録画中継

令和4年第3回倉敷市議会(第2回定例会)
6月10日(金) 本会議 質問
青空市民クラブ
藤井 昭佐 議員
1 市内の道路管理について
2 高校進学実績から見る児島地区のまちづくりについて
3 公立幼稚園の施設整備について
4 保育所待機児童対策と今後の施設整備について
◆22番(藤井昭佐君) (拍手)青空市民クラブ、藤井 昭佐でございます。
 通告に従いまして、一問一答の方式にて順次質問を進めてまいります。
 質問事項1項目め、市内の道路管理について2点お尋ねします。
 この項1点目、市道等の道路修繕受付件数についてお尋ねします。
 中核市である本市において、倉敷市の市道はもちろん市が管理する県道を含め、長い実延長の道路があり、多くの路線、河川を管理しているのが現状です。道路の凸凹や陥没箇所を確認するのも一苦労で、各支所や本庁の道路管理課へ市民の皆様から毎日多くの修繕要望が寄せられていると思いますが、道路修繕等の受付件数は年間どのくらいあるのか、お尋ねします。
○副議長(塩津孝明君) 山本建設局長。
◎建設局長(山本達也君) 藤井 昭佐議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
 道路修繕等に関する市民の方々などからの要望については、令和3年度で、本庁で2,010件、7支所で3,343件、合計で5,353件の要望がありました。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 令和3年度の受付件数が全体で5,353件ということで、恐らく来庁されたり、電話でその受付をされていると思います。このことを踏まえ、この項2点目、時間や人員削減に向けたスマホ通報システムの導入ができないものか、お尋ねします。
 先月、会派で静岡県浜松市を視察しました。政令市である浜松市では約8,500キロメートルの実延長の道路があり、2万3,797の膨大な路線を限られた人員、予算と時間で管理しています。庁内の職員提案制度により、地域のトラブルを写真つきで報告してもらえるスマートフォン用アプリの作成、活用をすることにし、いっちゃお!という名前のアプリの運用が平成27年度からスタートしていました。
 サイドブックスで資料を通知させていただきました。
 いっちゃお!は単体の通信アプリではなく、LINKというアプリ上でシステムを提供することで市民の方にも使ってもらえます。
 資料の4ページ目から使い方が載っていますが、舗装、側溝、カーブミラー、道路照明、倒木・落下物、落石・土砂崩れ、ガードレール、河川、冠水の9分類が表示されていて、通報内容をクリックして写真アプリを起動、写真選択。通報情報を入力、確認。ボタンを押して通報するという流れになっています。通報を受けた担当課では、通報が届くと音が鳴り、地図上で発生場所を確認しています。補修依頼用ファクスを出力して業者に発注することもでき、通報者への返信もしていました。
 このシステムを導入することで、危険箇所の早期発見、我々議員を含めた通報者の省力化につながると思います。本市でもこのようなスマホ通報システムを導入してはと思いますが、当局のお考えをお聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 山本建設局長。
◎建設局長(山本達也君) SNS等を活用し、道路の損傷箇所などを写真や位置情報により通報するシステムについては、昨年度既にシステムを導入している19の中核市に対してアンケートで問合せを実施したところです。
 その結果といたしましては、損傷箇所の特定が容易になったことや、修繕対応の判断が速やかにできるようになったことなど、業務効率が向上したとの意見がありました。一方、手軽に通報できるため、修繕を必要としない情報も多数含まれ、これらの対応に苦慮しているなどの意見もありました。
 本市といたしましては、システムの導入について一定の効果があるものの、運用面やコスト面など、様々な課題があると認識しており、慎重に検討してまいります。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 局長より、メリットもあり、逆にデメリットもあるという答弁がありました。
 穴ぼこ、路上障害物、蓋の不全、落石、落下物により市民の皆さんが物的・人的被害を被ることと、事故対応に大きな労力が必要で、一つでも多くの損傷箇所を修繕すれば事故を減らすことが可能となり、同時に通報者と担当職員の手間、時間を短縮することになるので、まずは職員の中からでもスタートしてもらえたらというふうに思います。
 質問事項2項目め、高校進学実績から見る児島地区のまちづくりについて2点お尋ねします。
 この項1点目、倉敷翔南高等学校の生徒数の現状についてお尋ねします。
 市内でも人口減少が進んでいる児島地区内の中学生の進学にスポットを当ててみますと、瀬戸大橋の完成と同時に、JRも岡山から児島、四国につながって30年以上の月日が経過し、児島駅発、朝6時から7時台の岡山行きの瀬戸大橋線の電車に乗る高校生の姿を見るたびに、倉敷・岡山方面へ通学する高校生の多さを実感しています。それだけ中学校までは児島で過ごした子供が高校になって児島地区外に出ていっているということになり、児島地区人口減少の一因になっていると思います。
 児島地区には、児島味野山田町に岡山県立倉敷鷲羽高等学校と、児島稗田町に倉敷市立倉敷翔南高等学校の2校があります。県のホームページから2022年度岡山県立公立高等学校志願状況を見ると、県立の倉敷鷲羽高等学校の令和4年度の定員は120名で、特別選抜内定者が36名決まった後の一般定員が84名となったところの一般志願者が61名で、一般倍率は0.73倍と、ここ数年、定員数も志願者数も減少しています。まちづくりを考えるに当たり、そこに魅力ある高等学校があり、生徒が集まっていることは大きな要因の一つと考えます。
 そこでまず、倉敷翔南高等学校の生徒数の増減の現状についてはどうなのか、お聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義君) 倉敷翔南高等学校におきましては、令和4年度は5月1日現在で217名が在籍しております。生徒数の推移につきましては、10年前の平成24年度は336名でございましたが、少子化の影響や児島地区の人口減少等によりまして、10年間で3割程度減少しております。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 倉敷翔南高等学校のほうも10年前からすると約3割の減少となっているということが分かりました。
 次に、この項2点目、倉敷翔南高等学校の教育課程の特色と市立短期大学との連携についてお尋ねします。
 公共施設個別計画で示された施設老朽化等に伴う市立短期大学、児島文化センターのホール機能、児島児童館、児島憩の家及び倉敷ファッションセンターの児島地区の5つの施設の複合化整備は、児島地区市街化のまちづくりと人口減少対策において大きな期待をしているところです。
 現在、倉敷翔南高等学校と同じ敷地にある市立短期大学の移転が発表されましたが、移転した後も市立の大学、高校として、保育や繊維の専門分野での連携を進めてもらい、児島地区のまちづくりの中で倉敷市立の高等学校である倉敷翔南高等学校が魅力ある学校として存在していくことが肝腎であると考えます。
 そこで、倉敷翔南高等学校の教育課程の特色と倉敷市立短期大学との連携についてお考えをお聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義君) 倉敷翔南高等学校は、昼間部、夜間部を併設した総合学科の高等学校であり、教養、情報ビジネス、アパレルファッション、生活福祉の4系列を設けております。生徒の生活スタイルや興味、関心に応じた特色あるカリキュラムを展開し、服飾デザインの専門家や社会福祉士や介護福祉士としての実務経験が豊富な方を講師として招いた授業なども行っております。
 今後につきましては、令和3年8月に策定した倉敷市立高等学校体制整備基本計画の令和3年度公表分に示しておりますように、さらなる教育内容の充実を目指して、保育に関連した教育内容の追加について現在検討しているところでございます。
 さらに、倉敷市立短期大学の教員が倉敷翔南高等学校に出向いて行うアパレルファッション、生活福祉系列での授業の充実を含めまして、倉敷市立短期大学との連携強化を図ってまいりたいと考えております。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 倉敷翔南高等学校には、現在ビジネスやアパレルを含む4系列の学科があり、さらに今教育長がおっしゃられた保育に関連した教育内容などが追加されると、場所が離れていても大学と高校の連携が進むと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 質問事項3項目め、公立幼稚園の施設整備について4点お尋ねします。
 この項1点目、遊具の状況についてお尋ねします。
 公立幼稚園や小学校の遊具について、保護者から、長期間使用禁止のまま放置されているという声が寄せられ、5月18日、会派で水島地区の第四福田幼稚園と第五福田小学校を訪問しました。第四福田幼稚園では、令和3年10月に業者点検を受けて5つの遊具が使用禁止となり、うち4つを撤去していて、1つは修繕予定でした。第五福田小学校では令和2年10月から2つの遊具が使用禁止となっていて、早期の修繕が課題となっています。
 休憩時間に遊具で遊ぶという学校とは違い、特に幼稚園では教育時間の中で遊具で遊ぶことが当然のこととしてあると思います。会派で幼稚園の調査に行った際には既に撤去された後でしたが、遊具に使用禁止と書かれた状態のものが複数あったことになります。まずは、公立幼稚園の遊具について安全点検はどのように対応しているのか、お聞きします。
 また、先ほども触れたとおり、学校と幼稚園では遊具というものの位置づけが大きく異なります。義務教育ではない幼稚園だからといって、このことを軽視してはならないと考えます。実際に、公立幼稚園の遊具修繕についてどのような整備方針を持って計画的に実施しているのか、お尋ねいたします。
○副議長(塩津孝明君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 倉敷市教育委員会では、令和2年度から専門技術者による遊具の安全点検を5年計画で順次実施しており、令和3年度までに20園が完了し、令和4年度は10園を予定しております。
 安全点検の結果、使用禁止となった遊具については、使用禁止期間が長くならないよう、安全点検で使用禁止となった時点ですぐに倉敷市教育委員会へ点検業者から報告を受けることとしております。
 遊具の整備につきましては、大規模修繕となるものを除き、使用禁止となってからおおむね3か月以内に完了できるよう実施することとしております。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 毎日、教育時間の中で使用する幼稚園の遊具は、学校で言えば教科書のようなもので、教科書がない状態を長期間続けることはあり得ない状況と言えます。
 また、遊具の事故は園児の生命に関わってくることになるので、修繕は専門的な部分も多く、業者数も限定されてくると思いますが、簡易な修繕には地元業者ですぐに対応できる体制を整えていただき、使用できない期間を短縮してもらいたいと考えています。
 この項2点目、幼稚園のトイレの状況についてお尋ねします。
 保育園などのトイレは、乾式トイレと言われる普通の床のものが多いと聞いており、逆に公立幼稚園のトイレは湿式トイレと言われる定期的に水を流して掃除が必要なタイル床のものが多いと聞いています。湿式の場合、ふだんの家の環境と異なり、幼児には使用が難しい面があると思いますし、また清掃などにおいても乾式に比べ重労働であり、先生方の負担も高いと思います。
 小学校は順次洋式化が進むなど、計画的にトイレの整備が行われていますが、幼稚園も保育園と同じように乾式のトイレに順次変更していくべきだと思いますが、当局のお考えをお尋ねします。
○副議長(塩津孝明君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 倉敷市教育委員会では、現在、幼稚園よりも小・中学校のトイレの洋式化率が低いことから、児童、生徒の利便性を高めるため、小・中学校の洋式化を最優先に全面的なトイレ改修を進めております。
 また、掃除の際に水を流さないトイレの床の乾式化については、全面的なトイレ改修に合わせて実施しているところでございます。
 幼稚園の床の乾式化を含めたトイレ改修につきましては、小・中学校のトイレの洋式化の進捗状況を見ながら今後検討してまいりたいと考えております。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 小・中学校が優先ということで、それが終わったら早めに順次進めていただきたいと思います。
 トイレもそうですが、小学校、中学校に比べて幼稚園はエアコンの整備も遅れていて、これまでも議会の中で取り上げられています。本年度は、大高、葦高、茶屋町東、玉島の大規模園4園に各1室ずつエアコンを整備することになっていますが、このエアコンの整備も、トイレの整備も併せてしっかり進めていただきたいと思います。
 この項3点目、施設の整備計画についてお尋ねします。
 これまでに、遊具、トイレと公立幼稚園の施設について伺ってきました。これまでの公立幼稚園の施設整備を見ていますと、小学校や中学校のような計画性がなかなか見られません。義務教育ではないから後回しでいいというわけにはまいりません。公立幼稚園の大半で園児が減少していることも整備を遅らせている一因でしょうが、公立幼稚園・公立保育園・公立認定こども園の適正配置計画によると、公立幼稚園も預かり保育など待機児童対策の一翼を担っているのですから、公立幼稚園のスタンダードな施設整備を取り決め、大規模園から順次施設整備を計画的に実施していくべきだと考えますが、当局のお考えをお聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 公立幼稚園につきましては、昭和40年代後半から昭和50年代前半に整備しており、多くの施設が更新時期となっております。
 このような状況の中、令和3年3月に倉敷市学校施設長寿命化計画を策定し、施設の長寿命化を図ることによりコストを縮減するとともに、予算の平準化を図りながら、施設の整備、老朽化対策を効率的、効果的に進めることとしております。
 また、公立幼稚園につきましては、年度ごとに公立幼稚園・公立保育園・公立認定こども園の適正配置計画を策定しております。
 施設の整備、老朽化対策の実施に当たっては、この適正配置計画も踏まえながら施設の劣化状況に応じて優先順位をつけ、計画的に実施してまいります。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 令和6年度までの適正配置計画に沿って進めていく中で、質の高い幼児教育及び保育の総合的な提供ができるよう計画的に実施していってもらいたいと考えています。
 この項4点目、廃園後の施設の有効利用についてお尋ねします。
 公立幼稚園は、一定のペースで適正配置が進み、廃園や休園になっています。廃園した園は、地元で活用したり、保育園等に転用されたりしています。今後の有効活用策の一環として、フリースクールや夜間中学などへの転用もよいと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 廃園後の施設につきましては、まずは公共施設として有効な活用ができないか、市役所内の各部署に対して利活用要望調査を行い、調査の結果、利活用の要望がなければ売却処分を行う方針としております。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 特に何らかの理由で小学校や中学校を不登校になってしまった子供であっても、幼稚園や保育園などは元気に通えていたのではないかと思います。有効活用策の検討の際に、この点も考慮してもらいたいと思います。
 質問事項4項目め、保育所待機児童対策と今後の施設整備について2点お尋ねします。
 この項1点目、待機児童対策についてお尋ねします。
 先般の市の発表によると、令和4年4月1日時点で待機児童が28名、未決定児が542名となっています。昨年度と比較すると減少していることは評価できますが、まだまだ保育園に入所を希望され、入所できていない子供がいまだ570名いることも事実です。
 ただ、現在待機児童が解消されたと言われている都市部を中心に、園外散歩の子供が置き去りになるなど、信じられない保育事故が起こっていることにも目を向けなければなりません。これは、待機児童解消ばかりに目が行き、保育の質を伴わない施設整備となっていることが一因でないかと考えます。お子様の大切な命を預かることが保育園の大切な使命の一つとなります。倉敷市として、令和7年4月の待機児童解消を目標にされていますが、待機児童対策と保育の質の両立についてどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織君) 倉敷市では、令和7年4月の待機児童の解消に向けまして、計画的な施設整備、そして保育士の確保、またAIを活用した入所事務支援システムの導入など、入所調整に取り組んでいるところでございます。今後の待機児童対策につきましても、これらの取組をしっかり実施してまいりたいと考えております。
 そして、質の高い保育を提供するためには、当然のことながら保育士確保が必要でございます。市では令和7年度まで市独自に保育士の処遇改善を図る事業を行っておりますほか、保育業務のICT化を支援する事業など、保育士の業務負担等の軽減を目的とした事業、また保育士・保育所支援センターによる離職防止対策事業や将来保育士を目指していただく高校生向けの事業の拡大などに取り組んでいるところでございます。
 さらに、市全体の保育の質の向上を図るため、倉敷市保育協議会などと連携しまして、保育士さんとしての資質や専門性の向上、そして保育事故防止などに向けて取組を進めているところでございます。
 今後とも、待機児童対策の両輪といたしましては、施設整備による定員増、そして保育士確保対策ということだと考えておりますけれども、先ほど議員さんのほうからお話がありましたように、昨今言われております事故防止という面など、これは保育士の皆さんの専門性や、また、より注意していただくこと、それから園としての安全性の向上など、しっかり取り組んでもらえるようにして、倉敷市の保育の質の向上を図っていきたいと考えております。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 保育士確保策、AIを活用した入所事務支援システムの導入によるきめ細かな入所調整等の待機児童対策と同時に、保育士の処遇改善等、安心して子供を預けることのできる保育の質を確保することを併せてよろしくお願いします。
 この項2点目、今後の施設整備についてお尋ねします。
 新聞報道によると、全国的に待機児童対策のため、保育園等の施設整備が進み、逆に少子化の中、1年を通じて定員に満たず、運営に支障を来す保育園が出てきて、施設整備の在り方が問題となっています。
 倉敷市においても、地区や希望歳児の偏りにより、4月の段階では定員を満たしていない施設が多くあると聞いています。定員を満たさない運営を続けると経営的に行き詰まる保育園が出てくるのではないかと思います。今後、倉敷市においても残念ながら少子化の傾向は当面続くと思いますが、将来を見据えての保育園等の施設整備についてどのように考えているのか、当局のお考えをお聞きしたいと思います。
○副議長(塩津孝明君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) 4月時点で入所児童数が定員を下回る場合であっても、年度途中での就職や育児休業の終了による職場復帰などにより徐々に定員が満たされるようになりますが、施設整備に当たっては、将来の保育需要を考慮しながら待機児童の解消が図られるよう計画的に実施しているところでございます。
 今後につきましては、既存施設が有効に活用できるよう、特に待機児童が多い倉敷地区を中心に、ゼロから2歳児を対象とした小規模保育事業所等の整備を行うとともに、3歳からの受入先となる連携施設を確保するため、幼稚園での預かり保育の実施や保育所等の認定こども園への移行による受入先の拡充を図ってまいりたいと考えております。
 また、園からの運営に関する相談には丁寧に応じ、園の状況に沿った様々な対応を行ってまいります。
○副議長(塩津孝明君) 藤井 昭佐議員。
◆22番(藤井昭佐君) 市内でも地区によって待機児童が解消できていない状況や、逆に園児数減少に伴い集団規模の確保が厳しい園が生じている状況です。市内一律ではなく、例えば、入りやすい園に遠くから来る親子のために保育時間を延長するなど、園や地域によって特色を出していくことも必要な時期が来ると思います。そのようなことを見据えて、今後の施設整備を進めてもらいたいと思います。
 以上で私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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