録画中継

令和4年第3回倉敷市議会(第2回定例会)
6月14日(火) 本会議 質問
未来クラブ
矢野 周子 議員
1 市民の皆さんからのお声から
2 ケアラー条例の制定を
3 トイレに関して
◆42番(矢野周子君) (拍手)こんにちは。未来クラブの矢野 周子でございます。本日最後の質問者となりました。
 質問に入ります前に、長引く新型コロナウイルス禍におきまして、患者さんに寄り添っていらっしゃる医療従事者の方、そして保健所をはじめ、職員全ての皆さんに感謝とお礼を申し上げたいと思っております。また、伊東市長さんが、コロナ禍にあって学校給食等の物価高騰に直面する保護者への負担軽減に向けた取組の一つとして、小・中学校の給食費高騰分の支払いをいち早く決定されまして、今議会に予算計上されましたことは、子育てするなら倉敷での伊東市長さんの思いやり予算として、高く評価させていただきたいと思います。
 では、通告に従いまして、一問一答の方式で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず1項目め、市民の皆さんのお声からということで質問いたします。
 1番目、倉敷公民館にエレベーター設置をについて質問いたします。
 倉敷公民館は、美観地区の中にあって、利用される皆さんにとっては使いやすく、利用頻度の高い公民館として知られております。しかし、利用者の皆さんからは、高齢化などでお足が悪くなり、車椅子やつえを利用しなければならない方々にとっては、2階が大ホールになっていますので、エレベーターをぜひ設置してほしいとの声が多く聞かれます。
 倉敷公民館は、音響などが高く評価され、人気の公民館となっています。利用者の方も、舞踊大会、カラオケ大会、各種演奏会など、多岐にわたって利用されております。例えば、舞踊の発表会などは、かつらや衣装、附属品が重たくて、持って上がるのに階段が大変だという声が聞かれました。また、車椅子移動の方々や障がい者の皆さんからは、エレベーターをつけていただいたらスムーズに移動できて、視野が広がって楽しみが増えていくので、ぜひ対応してほしいという、声が聞こえてきております。
 全ての市民の皆様にとって使いやすい環境を整えてあげるということは、まさに市民サービスにつながり、行政として大変重要なことだと考えております。そして、市民の皆さんのニーズに応えるということは、来場される全ての市民の皆さん、また観光客の皆さんにとっても、気兼ねすることなく全ての方々が訪れたい場所になっていくのではないでしょうか。
 市民憲章の一つに、1つ、人間をたいせつにし、青少年には夢、老人には安らぎのあるあたたかい社会をつくりますとあります。倉敷市民憲章制定50周年記念式典も4月29日に行われ、私どもも行かせていただき、皆さんでお祝いさせていただきました。
 安らぎのある温かい社会でとあるならば、市民の皆さんの要望の高い倉敷公民館に、どうかエレベーター設置を考えていただきたいと思います。当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 矢野 周子議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
 倉敷公民館のエレベーター設置につきましては、建物の構造や敷地の利用制限、また、伝統的建造物群保存地区内であることから景観への配慮など、様々な課題がございます。
 倉敷公民館は倉敷市公共施設個別計画におきまして、長寿命化する方針としており、この計画の中で、エレベーター設置の可否も含めて総合的に検討してまいりたいと考えております。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 一つ要望させていただきたいと思います。今までの議会でも複数回質問に上がっているということは、市民の皆さんからの要望が高いということだと思っております。今回、長寿命化する中で検討していくという答弁でございましたので、長く利用できる建物として、ぜひエレベーターをつけていただきますよう強く要望いたしたいと思いますので、どうかできるという方向でいろいろなことを考えてあげていただきたいと思っております。
 利用される方からは、大きなエレベーターじゃなくてええんじゃと、車椅子と介助者が乗れるようなエレベーターでいいのだと、そういう切なるお声も聞かせていただいております。そして、先ほども申し上げましたが、舞踊の会でも、重たいかつらや着物を高齢者の方が一生懸命持って上がっている姿、お孫さんがついて、おばあちゃん持ってあげるよというほほ笑ましい姿も見せていただいておりますけれども、エレベーターがついたならば、そういう方々もスムーズに上がることができますし、そして障がい者の方、上がることができないなと思っていた方も、エレベーターがつくことで上がって、そしてそれを見ることができる。視野が全然違ってくると思っています。どうか、そういったことでよろしくお願いしたいと思います。お願い申し上げます。
 2番目、倉敷駅前の喫煙スペースについて。
 市民の方々から、喫煙スペースの樹木が枯れているから、木がかわいそうだとのお話がありました。早速、私も見に行きました。倉敷駅前にある喫煙スペースです。植えてある樹木は、ほとんどが枯れておりまして、かわいそうな状態であります。新緑の季節なのに、喫煙スペースの樹木は茶色になっております。倉敷駅を降りてすぐの場所で、観光客の方や通勤の方々など、いろいろな方々が通行されている場所であります。もっと環境を考えた形で設置すべきと思っております。
 同じ中核市であります福山市さんは、このたび、駅前の喫煙所2か所を1,800万円の費用をかけて取り組むとの事例報告がなされております。
 倉敷市も、駅前の喫煙所を設けているのでしたら、駅前にふさわしい喫煙所をつくるべきと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 佐藤環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(佐藤慶一君) 本市では、平成25年に施行した倉敷市ポイ捨ての防止及び路上喫煙の制限に関する条例により、JR倉敷駅周辺を路上喫煙制限区域と指定し、この制限区域内に設置された4か所の指定喫煙所以外での喫煙を禁止しております。
 この喫煙所には、日本たばこ産業株式会社から寄贈を受け、条例施行時には灰皿とごみ箱を、平成30年には南口2階に植樹プランターを配置し、環境の整備に努めてまいりました。現在の状況は、本市と日本たばこ産業株式会社も把握しており、同社から人工樹木の寄贈の話もいただいており、関係者と調整を行っております。
 今後につきましては、デッキの構造も踏まえた安全性等を考慮し、喫煙施設の設置の可否を含め、検討を行ってまいります。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 倉敷駅前の喫煙スペースを早急に改善していただくということでした。期待して見守っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 3番目は、視覚障がい者の方が安全に移動できるように、点字ブロックの点検について質問いたします。
 視覚障がい者の方にとって移動するためには、点字ブロックが命綱でございます。
 岡山市の原尾島交差点の南側に、点字ブロック発祥の地という石碑が設置されています。この場所は、近くに岡山県立岡山盲学校がありまして、白杖をついた生徒たちが国道を渡っている姿を見られた三宅 精一さんが、安全に歩行できる方法はないかと考案した結果、点字ブロックが生まれたとお聞きしております。
 私自身も、視覚障がい者の方々から、点字ブロックが壊れているとの依頼を受け、駅前を見て回りました。確かに点字ブロックが壊れていて、視覚障がい者の方々がお困りになられている様子がよく分かりました。すぐに担当課にお話をし、取りあえず応急処置していただきました。しかし、その後も点字ブロックを見て回る機会があり、いろいろなところが壊れている状態で、その件数もかなりあるなと感じております。視覚障がい者だけでなく高齢者の方々も、壊れていると、つまずいたりとか転んだりすることが多いのではないかと思っております。
 点字ブロックといっても、倉敷市内にはたくさんあります。せめて、倉敷駅や倉敷市内の公的機関に行く場所や利用頻度の高いところからでも点字ブロックの点検を行い、修繕してほしいと考えます。そして、倉敷市に住んでいらっしゃる視覚障がい者の方々が、安心して行動できる環境整備をしていただけたらと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 山本建設局長。
◎建設局長(山本達也君) 倉敷駅周辺の点字ブロックは、倉敷駅から市役所、倉敷中央病院、倉敷市民会館へ向かう主要幹線道路のほか、駅北側の商業施設周辺の道路に設置されています。
 点字ブロックの維持管理につきましては、市民の皆様からの通報や道路パトロールなどにより点字ブロックの不良箇所を確認し、視覚障がい者の方の通行に支障があると判断した場合は補修を行っております。
 本市といたしましては、比較的早い段階から整備されてきている倉敷駅周辺の点字ブロックの総点検を実施し、緊急度の高い箇所から順次補修を進めてまいります。また、県道につきましては、道路管理者である岡山県に点検、補修を要望してまいります。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) まずは、倉敷駅周辺の市道について総点検していただけるという御答弁でございました。きちっとした点字ブロックの整備を期待しております。私が見たところは、ちょっと中途半端かなと考えております。実際問題、私たちの目が見えなくなったりしたら、どうなるのだろうと考えてみますと、やはりそこはきちっとした形で点検し、そして修理していただきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 4番目は、星野仙一記念館からの寄贈品の展示場所を早急に決めるべきではないかについて質問いたします。
 星野仙一記念館が令和3年11月30日に閉館しまして、その後、延原 敏朗さんが倉敷市に御寄附され、約半年がたっています。市民の皆さんからは、どこに展示されるの、展示されたらぜひ行きたいのだけれどもとのお話をよく聞くようになりました。星野仙一さんは、野球が大好き、倉敷が大好きな方でした。とても気さくで、すてきな方だっただけに、根強いファンはたくさんいらっしゃいます。市民の皆さんは、いつぐらいに、どこに展示されるのかを、いつの日かいつの日かと待ち望んでいらっしゃいます。
 令和3年11月議会で我が会派の片山 貴光議員さんの質問に対して、今後検討していきたいとの答弁でございました。御寄附いただきました延原 敏朗さんも、80歳を超えていらっしゃる御高齢者です。延原さんに対しても、ここに展示するようになりましたと御報告してあげられたら、きっときっとお喜びになられ、そして安心されると思っております。
 現在の進捗状況はどのようになっているのでしょうか。お聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織君) 星野仙一記念館から御寄贈いただきましたゆかりの品々は、ユニホーム、ボール、キャップなどなど、いずれも星野監督の活躍を表す大変貴重な品々であります。
 展示場所につきましては、市民の皆様をはじめとして観光客の皆様にも御覧いただけるように、現在、倉敷美観地区周辺の公共施設の複数箇所を候補地としまして、検討、調整を行っている状況でございます。また、大変多くの寄贈品をいただいておりますので、年代別に分類や整理を進めるとともに、星野監督の足跡を分かりやすく御覧いただけるような、効果的な展示方法の検討も行っている状況でございます。
 市といたしましては、星野監督の野球への情熱、その偉業をお伝えするために、また御寄贈いただきました延原館長の思いを実現していくために、できるだけ早く寄贈品の展示を行いたいという思いを持って、今進めているところでございます。
 以上です。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 伊東市長から、美観地区内での検討を進めているとの御答弁をいただきました。大分絞り込まれてきたのではないかなと感じております。御寄附された延原様に対して、できるだけ早い時期に、美観地区のここにということをお決めいただき、マスコミの皆さんをはじめ、関係者の皆さんに広く周知していただきますようよろしくお願いいたします。
 2項目め、ケアラー条例の制定をについて質問いたします。
 1番目、国の動きも進んでいる状況なので、倉敷市としても、早急に条例の制定をするべきと考えるが、どうかについて質問いたします。
 国も、ヤングケアラーに関しては、早期発見、適切な支援につなげるための啓発などの仕組みづくりを進めています。市民の皆さんにヤングケアラーの啓発をもっと推し進めていくには、倉敷市が、昨年11月議会で倉敷市手話言語条例を制定しましたように、ケアラー条例を制定することが、市民の皆さんがケアラーという言葉を理解し、関心を持っていただける最短で最良な、効果的な方法だと考えております。
 今回の補正予算でヤングケアラーの支援に向けて、福祉、介護、医療、教育等の関係機関の職員を対象に研修を行うための経費、国の2分の1の補助で、研修委託料36万2,000円、会場施設使用料7万9,000円が計上されております。
 しかしながら、その対応だけでは、ケアラー啓発の推進につながらないのではないでしょうか。この状況下で、ヤングケアラーと呼ばれている子供たちを救ってあげることは難しいと考えます。まずは、市民の皆さんにヤングケアラーを広く知ってもらうことが第一だと感じております。そのために、ケアラー条例を制定することが大切なことだと考えております。
 ヤングケアラーと呼ばれている子供たちは、友達と遊びたいと思うときでも、家庭内での介護や世話がある状態です。その子供の精神的負担は、本当に大きいものがあると考えております。いち早く対応できる、そして地域の方々の支えでサポート体制ができていくことが大事なことだと考えます。
 皆さんに周知するためにも、ケアラー条例の制定が必要だと考えております。当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) 子ども相談センターでは、支援が必要なヤングケアラーについて、子供だけでなく家族の問題と捉え、学校、高齢者支援センターや相談支援事業所などとの連携により、家族へのサービスの調整を図るなど支援につなげております。
 また、平成16年度から、直接子供からの電話相談を受けられるように、小学生全員にフリーダイヤルを記載したこどもあいカードを配布し、今年度はケアラーの項目を増やし、子供自身が自分の置かれている状態に気づき、相談できるよう取り組んでおります。
 さらに、本市では平成23年に倉敷市子ども条例を制定し、子供の子育て、子育ちを支援し、安心、安全な環境づくり、子供の意見の尊重など、子供の権利が守られるよう規定し、周知啓発に取り組んでまいりました。
 ケアラーを取り巻く状況は、家庭環境や経済的要因などが複合的に関係しており、包括的な相談支援や、地域による見守りや支えが求められます。このため、先ほど御紹介いただきましたように、今年度、福祉、介護、医療、教育等といった様々な分野の関係機関職員を対象に、ヤングケアラー支援について理解を深める研修会を計画しております。このようなヤングケアラーの早期発見、適切な支援につなげるための体制整備が最も重要であり、まずはここに注力してまいりたいと考えております。
 また、現在政府、与党等におきまして、ヤングケアラー支援について法制化を含めた取組について議論されており、この動向にも注視しながら、条例制定の必要性について考えてまいります。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) ケアラー条例を制定することが、一番皆さんに分かってもらえる。やはり、見える化を図っていくことが重要なことだと感じております。
 どうして条例制定に至らないのか、その理由をお聞かせいただきたいと思います。再質問させていただきます。
○副議長(塩津孝明君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) ヤングケアラーに係る周知につきましては、先ほど御答弁いたしましたように、研修会やこどもあいカードを通じて行っておりますが、さらに広報紙、ホームページ、出前講座等により、より広く市民の皆様に周知を図っていきたいと考えております。
 また、現在、政府、与党等において法制化の必要性が議論されておりますので、その目的や制度設計等の内容も確認したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 私は、それではなかなか進んでいかないなと感じております。そして、そういう形でおっしゃるということは、保健福祉局が一生懸命されるということでありますので、今後の動向を見守っていきたいと思っております。
 2番目は、ヤングケアラーと呼ばれる子供たちの支援をどのように考えているかについてお伺いいたします。
 中学生の17人に1人がヤングケアラーと呼ばれ、家族の方の介護などでしんどい思いをしているとお聞きしております。その子供さんの状況や、生活環境を把握することが重要だと考えております。
 子供さんからのSOSに対して一番に把握できるのが、子供さんが通っている学校だと思っております。学校との連携をどのように図っているのでしょうか。当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行君) ヤングケアラーにつきましては、当事者の子供や家族が自分たちの状況を知られたくないと思ったり、支援を受けることに抵抗を感じるような場合もあり、大変デリケートな側面を含んでおります。そのため、支援に当たっては、当事者の方の思いに対し慎重に配慮するよう心がけております。
 このような困難を抱える子供たちの支援については、学校では、個々の状況に応じてスクールソーシャルワーカーや子ども相談センターへつないでいただいております。複合的な課題を抱える子供につきましては、必要に応じて要保護児童対策地域協議会等のネットワークを活用し、子供の身近で支援している関係機関と連携を図り、適切な支援につなげているところでございます。
 また、ヤングケアラーだった方の体験談では、誰かに話を聞いてもらいたかったと言われる一方で、そのときは聞かれても話さなかったと思うと、相反する答えが返ってくる方も多いです。このような複雑な思いを抱えている子供への声かけや、子供の声を聴くといった身近な関わりが必要であることについては、こどもあいカード等の子供が自ら相談できる相談環境の整備や、研修等の啓発活動を通じた周知に努めてまいります。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 学校との連携はしっかりとしていらっしゃる。そして、先ほどの答弁でも、こどもあいカードを使って、自ら相談できる環境整備をしているとおっしゃっていました。しかしながら、私は、やはり難しいのではないかなと思っております。その子供さんの将来にもつながっていくことだと思いますので、これからしっかりと取り組んでいただきますよう、強く要望させていただきたいと思っております。
 3項目め、トイレに関して質問いたします。
 1番目は、市営あちてらす倉敷駐車場内のトイレについてお伺いいたします。
 新しく整備された市営あちてらす倉敷駐車場のトイレを、期待を持って利用された方から、新しくなったとお聞きしたのでトイレに行ったのだけれども、期待外れで、便座は冷たくてひやっとした感じで、温座便座や温水洗浄便座になっていなくて本当に悲しい思いで、落胆したとの御連絡をいただきました。
 新築のところで、駅周辺で利用頻度も高く、ビルの中にあるところであります。今後、温座便座、温水洗浄便座に早急にしていただくよう、これは強く要望させていただきますので、よろしくお願いします。
 2番目、バス専用駐車場のトイレについてお伺いいたします。
 バス専用駐車場は、美観地区の入り口にあり、市内外から訪れる多くの観光客の方が利用されています。その観光客の方々は、観光バスを降りられると、お土産屋さんに直行するのではなくトイレに直行する。そういうことは、倉敷の顔となるところになっているのではないでしょうか。バス専用駐車場のトイレについては、議会質問で何回となく質問させていただいて、担当部署の皆さんの御努力によって今の状態になっていると感じております。しかしながら、観光バス専用駐車場のトイレの全部は、温水洗浄便座にはなっていないということが分かりました。
 新型コロナウイルス対策やおもてなしの観点からも、トイレは、特にきれいで清潔であるべきと考えます。新型コロナウイルスが落ち着きましたら、観光客の方々はきっと増えてくると思っております。そして倉敷市を訪れる観光客の方々が、倉敷に来てよかったと思っていただけるためにも、全部のトイレを温水洗浄便座に整備すべきと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 平松文化産業局長。
◎文化産業局長(平松孝幸君) 本市では、所管する観光客向けのトイレのうち、施錠管理できるものについては、毎年予算の範囲内で計画的に高機能化を図っているところであり、議員御指摘のバス専用駐車場では洋式トイレが11基ございますが、そのうち、現在8基に温水洗浄便座を設置しております。残り3基につきましても、予算の範囲内で可能な限り早期に整備できるよう検討してまいります。
 なお、バス専用駐車場については、新型コロナウイルス感染症対策として、令和2年度は非接触型の感知式照明、令和3年度は自動洗浄手洗い器を整備しており、誰でも使いやすくきれいなトイレとして、岡山県が実施しているおかやま☆おもてなしトイレへの登録を申請しているところでございます。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) あと3基でございますね。なるべく早い時期に全部の洋式トイレを温水洗浄便座にしていただけると御答弁いただきましたので、期待しております。また、岡山県が実施していますおかやま☆おもてなしトイレへの登録を申請されているということでしたので、観光客の皆様にPRできるようなトイレの整備を、しっかりしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 最後の質問となりました。3番目は、温座便座や温水洗浄便座の設置基準についてお伺いいたします。
 私は、自分自身がトイレの質問をし始めて、15年以上たつかなと思っております。つくづく思いますことは、公共施設におけるトイレの整備については、各施設で扱う担当部署が違うので、考え方がまちまちで、一貫性がないことが原因ではないかなと感じております。だからこそ、いろいろな問題が後から後から出てくるのではないでしょうか。倉敷市として、統一的な整備基準をつくれたら、もっとスムーズに進められるのではないかと考えております。
 例えば、屋内の施設について、温座便座や温水洗浄便座の設置を行うなどの基準を設けるとか、屋外の施設においては、何か聞きますと壊されるということがいろいろあったようですので、いろいろ話合いをしながら、必要があるときには設置していくと、ある程度の基準をつくることが大事ではないかと思っております。
 基準をつくることによって大枠が決まり、その後の審議から決定になっていくのではないかと思います。当局のお考えをお聞かせください。
○副議長(塩津孝明君) 山本建設局長。
◎建設局長(山本達也君) 市が所管する施設のうち、屋外にある公園等のトイレについては便座や扉が壊されたりするため、温水洗浄便座等の設置はしておりません。また、24時間利用可能である市営駐車場のトイレについては、夜間は管理人等が不在であることから、設置しておりません。一方で、あちてらすぽっとのトイレについては、夜間は施錠しており、管理上支障がないため、設置しております。
 このように、公共施設の管理人の有無や設置場所が屋内か屋外か、施錠ができるかなど、管理する環境によって設置の判断を行っているところでございます。
○副議長(塩津孝明君) 矢野 周子議員。
◆42番(矢野周子君) 今の御答弁で、ある程度の基準をつくっていく。ですから、ワーキング部会のようなものを想像しているわけなのですけれども、倉敷市民の全ての皆さんにとって、倉敷市として自慢できるようなトイレの基準をつくっていただけますよう要望と期待をしまして、私の質問を終わらせていただきます。
 御清聴いただき、本当にありがとうございました。(拍手)
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