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三村 英世 議員
令和6年第2回倉敷市議会(第1回定例会) 3月5日(火) 本会議 質問
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内容
会議録
令和6年第2回倉敷市議会(第1回定例会)
3月5日(火) 本会議 質問
くらしき創生クラブ
三村 英世 議員
1 倉敷駅周辺の諸課題について
2 JR山陽本線等倉敷駅連続立体交差事業について
3 商工会議所の合併について
4 観光政策について
5 真備地区復興計画について
6 倉敷市屋内水泳センターについて
◆40番(三村英世君) (拍手) 皆さんおはようございます。くらしき創生クラブの三村 英世でございます。
通告に従いまして、質問をいたします。
まず、倉敷駅周辺の諸課題についてと題しまして4点質問を準備させていただきました。
JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業が遅々として進みません。倉敷駅周辺整備の中でも、高架事業とセットになっている倉敷駅南口の諸課題に対して手をつけることがなかなかできず、古く不便な駅南の状態が長年続いております。
倉敷駅は、倉敷市のみならず、高梁川流域市町の広域的な唯一の玄関口でもあります。鉄道高架事業の見通しがつかない中で、そうした課題にどのように対応していくのかを中心に、このたび質問させていただきたいと思います。
まず、御案内のように、東西ビル内の空き店舗が増えております。1980年、昭和55年に開業した東西ビルも約44年が経過し、老朽化が進んでおります。南海トラフ地震が想定される中で、くらしきシティプラザ東ビルは耐震化もまだできておりません。今後の東西ビルを含めた再開発についてはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 皆さんおはようございます。三村 英世議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。
くらしきシティプラザ東西ビルは、完成後43年が経過し、建物が老朽化していることなどから、関係権利者において再整備を検討する必要があるとの意見が出ており、市としましても、支援、協力に努めてまいりたいと考えております。
今後、倉敷市立地適正化計画に基づき、倉敷駅の利便性、集客力を最大限に生かした高次都市機能を集積、誘導し、交流や滞留を促進するとともに、良好な都市景観、安全で快適な都市環境を整備していくため、東西ビルを含めた倉敷駅周辺市街地について再整備が促進されるよう取り組んでまいります。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) 続きまして、倉敷駅南口のバリアフリー化について質問いたします。
西ビル前の狭く傾斜した通路は、点字ブロックもございません。また、西ビル側から旧2号線へ渡るまで3つの横断歩道を渡らなければならない。広い地下通路は利用が低迷しております。東ビル2階通路と横断陸橋の段差。また、逆回転のタクシー乗り場。老朽化したバス乗り場やエレベーター。また、横断陸橋の上りだけのエスカレーターなど、上げればまだございますけれども、今回は一つ一つの対応について詳しく答弁を求めるつもりはありませんが、改善が必要と思われる倉敷駅南口の先ほど申し上げました数ある諸課題について、市はどのように認識し、今後対応していく方針なのかをお聞かせいただければと思います。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) JR倉敷駅周辺は、倉敷市交通バリアフリー基本構想において重点整備地区に位置づけられております。そのうち、倉敷駅南側の駅前広場については、駅改札口からバス・タクシー乗り場までの区間等において、エレベーターの設置や歩道の段差解消、誘導案内板の設置など、バリアフリー化に取り組んでまいりました。
しかしながら、先ほど議員御指摘の西ビル前の1階通路は、デッキの柱や地下道への進入路があるため通路の幅員が狭くなっており、車椅子使用者に対応した幅員の確保が困難であるなど、バリアフリー化が難しい箇所があります。本市としましては、道路管理者や交通事業者などと連携し、障がいのある方などが通行しやすい経路の案内などに努めてまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) この倉敷駅南口の先ほど申し上げました諸課題以外にも、いろいろと地域の方々からこうしたほうがいいのではないかという御提案をるるいただいたことがございますが、鉄道を上げると橋上化するという理由で、なかなか今まで手をつけていただけなかったという歴史を私は経験いたしております。先ほど申し上げたように、鉄道が上がらないとなかなか見通しが立たないという中で、こうした数ある課題が放置されてきた現状についてはもう少し目を向けていただいて、できるところからやっていただきたいというふうに思っているんですが、その点につきまして御答弁いただければと思います。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 先ほども申し上げましたように、どうしても構造的なものがあってバリアフリー化が難しい箇所が多々あります。ただ、それだけではいけないので、道路管理者、交通事業者などと話をしながら、少しでも障がいのある方が通行しやすいような、そういうことを検討してまいりたいと思っております。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) それでは、駅南口のいろいろな課題につきましては、しっかりと目を向けていただき、順次できるところから少しずつでも前進していっていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしいでしょうか。はい、よろしくお願いいたします。
それでは3点目、水島臨海鉄道倉敷市駅からJR倉敷駅までの短絡経路についてお伺いいたします。
我が会派の代表質問でも取り上げさせていただきましたが、もう少し詳しくお話を伺いたいと思いまして一般質問にも取り上げさせていただきました。
駅敷地がJR倉敷駅と隣接しておりますが、今は御案内のとおり大きく迂回して乗り継ぎをしなければなりません。短絡経路の設置を要望していきたいと思うんですが、再度御見解をお願いいたします。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 水島臨海鉄道につきましては、倉敷市地域公共交通計画において、交通結節機能を強化するため、JR西日本、水島臨海鉄道相互の乗り継ぎの利便性向上に取り組むこととしております。
交通結節点である倉敷市駅は、利用者の多くが水島臨海鉄道からJRに乗り継いでいる状況であり、JR倉敷駅ホームと接続する短絡経路を整備し、乗り継ぎがスムーズになれば、利便性の向上が期待できます。
一方で、JRから倉敷駅ホームにおいてJRと水島臨海鉄道の利用者が集中することによる混雑の懸念が示されていることから、今後安全性などについてJR西日本と水島臨海鉄道、市の3者で協議を進めていくことになります。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) 再質問をさせていただこうと思っております。
過去に、もう本当に10年以上前から本会議や委員会でもこの短絡経路につきましては質問が出て、るる御答弁いただいて、市としても、先ほどおっしゃられたように、重要性を非常に認識していただいているということは私は理解をしております。その都度、質問させていただきながら、その経緯においては見通しが立ちそうな御報告を受けたこともありますし、かれこれもう10年以上たって、今後協議していくというふうにお答えをいただいたんですが、今までの話合いをした経緯と、それから今後の見通しについて、大体いつ頃に短絡経路ができていくかという、そういう目標もちょっと教えていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 水島臨海鉄道の倉敷市駅とJRを結ぶ駅の短絡経路につきましては利用者、物すごく多くの方が利用されております。それを短絡経路で結ぶということは、利便性が物すごく向上するということは、市としても十分認識しております。そのために、今まで短絡経路のルート、そういうことについて協議を行っておりました。その中で、JR倉敷駅のホームに直接接続するような場合、朝晩の集中したりするときに混雑が懸念される大きな安全性の問題が出てきておりますので、このあたりを3者で協議を進めていく、それを早急に進めながら短絡経路については設置していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) 早急に話をして、少しでも、一歩でも前進していくようによろしくお願いいたします。
それでは最後に、倉敷の駅ビルの東の角に設置されているトイレについてお伺いいたします。
倉敷駅は1日平均3万人以上が利用しております。駅周辺には飲食店もたくさんありまして、皆さんもトイレを利用することが多いと思います。
そこで、倉敷駅の南の角にある和式の公衆トイレなんですけれども、狭くて、古くて、非常に汚いということで、また分かりづらいという御意見も多々いただいております。倉敷駅から美観地区へ向けての最初のトイレでございます。何か対策をと考えますが、御意見をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 倉敷駅南のデッキ2階にあるトイレは、昭和58年の倉敷駅ビル竣工に合わせて整備され、平成21年に設備の老朽化に伴い、全ての便器と手洗い器を更新しております。現在は、毎日5回の清掃を行うことで、衛生的に維持管理しながら、市民や観光客の皆様に御利用いただいております。
このトイレは、くらしきシティプラザの土地を借地して整備し、一部JR西日本所有の倉敷駅ビルの2階部分を利用した複雑な造りとなっているため、改修に当たりましては、くらしきシティプラザの管理組合とJR西日本との調整が必要となります。
議員御指摘のとおり、このトイレは個室が狭く、これまで改修を行っていない箇所については経年劣化している部分も見受けられることから、今後関係者との調整を図りながら、改修内容について検討してまいります。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) それでは、質問項目の2点目に移ります。
JR山陽本線等倉敷駅連続立体交差事業についてお伺いいたします。
この件につきましては、もういろいろな議員さんが質問させていただきながら、県の事業ということでなかなか前向きな御答弁をいただけないことは理解はいたしているんですけれども、私の思いも含めてこのたび質問に取り上げさせていただきました。
各都市の連続立体交差事業を視察いたしますと、連続立体交差事業は、駅の橋上化と駅の周辺整備が歩調を合わせて事業が進んでいるというふうに理解いたしております。
JR山陽本線等倉敷駅付近連続立体交差事業においては、鉄道を上げることで生まれる広大な鉄道用地を加えた広範囲で高度な駅周辺の都市整備の構想がないままに、ずっと周辺整備だけが進んでおります。事業の進め方としては、少しバランスが悪いのではないかなというふうに私は思っております。
倉敷市は独自の補助制度を活用して、倉敷市阿知3丁目東地区第一種市街地再開発事業、倉敷駅周辺第二土地区画整理事業などの事業を着実に前進させておられますが、駅の一体的な開発でなければ力強い投資を呼ぶことができず、小ぢんまりとした倉敷駅周辺整備になるのではないかというふうに危惧をいたしております。
先日、大分市を訪問する機会がありましたが、完成後の劇的な変化にもうびっくりいたしました。連続立体交差事業が完成して、近代化した地方都市においては、小さな国の首都にも負けない景観になっていると感じることもございます。
一刻も早く岡山県と調整して都市計画決定をし、具体的な整備計画に着手しなければ、本当に倉敷市は取り残されてしまうのではないかと、私は考えております。
岡山県にしっかりとお願いをするということは、これは当然のことでありまして、しっかりお願いしたいというふうに思っているんですけれども、都市計画に向けて倉敷市が本当に何か今できること、できる作業は何かないのかと、もう本当に改めて覚悟とお考えをお尋ねできたらというふうに思っておりますし、微力ながら私も含めて議会も何かできることがあればというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 現在、事業主体である県は、事業化前の再評価の一環として費用対効果を確定する案の決定に向け、検討を進めているところであります。
連続立体交差事業は、鉄道により分断された市街地を一体化するとともに、高架化を契機に、周辺開発が誘導され、様々な都市機能が集積されると考えております。
倉敷駅周辺の市街地開発事業と連続立体交差事業を一体となって取り組むことが県との共通認識であり、早期の都市計画決定に向けて県に対して引き続き強く働きかけを行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) よろしくお願いいたします。私もできることは本当に頑張ってやっていきたいというふうに思っておりますので、思いは共通していると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは3項目め、商工会議所の合併についてお伺いいたします。
11年前の平成25年2月議会でも同様の質問をさせていただいております。
まず、現在の商工会議所の全国的な現状と傾向についてお尋ねいたします。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 現在、全国には515の商工会議所がありますが、日本商工会議所によりますと、1つの市に複数の商工会議所がある市は、全国で本市を含め8市で、商工会議所同士の合併につきましては、平成の大合併が終わった平成23年以降は事例はありませんでした。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) 続きまして、3商工会議所の合併についてのお考えをお聞きしたいと思います。
先ほどおっしゃられた平成の大合併と同時に商工会議所の合併も進みました。商工会議所が活動基盤とする地区は、行政区域と密接不可分の関係に当たるため、1市1商工会議所が原則とされております。倉敷市においては、昭和42年の3市合併から今日に至るまで、3商工会議所が併存いたしております。人口や会員が減少する中、倉敷市の商工業や地域の発展のためには、行政と緊密に連携しながら、効率的で広域的な活動や取組も必要だと考えております。商工会議所の合併についての御所見をお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 倉敷、児島、玉島の各商工会議所におかれましては、地域産業の振興はもとより、様々なイベント開催を通じたにぎわいと交流の創出による地域活性化に取り組まれるなど、各地域の特性を生かしたまちづくりの推進に大きな貢献をいただいております。
また、3商工会議所は、市のくらしき創業サポートセンター、くらしき地域資源活性化協議会、倉敷未来プロジェクトなどへの参画、高梁川流域「倉敷三斎市」での協力、さらにはコロナ禍には市内の2商工会とともに感染防止対策を推進するなど、緊密に連携を図っておられます。
商工会議所の今後の在り方につきましては、それぞれの運営方針に基づくことが大切であると考えており、本市といたしましては引き続き各商工会議所の様々な活動や3商工会議所が連携した取組を支援してまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) 倉敷も昭和42年に3市合併して、もうかれこれ50年以上、何年たちますかね、たちます。3市が合併以降、一体感を出していくということの一つの大きな取組として、各商工会議所の合併も僕は選択肢の一つにあるんではないかなと思っております。
先ほど言われたように、会議所のそれぞれの皆さんが考えられることではあるんですけれども、全国的に見て、県等々が合併に関して一つの方針を出してやっていっているということも見受けられます。今後の地域の在り方や商工業の在り方につきましては、しっかりと将来を見据えながら取り組んでいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、質問項目の4点目の観光政策についてお伺いいたします。
令和4年の倉敷市観光統計書から観光客の推移を見てみますと、最近では平成28年に倉敷美観地区に約385万人、倉敷市全体で約563万人をピークに、いずれも減少傾向にございます。同様に、宿泊者数についても、平成26年の倉敷地区約66万人、倉敷市全体で約103万人をピークに減少傾向にございます。インバウンドを含む全国的な旅行需要が旺盛な中、倉敷市の観光は少し勢いに欠けているような気がいたしております。まず、観光客の動向についての分析と認識についてお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 本市で実施している新型コロナウイルスの影響による宿泊者数調査の令和5年9月分によると、本市の宿泊者数は令和元年比100.5%であり、また岡山県が実施している本市の主要な観光施設を含む利用者数調査におきましても、令和元年比100.6%と、コロナ禍前の水準に回復しております。
今後は、国内旅行、インバウンド需要の本格的な回復、イベントの本格実施などにより観光客数が増加するものと見込んでおります。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) ちょっと私もうっかりしておりまして、昨日の段階で統計書をお配りしようと思ったんですけれども、前日のお昼までということで、口頭で説明することにさせていただきたいと思います。
先ほどコロナ禍からの観光客が増えていっているということなんですけれども、コロナにつきましては全国的な傾向があって、当然コロナ禍は観光客が減って、コロナ以後は観光客が増えていっているということは理解いたしております。先ほど私が申し上げたのは観光客数が、グラフで見ると少しやっぱり凸凹はありながら少なくなっていっていると、これがコロナの前、平成26年、28年から数年の傾向です。平成25年以前は少し違った統計の取り方なので、単純に数が比較できないと書かれておりますから、その先の数字は参考にしませんけれども、参考にできるところから出発しても、どうも観光客が減っていっているというふうに感じております。
インバウンドも他の、いろいろな市があるんですけれども、どうもやっぱりインバウンドだったりとか宿泊者数だったりとか、絶対数も、それから傾向もちょっとどうも弱含みになっているというふうに私は感じております。そのことについての認識が少しいただけていないので、もう一度お願いいたします。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 先ほど議員から御指摘がありましたように、平成26年以降で見ますと400万人台あるいは500万人台のところで推移しているという現状でございます。こういった中で、現在倉敷市としても、先ほど申し上げました国あるいは全体の動きとしてのインバウンドの増加とか、それから国内観光客の移動とかも含めて増加を見込んでおりますが、それ以外につきましても新たな施策についても取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) よろしくお願いいたします。
次の質問に移ります。
倉敷市の魅力向上と広域観光についてお伺いいたします。
先ほど少し触れましたが、全国的な主要な観光地のデータは右肩上がりであります。特に、連続立体交差事業と駅周辺が整備された都市は、市全体としての機能と魅力が高まり、相乗効果で著しく観光客も増加していると思っております。
そこで、今倉敷市が観光地の魅力を高め、さらに誘客をするためには、新たな観光コンテンツの創設と発掘、そして岡山県や周辺自治体と連携した広域的な取組を積極的にそれに向けて挑戦する必要があるんだろうというふうに考えております。倉敷の魅力をどう高め、観光客誘致につなげていくのかについて、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織君) 観光の今後の方向性ということで御質問をいただきました。
今三村議員さんが言われましたように、これからまたさらに一段飛躍をしていくためには、これまでの施策に加えたものが必要になるというふうに思っております。もちろん、市内にある、例えば水島臨海鉄道を活用しての夜景の観賞ツアーであるとか、それから日本の渚100選である沙美海岸の新たな活用方法とか、そういう既存のものにより磨きをかけるということも一つだと思いますし、それから広域での観光誘客に力を入れるというところもあると思います。これは、高梁川流域で一緒に取組をしている、ちょうどこの3月に取り組んでおります、あんたびですね、あんこ巡りなども非常に好評をいただいているということもありますので、そういう分野で高梁川流域でさらに観光に力を入れていく、そうすれば倉敷にも泊まっていただいて、流域にも観光するということがあると思います。それからやはりもう一つ、サミット大臣会合の2回開催を踏まえまして、より国際的な観光客の方の誘致と、それからサミット大臣会合を2回開催したことがしっかり都市ブランドの向上につながっているということを皆さんに知っていただきやすいような環境を、今年の4月からMICEの推進室をつくっていくわけでございますので、そこでこの倉敷の価値とそれから来ていただいたらこういうものが見れる、学習できるということをしっかり押し出していくことがすごく今後は必要になってくるんじゃないかというふうに思います。
もちろんコロナも終息してきつつありますので、いろいろな観光も盛んになっていくと思いますけれども、倉敷市としてはこの国際的、また価値の向上によってもちろん多くの方に来ていただきやすいわけですけれども、特に経済的にも非常に、例えば富裕層のお客様の誘致なども含めて取り組むということも一つの大きな起爆剤になるんじゃないかというふうに今考えているところでございますので、しっかり取り組んでいきたいと思っております。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) これから観光産業というのは非常に大きなものになってくるので、せっかく倉敷は豊かな資源がたくさんありますので、有効に活用して、一つの大きな産業として成長していければと思っていますので、よろしくお願いいたします。
それでは続きまして、質問項目5点目の真備地区復興計画について質問させていただきます。
今年度でおおむねハード整備が予定どおり完了しまして、今後は将来を見据えた創造的な新しいまちづくりを推進することとなっております。創造的な新しい取組について具体的に説明していただきたいと思います。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織君) 令和5年度までが真備地区の復興計画の期間でございまして、ハード整備をはじめとします事業につきましては、おかげさまで順調に進んできているというふうに思っております。もちろん住民の皆様の生活や事業の復興ということにつきましては、引き続き後押しをしていくことが必要だと思っておりますが、ほとんどの大きな事業については完了する予定でございます。
そこで、今後については、やはりこの復興し、全国的にいろいろな視察も受けているわけですけれども、その中で、真備の復興は非常に早いというような印象をほかの地区の方も持っていただいているようでございます。ですので、視察の方々をこれから本格的に復興した中で受け入れることが多くなってくるんじゃないかというふうに思います。
そして今能登の地震もございまして、真備の教訓を踏まえた支援などもしておりますので、一つには真備の復興、いかにしてこうやって復興してきたかと、それから災害への備えをこういうふうにすることが大事だということを全国から来られる方にお伝えするというのも、これは新しいといいますか、しなければならないことだというふうに思っております。そういう全国の方へお伝えしていくことを住民の皆様とともにしていくというのも一つ大きなことだというふうに思います。
そういった中で、真備のすばらしい魅力を全国に発信すること、これはいろいろな産業もございます。農業もありますし、それからブドウ等の果物の事業もございます。それから、竹の事業もあるし、いろいろな事業もございます。ですので、そういうことを発信していくことと、それから真備に住まれている方、また一旦他の地区に引っ越しをされている方、もしくはおうちを手放された方もいらっしゃいます。そういった中で、真備が非常に本当に安全になってきているわけですので、ぜひここに住みたいというふうに思ってくださる方が、今も引っ越してこられる方がだんだん出てきているわけでございますので、この付け替え事業が終了しまして、いかに安全な町かというところをしっかり前面にも押し出しまして、それから自然も多く住みやすい、地域の方との交流もしやすいというところを前に出していくということも重要なことだというふうに思っております。
復興計画の5年の後は、令和6年度からは組織のほうも変わるわけですけれども、地元の真備支所も中心となりまして、また本庁とも連携を取りながら住民の皆様とともに、真備地区の創造期の取組、真備を前にどんどん押し出していくということを頑張っていきたいというふうに思っているところでございます。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) 続きまして、真備地区の人口増加の取組についてお伺いしたいと思います。
発災前よりも人口が増えた、先ほど市長がおっしゃっていただいたように、多くの人が安心して住みたいと思える町になった、そうした町になるまで復興は続いていかなければならない、そうして初めて真備町は復興したと全国に誇れる町になるというふうに私も思っております。
まずは、その認識についてどう思われるのか、お考えをお尋ねいたします。
続きまして、市街化区域内の被災した住居跡地の空き地がどれだけ住宅用地として利用できるのかを検証していただきたいというふうに思っております。
住宅用地として適さない空き地もあると聞いております。良質な住宅用地の確保も大事な問題であります。今日、新聞で総社の調整区域のことが書かれておりましたが、場合によっては線引きの変更も視野に入れた対策も今後考えなければならない必要性が出てくるのではないかなというふうに思ってもおります。御見解をお尋ねいたします。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 真備の人口増加についてでございますが、先ほども市長が答弁しましたように、安全性、そういうものを前面に出しながら真備の魅力を十分PRし、真備地区への移住定住に力を入れてまいりたいと考えております。
人口増加への取組についてでございますが、真備地区復興計画では生活サービスやコミュニティーなどが持続的に確保されるよう、立地適正化計画に基づき、公共交通の結節点を中心に都市機能と居住を誘導し、暮らしを支える拠点の形成を目指すこととしております。
市街化調整区域と市街化区域の、先ほど言われました線引きなど、土地利用規制の見直しにつきましては、土地、建物の利用状況、人口動態及び災害リスク等を考慮して岡山県と協議を行うとともに、十分な検討が必要であると考えております。
市といたしましては、まず空き地、空き家を有効活用していただけるよう、低未利用土地等を譲渡する際の税制優遇措置の周知、倉敷市空き家情報バンクの活用など、人口増加に向けた取組をまず行いながら、引き続き進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
最後に、倉敷市屋内水泳センターについてお伺いいたします。
人口減少の影響は、スポーツ施設にも及んでおります。計画では、倉敷市屋内水泳センターと酒津の市民プールが解体撤去される予定であります。旧倉敷市内においては、市民が利用できるプールは、倉敷運動公園内の幼児用のひょうたん形のプールのみになります。市民の健康と体力を維持するスポーツとして、水泳は全ての世代で愛好家の多いメジャーなスポーツであります。
学校体育施設である体育館や運動場などのように、プールも市民に開放できないかと考えております。将来的には、市民プールを市民と学校が共同利用するような逆の形があってもいいのではないかというふうに思っておりますが、まずは学校プールの利用についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 本市では、市民がスポーツを通じて生涯にわたり心身ともに文化的な生活を営むことができるよう、市立小・中学校の体育施設を学校教育に支障のない範囲で一般市民に開放する倉敷市学校体育施設開放事業を実施しております。
対象施設としては、運動場や体育館、格技場としており、水泳プールは対象となっておりません。学校の水泳プールを倉敷市学校体育施設開放事業の対象にすることにつきましては、利用者の安全の確保、設備の管理、通年利用が困難であることなど、多くの課題があると考えております。今後は、学校体育施設として水泳プールを所管している教育委員会とともに、その活用を研究してまいります。
○議長(中島光浩君) 三村 英世議員。
◆40番(三村英世君) これで私の質問を終わらせていただきますが、最後に、長年市民のため、そして倉敷市の発展のために御尽力いただきました職員の皆様の御退職に関して、本当に心からお礼を申し上げたいというふうに思っておりますし、引き続きまして倉敷市の市民のために御活動いただきますように心からお願い申し上げまして、質問とさせていただきます。御清聴どうもありがとうございました。(拍手)
ご利用について
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