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塩田 健 議員
令和8年第3回倉敷市議会(第1回定例会) 3月6日(金) 本会議 質問
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内容
会議録
令和8年第3回倉敷市議会(第1回定例会)
3月6日(金) 本会議 質問
くらしき創生クラブ
塩田 健 議員
1 防災危機管理センターの運用に伴うマニュアル等の整備について
2 倉敷市公共施設個別計画における改修等の判断基準と見直しについて
3 倉敷市立自然史博物館のリニューアルと持続可能な運営について
◆8番(塩田健 君) (拍手) 皆さんこんにちは。くらしき創生クラブの塩田 健でございます。
通告に従いまして、一問一答方式で3項目質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
この2月の議会の時期というのは、毎年花粉の時期と重なりまして、花粉症を持たれておられる方はさぞおつらいと思いますが、御答弁のほうよろしくお願いをいたします。(笑声)
それでは、最初の質問から入らせていただきます。
まず最初は、防災危機管理センターの運用に伴うマニュアル等の整備についてお尋ねいたします。
先日の代表質問におきまして、新政クラブの松成 康昭議員さんから防災危機管理センターの防災拠点機能を引き出すための運用についてということで質問をされておりました。当局からは、防災危機管理センターには、災害対策本部室が常設されており、災害時には関係部局の職員が参集することで、情報の集約、共有、意思決定の迅速化、そして横断的な災害対応につなげていくとの御答弁がありました。
私からは、関係部局の皆様が参集された後の動きについて伺います。
防災危機管理センターの2階には、防災危機管理室と消防局が配置され、災害対策本部室やオペレーションルームが常設されたことで、災害発生時には関係部局が迅速に連携し、情報が整理分析され、全体の意思決定がスムーズに行えます。
そこで、これまで使用していたマニュアルなどの見直しが必要になると考えますが、災害対策本部を運用していくに当たっての変更点をお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 大本総務局参与。
◎総務局参与(大本進 君) 塩田 健議員さんの御質問にお答えいたします。
防災危機管理センターが完成したことで、災害対策本部会議室やオペレーションルームが常設され、災害対策本部を災害時に臨時に設営する必要がなくなったほか、平時から機能や設備の維持管理を行うことができ、初動対応の迅速化を図ることができます。
災害対策本部で活動する職員は、あらかじめ役割を決めており、指揮命令系統の明確化を図っております。
また、関係部局の職員が集まることで情報集約・共有することができ、意思決定の迅速化や横断的な災害対応につなげることができます。
これらのことを踏まえ、現行の災害対応マニュアルを改定しているところでございますが、具体的には災害対策本部ができる前に災害警戒本部をつくるとか、今注意体制、警戒体制とか言っておりました、それが注意と警戒、どちらが非常時の役割をするのかとか分かりにくいことがありましたので、1次体制とか2次体制とか、より職員が集まったときに分かりやすくなるような、そういったマニュアルの改定をしているところでございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 塩田 健議員。
◆8番(塩田健 君) 平成30年7月豪雨のときには、災害発生直後は、まず災害対策本部を設置することから始まり、膨大な情報の集約や共有に御苦労されたと思います。今後は、新機能を生かすために、改定された災害対応マニュアルを基に訓練を重ねていき、マニュアルを練り上げられていかれると思います。激甚化する風水害と、近い将来発生が懸念されている南海トラフ地震に備え、さらなる防災体制の強化を図っていただけることと思います。よろしくお願いいたします。
この項最後に、災害発生時に参集をされる市職員の皆様の安全確保について要望させていただきたいと思います。
平成30年7月豪雨では、職員の皆様はこれまで経験したことのない気象状況の中、災害対応に当たってくださいました。活動中、身の危険を感じた方、自らも被災された方、参集により自家用車が水没された方もおられます。この教訓を風化させることなく、風水害発生時の危険な状況下に参集される職員の皆様が自らの命を守る危機管理意識を持っておくことが重要です。
あわせて、参集に伴う自家用車両の被害には公的な補償は困難であるということも認識し、日頃からハザードマップの確認や各個人で車両保険等への加入推奨など、リスクへの対応についても、新採用職員研修等の機会を活用して多くの職員の方々への周知や情報共有を図っていただくことを要望いたしまして、この項の質問を終わります。
続きまして2項目めは、倉敷市公共施設個別計画における改修等の判断基準と見直しについて伺います。
公共施設個別計画では、今後10年間の計画期間において公共施設をどのように維持していくかを現状維持、長寿命化、単独建て替え、複合化といった方針に分類されています。この分類の中で、特に長寿命化と単独建て替えの区別を判断するときにどのような基準の違いがあるのかをお聞かせください。
また、仮に長寿命化工事を実施した場合、工事完了後、何年程度の継続使用を目標としておられるのかを併せてお伺いします。
○副議長(藤井昭佐 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 公共施設個別計画では、庁舎や福祉施設、生涯学習施設など171施設を対象に、建物の建築年数、機能、劣化状況などを勘案して検討を行い、異なる施設との複合化や、大規模改修を行う長寿命化、単独建て替えなど、8種類の対応方針をお示ししています。
単独建て替えは、老朽化の進行により長寿命化に適さない施設、立地場所や機能面で他の施設との複合化、集約化に適さない施設、延べ床面積の縮減によりコストを抑えることが可能な施設などとしています。
また、長寿命化は、現在の施設を有効活用し、コストを縮減する観点から、建物の経過年数と劣化度などを総合的に判断し、大規模改修を行うもので、改修後の使用目標年数は、法定耐用年数プラス20年以上としています。
○副議長(藤井昭佐 君) 塩田 健議員。
◆8番(塩田健 君) この計画におきまして、長寿命化を選択することでコストを抑制し、施設を維持していくという方針について、それから改修後の使用目標年数については理解できました。公共施設個別計画で既に長寿命化と記載されている対象施設の中には、仮に単独建て替え工事を行った場合、建物の面積を縮小できないものや、総合的にコストの削減につながらないものもあります。ただ、施設の利用目的によっては単独建て替えのほうが適しているものもあるのではないかと考えます。
建物の劣化具合だけで判断しますと、長寿命化工事が可能な施設であったとしましても、40年・50年前の建物では、その施設で勤務される場合、執務環境に支障があるケースや施設の立地条件が利用される方々にとって適しておらず、利用しにくい状況になっている場合もあります。
そこで、長寿命化として計画されている施設であっても、執務環境問題があったり、市民サービスの提供に問題が生じている場合は、必要に応じて公共施設個別計画を柔軟に見直していただきたいと考えますが、当局の見解を伺います。
○副議長(藤井昭佐 君) 杉岡企画財政局長。
◎企画財政局長(杉岡知裕 君) 公共施設個別計画に基づく施設の長寿命化改修につきましては、コンクリートの劣化対策や鉄筋、鉄骨の腐食対策、水道、電気、ガス等の設備更新など、建物の老朽化対策を行うこととしています。
また、改修に際しては、防災・災害対応機能の強化やトイレのバリアフリー化、ICT環境の整備など、施設の機能性・快適性向上に向けた取組を可能な範囲で行うこととしています。
公共施設個別計画につきましては、これまで対応方針や整備時期などについての見直しを行っており、今後も必要に応じた改定を行うこととしております。
○副議長(藤井昭佐 君) 塩田 健議員。
◆8番(塩田健 君) 状況に応じて柔軟に見直しに対応していただくことは可能であると判断いたしました。
様々な公共施設がある中で、特に24時間体制で市民の命を守る施設におきましては、古い建物で延べ床面積や敷地面積が不足していることは、大きな問題が生じると考えます。
例えば、部屋の面積がこれ以上拡張できないために、仕切りのない同じ空間で複数人数が仮眠をしている環境では、インフルエンザやコロナなどの感染症が一気に広がり、BCP(事業継続計画)の観点からも大きなリスクを抱えます。
また、職員メンタルヘルス維持の面からも、プライバシーが保護されていない状況で24時間同じ空間で過ごす状況を軽視してはいけません。
さらに、本市が推進をしている女性職員の活躍推進についても、実施するために欠かすことのできない女性専用のトイレ、浴室、仮眠室といった施設整備ができない状況と思われます。
これらの環境改善を怠ることは、職員の新規採用試験の受験者の減少や離職率の増加を招き、さらにはメンタル疾患の発生に直結するおそれもあります。
また、種類の異なる施設としましては、高齢者が利用される施設においても、立地条件によっては市民の皆様が利用しにくい状況もあると伺っております。
これらを踏まえまして、当局におかれましては、これまでの計画にとらわれず、市民サービスの向上につながる施設の在り方を考えていただけることは、市民サービスのレベル維持のためにもありがたく思います。
今後も具体的な提案をさせていただきたいと思います。
それでは、最後の項目になります。令和11年度にライフパーク倉敷の敷地内への移転リニューアルを控える倉敷市立自然史博物館について伺います。
新しい倉敷市立自然史博物館は、倉敷に生きるわたしと46億年の歴史 地球上に広がる生命とのつながりをコンセプトに、壮大な命の歴史を体感できるメイン展示や多数の貴重な標本展示など、その充実した内容に大きな期待が寄せられています。
市民学習センター、科学センター、倉敷埋蔵文化財センターが集結するライフパーク倉敷に新しい自然史博物館が加わることで、本市の知の拠点としての魅力が一層高まるものと期待をしております。
しかし、ハードの整備だけでは、リニューアルオープン時のにぎわいを一過性のブームに終わらせてしまう心配もあります。市民だけでなく、全国の自然史ファンにも長きにわたって足を運んでもらうためには、中・長期的な視点に立ったソフト面の運営が重要になります。
最新の研究成果をいち早く展示に反映させる仕組みや、時代の変化に合わせた展示の更新など、常に探究心を刺激し続ける新鮮な博物館であり続けることが求められます。
そこで伺います。
リニューアル時の話題性をいかにして持続的な集客と教育効果へとつなげていくお考えでしょうか。
リニューアルオープンから10年・20年先を見据えた展示の更新性や最新研究の反映など、中・長期的な博物館運営の基本方針について、当局の見解をお尋ねいたします。
○副議長(藤井昭佐 君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織 君) 新しく移転、そして建てます新自然史博物館についてでございますが、市では令和6年12月に新自然史博物館、そしてライフパーク倉敷との整備計画ですね、基本計画、それから展示計画を策定をいたしまして、先ほども御紹介いただきましたけれども、倉敷に生きるわたしと46億年の歴史 地球上に広がる生命とのつながりということを全体のコンセプトといたしまして、令和11年度中の供用開始を目指して整備を進めていくことにいたしております。
それで、お話にもありましたように、スタートを11年度中にするわけですけれども、10年後も20年後も色あせないようなということでございます。そこでは、まず大事になるのは、展示のことについてですね、計画的な展示替えということは必ず必要になってくると思いますし、とても大事だと思います。今考えておりますのは、市の博物館は約110万点を超える豊富な所有標本等を有しておりまして、日本でも有数の市立の自然史博物館というふうに位置づけられておりますので、この展示を、更新の頻度を、物によって違いますので、短期的なものと中期的なものと長期的なものというふうに区分しながら、新しい展示ではそういうものも踏まえた、必要な時期での展示替えをうまく組み合わせて、まず行いたいというふうに思っています。
お話にもありましたけれども、展示してすぐのときは、きっと多くの方も来ていただくと思うんですけど、1回来たらまた次来たくなるような、だから10年後、20年後もそうですけれども、今月も来たら、また次も来たいと、そういうふうに、またそのためには来ていただくたびに新しい発見とか気づきとかあって、また来てみたいと思っていただけるような、そういう博物館を全体として目指していきたい、そういう建物と内容にしたいというふうに思っているとこでございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 塩田 健議員。
◆8番(塩田健 君) 先ほどの私の質問とちょっと重複する部分が次の質問にあるんですけど、先ほど市長もおっしゃられたように、博物館が持続的に活力を保っていくためには、やはり一度訪れた来館者の方がまた来たいと感じていただけるようなリピート率の向上が不可欠になってくると思います。そのためには、単に展示をするというだけではなくて、常に新しい発見や驚きを提供し続ける仕掛けづくりも重要であると考えます。
また、SNSを活用した広報ですとか、それからファンの方々との接点の強化、そして市内の小・中・高等学校や市内外の大学、それから研究機関、さらには地元企業との連携もあるのではないかなと考えられます。
こうした中で、ほかの団体とのコラボレーション等により常に新しい企画展やワークショップを継続的に実施するなど、リピーターの獲得が大きな要素になってくると思いますが、そういったリピーターの対応について御見解をいただきたいと思います。お願いいたします。
○副議長(藤井昭佐 君) 森教育次長。
◎教育次長(森茂治 君) 自然史博物館では、現在実施しているイベントのお知らせや学芸員の活動紹介など、SNS等を活用し、積極的な情報発信を図ることで顔の見える博物館として新自然史博物館の開館に向けた機運を高めてまいります。
また、来館を契機に、講座やセミナー、野外観察会などにも参加していただき、自然への興味や関心を高め、再び来館していただくという好循環を生み出せるような展示を行い、リピーターの増加を図ってまいります。
さらに、新たに整備される特別展示室やイベントスペースを自然史博物館友の会をはじめ、市民や学校、団体、企業などに研究や発表の場として御利用いただくとともに、市民学習センター、科学センター、埋蔵文化財センターとも連携し、一体となって知の拠点の一翼として魅力のある博物館になるよう整備してまいります。
○副議長(藤井昭佐 君) 塩田 健議員。
◆8番(塩田健 君) もう既にいろいろと企画を考えていただいているということで、非常に楽しみにしております。
昨年、市民文教委員会の視察で訪問をした豊橋市自然史博物館なんですが、こちら隣接する動植物園との相乗効果で、生きた動物の観察、それから自然史博物館では古代の化石標本を同時に楽しむことができる体験型の提供する博物館ということで、非常に盛り上がっておりました。
また、訪問したときには、地元の大学ともコラボレーションをしておりまして、地元地域に関係の深いテーマの企画展を行われておりまして、そのとき平日だったんですが、非常に多くの来館者の方でにぎわっておられました。
本市におきましても、同一敷地に最新式のプラネタリウムを持つ科学センターや倉敷埋蔵文化財センターが一つの敷地にそろっておりますので、同じように幅広い分野の学習や体験ができるという強みを生かせれるのではないかと思っております。
また、豊橋市自然史博物館では、最寄りの駅から施設まで歩いていく道中に、動物のモニュメントを設置されたりして、施設に歩いていくときから気分が高まっていくような、興味が湧くような、そういった工夫もされておりました。今後、ライフパーク倉敷でも、駐車場からそれぞれの建物に入るまでの間に、何か子供たちがわくわくするような、好奇心を高められるような演出もできたらいいなと思っております。
また、小さい規模でもいいんですけど、例えばミュージアムショップブースなんかを設けていただきまして、そういったことも検討していただけましたら、当館オリジナルグッズを自宅に持ち帰って博物館の展示を家に帰って思い出したり、またそういったグッズを外に持ち歩いていたときに、そのグッズが不特定多数の方の目に触れることで、ライフパーク倉敷の一連の施設のPRにもつながるのではないかなと思っております。
ライフパーク倉敷の敷地内にある一連の施設を周遊する動線も考慮していただきまして、長時間、1日楽しめる学習エリアへ進化できる可能性を秘めているのではないかなと思います。
このリニューアルを機にいたしまして、倉敷市が全国に誇れる好奇心があふれる学びの場として盛り上げていただくことを要望させていただきまして、私の全ての質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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