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時尾 博幸 議員
令和7年第4回倉敷市議会(第2回定例会) 6月11日(水) 本会議 質問
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内容
会議録
令和7年第4回倉敷市議会(第2回定例会)
6月11日(水) 本会議 質問
くらしき創生クラブ
時尾 博幸 議員
1 倉敷市における人口の状況について
2 教育行政について
3 水島地区のまちづくりについて
4 フィルムコミッションについて
5 星野仙一記念館の再オープンについて
◆42番(時尾博幸 君) (拍手) くらしき創生クラブの時尾 博幸です。
通告に従いまして、一問一答の方式により5項目について質問させていただきます。
1項目めとして、倉敷市における人口の状況についてお尋ねいたします。
この項1点目として、本市における人口の状況についてお尋ねいたします。
総務省が今年の4月14日に公表した2024年10月1日時点の人口推計によると、日本人は前年同月比89万8,000人減の1億2,029万6,000人で、比較可能な1950年以降、最大の落ち込みだったと伺います。岡山県での人口減少率は0.84%と伺います。
転出者が転入者を上回る転出超過について、超過数は倉敷市においては679人で、超過幅が拡大しており、東京一極集中の加速を背景に、若者の市外転出に歯止めがかかっていないと分析されていると伺います。
そこでお尋ねいたしますが、本市における人口増減率、高齢化率、将来を担うゼロ歳から14歳、15歳から64歳の生産年齢人口、65歳以上の割合はどのように推移しているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 時尾 博幸議員さんの御質問にお答えいたします。
本市の人口推移は、全国的な傾向と同じく減少傾向となっており、平成28年の48万4,056人がピークで、令和6年は47万3,828人となり、2.11%の減少となっております。
また、同じく平成28年と令和6年の比較で、ゼロ歳から14歳までの年少人口の割合は14.2%から12.9%に、同様に15歳から64歳までの生産年齢人口の割合は59.5%から59.1%に、65歳以上の老年人口の割合、いわゆる高齢化率は26.2%から28%になっております。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) この項2点目として、県が作成した少子化要因見える化ツールの活用についてお尋ねいたします。
県は、少子化問題の背景にある地域の住宅環境や生活環境、経済環境などの社会経済特性や、結婚、出産、子育てに関する県民の希望などを見える化し、市町村における根拠に基づいた効果的な施策形成を支援することを目的として、少子化要因見える化ツールを作成されました。今後、市町村での効果的な活用を促すとともに、少子化対策事業の立案、実施への取組を支援するため、市町村担当者を対象とした説明会を開催されると伺います。
県が作成した少子化要因見える化ツールの活用については、どのように考えているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 岡山県がこのたび独自に作成した少子化要因見える化ツールは、生活環境、住宅環境、移動利便性など、出生率に影響を及ぼすと考えられる8分野の社会経済特性などの統計データと、希望する子供の数やワーク・ライフ・バランスの実現度などのアンケートデータ等が示されており、今後、本市の少子化対策に向けた施策の検討において参考にしてまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) この項3点目として、本市における子育て支援の評価についてお尋ねいたします。
本市においては、子育てするなら倉敷でという市長公約を推し進めています。子育てしやすい環境評価についてはどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君) 本市では、少子・高齢・人口減少社会に対応していくための取組方針といたしまして、令和3年3月に第2期倉敷みらい創生戦略を策定するとともに、本年3月には第二次くらしきこども未来プランを策定し、子育てするなら倉敷でと言われるまちの実現に向けまして、引き続き結婚・妊娠・出産・子育て支援の拡充等の施策に向けて取り組んでいるところでございます。
第2期倉敷みらい創生戦略では、結婚、出産、子育ての希望をかなえるという基本目標の進捗状況につきましては、合計特殊出生率を指標の一つとしているところでございます。令和5年度の実績値は1.38となっておりまして、全国平均の1.20や岡山県平均の1.32と比べまして、比較的高い数値を維持していると思っております。
また、本戦略における子育てと仕事がゆとりを持って両立できる環境を整えるという項目におきましては、目標達成に向けて順調に推移していると思っておりますので、これは保育園への入所等も含めてですけれども、子育てと仕事の両立に向けた環境整備は進んできていると評価しております。
一方で、今後力を入れていかなければいけないと思っているところがございまして、それは、安心して出産、子育てできる環境を整える項目のうち、身近に子育ての相談ができるところがあると思っている人の割合の部分でございます。
これは、コロナ禍で外出控え等もありまして、情報に触れる機会が少なくなっていたことなどもあるかとは思いますけれども、相談できるところがあると思っている人の割合が目標よりもやや遅れている状況であると思っておりまして、ここについては私といたしましても今後非常に力を入れていかなければいけないと思っております。
倉敷市公式アプリとかくらしき子育てアプリとかでPRをするわけでございますが、商業施設の情報コーナーなどにも貼り出しをして活用していこうと思っているのですが、妊婦・子育て相談ステーションすくすくが市内5か所に、また地域子育て支援拠点が21か所あり、身近なところに相談できる場所があるということのお知らせをより充実させるなど、ぜひ力を入れていかなきゃいけないと思っております。
これは、もちろん私どもも行ってまいりますが、ぜひ議員さん方におかれましても、身近なところにたくさんあるということを支援者の方、地域の方等にぜひお知らせもしていただいて、こういうふうにいろいろな相談場所があって、支援のところがあるんだよということをさらにお伝えいただけると大変助かると思っておりますので、ぜひお願いできればと思っております。
今後とも、子育てしやすいまちに向けまして、しっかり取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) 最後に要望してこの項目を終わりたいと思っておりますけれども、今回の質問で取り上げた結婚、出産、子育てという視点に関しては、先ほど市長から御丁寧に御答弁をいただきましたけれども、子育てしやすい環境評価は倉敷市として頑張っている状況があるということは承知いたしました。
それと併せて人口問題については、結婚、出産、子育ての視点に加えて、国や県とも連携しながら、企業誘致であるとか、移住促進などの転入増であったり、外国人による働き手確保に努めるなど、倉敷市が今後も魅力ある選ばれる都市になって、引き続き人口増加策に取り組んでいただくことを要望とさせていただきます。
2項目めとして、教育行政についてお尋ねいたします。
この項1点目として、ICT支援員の活用と児童、生徒のID情報の設定についてお尋ねいたします。
まず、これまで当初予算で計上していたICT支援員の活用に関する予算について、例年より早めて令和6年度の2月補正予算で債務負担行為を設定した理由についてお尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 森教育次長。
◎教育次長(森茂治 君) 倉敷市教育委員会では、ICTの活用による学習活動を充実させるため、授業準備の支援や、授業中の児童、生徒への操作支援などを主な業務とするICT支援員を小・中学校及び特別支援学校に派遣しております。
例年、ICT支援員派遣のための費用を当初予算に計上し、授業でのICTの活用が多い6月から2月まで派遣しておりましたが、令和7年度につきましては、年度始めで繁忙期の4月にも派遣できるよう令和6年度の2月補正予算で債務負担行為を設定し、令和7年3月に事業者と契約したところでございます。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) 次に、年度替わりでの児童、生徒のID情報の更新作業についてお尋ねいたします。
これまで、端末が児童、生徒の進級に合わせて持ち上がるように変更されたり、ICT支援員については、昨年度から授業支援に加えて校務支援も対象業務になったり、先ほど御答弁いただいたとおり、これまで6月から始まっていたICT支援員の運用期間が今年度から4月中旬から始まり、デジタル教科書への対応が新たに始まるなど、年々改善が図られているところであります。
私はこれまで、一昨年の9月定例会、昨年の11月定例会において、年度替わりにおける児童、生徒のID情報の更新作業などに対して負担感を感じ、対応を求める声を現場から伺い、改善を求めてきました。市教委としては、現場の声をどのように把握しているのか。県内の他市では、新年度の児童、生徒のID情報の更新作業を外部に委託しており、岡山県教委が好事例として紹介されていると伺います。本市において県内の他市のような外部委託の取組の導入についてはどのように考えているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 森教育次長。
◎教育次長(森茂治 君) 新年度の準備作業のうち、児童、生徒のID情報の更新作業につきましては、新学年で授業支援ソフトやデジタルドリルなどが利用できるよう、倉敷市教育委員会の職員や小・中学校の教職員が行っております。
この更新作業につきましては、各学校の情報教育担当者を対象とした研修会や年度更新作業の説明会などを通じて、年度替わりの繁忙期に行う業務として負担であると聞いているため、今年度は4月から教職員の負担軽減となるよう、希望する学校にICT支援員による業務支援を実施しているところです。
倉敷市教育委員会といたしましては、県内の他の自治体で実施しているID情報の更新作業のみの外部委託につきましては現在考えてはおりませんが、引き続きICT支援員による業務支援を行うことで教職員の負担軽減を図りながら、円滑にICTを活用した学習活動に取り組めるよう努めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) 要望で終わりたいと思いますけれども、本市においては今年度の対応としては、令和6年度2月補正予算で債務負担行為を設定しましたけれども、年度末から余裕を持って対応しようと思えば、例えば12月補正予算での予算計上が望ましいこともあるかと思われます。
大体3学期の終業式頃にはあらかた新年度の準備ができていると伺っておりまして、転入などの最後の詰めのところが新年度の1学期の始業式や入学式の数日前に最終的に確定すると伺っております。
全てが確定するまで待つのではなくて、例えば大きい変動のない学年に関する情報は早めに対応したり、確定が最後まで直前になるクラスに関する情報については後から対応するなど、柔軟な対応をされることを要望させていただきます。
またあわせて、岡山市では今年度からICT支援員とは別に学習用アカウント管理業務を民間業者に委託されています。ICT支援員のみなのか、岡山市のように学習用アカウント管理業務を別途民間に委託するのか、またICT支援員のみとしても、年度末や年度始めには学習用アカウント管理業務に専念させるなど、いろいろな方法が考えられると思います。
現場で負担感の強い年度替わりでの児童、生徒のID情報の更新作業について、来年度には今年度よりさらに具体的な改善が図られることを強く要望させていただきます。
この項2点目として、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)についてお尋ねいたします。
本市は、コミュニティ・スクールを平成29年度から導入し、試行から9年目になりますが、現在、本市の幼稚園、小・中学校にどのくらい設置をされているのか、お尋ねいたします。
また、特徴的なコミュニティ・スクールの設置形態があれば、お尋ねさせていただきます。
コミュニティ・スクールの主な役割の中に、学校運営に関する意見や教職員の任用に関する意見を述べることができると文部科学省は示していますが、本市のコミュニティ・スクールにおいて話合いによって出た意見がどのような成果につながったのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 仁科教育長。
◎教育長(仁科康 君) コミュニティ・スクールとは、学校と地域が一体となって子供を育てることを目的に、保護者や地域住民などが学校運営やその運営に必要な支援に関する協議を行う学校運営協議会を設置した学校のことで、倉敷市では平成29年度から導入をいたしております。
令和7年4月の設置状況につきましては、幼稚園78%、小学校97%、中学校100%となっており、同じ中学校区内の幼稚園、小学校、中学校が1つの学校運営協議会を設置している特徴的な例もございます。
各学校園が設置している学校運営協議会では、学校運営に関する目標やビジョンを共有するための協議を重ねる中で、学校教育目標の見直しや、地域の人材を生かした学習につながった事例などもあります。
また、教職員の任用に関する意見につきましては、教育委員会が学校長から報告も受けており、学校園の運営が適切にできるよう協議などを行い、支援に努めております。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) 要望で終わりたいと思いますけれども、コミュニティ・スクールの主な役割として、1つは校長が作成する学校運営の基本方針を承認すること、2つ目は学校運営について教育委員会または校長に意見を述べることができること、3つ目として教職員の任用に関して教育委員会規則で定める事項について教育委員会に意見を述べることができることという3つが挙げられています。
この3つのうちで、3つ目の教職員の任用に関して教育委員会に意見を述べることができるというところで、例えば、先生が気に入らないから異動させるというような話ではなくて、さっきの学校運営について教育委員会や校長に意見を述べることができるという2つ目とも関連するのですが、例えば学区によって英語の教育に力を入れたいので英語の得意な先生や英語の先生を増やしたいとか、例えば生徒指導で課題がある学区なので、生徒指導が得意な先生を招きたいというような、地域からの声をまとめて、そういう人事に関することもコミュニティ・スクールとしては取り上げられるというところが特徴かなと思っています。
先ほど御答弁いただいた中で、コミュニティ・スクール導入から年数がたって、本市において導入校の割合も増えてきたところではあります。ただし、従来の学校評議員制度から学校運営協議会制度に看板を掛け替えただけではなくて、先ほど言ったような仕組みや役割について、校数が増えてきていますけれども、本来のその仕組みや役割について改めて適切なタイミングで、管理職の先生であったり、学校運営協議会に関わられている地域住民の皆さんに市教委から説明をしていただき、御理解をいただくよう努めていただけたらと思っています。
学校と地域住民などが力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる、地域とともにある学校への転換を図るために、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことを要望させていただきます。
3項目めとして、水島地区のまちづくりについてお尋ねいたします。
この項1点目として、公共施設の複合化に伴うまちづくりについてお尋ねいたします。
水島臨海鉄道栄駅周辺のまちづくりについて、ワークショップなどを通して地元の意見を反映してほしいとの御要望を地域から受けているところであります。
栄駅周辺のまちづくりについて、今後どのように地元の意見を取り入れていくのか。また栄駅周辺のほか、水島図書館跡、八間川周辺のまちづくりの取組も含め、水島市民交流センターの建設と併せ、今後のタイムスケジュールはどのように考えているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 堀越建設局長。
◎建設局長(堀越信宏 君) 水島地区のまちづくりにつきましては、新たに整備する水島市民交流センターと水島臨海鉄道栄駅・常盤駅、水島中央公園を結んだエリアにおいて、回遊を促進することでにぎわいの創出につなげてまいりたいと考えております。
今後につきましては、水島市民交流センターが完成予定の令和11年度までの期間において、栄駅周辺や水島図書館跡地の活用、八間川の緑地などの取組を順次、計画的に実施していきたいと考えております。来年度から順次、測量、設計、施工を行ってまいります。
議員さんお尋ねの栄駅周辺のまちづくりにつきましては、現在地域の意見を反映できるよう、ワークショップの開催も含めて、まちづくり団体や商店街、地元自治会等で構成する水島まちづくり協議会と検討を行っているところでございます。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) この項2点目として、水島消防署の建て替えについてお尋ねいたします。
倉敷市公共施設個別計画では、水島消防署については、整備時期は計画後期の2027年から2031年になっており、今後の方針は単独建て替えになっています。
現在、水島公民館、水島児童館、水島図書館の複合化による水島市民交流センターの建設に合わせて、水島消防署の建て替え場所についても複数の場所が地元で議論の俎上に上っているところであります。
現在、倉敷市役所本庁舎北側に防災危機管理センター棟の新築工事が進められていますが、平成30年7月豪雨災害の教訓も踏まえ、倉敷市災害対策本部を所管する防災危機管理室をはじめ、市民の安全に直結する消防局や水道局を集約させることになっているところであります。
水島地区公共施設再編整備が進む中、水島支所周辺を水島警察署も合わせて災害発生時の水島地域の拠点地域とする上で、水島消防署の建て替え場所は現在の場所が望ましいと思われます。
今後、水島臨海鉄道栄駅前の整備も進む中、水島消防署が水島愛あいサロン横の、現在定期的に水島朝市が開催されている芝生広場となっている旧文化センター建設予定地に建設されるのであれば、栄駅前の広場の活用についての議論も方向性が変わってくるものと思われます。
また、旧文化センター建設予定地に水島消防署が移転した場合、水島愛あいサロンの利用者の駐車場不足も懸念されるところであります。
水島消防署は現在の場所での建て替えが望ましいと思われますが、本市としてのお考えをお尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 加藤消防局長。
◎消防局長(加藤司 君) 水島消防署の整備計画につきましては、倉敷市公共施設個別計画で2027年以降と計画されており、建て替え場所は現時点では決まっておりません。今後、市内で発生した災害にいち早く対応できるように、火災、救急などの出動状況や、災害現場に到着する時間などを考慮し、適正な場所を検討してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) この項3点目として、水島愛あいサロンの現状と今後についてお尋ねいたします。
水島市民交流センターが完成すれば、水島愛あいサロンの施設利用は現在より減るのではないかと心配される声を伺います。また、今後福田公園に温水プールが完成すれば、水島愛あいサロンのプールの利用がどのようになっていくのかも心配されているところであります。
本市として、水島愛あいサロンの現状と今後についてどのように考えているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 環境交流スクエア(水島愛あいサロン)の利用者数につきましては、コロナ禍で落ち込んだものの、指定管理者による集客イベントの充実などにより、令和6年度には延べ約8万人の方が利用され、コロナ禍前の令和元年度の8割程度まで回復しております。
今後は、建設から28年が経過し老朽化した設備の更新なども含め、引き続き指定管理者と連携して、ハードとソフトの両面から施設の利用促進に努めてまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) 4項目めとして、フィルムコミッションについてお尋ねいたします。
この項1点目として、本市におけるフィルムコミッションのこれまでの成果についてお尋ねいたします。
伊東市長の提案理由説明でも幾つかの作品に触れられていましたが、今年の7月25日にMOVIX倉敷で先行公開され、8月22日から全国公開される蔵のある街、玉島地区を中心にオール岡山県ロケの孤独の楽園、児島地区を舞台に母と娘の親子愛を描いたドライブタクシー、玉島地区を舞台に新人トリマーの女性がトラブルを乗り越えながら成長する物語であるたましまトリマー物語などが作成され、上映会が行われています。
また、今月2日には、大原美術館展示室において、映画制作を通じた地域活性化や次世代クリエーターの育成を目指す岡山フィルムプロジェクト実行委員会が、岡山ロケの長編・短編映画3本の制作報告会見を行いました。
倉敷市出身の俳優で、今月撮影が始まる短編映画をプロデュースするMEGUMIさんや、岡山市出身の長編映画の針生 悠伺(はりう ゆうじ)監督ら5人が登壇をされました。MEGUMIさんプロデュースの短編映画は、今月倉敷市をはじめとした備中地域で撮影される予定と伺っており、もう1つの短編映画からのうつわは、俳優の松田 美由紀さんがメガホンを取り、今年の5月、倉敷市や笠岡市などでロケが行われ、松田さんは、美しい町並みと空気が印象的だったと語られたとの新聞記事を拝見させていただきました。
最近、倉敷市内で撮影される映画が相次いでいるところでありますけれども、岡山県フィルムコミッション協議会との連携も含めて、本市におけるフィルムコミッションのこれまでの成果についてはどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 倉敷フィルムコミッションは、岡山県フィルムコミッション協議会とも連携し、倉敷市における撮影を円滑に進めるための窓口として、場所の選定、現地施設との調整、撮影現場の許可申請の支援、ロケハンの随行などを行っております。
また、映画公開後には、本市で撮影された映画のロケ地などについて情報発信やパネル展の開催なども行っております。
これまでも、とんびや犬神家の一族、ミステリーと言う勿れ、孤独な楽園、蔵のある街など、多くの映画やドラマ、CMなどにおいて様々な支援を行ってまいりました。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) この項2点目として、今後の倉敷市としての支援の取組についてお尋ねいたします。
例えば、過去のロケ地をまとめた映画のロケ地マップの作成は、倉敷市内を観光してもらう一助になると思いますが、作成の状況について伺います。
また、倉敷市として、フィルムコミッションの活動などを通じた映画の撮影等について、今後どのように支援していくのか、お考えをお尋ねいたします。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) フィルムコミッションが行う取組のうち、ロケ地マップの作成は、ロケ地の魅力発信とともにロケ地巡りによる観光誘客にも有効であると考えております。
現在、岡山県フィルムコミッション協議会が作成したロケ地マップには、倉敷美観地区や旧野崎家住宅、沙美海岸、ヘルスピア倉敷などが掲載されております。
市では、今後、蔵のある街のロケ地マップの作成を、8月の全国公開に合わせて映画の配給会社や実行委員会などと協力して行う予定でございます。
また、映画撮影の支援につきましては、引き続き倉敷フィルムコミッションや岡山県フィルムコミッション協議会と連携しながら、撮影を円滑に進めるための支援や情報発信を行っていくことに加え、企業版ふるさと納税を活用した映画撮影誘致支援事業について、アニメーション映画も対象とするなどの見直しにより応募しやすくすることで、本市の認知度向上や観光誘客につながる映画の撮影を支援してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 時尾 博幸議員。
◆42番(時尾博幸 君) 要望で終わらさせていただきたいと思いますけれども、蔵のある街については、8月の全国公開に合わせてロケ地マップを作成されるということでありました。
岡山県フィルムコミッション協議会では、県内で過去に撮影された複数の映画のロケ地をまとめたマップを作成されていると伺っています。倉敷市としても、蔵のある街1つだけのロケ地マップではなく、倉敷市内で撮影した複数の映画のロケ地をまとめたマップを作成してほしいという声を伺っています。
私も、蔵のある街は完成披露試写会で、孤独の楽園も先日MOVIX倉敷で作品を鑑賞させていただきました。
地元に住んでいても、日頃見慣れた倉敷市内の撮影場所に思いを寄せますし、県外におられる倉敷市出身の方が故郷を思い出す機会になったり、また蔵のある街であれば、元フィギュアスケート選手の高橋 大輔さんが今回映画に初めて出演されるということで、高橋さんのファンの方々からの反響もあると伺っております。
倉敷市出身で蔵のある街の平松監督は、先日の試写会でも、映画をきっかけに倉敷の魅力を全国に広めたいと力を込められ、蔵のある街を見て、ぜひ倉敷に行きたいな、倉敷の人と仲よくなりたいなと思っていただけるように広げていきたいと述べられていました。
自分の好きな俳優を撮影した映画のロケ地へ訪ねる聖地巡礼などで、多くの皆さんに倉敷市を訪れていただく一助として、複数の作品のロケ地をまとめたホームページやロケ地マップを作成することにより、倉敷市内の観光客誘致の一助にしていただくことを要望させていただきます。
最後に、5項目めとして、星野仙一記念館の再オープンについてお尋ねさせていただく予定でしたが、この項1点目の闘将の軌跡 星野仙一「夢の軌跡」展について、またこの項2点目の星野仙一記念館の再オープンを含めた今後の取組については、さきの中島議員の質問と重複しますので、質問を割愛し、要望とさせていただきます。
星野 仙一さんは、私が住んでいる小学校区の第四福田小学校の卒業生で、母校の水島中学校の先輩でもあります。阪神タイガース監督としてリーグ優勝に輝いた2003年には、熱気冷めやまぬリーグ優勝直後に母校の水島中学校の創立50周年記念式典において御講演され、私も卒業生の実行委員の一人としてその場に立ち会うことができ、感動したことをつい先日のように思い起こします。その際、当時の中田 武志市長から市民栄誉賞が贈られるなど、言うまでもなく星野さんは地域の皆さんから郷土の誇りと思われているところであります。
私も、倉敷市立美術館において今年初めて一般公開された企画展闘将の軌跡 星野仙一「夢の軌跡」展を参観させていただきましたが、今後の定期的な開催を求めたいと思います。
また、星野仙一記念館の再オープンについては、今年の3月2日の中日スポーツに、星野仙一記念館の再オープン計画が浮上、倉敷市主導で数年後に市内中心部の美観地区などが候補との見出し記事が掲載されていました。閉館した星野仙一記念館を数年後に郷里でもある倉敷市の主導で再オープンさせる計画があることが関係者への取材で分かったと記事になっていました。かつて記念館があった市内中心部の美観地区などが候補に挙がっているとされていました。
星野さんの企画展が開幕した際、テープカットを務めた伊東 香織市長は、記念館復活について、星野さんの軌跡を感じられる機会を定期的に設けていきたい、常設化もしたいが、場所も含めて問題は残っていると前向きに検討している姿勢を示したと記事に書かれていました。場所も含めた課題を解決していただき、早期の常設化を要望させていただきます。
以上で私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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