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太田 美貴絵 議員
令和7年第5回倉敷市議会(第3回定例会) 9月9日(火) 本会議 質問
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内容
会議録
令和7年第5回倉敷市議会(第3回定例会)
9月9日(火) 本会議 質問
公明党倉敷市議団
太田 美貴絵 議員
1 児島地域の観光施策について
2 児島地域の公園トイレについて
3 倉敷市の「妊娠障害休暇」の導入と拡充について
◆5番(太田美貴絵 君) (拍手) 皆さんこんにちは。本日最後に質問させていただきます公明党倉敷市議団の太田 美貴絵でございます。
通告に従いまして、一問一答の方式にて3項目質問をいたします。
まず1項目めに、児島地域の観光施策について5点お伺いします。
1点目に、鷲羽山レストハウスについてお伺いします。
鷲羽山レストハウスは、倉敷を代表する観光地である鷲羽山の山頂近くにあり、瀬戸内海と瀬戸大橋を一望でき、観光客に大変人気があります。本年4月にリニューアルされ、館内は明るく広々とした雰囲気になりました。レストランでは、地元の食材を使った料理が味わえ、売店では、児島ジーンズや瀬戸内の特産品などを購入することもできます。観光客だけでなく、市民にとっても誇れる施設となっており、瀬戸内海国立公園の魅力を伝える大切な拠点になっております。
そこで、お伺いします。
今年4月にリニューアルオープンされたことを受け、来訪者数はどうか、また運営における課題と将来の展望についてお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君) それでは、太田 美貴絵議員さんの御質問にお答えいたします。
鷲羽山レストハウスについてでございますが、今年4月から共同事業体のMIKOSIさんによる管理運営を行っていただいておりまして、4月から7月末までの4か月間における来館者数は約1万3,000人、前年比で約125%となっております。
一方、物価等が上昇しておりましたり、またもともと老朽化した施設の修繕費ということがございまして、指定管理料を支出せざるを得ない状況ということもございまして、収益性の向上がやはり運営をしていただく上での課題と考えているところでございます。
現在、令和9年度以降の施設の運営につきまして、運営を希望される民間事業者の方々との対話──これはサウンディング型の市場調査でございますけれども──それを行っているところでございます。施設の持つ魅力、また民間事業者の方々から提案のありました事業の実現可能性などについても、検討していくことが必要ではないかと考えているところでございます。
先ほど申し上げましたように、課題といたしましては施設自体の老朽化等の問題がございますので、それと、今お話もいただいたように、魅力ある運営が両立できるような方向を考えていくことが、今の一番大きな課題と考えているところでございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 来館者数が前年よりも増加しているということで、共同事業体による運営が一定の成果を上げている点は大変喜ばしく思います。しかし一方で、物価の高騰や施設の老朽化によって運営が厳しくなっているとのことで、観光の拠点として将来に向けてどう維持していくのか、大きな課題だと感じました。
令和9年度以降の運営方法についてサウンディングを行われているとのことですが、民間事業者の提案を十分に生かしつつ、持続可能で魅力ある運営となるよう、市としても積極的に関与し、支援していただきますようお願いいたします。
続いて2点目に、鷲羽山駐車場についてお伺いします。
現在、レストハウスの駐車場は大型車45台、乗用車366台、さらに障がい者専用スペース4台が整備されており、いずれも無料で利用できる状況となっております。しかし、レストハウスに直接上がれるのは障がい者専用の4台分のみであり、標識も分かりにくく、初めて利用する方には非常に迷いやすい状況です。そのため、それ以外の利用者は下の駐車場から長い階段や坂道を上がるため、高齢者にとっても大きな負担となっています。利用者からは、エスカレーター設置を望む声も多数寄せられております。
つきましては、市としてエスカレーターの設置についてどのようにお考えか、お伺いいたします。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 現在、体の不自由な方や妊産婦の方、高齢の方のために、鷲羽山レストハウス入り口前に駐車スペースを設けており、自家用車での乗り入れが可能です。また、鷲羽山駐車場付近にはその旨を案内した標示板も設置しており、利用者への周知を図っております。
鷲羽山駐車場からレストハウスまでのエスカレーターの設置につきましては、鷲羽山が国立公園内にあるといった様々な制約や自然保護の観点などから、設置は考えておりません。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 体の不自由な方や妊婦の方、高齢の方のために駐車スペースを設けていただいていることは大切な取組だと感じました。しかし一方で、障がい者用の案内については分かりにくいとの御意見もいただいております。
鷲羽山は、多くの観光客が訪れる場所であり、特に高齢化が進む中で、移動のしやすさは大きな課題です。エスカレーター設置が難しいことは理解いたしましたが、例えば送迎の仕組みや、より分かりやすい案内方法など、観光客や利用者の方が安心して利用できるよう、他の工夫についても今後検討していただきますよう、要望といたします。
続いて、この項3点目、王子が岳レストハウスについて質問いたします。
王子が岳は、瀬戸内海国立公園に指定されており、児島湾から瀬戸大橋、さらには四国方面までを一望できる360度のパノラマ景観が広がる場所です。登山道や展望スポットからは、四季折々に表情を変える海や島々の美しい景色を楽しむことができ、市民や観光客に広く親しまれています。
そこでまず1つ目に、王子が岳レストハウスでのこれまでの取組についてお伺いいたします。
レストハウスではこれまで、トライアルサウンディングが実施されましたが、その後の経緯や評価については明らかにされておりません。これまでの取組内容とそこから見えてきた課題について、市としてのお考えをお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 王子が岳レストハウスにつきましては、来館者に対して令和元年度にアンケート調査を実施し、屋上からの眺望や広い休憩スペースに高い評価をいただいた一方、飲食スペースの要望、トイレの不足といった課題が挙げられました。民間事業者や地域団体に対しましては、令和2年度から4年度にかけてお試し営業を実施し、特に飲食サービスのニーズが高く、テナントとしての参画を希望していることが分かりました。地域の皆様へは、令和6年度に、今後の建て替えに向けた説明会を開催し、トイレの基数増加や眺望スペース拡大、早期の再整備について御要望をいただきました。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) アンケートや説明会を通じて多くの声を丁寧に拾っていただいているということを評価いたします。観光拠点としての魅力を高めるために、こうした声をしっかりと反映した再整備をお願いしたいと思います。
続いて、2つ目として、王子が岳レストハウスの建て替えについてお伺いします。
レストハウスは、長年にわたり多くの市民や観光客に利用されてきましたが、施設自体の老朽化が進んでおり、今後の在り方が問われていると考えます。利用者からは、休憩や飲食といった基本的な機能に加え、王子が岳ならではの絶景を生かした魅力的な施設整備を望む声も寄せられております。
こうした現状を踏まえ、施設の老朽化の状況や改修の必要性、さらに地域活性化や観光振興などを踏まえた上での計画についてお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 王子が岳レストハウスは、建築後58年が経過し、老朽化が進んでいる一方、王子が岳で唯一の市の観光施設として大きな役割を果たしているため、倉敷市公共施設個別計画において単独建て替えとしております。
施設の内容としましては、これまでのお試し営業などの結果を踏まえ、民間の飲食事業者が参画できるように厨房を設置するほか、トイレにつきましても基数を増設する予定です。建て替えに際しましては、自然と調和するデザインとし、瀬戸内海の雄大な景色を一望できる眺望を生かした施設となるよう整備を行ってまいります。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 老朽化が進む中でも、王子が岳で唯一の市の観光施設として大きな役割を果たしていることを改めて感じました。自然と調和し、眺望を生かした単独建て替えの方針は大変期待しております。あわせて、利用者が安心して快適に過ごせるよう、利便性の向上にも十分配慮して整備を進めていただきたいと思います。
続いて、この項4点目として、王子が岳登山道の周知やPRについて伺います。
この件については、令和元年に我が党の生水議員からも質問がありました。その後、一定の取組が進められてきたと思いますが、改めて現状と課題についてお伺いします。
王子が岳は、ニコニコ岩や展望台など、散策やハイキングを楽しめるルートがあり、家族連れや登山愛好者に人気のスポットで、今後も観光客のにぎわいが期待されます。しかし、登山道は主に3つのルートがありますが、駐車場の場所やルートの特徴が分かりにくく、初めて訪れる方にとっては、どこに駐車し、どの道を選べばよいのか、判断しづらい状況です。
レストハウスの建て替えを機に、登山道の周知やPRについて、市のお考えをお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 王子が岳の麓から山頂へ登ることのできる登山道につきましては、本市及び玉野市からの3つのルートがあり、所要時間が1時間弱と気軽に登れることから、地元の方々を中心に親しまれております。
周知につきましては、本市ホームページで、ルートや途中のニコニコ岩や桜園地を発信しており、玉野市でも王子が岳ハイキングマップを作成するなどしています。王子が岳レストハウスの建て替え後は、より多くの皆様の来訪が見込まれることから、引き続き、玉野市とも連携し、本市の観光WEBや観光施設にパンフレット等を掲示、設置し、王子が岳登山道の周知及びPRを進めてまいります。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 王子が岳の登山道は、所要時間が短く、地元の方や年配の方にも親しまれており、ハイキングや観光の大きな魅力になっていると感じました。市や玉野市での周知、PRの取組も、レストハウスの建て替えに合わせて、さらに多くの方に登山道の魅力を知っていただけるよう、引き続き周知、PRの強化をお願いしたいと思います。
続いて、この項最後に、くらしき・こじま海の駅の活性化についてお伺いします。
くらしき・こじま海の駅は、JR児島駅からのアクセスもよい児島観光港にあります。ここからは、瀬戸内海の美しい景色を楽しむ周遊観光船や、本島へ向かう定期船が発着しています。周辺には観光スポットやお店も多く、イベントも開催されるなど、海と街の魅力を楽しめる拠点とされていますが、利用者の伸び悩みが課題となっております。
ここで注目したいのが、秋に開催される瀬戸内国際芸術祭など、季節のイベントとの連携です。海の駅を拠点にすれば、直島、犬島、小豆島など瀬戸内海の島々へのアクセスが可能で、日帰りや1泊の島巡りを楽しむことができます。各島では、アート巡りや歴史的建造物の見学、サイクリングや体験型観光など、多彩な楽しみ方があり、地元の方や観光客が地域資源をより深く体験できる拠点として活用できます。
そこで、海の駅を拠点とした島巡りや体験型観光、瀬戸内国際芸術祭などの季節イベントとの連携による活性化策についてどのようにお考えか、お聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) くらしき・こじま海の駅では、夏には、地元事業者の取組として、マルシェなどが楽しめる児島港ENNICHIが、秋には、今年度新たに、専用船で松島に渡る、人工魚礁に棲む海の生きもの観察会in松島を、冬には、地元事業者による児島港クリスマスマーケットなど、季節に応じた活性化の取組を官民で連携して行っていきます。
また、本年度開催されている瀬戸内国際芸術祭の秋会期では、本島に渡る外国人を含む観光客の増加が見込まれるため、待合所のトイレを洋式化して受入れ環境を整備いたしました。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 季節ごとのイベントを官民連携で実施し、地域の活性化に取り組まれていることは大変評価いたします。また、外国人観光客も含めた受入れ環境の整備も進めていただき、安心して楽しめる場となっていると感じました。
今後もこうした取組をさらに充実させ、多くの方に児島の魅力を体験していただけるようお願いしまして、この項の質問を終わります。
続いて2項目め、児島地域の公園トイレについて2点お伺いします。
公園は、市民にとって身近で大切な公共空間です。子供たちが元気に遊び、高齢の方が散歩や体操を楽しみ、地域の人々がスポーツや交流を深める、まさに日常生活に欠かせない場所です。さらに、国土交通省の指針においても、公園は災害時には避難場所や防災拠点としての役割を担うことが明確に示されています。つまり、公園は日常の利用と防災の両面を支える施設であり、その基盤となるトイレの整備は極めて重要だと考えます。
そのような中で、中山運動公園の女性用トイレについては、高齢の利用者から、広場前のトイレが和式しかなく、子供や高齢者には使いづらいので洋式化してほしいとの声が寄せられています。実際、和式は高齢の方にとって転倒の危険があり、小さなお子さんにとっても安定して使うのが難しいのが現状です。そのため、公園には行きたいけれどトイレが心配で利用をためらうという声も出ており、市民の楽しみや交流の機会が狭められてしまっているのではないでしょうか。
そこで、1点目として、中山運動公園と水島中央公園との違いについてお伺いします。
どちらも地域の大切な憩いの場であり、多くの利用者が訪れていますが、トイレ環境においては、水島中央公園に比べて中山運動公園では和式のトイレが残ったままです。市として、この2つの公園の整備状況をどのように把握しているのか、また中山運動公園は指定緊急避難場所でもありますので、防災の観点も含め、今後のトイレ整備をどのように進めていかれるのか、お聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 堀越建設局長。
◎建設局長(堀越信宏 君) 水島中央公園のトイレは、多機能トイレを含め全5か所を洋式化しております。また、中山運動公園のトイレは3か所ありますが、そのうち多機能トイレを含め2か所を洋式化しております。
中山運動公園につきましては、指定緊急避難場所に位置づけられていることもありますので、今後、トイレの洋式化とともに、防災機能の付加についても検討してまいりたいと考えております。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 水島中央公園ではトイレが洋式化され、多機能トイレも整備されており、利用しやすい環境となっていることが分かりました。中山運動公園においても、老朽化に伴う洋式化や多機能トイレ、あと1か所ですが、設置が進められ、今後は防災機能の付加も検討されるとのことで、安心いたしました。引き続き、利用者にとって使いやすい環境が整うよう、早期の御対応をお願いいたします。
続いて2点目に、児島地域の公園トイレの現状と整備方針についてお伺いします。
児島地域の公園に設置されているトイレについてですが、依然として和式が多く残っている印象を受けます。近年は、家庭でもほとんどが洋式化されており、小さなお子さんや高齢者、障がいをお持ちの方にとっては和式の使用が難しい場合も多くあります。利用者からも、公園のトイレは和式ばかりで不便、安心して使えるトイレが少ないといった声が寄せられています。
そこで、お伺いいたします。
児島地域の公園のトイレは和式が多いと思いますが、トイレの現状と、洋式化に向けた今後の改修計画についてお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 堀越建設局長。
◎建設局長(堀越信宏 君) 本市では、下水道への接続時や、トイレの老朽化、市民からの要望などにより、順次洋式化を行っております。児島地域の公園には64か所のトイレを設置しておりますが、その中の13か所を洋式化しております。
現在、倉敷市児島地区公共施設再編整備事業により、児島公園のトイレをリニューアルすることとしており、今後も、各公園のトイレの老朽化や利用状況を踏まえ、順次洋式化を進めてまいりたいと考えております。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 順次洋式化を進めていただいていることは理解いたしました。また、公共施設再編整備事業の中で児島公園のトイレがリニューアルされることも大変喜ばしく、感謝申し上げます。
しかし、現状では、児島地域64か所の公園トイレのうち洋式化されているのは13か所にとどまり、多くの市民が依然として不便を感じています。特に、高齢者や小さなお子さんにとって、和式トイレは大きな負担となり、利用をためらう要因にもなっています。市民からの要望に応じるだけでなく、要望が出ていない場所でも、市として主体的に現状を把握し、整備を進めていただくことが重要だと考えます。
また、老朽化や改修の時期、どのような要望があれば洋式化されるのかといった判断基準が市民には分かりにくいのが現状です。ぜひスケジュールや方針をオープンに示しながら、計画的に取り組んでいただきたいと思います。
誰もが安心して利用できるトイレ環境の早期実現を強く要望し、この項の質問を終わります。
続いて、最後の項目です。倉敷市の妊娠障がい休暇の制度化と拡充について3点お伺いします。
まず1点目に、倉敷市における妊娠中の女性の職員に対する就労支援についてお伺いします。
妊娠中の女性は、つわりや体調不良により、勤務の継続が困難になる場合が少なくありません。特に妊娠初期のつわりは、人によって症状も期間も異なりますが、一般的には妊娠5週目頃から始まり、12週から16週頃まで続くと言われています。
妊娠中、つわりの症状によって強い吐き気や体調不良に悩まされる女性は少なくありません。ひどい場合には、仕事に集中するどころか、立つことさえつらい状況に追い込まれることもあります。実際に、こうしたつわりのつらさを経験した方からは、2人目、3人目を望んでいたが、つわりの苦しさと仕事の両立を考えると諦めるしかなかった、業務が途切れることで職場に迷惑をかけ申し訳なかったなど、切実な声も聞かれました。
妊娠をきっかけに仕事を続けられなくなる方がいる、これは安心して出産と仕事を両立できる環境がまだ十分に整っていないという現実の表れだと思います。女性が働きやすい職場をつくるために、そして少子化に向き合う上でも、避けて通れない課題です。
倉敷市には、妊娠中の体調不良に対応するつわり休暇という制度があります。この休暇は、男女雇用機会均等法第13条及びその指針等に基づき、つわりの症状によって取得できる休暇のことです。
そこで1点目に、本市における妊娠中の女性職員の就労支援は現在どのように対応されているのか、市の現状をお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 森総務局長。
◎総務局長(森吉晴 君) 本市におきましては、妊娠中の職員が安心して働けるように、妊娠週数に応じた定期的な保健指導や健康診査を受けるための妊婦検診休暇、つわりにより勤務することが困難な場合に最大5日取得できるつわり休暇、交通機関の混雑が母体の健康維持に支障を与える場合に1日1時間を超えない範囲内で取得できる通勤緩和休暇などの有給の特別休暇がございます。また、母体または胎児の健康維持に影響が認められる場合には、適宜休息または栄養を補給するために、職務に専念することを免除する制度もございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 妊婦検診休暇やつわり休暇などの制度が整備されていることは理解いたしました。しかし、こうした制度がどの程度活用されているのか、また気兼ねなく利用できる職場環境が整っているのかが重要です。妊娠中の女性が安心して働ける環境をさらに充実させるため、現行制度の運用状況や課題について、引き続き検討が必要と考えます。
続きまして2点目に、妊娠障がい休暇の導入と拡充についてお伺いします。
現在のつわり休暇は、勤務が困難な場合に最大で5日間の特別休暇が認められています。しかし、妊娠に伴う体調不良はつわりだけではなく、切迫流産や強い貧血、高血圧など様々な症状があり、重い日が断続的に続くことも少なくありません。ピーク期が2、3週間にわたることを考えると、5日間では十分とは言えず、実際に、無理をして働き続けてしまう方もおられます。そこで、こうした状況に対応できるよう、日数を10日に増やし、より柔軟に取得できる制度に見直してはどうかと考えます。
そこで、お伺いします。
倉敷市として、妊娠中のつわりなどによる体調不良を対象とした妊娠障がい休暇制度の新たな導入の検討について、本市の見解をお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 森総務局長。
◎総務局長(森吉晴 君) 本市では、妊娠した職員への支援といたしまして、昭和51年より、つわりによる体調不良で勤務が困難な職員に対し、5日間のつわり休暇を導入しております。さらに、妊娠に起因する障がいで勤務が困難な場合は、医師が母子健康手帳に必要事項を記載することによりまして病気休暇の取得を認めるなど、休暇の取得がしやすい体制を整えているところでございます。
また、令和7年10月1日から、国家公務員に対し、妊娠時からの仕事と育児の両立支援に関する休暇制度などの情報提供が義務づけられることを受けて、本市におきましても同様の対応をしていく予定としております。
妊娠中の体調不良の症状は様々であることから、本市としましては、まずは所属長や該当職員への制度理解と周知を徹底し、制度を利用しやすい職場環境の整備に努めているところでございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 制度の周知や職場環境の整備を進めていただけることは、とても心強く感じております。しかし、実際には、つわりによる体調不良は5日間では十分でない場合が多く、5日を超えて勤務が困難な場合は、医師の診断を必要とする療養休暇となるため、取得に負担を感じる職員もおられるのではないでしょうか。制度があっても利用しにくい現状では、結局、無理をして勤務を続けてしまう方も少なくないと思われます。こうした方が一人でも減るよう、周知徹底と併せて、休暇制度の日数の拡充についてもぜひ検討していただきたいと思います。
続いて3点目、最後の質問として、つわり休暇の民間への普及についてお伺いいたします。
現状、民間企業においては、つわり休暇の制度が整備されているところはほとんど見られません。しかし、この制度が広がれば、妊娠中の女性が安心して働き続けられる職場環境づくりを後押しし、ひいては少子化対策にもつながると考えております。
つわり休暇を民間企業へ普及することは重要であり、つわり休暇の普及に係る市の今後の取組についてお聞かせ願いたいと思います。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市では、つわり休暇制度が紹介されている国の働く女性の心とからだの応援サイトを市のホームページにリンクさせているほか、国の事業所向けパンフレットを窓口に設置し、周知に努めているところです。また、従業員の処遇改善につながる就業規則の作成や変更を行う中小企業の事業所に対し必要な経費の一部を補助する、人を大切にする職場づくり推進補助金を交付しており、つわり休暇を有給休暇とする場合も対象としております。
今後につきましてですけれども、引き続き、制度の周知をはじめ、妊娠中の従業員の皆様が安心して働くことのできる職場の環境づくりの促進に努めてまいります。
○副議長(藤井昭佐 君) 太田 美貴絵議員。
◆5番(太田美貴絵 君) 制度の普及に向け市として取り組んでいただけるとのことで、理解いたしました。しかし、現状では、民間企業にこうした制度がほとんどなく、多くの妊婦の方が体調のつらさを抱えながら勤務を続けているのが実情です。
私自身、つわりで苦しみながらも無理をして働く女性を見てきました。制度があることを知らず、周囲に理解されないまま我慢している方があまりにも多いと感じています。
妊娠は病気ではありませんが、命を宿し、育て、命がけで出産に臨む10か月間は、女性にとっても社会にとっても守るべき大切な時間です。今回、この質問を通して、こういった制度があるということを一人でも多くの市民の方に周知していただき、倉敷市が率先して妊娠障がい休暇制度を充実させ、民間企業への普及を牽引するモデルとなることで、出産と仕事を両立できる社会を実現できると確信しています。
誰もが安心して妊娠、出産を迎えられる環境を広げるために、制度の周知と拡充に一層取り組んでいただくことを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○副議長(藤井昭佐 君) 以上で本日予定の質問を終了いたしました。
本日はこれにて散会し、次会は明10日午前10時から再開いたします。
午後 3時15分 散 会
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