録画中継

令和7年第5回倉敷市議会(第3回定例会)
9月5日(金) 本会議 質問
新政クラブ
大守 秀行 議員
1 第3期観光振興プログラムについて
2 MICEについて
3 受入環境整備と観光客対応について
            午前10時     開 議

○議長(荒木竜二 君) 皆さんおはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
 ただいまの御出席は40名、会議は成立いたしました。

            ~~~~~~~~~~~~~~~

△〔質問〕

○議長(荒木竜二 君) それでは、本日から質問に入ります。
 本日は質問順位1番 大守 秀行議員から7番 真田 意索議員までの7名、2日目は8番 瀧本 寛議員から14番 矢野 周子議員までの7名、3日目は15番 大橋 研議員から20番 太田 美貴絵議員までの6名、4日目は21番 原田 龍五議員から23番 新垣 敦子議員までの3名をそれぞれ予定しておりますので、御協力をお願いいたします。
 では、順次発言を許します。
 初めに、22番 大守 秀行議員。
            (22番  大守 秀行君  質問者席登壇)
◆22番(大守秀行 君) (拍手) 皆さんおはようございます。新政クラブの大守 秀行でございます。
 昨夜は、台風15号の影響で一時期雨の強いときもありましたけれども、市内では被害がなかったというふうに受け止めております。そして、この台風15号は過ぎ去り、昨日の雨が恵みの雨となりますように切に願っておりますし、ほかの地域におきましても、被害がないことを願っております。
 それでは、通告に従いまして、3項目を一問一答の方式にて質問させていただきます。
 1項め、第3期観光振興プログラムについてお伺いいたします。
 本市は、美観地区をはじめとする歴史的な町並みや文化資産に恵まれ、県内でも有数の観光地として多くの観光客を迎えています。中でも美観地区は、地域の皆様方の御尽力により守られてきた倉敷を象徴する貴重な文化遺産でございます。こうした観光資源は、倉敷市のみならず岡山県全体の観光振興にも重要であり、その価値を損なうことなく次世代へ継承していく責任があります。観光は地域経済の柱の一つであり、持続可能な発展のためには、保全と活用の両立が必要だと考えております。
 そこで、今回は観光政策全般について質問させていただきます。
 第2期観光振興プログラムの策定から約4年が経過し、その間に観光を取り巻く環境は大きく変化しました。新型コロナウイルスの影響による観光客の激減とその後の回復傾向、国内観光ニーズの多様化、インバウンドの増加、デジタル技術の進展など、観光政策に求められる視点も変化しております。
 こうした状況の中、第3期観光振興プログラムの策定作業が進められるという認識でありますが、その進捗状況と方向性などについて、以下の2点をお伺いさせていただきます。
 まずは、現状把握として、観光客の動向についてでございますけれども、本市における観光客数の推移及び日本人、外国人それぞれの市内宿泊者数の推移をお示しいただきたいと思います。特に外国人観光客については、国別の割合やその変化、インバウンド回復に伴う新たな傾向についてもお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 皆さんおはようございます。大守 秀行議員さんの御質問にお答えいたします。
 本市を訪れた観光客数につきましては、コロナ禍前の令和元年が約520万人で、コロナ禍の令和3年に約200万人と大きく減少しましたが、令和6年は、市の速報値では約493万人と回復基調となっています。
 次に、市内宿泊者数につきましては、日本人は令和元年が約87万人で、令和3年に約57万人と激減しましたが、令和6年は、速報値では約86万人と回復しております。外国人は令和元年が約7万7,000人で、令和3年に約2,000人まで激減しましたが、令和6年は、速報値では約7万5,000人と回復し、コロナ禍以前の水準に戻っています。
 また、外国人観光客の国別割合は、令和元年の上位が台湾、香港、中国の順番であったのに対し、令和6年では台湾、フランス、香港の順番となっています。
 さらに、インバウンド回復に伴う新たな傾向としましては、長期に滞在する傾向がある欧米の観光客の割合が増えており、倉敷に宿泊して広く周辺地域を訪れる旅行スタイルも増えてきていると認識しております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) それでは次に、第2期観光振興プログラムの課題と第3期での取組についてお伺いいたします。
 本市は、美観地区などの歴史的景観や文化資産により、多くの観光客を引きつけてきましたが、コロナ禍を経て、観光スタイルや来訪者の傾向が変化しております。
 こうした変化を踏まえて、第2期で認識された課題と第3期で重点的に取り組む課題について、本市の御所見をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市はこれまで、令和3年度から第2期観光振興プログラムに基づき、観光振興に取り組んでまいりましたが、観光を取り巻く環境や情勢が大きく変化している中、大都市圏に見られるオーバーツーリズムを見据えた地域との共生、旅行スタイルの変化、近年頻発する自然災害、異常気象などへの対応など、新たな課題が発生しております。
 こうした課題を踏まえ、第3期の観光振興プログラムでは、観光地域づくりの視点を盛り込んだビジョンをお示しした上で、地域共生型観光の推進、体験や交流を中心とした商品開発、安心、安全な受入れ環境の整備などの取組が必要と捉えており、そのための観光マネジメント体制の構築、観光振興のための新たな財源の確保などについても検討してまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 今後の具体的な展開に期待をしつつ、次の項目、DMO設立についてお伺いさせていただきます。
 現在、本市の観光施策は複数の部局にまたがっており、民間との連携や情報発信の面でも、より一体的で効果的な体制づくりが求められていると考えております。こうした状況を踏まえて、観光戦略の指令塔となるDMOの設立は、本市の観光施策を統括的に推進し、地域の魅力を最大限に引き出すための重要な一歩であるというふうに認識しております。
 そこで、まずDMOとは何か、その基本的な考え方、設立の必要性、民間との連携や期待される効果についてお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) DMOは、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する地域経営の視点に立った観光地域づくりの指令塔となる組織であり、多様な関係者と協同しながら、観光地域づくりに取り組む法人でございます。
 DMOの設立により、専門的な知見とノウハウを結集し、中・長期的な視点で一貫性のある観光戦略を推進することで、持続可能な観光地経営の実現が可能になると考えております。
 DMOの導入による効果では、地域の観光事業者や住民、各種団体など、多様な関係者と緊密に連携しながら、データに基づいた戦略的な観光プロモーションによる誘客の強化、質の高い観光コンテンツの開発、そして観光消費額の向上を通じた地域経済の活性化が期待できるものと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) DMOの設立によりまして地域の魅力を最大限に引き出し、観光による経済効果の向上が図られることを大いに期待しております。
 それでは次に、この項3点目、宿泊税についてお伺いいたします。
 観光施策を安定的かつ継続的に推進するためには、持続可能な財源の確保が不可欠であり、その手段の一つとして、宿泊税の導入を検討されていると認識しております。
 本市には、大原 孫三郎氏が掲げた公益と経済の両立の理念が根づいており、観光による利益を地域に還元し、文化、景観、サービスの質を高めるための財源として、宿泊税は有効な手段であると考えております。一方で、宿泊事業者にとっては、経営への影響や宿泊者数の減少などへの懸念もあり、導入に当たっては丁寧な対話と十分な配慮が必要だと考えております。
 そこで、宿泊税導入の基本的な考え方と、税収をどのような観光施策に活用する方針か、また市民や宿泊事業者の理解を深めるための説明会や意見交換の場など、事業者の声を制度設計に反映する仕組みについてお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 宿泊税についてでございますが、今後、倉敷市が市民の皆様と観光客の方々双方にとりまして満足できる魅力的な観光地として発展していくために、持続的な観光地域づくりや戦略的な観光マーケティング、それから受入れ環境の向上などには安定的な財源確保が必要であることから、宿泊税の導入について検討することとしたところでございます。
 そして、今回の議会でも予算のお願いをしておりますが、倉敷市宿泊税検討委員会は、有識者の方々をはじめ、宿泊事業者や観光関連団体などで構成したいと考えておりまして、まずは、宿泊税とはどういうものかということや、その意味合いとか効果、そして必要性について、また税率や課税する対象、それから税収の使い道など、幅広い内容について議論していただきたいと思っております。これは、当然公開するということに、委員会でお諮りすることになるかと思います。
 そして、市民の皆様や宿泊事業者の方々の理解を深めていくために、宿泊税に関する勉強会とか意見交換の場も、設けていきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 宿泊税について、以下何点か要望させていただきたいと思います。
 先ほど丁寧な御説明をいただきましたけれども、宿泊税については、特に広域性の観点から、岡山市をはじめとする近隣市町と制度設計や導入時期を調整していただきたいということを要望させていただきます。
 また、宿泊税導入に伴う事業者の負担軽減策として、以下4点要望させていただきます。
 まず、1点目がシステム改修費への補助、2点目が代行徴収に伴う手数料の補填、3点目、納税頻度への配慮、4点目、宿泊料金が低い場合の免税設定の検討。以上の要望については事業者の声を丁寧に反映し、地域全体で納得感のある仕組みづくりをしていただきますように要望させていただきまして、次の質問に移ります。
 次に、2項め、MICE(マイス)についてお伺いいたします。
 MICEは、観光振興のみならず、地域経済の活性化や都市のブランド力向上にも大きな効果が期待されております。本市の大原 孫三郎・總一郎両氏は先進的な社会貢献と産業振興による社会的責任の実践者として高く評価されております。また、大原美術館の創設は、国内外の芸術文化を地域に根づかせる先駆的な取組であり、クラレ、クラボウの創業を通じて産業の近代化にも貢献されました。
 こうした倉敷市の歴史的・文化的資産は、MICE誘致においても大きな強みとなると考えております。地域の理念や価値を体感できる場として、企業や団体にとって魅力的な開催地となる可能性があるというふうに認識しております。
 そこで、以下3点についてお伺いいたします。
 まず1点目、これまで本市が取り組んできたMICE誘致の具体的な内容と成果、課題認識についてお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市では、令和6年4月にMICE誘致推進室を設置し、地域での受入れ体制の整備やコンテンツ開発、ウェブサイトなどのプロモーションツールの制作に取り組んでまいりました。コンテンツ開発では、昨年度は倉敷美観地区や児島地域を中心に地域資源を活用した体験プログラムをつくり、今年度は玉島地域を中心に取り組むこととしています。また、ビーガン、ハラルなどの多様な食習慣への対応も進めています。
 MICEの実績といたしましては、日本ニュージーランド経済人会議、植物ウイルス病研究会による国際会議や、アメリカ企業の研修旅行などの誘致及び開催支援を行い、現在も新たな誘致の提案を進めております。
 一方、MICE開催地として認知度が低いことが課題と捉えており、本年度より日本政府観光局と連携した情報発信をはじめ、官民連携組織の倉敷市MICE推進協議会を通じた商談会への参加や招請事業の実施などにより、積極的な誘致に取り組んでいます。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 地域資源を生かした体験プログラムの開発や多様な食文化への対応など、具体的な取組を進められていることを評価させていただきます。
 それでは次に、2点目、MICE誘致推進事業についてでございますけれども、9月補正予算案に345万円を計上したMICE誘致推進事業について、事業の概要や実施体制、スケジュールなどについてお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本事業は、海外からのMICE誘致に不可欠な、多様な食習慣や生活習慣への対応を図るため、国の事業採択を受けて取り組むものであり、倉敷美観地区周辺をモデル地区とした昨年度に続き、児島地域を中心とした受入れ環境の充実を図ることとしています。具体的には、ビーガン、ハラルなどの多様な食習慣へ対応するためのセミナーの実施やローカルフードの開発、多様な生活習慣へ対応した滞在型コンテンツの企画などを予定しております。
 実施体制及びスケジュールにつきましては、市を主体とし、地元事業者や関係者、商工団体、旅行会社、観光コンベンションビューローなどで構成する検討会において、今後、取組内容に関する情報共有や意見交換を重ね、令和8年1月末の完了を目指して取り組むこととしております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 今後の実効性のある取組に期待しております。
 それでは次に、3点目、地域の魅力を生かしたMICE戦略についてお伺いいたします。
 MICEを進めるに当たり、施設整備や受入れ体制の強化は欠かせない要素でございます。特に大原美術館をはじめとする文化施設との連携は、倉敷の歴史や芸術文化を体感できる魅力的なプログラム構成につながると考えます。加えて、児島地区の繊維産業も本市の重要な地域資源であり、デニムをはじめとする地場産業の技術やブランド力を活用した観光との連携は、他都市にはない倉敷らしさを打ち出す大きな強みとなります。
 こうした文化、産業の両面から地域の魅力を発信できるような戦略的な取組について、本市の取組や御所見をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) MICEの誘致において、地域独自の文化や産業などを生かした体験プログラムや、歴史的建造物、文化施設などの活用は大変な強みとなります。
 本市では、歴史的な町並み、祭りや郷土芸能、物づくり産業など、多彩な地域資源を活用したMICEプログラムの充実に戦略的に取り組んでおります。昨年度は、倉敷考古館や倉敷民藝館などの文化施設を活用し、児島のデニム事業者と連携して、民芸、ジーンズなどをテーマにした倉敷らしい5つの体験プログラムを開発し、有識者、関係者から高く評価されました。本年度は、玉島のお茶文化や老舗企業、倉敷の有隣荘など、文化や産業に根差したプログラムを開発中でございます。
 こうした地域資源を活用したプログラムは、MICEで言うところのMあるいはIで表される企業研修や報奨旅行などに活用されることで、倉敷市の魅力発信や地域振興、ビジネス機会の創出、ひいては文化、産業の発展につながるため、今後も積極的に取組を進めてまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 今後も戦略的にMICEを展開していただけるということで、産業と観光の両面から、さらなる地域の活性化が図られることを大いに期待しております。
 それでは次に、3項め、受入環境整備と観光客対応について。
 1点目、美観地区周辺のトイレについてお伺いいたします。
 美観地区周辺の公衆トイレについては、高齢者や障がいのある方から利用しづらいとの声が寄せられており、特に鶴形2丁目や本町のトイレは段差があり、車椅子利用者や足腰の弱い方にとって、物理的にアクセスが困難な状況でございます。加えて、鶴形2丁目のトイレは男女の区別がなく、女性利用者から不安の声が上がっております。さらに、これらのトイレについては、美観地区周辺の方から観光客に案内するのが恥ずかしいとの声もあり、観光地としての受入れ環境に課題があるというふうに感じております。
 一方で、観光案内所や倉敷物語館のトイレは紹介しやすいものの、時間的な制約が課題であります。美観地区周辺では、夜間の人通りは少ないとはいえ、夜間利用可能なトイレの整備は、観光客の安心感や利便性の向上につながると考えております。
 こうした課題に対して、本市の現状認識と対応をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 美観地区周辺の公衆トイレのうち鶴形2丁目のトイレは、特に敷地面積が小さく、男女共用の解消は困難であり、また本町のトイレは半地下の構造であることから、現状ではバリアフリー化は困難な状況です。このため、大便器の洋式化や洗浄便座の設置など、観光客にとって使いやすい公衆トイレとなるよう改善に努めています。
 5月には、倉敷美観地区周辺における公共トイレを記載したトイレマップを作成し、利用時間も併せてお示ししているところでございます。
 今後は、特に観光シーズンに夜9時まで利用できる倉敷物語館や倉敷公民館のトイレについて、分かりやすく周知してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 先ほど例に挙げた鶴形2丁目のトイレについては、スペース的に解消が難しいという御答弁でございましたけれども、その場合、制約があるなら、例えば女性専用のトイレにするとか、やはり柔軟な対応が必要ではないかと考えております。現状、トイレが使いにくいという大きな課題がありますので、それに対して、市のほうはしっかりといろいろなアイデアを出して対応していただきたい、対応するべきだと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 また、重ねて申し上げますと、美観地区周辺のトイレは、環境局が所管しておりまして、観光の視点からの整備や予算措置が十分とは言えない状況だと考えております。観光客の満足度に直結する施設でもありますし、文化産業局の意向が反映されにくい現状は、観光施策全体の質にも影響を及ぼすと考えております。そのため今後、庁内で連携をしっかりと図っていただき、バリアフリー化やユニバーサルデザイン、こういったものを積極的に導入していただき、利用者が利用しやすいトイレとしていただきますように要望いたします。
 次に、2点目、市役所駐車場と美観地区の移動支援についてお伺いいたします。
 本市では、美観地区周辺の駐車場不足への対応として、市役所本庁舎東側駐車場を閉庁日に無料開放されています。しかし、美観地区までは徒歩で15分から20分を要し、特に高齢者の方、小さなお子様連れの御家族、お体の不自由な方々にとっては、移動が負担となるケースも見受けられます。こうした現状を踏まえると、かつて実施されていた無料シャトルバスの復活は、移動支援の対策として有効であり、観光客の利便性向上にもつながると考えております。
 そこで、無料シャトルバスの再導入について、本市の御所見をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 市役所駐車場と美観地区の移動支援としての無料シャトルバスの運行につきましては、平成26年9月から令和3年4月の間、観光シーズンに合わせて倉敷市役所から倉敷市芸文館を結ぶ区間を運行しておりましたが、渋滞の中に大型車両が入っていくこととなり、運行距離が短い割に交通量の多さから、結果として、到着までに徒歩での移動と同程度の時間がかかっていたこと、また令和3年5月からは市民会館駐車場についても、一般の方も利用可能な駐車場としたことなどから、シャトルバスの再開については、現在予定しておりません。
 移動が負担となる方々には、まずは観光WEBなどにより駐車場の空き情報を確認していただき、満車によりやむを得ず市役所駐車場に止められた場合には、公共交通機関の御利用を案内してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 無料シャトルバスの再開は難しいということでございましたけれども、その理由については、ある一定の理解をしました。しかし、先ほども言いましたけれども、移動に不安や困難を抱える方々にとって支援は必要でございますし、この猛暑の時期だけでも運行していただく、そういった視点をしっかりと持っていただき、これは提案なんですけれども、例えば、次期の観光振興プログラム、こういったところにメニューの一つとして入れてテーブルに上げていただいて、しっかり議論していただくことを要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは次に、3点目、岡山・倉敷tabiwaぐるりんパスについてでございます。
 本市の観光は、美観地区への依存度が高い一方で、児島、玉島など、ほかの地域に存在する魅力的な観光資源が十分に活用されていない状況もうかがえます。その結果として、観光客の市内滞在時間が短く、地域経済への波及効果も限定的であると考えております。こうした課題を踏まえると、地域資源を活用した体験型、周遊型の観光をさらに推進していくことが重要であり、交通手段と観光施設を組み合わせた取組が必要だと考えております。
 そこで、現在実施されている岡山・倉敷tabiwaぐるりんパスの具体的な内容についてお伺いさせていただきます。また、児島、玉島など、市内各地域への周遊をより促進するための施策や今後の方向性についても、本市の御所見をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市では、倉敷・岡山エリアの魅力ある観光地づくりと誘客促進を目的に、JR西日本及び岡山市と連携して、倉敷・岡山ぐるりんパス連携協議会を設置し、岡山・倉敷周辺の公共交通機関などの運賃と観光施設の入場券がセットになった3日間の周遊券、岡山・倉敷tabiwaぐるりんパスへの補助を行っています。
 このパスでは、岡山駅から新倉敷駅、岡山駅から児島駅のJR線や、児島駅から倉敷駅への路線バスなどを使って大原美術館、旧野崎家住宅など、市内の10の有料施設を利用でき、周辺観光に大変便利でお得な商品です。
 また、児島、玉島など、市内各地域への周遊を促進する取組として、本年度はレンタカー利用者宿泊助成事業や、市内の日本遺産構成文化財を周遊する体験コンテンツを含む旅行商品の開発、販売などを行う予定です。
 今後も、観光客の周遊の利便性が向上する施策や情報発信などを通じて、周遊を促進してまいります。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 今後の市内周遊の観光メニューに、しっかりと期待させていただきます。
 それでは次に、4点目、スポーツMICEについて2点お伺いさせていただきます。
 まず1点目、スポーツMICEについてでございますけれども、水島緑地福田公園では人工芝、天然芝のサッカー・ラグビー場の整備が完了し、令和9年度には温水プールの開設も予定されております。そうした中、既に県内外からの大会開催など、スポーツイベントの誘致が進んでおり、今後のさらなる活用が期待されております。
 こうした施設整備を契機として、水島緑地福田公園を中心にスポーツ大会や合宿等のイベントを積極的に誘致し、市内宿泊や観光消費の拡大につなげていくスポーツMICEの推進は、地域経済の活性化にも寄与する重要な取組だと考えております。
 そこで、スポーツ大会や合宿等のスポーツイベントを誘致し、市内宿泊や観光消費への波及を目指すスポーツMICEに関する本市の現状と今後の取組をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 倉敷市では、倉敷観光コンベンションビューローを通じて学会や会議、フォーラムなどを誘致するコンベンション開催補助金の制度を設けており、スポーツ大会につきましても補助の対象としております。
 この制度では、開催前後の宿泊や観光を促すため、スポーツ大会については、県外参加者の延べ宿泊者数に応じて3万円から50万円までの補助金額を設定しており、直近の令和6年度実績では計34件、延べ約2万人の宿泊に利用されるなど、市内への宿泊効果を生んでおります。
 今後は、大会前後での地域資源を活用した体験プログラムの提供、レセプションや祝賀会などでのユニークベニューを含めた市内施設の提案など、大会参加者への効果的な情報発信に取り組み、さらなる観光消費の需要創出にもつなげてまいりたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) スポーツMICEの推進は、地域経済の活性化に非常に有効な手段の一つだというふうに捉えております。実際、市内在住の私の友人が、県外から複数のチームを招いたサッカー大会を水島緑地福田公園の人工芝サッカー・ラグビー場で開催しました。その際、先ほど御紹介いただきました観光コンベンションビューローの補助制度を活用したところ、ほぼ全員の方が市内に宿泊され、飲食や観光をされて、非常に高い評価を得ております。こうした事例からも、スポーツを通じた交流が地域にもたらす効果の大きさを実感しております。今後は、施設の利活用に加え、受入れ体制の強化や地域との連携、さらには大会後の観光や地域体験との組合せなど、より広がりのある展開を期待しております。よろしくお願いいたします。
 それでは次に、2点目、水島緑地福田公園の人工芝サッカー・ラグビー場へのナイター照明設置についてお伺いいたします。
 先ほどのスポーツMICEを推進する上で必要なのが、人工芝サッカー・ラグビー場へのナイター照明の設置でございます。夜間の大会開催や練習利用が可能となれば、施設の稼働率向上や宿泊を伴うイベント誘致にもつながります。特に近年の猛暑、酷暑を踏まえると、夜間利用の環境整備は急務でございます。
 この照明設置の提案については、市民の方からも、夜間も使えるようにしてほしいとの要望が多く寄せられており、令和5年12月議会、令和7年2月議会においても要望を行いました。
 これまでの検討状況と、ナイター照明設置に対する本市の御所見をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) ナイター照明の設置につきましては、スポーツに係るMICE誘致の観点から、夜間に大会を開催することが可能となることで、市外からの参加者の宿泊を促し、地域のにぎわい創出や経済効果にもつながることが期待されます。また、夏季の高温を避けた夜間に大会や練習会、スポーツ教室などを開催することが可能となり、利用時間を拡大できるだけでなく、熱中症予防の観点からも有効であると考えております。
 水島緑地福田公園サッカー・ラグビー場のナイター照明の設置につきましては、近隣住居への光の侵入や地域景観への影響など、周辺住民の皆様への影響について十分配慮する必要があるため、現在慎重に調査を進めております。
 今後は、この調査結果や都市部での先行事例なども参考にしながら、検討を進めてまいります。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 先ほど答弁いただきましたナイター照明の近隣住民ヘの影響、これについてはしっかりと調査していただきたいと思っております。ただ、調査結果がもしよければ、最優先にナイター設置の判断をしていただきますように、改めて要望させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、5点目、全国工場夜景サミットについて2点の質問と1点の要望をさせていただきます。
 まず1点目、全国工場夜景サミットの開催についてでございますが、岡山県内で初の開催となる全国工場夜景サミットは、工場夜景を観光資源として活用する新たな取組として注目されており、市内観光振興に大きな可能性を感じております。
 まずは、このサミットの開催の目的や具体的な内容をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 全国工場夜景サミットでございますが、まず現在、全国工場夜景都市協議会に加入しております都市が全国で14あります。この都市による持ち回りで毎年開催することになっており、工場夜景の観光資源としての充実や活用、PRなどを行うことで工場夜景の知名度の向上、そして観光マーケットの拡大を図るとともに、会員都市の地域活性化や観光振興に寄与することを、この事業を行う目的としてございます。
 全国14都市の加盟ですけれども、市としましては、協議会に加入しました今年、サミットを開催させていただくこととなっておりまして、まず、工場夜景都市としての認知度の向上を図り、夜景観光を推進することで、宿泊、また観光消費額の増加にもつなげていきたいと考えているところでございます。
 サミットは11月2日を考えておりまして、場所としましては、工場夜景ということですので、水島愛あいサロンで開催したいと考えております。内容につきましては、関係の協議団体からの発表とかシンポジウムのようなものなど、各工場夜景のPRをしていただく、それから多くの方に知っていただくということを中心に考えておりまして、これに加えて、工場夜景観光ツアーも計画しているところでございます。
 今回、初めての工場夜景サミットになりますので、しっかりPRしていきたいと考えているところでございます。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 工場夜景を新たな観光資源とするということで、私も大いに期待しております。しっかりと企業、それから地元の方々と協働していただき、何とか成功させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 それでは次に、2点目、夜景サミットを盛り上げる取組についてお伺いさせていただきます。
 ほかの地域の成功事例を参考にしつつ、倉敷らしい形でどのように夜景サミットを市民へ浸透させ、盛り上げていくのか、その方針をお伺いさせていただきます。
○議長(荒木竜二 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 倉敷らしい夜景サミットに向けた取組といたしましては、サミット会場における、水島まちづくり協議会による水島の今日までの発展に至るまちづくりについての紹介、水島コンビナートクルーズの取組についての倉敷古城池高校の生徒によるステージ発表などを予定しております。
 また、倉敷中央高校の生徒による運営サポート、水島工業地帯の各企業からの協賛品の提供、地元飲食店によるブース出店や水島臨海鉄道の車内での夜景写真の掲載など、地域一体となって倉敷での夜景サミットを盛り上げたいと考えております。
 さらに、市公式アプリやSNSなどで情報発信を行い、家族連れや多くの若い世代にも参加していただくことで、地域の誇れる観光資源として認知してもらい、夜景観光の推進にもつなげたいと考えております。
○議長(荒木竜二 君) 大守 秀行議員。
◆22番(大守秀行 君) 先ほど水島コンビナートクルーズのお話がございましたけれども、私が所属しておりますUAゼンセン岡山県支部では先月と今月にかけて、児島観光港から出発する瀬戸内海クルーズを実施し、昼の部に200名、夜の部には300名、合計500名の方々に参加していただいております。
 私は企画段階からこれに携わっておりまして、当初は定員に達するんだろうかという心配をしておりましたけれども、蓋を開けてみれば、追加で船をチャーターするほどの大盛況で、特に夜間クルーズは想像以上の人気でございました。この経験を通じて、やはり工場夜景のポテンシャルは十分あるなと思っておりますので、水島コンビナートの可能性をしっかりと引き出していただきまして、工場夜景サミットが成功するように私たちもサポートしていきたいと考えております。
 それでは、最後になりますが、ライトアップ設備の補助について要望させていただきます。
 工場夜景の魅力をさらに高め、地域の観光資源として育てていくためには、企業によるライトアップ設備の新設、更新が重要な要素となります。
 そこで、本市におかれましては、こうした設備投資に対して補助を行う制度の創設を検討していただきますように要望させていただきます。この制度が整備されれば、水島コンビナートを中心とした夜景の質の向上、さらには地域全体の活性化にも寄与するものと考えております。本市として、水島コンビナート企業との連携強化を図りつつ、ライトアップ補助制度の導入に向けた具体的な取組を進めていただきますように要望させていただきます。
 なお、この夜景サミットについては、岡山県初となる開催でございます。本市にとっても新たな試みであり、水島コンビナート企業や市職員の皆様方にとっても大変な御苦労があることと推察いたします。そのため、このサミットが地域の魅力を遺憾なく発揮し、そして盛会のうちに成功を収められることを心より期待して、私の質問を終了させていただきます。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
ご利用について
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