大事なことかというのを考えます。倉敷市に住んでいる子供さんから高齢者の方まで守っていく体制づくりのために、条例制定は必要だと考えています。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) ケアラーの支援につきましては、支援が必要なケアラーをいち早く把握して、必要なサービスにつなげることが最も大切であると考えております。
まずは、福祉関係者、教育関係者などへのケアラー支援を目的とした研修会を行うなど、サービスについての周知に努めまして、ケアラーの負担軽減に努めてまいります。こうした取組を行う中で、ケアラー条例の必要性については考えていきたいと思っております。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) ケアラー条例について少し考えていくということでありましたので、私自身もそうですし、私たち未来クラブとしても、条例制定に向けて行っていただくよう強く要望したいと思います。ですからこそ、さきの議会では山畑議員さんが質問いたしましたし、今議会、私が質問しているわけであります。どうか、困っている方を助けるためにもケアラー条例を制定して、ケアラーということを分かっていただいて、そしてその近くの人に支援していただける、そういう地域も巻き込んだもの、そして市民の皆様に支援していただける体制づくりをぜひ取っていただくよう強く要望したいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
3項目め、学校、園の施設整備についてお伺いいたします。
1番目、倉敷市立高等学校についてお伺いいたします。
このたびの予算で、市立精思高等学校と市立玉島高等学校の統合事業について、霞丘小学校跡地に施設整備して統合されることが示されました。早々に方向性を示されたことを評価させていただきたいと思っております。
そこで、どのような施設整備を考えていらっしゃるのでしょうか。普通に考えますと、小学生が使っていたもののほとんどが、体格の違う高校生には合わないのではないか。もちろん机、椅子、棚などは取り替えることは分かります。例えば、トイレの手洗い、そして便座、一般の手洗い場など、高校生には合わないと考えます。
この際、トイレは湿式から乾式にしていただいて洋式トイレ、手洗いはコロナ対策を考えて自動手洗いにすべきと考えますけれども、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。
◎教育次長(黒瀬敏弘君) 市立精思・玉島高等学校統合事業における施設整備につきましては、令和3年度末に閉校する霞丘小学校の施設を改修し、多様な生徒の実態に応じた後期中等教育の場として、2校を統合した市立高等学校の施設として活用することとしております。
この中で、内外装をはじめとする建物のリニューアルや設備改修、外構整備等を行うとともに、高等学校の夜間部の生徒の利用も考慮し、照明や外灯の設置なども行うこととしております。トイレや手洗いなどにつきましては、便器の洋式化をはじめ衛生的な乾式トイレへの改修を行うほか、必要に応じて非接触型のセンサー式自動水栓の設置を検討するなど、高校生が使いやすい施設となるよう、必要な改修を行ってまいります。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 高校生が楽しく学生生活を送られるように、よろしくお願いしたいと思います。
次に、真備陵南高等学校、倉敷市立工業高等学校へのエアコン整備についてお伺いいたします。
私はある保護者の方から、子供が真備陵南高等学校に行きたいけれど、エアコンがないから行けないというお話をお聞きし、実際に真備陵南高等学校に行き、校長先生からお話を聞かせていただきました。
いろんな理由から不登校になり高校に行けなくなった子供さん、やや発達障がいがある子供さんたちが、せめて高校だけは卒業しておこうと考え通学されています。普通科3年のところを5年かけて行き、高校卒業の資格を取っています。
私たちも、実際行かせていただいて、授業も後ろから拝見しましたけれども、授業態度も落ち着いていて、環境も、周りが田んぼなどのせいか、のどかでゆったりとしていました。ほかのところよりも幾分か風が通るとは感じましたが、夏はとにかく暑いです。体温調整のしにくい子供たちもいるわけであります。校長先生とお話しさせていただきましたら、せめてあと10クラスにエアコンをつけていただくと、いつも優しい環境の中で授業ができると言われていました。
私は、過日、他市に視察研修に行った先の担当課長さんのお話を思い出しました。貧困家庭の子供たちに寄り添っていらっしゃる言葉で、そのときは貧困についてちょっとでしたが、なぜ皆さんはそこまで寄り添っていらっしゃるんですかって聞いたんです。そうしたら課長さんは、私たちは、この子供たちがちゃんと働いて税金を納めてくれるようになることを願って、いろんな支援をしていると言われていました。
倉敷市内にある市立高等学校の施設整備の環境は、一緒でなくてはいけないと感じております。まして、どうにか高等学校を卒業したいと奮起し、頑張っている子供たちです。どうか、この機会に未来ある倉敷の子供たちのために、エアコン設置を考えてほしいと思います。お考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。
◎教育次長(黒瀬敏弘君) 真備陵南高等学校、市立工業高等学校をはじめ市立高等学校のエアコンにつきましては、現在、職員室、校長室、保健室と図書室やコンピューター室等の一部の特別教室に整備しております。
市立工業高等学校につきましては、現在、県立移管を岡山県教育委員会と協議、調整しているところでございますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。
真備陵南高等学校につきましては、令和3年8月に公表いたしました倉敷市立高等学校体制整備基本計画の中で、入試等における今後の志願状況を注視し、適正な在り方を検討することとしているところでありまして、エアコン設置につきましても、この中で検討してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 私は、やはりエアコンは設置すべきと考えております。やや発達障がいの方のクラスとか、そういうところには真っ先にエアコンを入れるじゃないですか。そういった形で、引き続きエアコンを設置してくださるよう強く要望しておきたいと思っております。
次に、幼稚園の保育室ヘのエアコン整備について質問いたします。
いろんな方々が質問に立たれ、小学校、中学校にエアコンが設置され、その後、幼稚園の遊戯室にエアコンがつきました。このことは、本当に皆さん喜ばれております。しかしながら、コロナ禍に密集はタブーとされていますが、園児数の多い園の遊戯室というのは、密になっている状況だと考えます。
せめて、園児数の多いところからでも設置すべきと考えますが、教育委員会のお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。
◎教育次長(黒瀬敏弘君) 公立幼稚園のエアコン設置につきましては、これまで預かり保育を新たに行う保育室への設置、さらに昨今の気象状況を踏まえ、昼食時に全園児が集まって涼しい環境で食事ができるよう、遊戯室への設置を完了しております。
倉敷市教育委員会といたしましては、園児数が多く、昼食時に時間差を設ける等、密を避ける工夫をしながら昼食を取っている大高、葦高、茶屋町東、玉島の4園につきまして、保育環境を整備するため、令和4年度にエアコンを各園1室ずつ増設する予定としております。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 園児数の多いところを整備していくという方針が示され、大高、葦高、茶屋町東、玉島の4園にエアコンを各園増設するという御答弁をいただきました。しかしながら、まだ大規模園、中規模園と、今後していただきたいという要望は私どものもとにあります。今後、引き続きエアコン整備をしていただくよう強く要望させていただきますので、よろしくお願いいたします。
3番目、体育館に多目的トイレの設置をについて質問いたします。
私の体験から質問させていただきます。2年前に菅生学区にも避難命令が発令され、母を車に乗せて菅生小学校に避難しました。夜中、母はトイレに行きたいというので、車椅子でトイレの前まで行き、洋式トイレにゆっくり移動させました。小学生用なので、ドアは閉めることができない状況でしたが、母は無事済ませることができました。
こういった体育館のトイレの洋式化も、東日本大震災のとき避難者の方から、体育館のトイレは洋式トイレが要るよと教えていただきました。その後、議会質問し、全小・中学校に洋式トイレを整備していただくことができたと記憶しております。
これから災害があったときはもちろんですが、骨折などの方や車椅子生活の方が、日常でも考えられます。一遍にはできないと思いますので、できるところからでも取り組んでいただきたいと思います。教育委員会としてのお考えをお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 黒瀬教育次長。
◎教育次長(黒瀬敏弘君) 小・中学校の体育館は避難所として使用されることがあるため、車椅子で使用することができる広いスペースのある多目的トイレを整備することは有効であると認識しております。一方、既存の体育館の中に多目的トイレを整備する場合には、設置スペースの確保が課題となると考えております。
倉敷市教育委員会といたしましては、この課題を解決するために、校舎の多目的トイレの利用を促したり、設置場所を含め整備の在り方について、防災担当部署とも連携しながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) これからの体育館のトイレ整備については有効であるという御答弁をいただきました。今後の動向は注視していきたいと思いますので、どうか前向きに、設置に向けてよろしくお願いしたいと思います。
4項目め、最後の質問となりました。倉敷北児童センター・西岡荘再整備事業についてお聞きいたします。
私の住んでいる菅生学区の子供さんから高齢者の方々が、今、一番注目しているのが倉敷北児童センターと西岡荘であります。
まず、倉敷北児童センターからお伺いいたします。
伊東市長さんの提案理由説明の中で触れられていましたけれども、倉敷北児童センターで休日保育が行われることになったとの説明がありました。地域の保護者の皆さんにとっては大変ありがたいことだと感じております。
どのような事業を行うのでしょうか。もう少し詳しくお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) 令和4年9月の事業開始を目指し、現在建設中の倉敷北児童センターにおきましては、調理実習ができる食育活動室や、乳幼児と小・中学生の遊び場を分けるための乳幼児スペースなどを、新たに設けることとしております。
この乳幼児スペースを活用して、日曜日や祝日に仕事などで家庭保育が困難な保護者のための、就学前の子供を預かる休日保育サービスを新たに実施する予定です。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 乳幼児スペースを活用して、休日保育サービスを新たに実施するということが分かりました。今から楽しみであります。どうかよろしくお願いいたします。
2番目は、西岡荘の整備計画についてお伺いいたします。
西岡荘を毎日利用していらっしゃった高齢者の方々は、その完成を今か今かと首を長くして待っていらっしゃいます。お風呂がないからちょっと寂しいなと言いながらも、カラオケをなさっていらっしゃる方々は、以前は高台にあったので遠慮なく歌うことができたが、今度は住宅街だから大丈夫かなという話、そして舞台でいろんな発表会はできるんだろうか。これは踊りをなさっている方などが言われておりました。
いろんなことで心配するお声もお聞きします。現状で分かる範囲で結構でございますので、その内容をもう少し詳しくお聞かせください。
○議長(中西公仁君) 渡邊保健福祉局参与。
◎保健福祉局参与(渡邊浩君) 西岡荘の再整備につきましては、令和5年5月の事業開始を目指して、現在設計作業を進めているところでございます。
主な施設内容といたしましては、健康体操やカラオケ、踊りなど大人数で利用する大ホールや、卓球、ペン習字、絵手紙などの同好会活動等で利用する集会室、マッサージ機器などの健康器具が利用できる健康相談室等の整備を予定しております。特に要望の多かったカラオケや踊り等の運動や音楽の活動を行う大ホールにつきましては、近隣へ配慮した適切な遮音性を確保するとともに、歌等の発表を行う舞台を設けるほか、床材は誰でも利用しやすいフローリングとする予定としております。
利用者の皆様の憩いの場として喜んで御利用いただける施設整備を目指してまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(中西公仁君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 皆さんの笑顔が今から楽しみです。本当に楽しみな施設が完成できそうだなということを受け止めさせていただきました。これで私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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