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矢野 周子 議員
令和7年第4回倉敷市議会(第2回定例会) 6月9日(月) 本会議 質問
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内容
会議録
令和7年第4回倉敷市議会(第2回定例会)
6月9日(月) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 福祉施策について
2 魅力ある倉敷のまちづくりについて
3 自然史博物館について
4 トイレの洋式化について
午前10時 開 議
○議長(荒木竜二 君) 皆さんおはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
ただいまの御出席は41名、会議は成立いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△〔質問〕
○議長(荒木竜二 君) それでは、先週に引き続き質問を行います。
初めに、39番 矢野 周子議員。
(39番 矢野 周子君 質問者席登壇)
◆39番(矢野周子 君) (拍手) 皆さんおはようございます。未来クラブの矢野 周子でございます。
本日トップバッターを務めさせていただきます。質問通告に従い、一問一答の方式で順次質問してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
1項目めは、福祉施策について質問いたします。
1番目、高齢者・障がい者支援に関して質問いたします。
まず最初に、今回の予算に計上されている難聴高齢者補聴器購入費支給事業の内容についてお伺いいたします。
まずは、どのような方が補助対象となるのでしょうか、お聞かせください。
また、補聴器についても、金額的にも本当にまちまちだと思っております。補助要件等、また補助金額についても詳しく御説明ください。
○議長(荒木竜二 君) 月本保健福祉局参与。
◎保健福祉局参与(月本清治 君) 皆さんおはようございます。矢野 周子議員さんの御質問にお答えいたします。
高齢者のフレイル予防や社会参加を促進するため、聴力低下に伴うコミュニケーション不足などにより日常生活に不安を感じている方への支援として、補聴器購入に要した費用の一部を助成する制度を新たに設けることとしました。
補助対象者は、倉敷市に住民票がある65歳以上の住民税非課税世帯または生活保護世帯に属する方で、両耳の聴力レベルがいずれも40デシベル以上であり、補聴器相談医により補聴器の必要性が認められるとの意見書が得られる方としております。
なお、聴覚障がいによる身体障がい者手帳の交付対象となる方は対象外となります。
補助率につきましては、補聴器購入額の2分の1で、上限額を2万5,000円としており、本制度による助成はお一人1回となります。
今後、医師会などの関係機関との調整や周知が必要となることから、申請受付開始時期は10月頃を予定しております。
また、購入までの流れでございますが、所得などの要件を確認するため、まず申請書を提出していただきます。所得などの要件を満たしている方につきましては、聴覚レベルなどの要件を満たしているかどうかを確認するため、専門医のいる医療機関を受診していただきます。全ての要件を満たしている方に対し、市が交付の決定を行いますので、その後、補聴器の購入をしていただくという流れを予定しております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) この制度は、多くの高齢者の方々が待ち望んでいたものでございます。倉敷市でも高齢化率が上がっていく状況の中、皆さんに周知されることで多くの方々が申請されることが予想され、今年度予算額を超過する状態になるのではないかと考えております。
また、6月8日の山陽新聞に、聞き取り困難症(リッド)配慮をという記事が大きく取り上げられ、学校、職場でイヤホンの使用を拒まれたケースがあったということも掲載されていました。
私たちは、聞こえない、聞きづらい方々に寄り添った対応をしていかなければならないと考えております。そのためにも、次年度以降も継続的に補聴器購入費補助金が出るような対応策を考えていただきたいと思います。
また、このことについては、今後人数的な把握もしなければならないと考えますので、その方々に寄り添ってしっかりと対応していただきますよう要望させていただきます。
2番目は、はり・きゅう施術費給付事業についてお伺いいたします。
このたびの改正で、令和7年度から制度変更になったとお聞きしております。まずは、行政として、変更点とその理由についてお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 月本保健福祉局参与。
◎保健福祉局参与(月本清治 君) はり・きゅう施術費給付事業につきましては、70歳以上の高齢者を対象に費用の一部を給付することにより、高齢者の健康の保持及び福祉の増進を図ることを目的として実施しているものでございます。
年間最大24枚の施術券を発行し、令和6年度までは、はりのみの施術であっても、はりときゅうの両方の施術を受けた場合であっても、施術内容にかかわらず自己負担額を一律500円とし、厚生労働省が定めた療養費との差額を市が補助しておりました。
また、療養費は数年に1度改正されておりましたが、自己負担額は制度を開始した平成10年度以降、据え置いておりました。
これまでは、療養費の高い施術を受けた場合であっても自己負担額は500円とし、差額を市が補助していましたが、どのような施術でも市の補助を一律1,000円として、施術内容に応じた自己負担をしていただくよう見直しを行ったものでございます。
なお、年間の施術券の発行枚数はこれまでと変更はございません。
この制度変更により、公平性を担保できるものと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 施術内容に応じて利用者に費用を負担していただくことになったということで、分かりました。
また、1,000円を割り引く方法に変更したということで、利用者負担が若干増えたのではないかと思っております。
鍼灸治療院をされている方々の今後の動向を注視しながら、見守っていきたいと思っております。
この項の2番目、訪問治療による施術についてお伺いいたします。
倉敷市では、はり・きゅう施術費は、施術所での施術のみを補助対象にしていると伺っています。しかしながら、施術を受けたくても、体調が悪くなったり、高齢となり、その場所に通院できない方もいらっしゃるとお聞きしております。施術をしていただくことにより、少しでも体調が回復していくということもお聞きしています。こうした通院できない事情がある方には、訪問による施術も補助の対象にしてはと考えます。当局のお考えをお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 月本保健福祉局参与。
◎保健福祉局参与(月本清治 君) 厚生労働省が定めている訪問施術の療養費は、施術所で受ける療養費に比べて高く設定されております。本市では施術所での施術のみを対象としており、昨年度までの制度では施術内容にかかわらず自己負担は500円でございました。
また、施術所に足を運ぶことができるにもかかわらず、自宅などで訪問施術を受けるということも起こるため、施術所での施術のみを認めておりました。
本市では、利用者からの訪問施術に関する要望は把握しておりません。
また、安易に訪問を認めることで、高齢者の外出の機会を損なうおそれもあります。
今年度制度変更したところでありますので、その状況も踏まえ、施術の利用状況などにつきまして、今後調査をしてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 倉敷市でも今後高齢化が進んでまいります。他市では、訪問治療を認める事例もあるとお聞きしています。私自身、障がい者といいますか、視覚障がい者の方が高齢者にそういったマッサージをしている方が多いとお聞きしていますので、福祉のまち倉敷であるならば、やはりしっかりと検討していただきたいと思っております。このことは強く要望させていただきたいと思います。
次に、3番目、倉敷駅周辺道路の点字ブロック整備についてお伺いいたします。
倉敷駅周辺の道路においては、岡山市で生まれた黄色の点字ブロックの設置がなされ、確かに年々増えていると感じています。このことは、担当者の方々の御努力のおかげと、本当に感謝申し上げます。
しかしながら、まだ整備されていない箇所があります。市内全ての道路に点字ブロックを設置できないのは理解できます。しかし、観光客など、人通りが特に多い倉敷駅周辺につきましては、点字ブロックの一層の推進を図ることが重要なことであると考えます。
人に優しいまち倉敷であるならば、積極的に黄色の点字ブロックの設置を進めていただき、また点字ブロック設置の際は、これまで同様に視覚障がい者団体の方々のお声を反映していただきたいと思います。
倉敷駅周辺の点字ブロックは、以前よりは整備されていると、本当に感じています。私自身も、視覚障がい者の方と一緒に駅近郊を歩いたりしました。皆さんがおっしゃるように、駅から天満屋のほうにかけては、まだ未整備のところが多いと感じました。せめて、倉敷駅周辺には今以上に点字ブロックの整備を推進し、視覚障がい者や高齢者の方が安心して通行できる環境を実現してほしいと考えますが、市の見解をお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 堀越建設局長。
◎建設局長(堀越信宏 君) 本市では、倉敷市交通バリアフリー基本構想に基づき、主要駅と周辺の主要施設を結ぶ特定経路に加え、人通りが多い歩道に点字ブロックの整備を進めております。
御指摘の倉敷駅周辺など、観光客等、人通りが多い歩道につきましても、視覚障がい者団体等の意見をお伺いしながら点字ブロックの整備を検討してまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 視覚障がい者、高齢者の方々のために、黄色い点字ブロックを整備していただき、皆さんが安心、安全に歩けますよう要望させていただきたいと思います。
この項の最後、スヌーズレンの周知について質問いたします。
皆さんは、スヌーズレンという言葉を御存じでしょうか。実際、私自身も聞き慣れない言葉でした。ある方とお知り合いになり知ることができました。スヌーズレンとは、1970年代に重い障がいのある方のためにつくられたそうです。五感で楽しむ空間づくりと、その中での関わり合いの考え方を表す言葉だということが分かりました。
日本には1990年代の終わり頃に伝わり、一部の社会福祉施設や病院などで利用者さん向けに行われているとお聞きしております。近年では、利用者の需要も増えてきているのだと伺っています。
倉敷市でも、比較的大きな社会福祉施設では取り入れているとお聞きしていますが、まだまだ周知いただいているとは思えません。まずは、いろいろな機会を捉まえて紹介したりするのはどうかと考えます。1つの方法として、まずは紹介し、周知することから始まるのではないでしょうか。
例えば、日中一時支援の方々に行っている勉強会のときにスヌーズレンを説明、周知することなどが大事なことだと考えます。
このことは、まずは要望とさせていただきますので、少しでも多くの方々に周知を図っていただきますよう、よろしくお願いいたします。
2項目め、魅力ある倉敷のまちづくりについて質問いたします。
コロナ禍時には、観光客が激減し、倉敷市内の飲食店やお土産屋さんからも、本当に売上げも激減し、お店を継続していくのは本当に難しいんだというお声を多くの方々から聞かせていただきました。
美観地区の方々は、観光客の方々の推移は、売上げに影響があるからということもあって、本当に敏感に感じていらっしゃいます。
倉敷市として、観光客の数字的なものを把握していらっしゃるのではないかと思っております。まずは、コロナ禍前後の観光客の動向についてお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 倉敷美観地区の観光客数につきましては、県が集計しており、最新は令和5年の数値となりますが、約309万人となっています。この数値は、ゴールデンウイーク明けに新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことから、コロナの影響を受けていると推測されますが、コロナ禍前の令和元年の約328万人と比較して94%となっております。
一方、倉敷観光コンベンションビューローが実施している美観地区周辺の宿泊者数調査によると、令和6年の主要な5施設の宿泊者数は約25万7,000人で、コロナ禍前の令和元年の約23万人と比較して112%となっていることから、観光客数はコロナ禍前の水準に回復しているものと推測されます。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) コロナ禍前に少しずつですが回復しているということが分かりました。今後につきましても、観光客誘致に、様々な周知をして取り組んでほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
2番目、そのとき、その場所でしか味わえない盛り上がりを楽しむトキ消費の推進についてお伺いいたします。
せんだって、美観地区の方々にお話をお聞きする機会がございました。その方から、トキ消費って知っていると聞かれ、トキ消費、聞いたことがありませんと正直に答えました。さらに、倉敷は観光についてもまだまだ挑戦したら絶対観光客は増えるよとも言われました。そのためには、様々なイベントを企画するときにトキ消費ができるような機会をつくって、効果的に情報を発信していくようにしないといけないとアドバイスを受けました。イベント的なものを四季折々に考えたりすること、また今話題になっている方々をお迎えしたり、講演会やコンサートを企画し、宣伝することが重要だと考えました。
倉敷春宵あかりなどには、多くの方々がいらっしゃっています。私も、東京の友人に来ていただき、喜んで東京に帰っていただいた思い出があります。
一例としては、美観地区を利用しての和楽器のコラボや演奏会、踊りなど、企画としては様々なことが考えられるのではないかと思っております。
また、最近は、SNSで発信したりする傾向もあります。高校生、大学生、社会人などのいろいろな方々に登録していただき、画像などを添えて発信していただくような仕組みづくりができたらと思っております。
私の友人たちが、近隣の尾道市に行く機会がございました。そのときの話を聞かせていただきますと、その方々いわく、尾道市は小京都と呼ばれ、鉄道と国道と海が並び、小さなお寺があって、商店街もにぎやかな感じで、食事も、尾道ラーメン、広島風お好み焼きと、気さくに食べられる雰囲気で、よかったなと言われていました。また、イベントとしても、みなと祭、ベッチャー祭、住吉神社の花火大会など、いろいろ企画されているとのことでございました。
そこで、倉敷市としてトキ消費についてどのように考えていらっしゃるのか、その内容について詳しくお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) モノ、コトに続く新しい消費スタイルであるトキ消費の推進についてでございますが、倉敷美観地区は、いわゆる天領として栄えた江戸からの昔ながらの落ち着いたたたずまいとレトロモダンな雰囲気との調和が魅力であり、それらを生かして、倉敷屏風祭や倉敷春宵あかり、ハートランド倉敷、くらしき白壁花嫁行列といった観光客にとってそのときしか味わうことのできないイベントが行われております。そのほかにも、倉敷音楽祭、倉敷美観地区青空将棋道場、倉敷ジャズストリートといった参加しながら楽しめるイベントも行われており、これらも倉敷美観地区でそのときしか体験できないものとなっています。
このようなトキ消費につながる様々なイベントについて、倉敷市観光LINE公式アカウントである倉敷ファンクラブや、インスタグラムのくらしき旅倶楽部などのSNSで情報発信することにより、今後も観光誘客を進めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 今後、一層トキ消費につながるイベント等についてさらに考えて、そして情報発信をいかにしていくかということが問題だと思います。期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
この項の3番目、倉敷駅周辺鉄道高架事業の推進についてお伺いいたします。
せんだって、美観地区の周辺の方々とお話をする機会がございました。その皆さんのお話に、岡山県知事さんが伊東市長さんと約束したことがあったわよね。鉄道高架の件ですが、推進していくことにしていますのでと、わざわざ舞台から降りようとしたときに戻ってこられて言われたことを会場の皆さんは聞いて、そして覚えているんです。私自身もそのときにいましたので、しっかりと聞かせていただきました。倉敷の方はずっとずっとそのことを覚えているのです。
皆さんからも、随分時間がたっているのにもかかわらず、全然変わらないよね、変わったといえば、まあ踏切の幅は拡張されたけれど、10年以上前の状態がずっとそのままの状態で続いている、どうなるの。また、休日や連休中には踏切付近が混み合い、スムーズに車が進まず、駐車場にも入れず、移動できにくい状態になっております。車で倉敷に訪れた観光客の方々にも御不便をおかけしている状態だと感じています。
また、倉敷駅北側には、災害時には指定緊急避難場所となる倉敷みらい公園があります。しかし、鉄道により南北市街地が分断していることから、避難することが困難な状況になっているのではないかと感じています。
倉敷のまちづくりを考えると、やはり倉敷駅周辺鉄道高架事業なしには考えられないと思っております。皆さんからの要望も強い、倉敷駅周辺鉄道高架事業について、一日も早く事業着手していただきたいと考えます。そのためにも、引き続き倉敷市から岡山県に対し、都市計画決定を早期にしていただきますことを、強く強く働きかけをしていただきますことを要望させていただきます。
3項目め、自然史博物館についてお伺いいたします。
自然史博物館は、子供さんから大人まで、一緒になって見て回ることのできる学びの多い施設だと思っております。
さて、このたび自然史博物館をライフパーク倉敷の一部に複合化することが示されました。その詳細についてお伺いいたします。
まず最初に、ライフパーク倉敷のどこのどの場所に設置を考えているのでしょうか、また開館の時期をいつと考えていらっしゃるのかも、併せてお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君) 市では、令和4年3月に策定した倉敷市公共施設個別計画の中におきまして、自然史博物館をライフパーク倉敷の敷地内に移転して、機能を複合化していくということで、昨年令和6年12月に新自然史博物館・ライフパーク倉敷整備基本計画を策定しております。
ライフパーク倉敷と自然史博物館につきましては、当然既存の施設がそれぞれの役割を果たしながら、一方で連携をして、ライフパーク倉敷が現在、非常に知の拠点というふうになっていると思いますが、一体となって市民の皆様の知りたいということに応える全体としての知の拠点になることを目指しているところでございます。
御質問がありましたこの基本計画の中での場所でございますけれども、新しい博物館の建物につきましては、ライフパーク倉敷の北側にある、埋蔵文化財センターのほうの入り口ですけれども、そこにあるロータリー、それから駐輪場部分に建設する予定としており、もちろん駐車ができるスペースはまた別のところで確保しようと思っておりますけれども、そのほうに設置をしたいと思っております。
また、工事の完成につきましては、令和11年3月を予定をしており、その後、引っ越し等もございますので、令和11年度中の供用開始ということで進めていきたいと考えているところでございます。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 令和11年度中の供用開始ということで伺いました。私としては、あそこはちょっと車では行きにくい場所だなと感じています。次の問いに移ります。
次に、シャトルバスの運行についてお伺いいたします。
自然史博物館は、今までは倉敷の中心部のとても便利なところにあり、市民の皆さんにとっては、徒歩や自転車などで行きやすい場所でございました。しかしながら、ライフパーク倉敷は、倉敷地区から行くと、古城池トンネルを抜けて、さらに行かなければならない、車で行かなければいけない場所になってしまいます。そこで、車で行けない人たちのために、自然史博物館としてシャトルバスを出すことを検討してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(荒木竜二 君) 森教育次長。
◎教育次長(森茂治 君) 現在の自然史博物館は、来館者アンケートによると、約6割の方が自動車を利用して来館されており、土日、祝日などには近隣の駐車場の利用が困難になるとお聞きしております。移転先となるライフパーク倉敷には、一般駐車場約400台を備えているため、来館が今より容易になることが想定されます。
一方、ライフパーク倉敷に自家用車で来館できない方もいらっしゃることから、倉敷市教育委員会では、自然史博物館の移転後に見込まれる利用状況や、公共交通機関の運行状況等を検証し、多くの方が訪れるイベントの開催時などにおいては、必要に応じた交通手段を検討してまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) ライフパーク倉敷でのイベント開催の折にはバスの運行を考えていただけるということで受け止めさせていただきました。大きなイベントの期間中、車がないと行けないというような形にはしてほしくないと思っております。マイクロバスとかそういった形でもいいかと思いますので、これから高齢化社会にもなっていきますが、そういう方々でも行ける、車がない方でも行けるような自然史博物館にしていただきたいと思っております。
本当に、倉敷の自然史博物館は、中四国一の博物館であるとも聞いておりますので、人に優しい多様な交通手段の検討をぜひよろしくお願い申し上げます。
最後の項、トイレの洋式化についてお伺いいたします。
私自身、トイレの質問は多岐にわたり何回もしていますので、公共施設のトイレの洋式化率は年々上がってきているなと感じております。しかしながら、暖房機能や温水洗浄つきトイレにはなかなかなっていないと感じています。まず、本庁舎や、市民の方々の利用が多い屋内施設のトイレについては、全室暖房つき温水洗浄便座にすべきだと考えます。外にあるトイレは壊されたりする可能性があるのでというお話は、以前聞かせていただきましたので、理解はいたします。
そこで、公共施設の室内トイレは全部暖房つき温水洗浄つきトイレの推進を図っていただきたいと思っておりますが、今後どのような方針でいかれるのかをお聞かせください。
○議長(荒木竜二 君) 森総務局長。
◎総務局長(森吉晴 君) 本庁舎では、トイレ改修に当たり、設置作業が比較的容易で値段が手頃な、温水洗浄機能や暖房機能がついていない普通便座に取り替えた時期もありましたが、近年は温水洗浄機能つき暖房便座を標準として、市民の方の利用の多い箇所から順次、和式から洋式に改修しているところでございます。
今後につきましても、本庁舎では最低でも年間5か所程度を順次改修していくとともに、他の公共施設につきましては、利用実態や老朽化の状況、そして使用頻度等も勘案しながら、必要に応じて温水洗浄機能つき暖房便座への改修を検討してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 矢野 周子議員。
◆39番(矢野周子 君) 年間5か所ずつぐらいは新しく替えていこうということで、その推移を見守りたいと思います。
高齢者の方、障がい者の方、市民の皆さんにとりまして、全ての皆さんがほっこりとする安心、安全なトイレを目指して頑張っていただきたいと思います。期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
これで私の質問を終わらせていただきます。最後まで御清聴、ありがとうございました。(拍手)
ご利用について
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