録画中継

令和5年第3回倉敷市議会(第1回定例会)
3月9日(木) 本会議 質問
青空市民クラブ
小郷 ひな子 議員
1 不登校支援について
2 一人一台パソコンの持ち帰りについて
3 Wi-Fi環境について
4 子どもの安全について
5 児島地区公共施設再編事業について
6 庁舎再編整備事業について
◆8番(小郷ひな子君) (拍手)皆さんこんにちは。青空市民クラブの小郷 ひな子です。
 通告に従いまして、一問一答の方式にて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず1項目め、不登校支援について2点お伺いします。
 不登校児童・生徒の対応策について、倉敷市教育委員会では、家庭訪問、別室登校、ふれあい教室等で対応していると、前回までの議会質問で御答弁にありましたが、不登校児童・生徒や不登校出現率が年々増加し、ついには令和3年度過去最多を記録する結果となっています。
 そこで、まず1点目、倉敷市における不登校対策の効果と課題についてお伺いします。
 ふれあい教室、家庭訪問、別室登校等、倉敷市教育委員会がこれまで行ってきた不登校対策でどのような効果があったのか、また、倉敷市の不登校対策について、今後の課題はどのようなことだと認識されているのか、効果と課題について、それぞれ明確に教育委員会の見解をお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義君) 小郷 ひな子議員さんの御質問にお答えいたします。
 各学校では、一人一人の不登校児童・生徒の実態に応じて家庭訪問や別室対応等、丁寧な学習支援や生活支援を行うことで、児童、生徒の学習意欲の向上や欠席日数の減少につながっております。
 また、市内5か所に設置している適応指導教室、いわゆる倉敷ふれあい教室では、相談及び集団活動の指導を行うことで、児童、生徒に友人関係の広がりや生活習慣の改善等の自立的な成長が見られ、継続した通室や学校復帰につながっているなど、一定の効果が上がっていると考えております。
 今後につきましては、不登校児童・生徒の実態は多様であることを踏まえ、ICT等の活用も含め、別室指導の充実や児童・生徒一人一人に応じた適切で多様な学習支援の充実に努めてまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) ただいまの御答弁より、ICTの活用が不十分であると認識されていて、また、ICTの活用による支援の充実に取り組まれるということですので、今後ICTの活用が進み、さらに充実したものになるよう教育委員会に対しましては大いに期待し、今後に注目させていただきたいと思います。
 2点目、閉校、閉園になった学校園の跡地利用についてお尋ねします。
 まずは、廃校となった学校園の跡地を利活用して、フリースクールを設置された一つの事例を挙げさせていただきたいと思います。
 先日、私は不登校やひきこもり等、学校に行きづらさを感じている小・中学校の児童、生徒の受入れをしている笠岡諸島の飛島(ひしま)にフリースクールがあるとお聞きし、廃校となった小学校を利活用してできた離島留学、フリースクール育海(はぐくみ)を視察しました。
 ここは、一般社団法人飛島学園が運営されていて、学校には通わず島で過ごす滞在型と、笠岡市内へ住民票を移し、フェリーを利用して笠岡市内の学校へ通学する登校型の2種類が選択できるようになっています。日々のスケジュールは子供主体で、毎日のミーティングで決めているそうで、マニュアルはありませんでした。
 食事の準備なども、お子さんがみんなで協力して作るそうです。私が視察した日は、食材があまりない中、みんなで考えて作っていて、空揚げやドレッシングも手作りでした。サラダ、御飯など、子供たちで冷蔵庫にある食材だけで作ったとは思えないような発想の食事内容でした。飛島にはスーパーやコンビニがないため、1週間分の食材をフェリーで、笠岡市内のスーパーに子供たちが買い出しに行くそうです。買ってきた食材を工夫しながら、1週間の食事作りをしているようです。
 また、午前、午後に活動時間が設定されています。島一周溝掃除、釣り、島を走る、体育館でスポーツをする、島民の方とのおやつ作り、島のお手伝いなど、子供たちが自分で決めて活動するようになっていました。視察した日は、お世話になっている島民の方への恩返しをしたいという、恩返し掃除が午後からありました。
 また、今年はフリースクール生では初で、3人も高校進学を希望するお子さんがいて、昨年の8月に急に進学したいという意思を固め、約半年間、そこのスタッフの方が受験勉強の指導をされていました。中には、小学校から不登校で、中学の勉強もほとんどできていない状況の中での高校受験勉強になったようです。高校合格通知をもらったお子さんも、この中には既にいました。また、私が視察した日に、明日の受験に向けて出発するお子さんの最後の授業があったり、フェリーで出発するお子さんを、みんなでお見送りするという時間も共有することができました。
 学校を改修してお風呂や洗面、2人で一つの部屋を共有し、ベッドは一人時間を大切にできるよう、カプセルのような狭い空間に入って睡眠ができるように工夫されていました。
 また、御家族の希望や在籍する学校に承認がもらえると、活動内容が出席扱いにもなるようです。さらに、島民の方が協力してくださり、理事長さんや副理事長さんのおっしゃるように、まさに島全体が家族だという温かいつながりを強く感じました。廃校となった学校の跡地を利活用して不登校の子供たちが生き生きと生活し、元気を取り戻し、社会に自信を持って出ていける後押しがしっかりされていると感じました。
 2017年に施行された教育機会確保法で記されているように、不登校は問題行動ではない、学校に行けない、行かない児童、生徒に対しても、市町村は学ぶ機会を確保しなければならない。そのためには倉敷市で、さらなる選択肢、生き生きと生活できる居場所、学校に行かなくても学べる環境づくりをするべきだと考えます。
 教育財産である学校園を、民間に売却することは困難だと認識していましたので、建物と子供の居場所づくりは市が整備し、運営については民間委託するのはどうかと提案する予定でした。しかしながら、一定の手続をすることにより売却も可能な場合があるということが、担当課の方との話の中で見えてきました。ただ、この場合は、手続に解決しなければならない様々な点があることも認識しています。そして、多くの時間を要することと推察しますので、今回は倉敷市が不登校児童・生徒の新たな居場所づくりに閉校、閉園した学校園の跡地を利用することについてお伺いします。
 本日の山陽新聞に、中央教育審議会が、不登校特例校を将来的に300校設置する目標の設定を文部科学大臣に答申した旨の報道がありました。
 倉敷市には、残念ながら閉じることになってしまった学校園が幾つかあります。この学校園を、フリースクールや不登校特例校など不登校児童・生徒の新たな居場所づくりとして、その跡地を利活用してはどうかと思いますが、教育委員会の見解をお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義君) 学校へ登校できない児童、生徒の居場所につきましては、これまで取り組んでまいりました別室登校をはじめ、適応指導教室やICTの活用などによる支援の一層の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
 なお、倉敷市教育委員会が所管する施設の跡地利用につきましては、倉敷市公有財産処理委員会規程に基づき、まずは公共施設として有効な活用ができないか、市役所内の各部署に対して利活用要望調査を行い、調査の結果、利活用の要望がなければ売却処分を行う方針としております。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 続きまして、2項目め、1人1台パソコンについて2点お伺いします。
 まず1点目、1人1台パソコンの持ち帰りの試行についてお伺いします。
 昨年夏休みに、倉敷南小学校において1人1台パソコンの持ち帰りが試行されました。また、冬休みには、倉敷市内全校での持ち帰りの試行が行われたとお聞きしています。
 まず、自宅にWi-Fi環境がない家庭への対応も含め、見えてきた課題はどのようなものがあるのでしょうか。見解をお答えください。
○議長(中島光浩君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義君) 倉敷市教育委員会では、GIGAスクール構想により整備した1人1台パソコンについて、さらなる活用を図るため、令和5年度から全校を対象とした持ち帰りの運用開始を目指し、今年度は試行としての持ち帰りを進めてまいりました。
 これまで実施してきた試行の状況等から、1人1台パソコンの持ち帰りの課題につきましては、自宅にWi-Fi環境がない家庭への対応のほか、持ち帰りに伴う故障や破損、紛失への対応や、1人1台パソコンを活用した効果的な家庭学習の在り方等があると考えております。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 2点目、令和5年度からの1人1台パソコンの持ち帰りについてお尋ねします。
 令和5年度から倉敷市内全校で、1人1台パソコンの持ち帰りが始まる予定ですが、自宅にWi-Fi環境がない家庭への対応も含め、先ほどの御答弁にありました見えてきた課題について、どのように対応されていく予定なのか、見解をお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義君) 令和5年度の対応につきましては、家庭にWi-Fi環境が整わず、モバイルWi-Fiルーターの貸出しを希望される場合は、市がルーター本体を貸与し、通信に係る費用は御家庭の負担を基本としますが、経済的理由により困難な御家庭の通信費については、当初予算に計上いたしております。
 また、1人1台パソコンを持ち帰った際に故障や破損、紛失した場合につきましては、学校内で利用しているときの対応と同様に、紛失、故意または重大な過失による破損以外は、市が費用を負担してまいりたいと考えております。
 さらに、試行で取り組んできた各学校の好事例を他の学校へも共有する等、1人1台パソコンの効果的な活用が、より推進されるよう努めてまいります。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 続きまして、3項目め、Wi-Fi環境についてお尋ねします。
 この項は1点、公民館や図書館へのWi-Fi環境についてお伺いします。
 令和4年6月7日、デジタル田園都市国家構想基本方針、デジタル社会の実現に向けた重点計画が閣議決定されました。このデジタル田園都市国家構想基本方針の中に、公民館、図書館などの社会教育施設において、地域の教育向上に向けて、ICTなどの新しい技術を活用しつつ、多様な主体と連携、協働しながら魅力的な教育活動を展開し、人づくり、地域づくりを行う取組を促進する。公民館、図書館などの社会教育施設の活用を促すことにより、地域の取組にリアルな交流とデジタルの相乗効果が生まれ、課題解決に向けたコミュニティ活動が活発化することで、誰一人として取り残されない、デジタル社会の実現を図るとの方針が示されています。
 方針を見ると、公民館、図書館の社会教育施設の活用による地域づくりを促進することが推進されています。昨年、Wi-Fiについて議会質問した当日の夜、市民の方から電話がありました。以前、公民館でパソコン講座を受講したときにはWi-Fiがあったのに、突然なくなってしまった。せっかくパソコン講座を受講したのだからと思い、いつまでも元気でい続けるために、公民館で数人が集まり先生に来てもらい、パソコンやスマホの使い方を教えてもらっている。自分のパソコンや携帯でないと操作方法が分からないので、それぞれが教えてもらいたい機器を持ってきて先生に教えてもらうのだけれどもWi-Fiがないので、先生のモバイルルーターに接続して使っている。しかし、一気に接続する台数が増えると、ネットにつながりにくくなってうまく使えないことが多い。通院している病院の予約方法等、自分が使いたいアプリへ接続して教えてもらえているおかげで、ほんの少しかもしれないけれども他人に迷惑をかけなくて済んでいると感じている。何とかWi-Fiを使えるようにしてほしいという相談がありました。
 担当課に確認したところ、かわせみネットと呼ばれるものがあり、パソコン講座で使用していた経緯があるとのことでした。
 倉敷市では、図書館や公民館でのWi-Fi整備が進んでいません。学校では、GIGAスクール構想が推進される中で、市民の皆さんの学びの場である図書館や公民館においても、早急にWi-Fi環境が整備されるべきではないでしょうか。市民の皆さんが孤立することなく、地域コミュニティとの連携を図るためには、誰一人取り残されないデジタル社会の実現を図るためには、まずは、身近にある地区公民館や図書館などにWi-Fi環境を整備して、そこに集える環境を整備するべきではないかと考えます。
 また、令和4年6月7日に閣議決定されたデジタル社会の実現に向けた重点計画の中に、デジタル時代の子供についても、経済的な事情のある子供への通信機器等の貸出しなどの支援、自宅以外(放課後児童クラブ、公民館等)のインフラ整備を図るほか、特別支援学校のみならず、普通学校でのインクルーシブな環境にも配慮したきめ細かな支援が必要である。経済的格差等によって子供たちの教育格差、学力格差が生じることのないよう、全国の学校におけるICT環境の整備とそれを活用するためのICT支援人材の学校への配置促進、低所得世帯向けの通信環境の整備を図るほか、公民館等の活用を促すとあります。
 さらには、令和4年6月14日には、文部科学省総合教育政策局地域学習推進課長から、各都道府県、各指定都市の社会教育施設担当課長宛てに、公民館・図書館等社会教育施設のデジタル活用促進について、文書が出されているようです。
 また、倉敷市社会教育委員会議の会議録の中に、Wi-Fi環境がない家庭についての対策として、図書館や公民館にWi-Fiを設置すれば、Wi-Fiが設置されていない家庭の子供もタブレットを使用できる。また、市民は、図書館や公民館で、いつでも学ぶことができるWi-Fi環境を求めていると考える、講演などの行事だけでなく、個人でも学べるようにするべきだ。令和5年度に基幹公民館の会議室から運用検討するとの回答に、それでは遅い、教育委員会から家庭にWi-Fi環境の整備、協力を求めるメッセージを出している中、社会教育施設等にWi-Fiが整備されていないのは、時代のニーズに合っていない。フリーWi-Fiは地域基盤だと考える。Wi-Fiが整備されていた中央図書館にも今は整備されていないなど、Wi-Fi整備を求めるたくさんの声が上がっていると会議録にも残っていました。
 地区公民館としての役割、教育としての公民館、図書館の役割から見ても、基幹公民館から試行するという段階は既に過ぎていて、公民館や図書館へ早急にWi-Fi整備をする必要があると考えますが、見解をお示しください。
 また、多くの他の市町でWi-Fiが利用できる公民館や図書館があったり、国の基本方針に示されたりしているにもかかわらず、倉敷市において、公民館や図書館へWi-Fi整備ができない特別な理由があるのであれば、併せてお答えください。
○議長(中島光浩君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 公民館や図書館等の社会教育施設は、あらゆる世代に対応した学びの場であり、Wi-Fi環境の整備は、ICTを活用した学習機会を広げることに役立つものと考えております。こうしたことから、昨年4月からライフパーク倉敷の大ホールや会議室等での会議や研修に活用できるよう、Wi-Fi環境の提供を開始いたしました。
 倉敷市教育委員会としましては、倉敷市社会教育委員会議において、令和5年度は、市内4地区の基幹公民館のうち、既にWi-Fi環境が整備されている市民交流センター内にある児島、玉島を除く、倉敷、水島の公民館でのWi-Fi環境を整備することをお示ししております。
 今後、Wi-Fi環境の整備については検討してまいりますので、特別な理由はございません。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 再質問させていただきます。
 ただいまの御答弁より、倉敷市にWi-Fi整備ができない特別な理由はないということでした。その上で繰り返しになりますが、地区公民館や図書館等の社会教育施設での整備については、学びや集いの場として、ライフパーク倉敷のように会議室や研修のときだけにしか使用できない仕様ではなく、例えば、1人1台パソコンを持ち込んだり、学びを止めないための、自由につながるWi-Fi整備の早急な対応が必要だと考えます。
 今後、整備のスピードアップを図るべきと考えますが、見解をお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 先ほど御答弁いたしましたが、倉敷、水島の公民館でのWi-Fi環境を整備する中で、今後、順次整備について検討してまいります。
 なお、Wi-Fiの環境につきましては、その施設の設置目的等を勘案して検討してまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 4項目め、子どもの安全について、1点、ランドセルカバーについてお伺いします。
 昨年の9月議会質問において、令和4年度からリニューアルしたランドセルカバーについての使用状況をお伺いしました。そのときの御答弁は、不具合があることについては認識している、御意見も届いている、今後改善していくとの御答弁だったかと思います。
 昨今のランドセルは、形、大きさ等多様化しています。全てのランドセルに適応した、保護者の方の御希望に全てお応えすることが容易ではなくなってきていると思います。
 近い将来、従来のランドセルを覆うランドセルカバーでなければならないという固定観念にとらわれず、子供の命を守るためにどのようなものが必要とされているのかも、問われてくるのではないかと感じています。
 そこでお尋ねします。令和4年度中の保護者等の声を基に、令和5年度からランドセルカバーはさらに改善されるのでしょうか。改善されるのであれば、改善点について具体的にお聞かせください。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織君) ランドセルカバーにつきましては、令和4年度からは、従前のビニール素材から、より丈夫なポリエステル生地に変更しまして、ランドセルの大型化にも対応するように横幅を広げるとともに、反射材もつけ、機能性、安全性がより向上したものを配付いたしております。多くの皆様から、よくなったと好評をいただいておりますが、カバーの下の部分が外れやすいというお声も伺っているところでございます。
 現在のものは、カバー裏面の上部と下部に固定用の帯がございますけれども、ランドセルの蓋を開け閉めする際にカバーの中央部分が、蓋から浮いてしまって下側の帯が外れるということがございますので、令和5年度からはカバーの中央にも帯を追加し、外れにくくするような仕様の変更をしているところでございます。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 再質問させていただきます。
 令和5年度のランドセルカバーの改善点については、分かりました。
 年度途中に破損した場合、倉敷市においては再配付をしているとお聞きしています。1年間使用することが、暗に求められていると思います。
 毎年リニューアルする、声をお伺いするなどと、多様化したランドセルに対しての御意見、御要望は年々増加するのではないかと懸念します。今後、このまま毎年要望を受け入れ、年度年度で改善される予定なのでしょうか。先ほども触れましたが、多様化した全てのランドセルに適応したランドセルカバーを作成するのは、将来的に非常に困難なことだと考えますが、見解をお示しください。
○議長(中島光浩君) 尾崎市民局長。
◎市民局長(尾崎英樹君) 議員さんがおっしゃられましたとおり、ランドセル自体の形状が多様化してきております。今後、現在のランドセルカバーがなかなか適合しないというランドセルも出てくると思いますけれども、今の状況は、現在のランドセルカバーで対応していただくということになります。今後、ランドセルの形状の変化なども見ながら、可能な範囲で見直しを行い、対応してまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子君) 従来のランドセルを覆うランドセルカバーでなければならないという固定観念にとらわれず、例えば、ランドセルに反射材付のワッペンのような取り外しが可能なマークをつける仕様にするなど、子供の命を守るためにどのような啓発グッズが必要とされているのかも含め、検討していくべきではないかと考えます。
 続きまして、5項目め、児島地区公共施設再編事業についてお伺いします。
 この項、旧海技大学校の跡地利用について1点お伺いします。
 パブリックコメントが行われた児島地区公共施設複合化基本構想案によりますと、倉敷市立短期大学や児島文化センター、児島児童館、児島憩の家、倉敷勤労者体育センターの複合施設が、児島公園の一部に建設が計画されています。そして、二分される形で旧海技大学校跡地に整備される(仮称)児島学校給食共同調理場の残った土地に、新たに広場の整備が計画されています。
 今まで広く子供たちの集える遊び場だった児島公園が分散されてしまいます。倉敷市には、子供たちが遊べる大規模な公園が多くありません。今回、旧海技大学校跡地を(仮称)児島学校給食共同調理場で必要とする場所以外の跡地については、残った全ての部分を公園と、その公園の利用者専用の駐車場として整備してはどうかと考えます。せっかく広場を整備されるのであれば、近隣だけでなく遠くからも遊びに来たくなるような、夢や楽しみのある公園を整備していただきたいと考えますが、こちらについては今回要望とさせていただきます。
 最後の項、庁舎再編整備事業についてお伺いします。
 この項につきましては、1点、庁舎等再編整備事業の進捗状況と今後の図書館の運営方針についてお尋ねします。
 庁舎等再編整備事業のうち、図書館を核とした複合施設棟の進捗状況はどのようになっているのでしょうか。また、図書館の運営方針は行財政改革プラン2020において、令和4年度末までに決定するとされていましたが、検討状況はどのようになっているのでしょうかとの質問をさせていただく予定ではありましたが、三村議員から既に同様の質問がありましたので、答弁は求めませんが、庁舎等再編整備事業については、多くの議員が注視されていると思われます。私からは、三村議員への御答弁にありましたように、予定どおりに進めていただけるよう要望とさせていただきます。
 以上で私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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