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9月11日(月) 本会議 質問
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内容
会議録
令和5年第6回倉敷市議会(第3回定例会)
9月11日(月) 本会議 質問
未来クラブ
山畑 滝男 議員
1 倉敷市立自然史博物館について
2 グルメを活用した観光都市について
3 美観地区の観光施設のトイレの洋式化について
4 物価高騰に対しての支援について
◆23番(山畑滝男君) (拍手) 皆様おはようございます。未来クラブの山畑 滝男です。
コロナ禍で1年ぶりの質問となりますが、少々緊張しています。今回も通告どおり簡潔に進めてまいりたいと思いますので、当局の皆様におかれましては、詳しく分かりやすい御答弁をお願い申し上げます。
それでは、まず1項目めに、倉敷市立自然史博物館についてお尋ねします。
倉敷市立自然史博物館の移転についてですが、倉敷市立自然史博物館は、昭和57年10月19日に策定された自然史博物館基本構想の中で、倉敷とそれを取り巻く地域の自然を探り、市民が自然を理解し、正しい自然観が得られるような場を提供することを目的とし、昭和58年11月3日に開館し、長年市民の皆様に親しまれてまいりました。令和4年3月に策定された倉敷市公共施設個別計画において、自然史博物館はライフパーク倉敷に移転し、ライフパーク倉敷と機能を複合化した整備を検討する方針が示され、令和5年度中に基本計画を策定するとされております。
ここでお尋ねします。
自然史博物館をライフパーク倉敷に移転することになった経緯についてお答えください。
○議長(中島光浩君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 山畑 滝男議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
倉敷市立自然史博物館は、昭和58年に開館しておりますが、建物自体は昭和47年に建築されたもので、築約50年が経過しており、建物の老朽化が見られるため、移転や建て替えの検討を必要としておりました。
そのような中、ライフパーク倉敷への移転を行うことにより、市民学習センターや科学センターなど既存施設との相乗効果や来館者数の増加が期待されるなど、生涯学習施設としての拠点機能の向上が見込まれることから、令和4年3月に策定した倉敷市公共施設個別計画により、自然史博物館はライフパーク倉敷に移転する方針としたものでございます。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 公共施設の複合化については、実際に利用される市民の皆様の利便性が損なわれないよう十分な配慮をお願い申し上げておきます。
次に、自然史博物館の今後の在り方と運営についてお尋ねします。
自然史というのは、英語のナチュラル・ヒストリーの訳で、明治時代には博物学と訳されていて、広く自然界にある、おびただしい事物に関する知識を集積する学問という意味だそうです。
現在の科学技術の発達は、それが必ずしも私たちに幸せばかりをもたらすとは限らないとも言われています。よりよい未来を築くために、とりわけ、よりよい身近な環境を維持するためには、その学問である自然史を市民の一人一人が、自然界の構造や諸関係について幅広い知識、とりわけ人間の生活が自然と強く結びついていること、その結びつきは人間の歴史とともに変わってきたこと、人間そのものが自然の進化の中で生まれてきたことをよく理解する必要があります。
自然史博物館はこれらを学ぶ場所として、年齢や性別などにとらわれることなく、全ての利用者が楽しく、また気軽に学べる場所であるべきだと考えます。
ここでお尋ねします。
自然史博物館の移転整備後の在り方と運営等についてお答えください。
○議長(中島光浩君) 早瀬教育次長。
◎教育次長(早瀬徹君) 倉敷市立自然史博物館は、昭和58年の開館以来、創設時に策定された倉敷市立自然史博物館基本構想を大切な原点と位置づけ、貴重な資料の収集保管、調査研究に取り組むとともに、博物館での展示事業、館外での自然観察会など、様々な教育普及事業を展開しながら、本年11月3日で開館40周年を迎えます。
移転整備後の新しい自然史博物館では、基本構想に込められた市民に開かれた博物館をつくるなどの思いを継続し、さらに知りたい、学びたい、楽しみたいという様々なニーズや期待にバランスよく応え、市民の皆様に愛される博物館を目指してまいります。
また、展示につきましても、創設時の基本構想を継承し、倉敷とそれを取り巻く地域の自然、高梁川流域と瀬戸内海の自然風土を中心に構成するとともに、展示をきっかけに自然観察会などの野外活動へと展開していけるような博物館の運営を目指し、現在、基本計画の策定に取り組んでおります。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 自然史博物館は、収蔵点数が中四国の博物館でもトップクラスである100万点を超えており、その収蔵品の9割以上が市民からの寄贈であるとのことです。これは、自然史博物館がいかに市民の皆様に信頼されているかを表しているものだと言えます。今後とも、市民の皆様に信頼され、日常的に利用できる博物館となるようにお願い申し上げておきます。
それでは2項目めに、グルメを活用した観光都市についてお尋ねします。
コロナ禍以前に大手旅行代理店が行ったアンケート調査において、食を目的に旅先を選んだことがある方が約6割、さらに旅先で食を楽しんだ経験ありの方が約9割との回答があったとのことです。
このように、地域ならではの食事や食文化を楽しむことを目的にした旅のことをフードツーリズムといい、広く普及している欧米だけでなく、日本でも浸透してきています。地域振興への効果も期待されており、この食を目的とした観光客を呼び込むために、各地で美食ツアー、ご当地グルメ、B級グルメなど、様々な形で地域と食を楽しむ取組が行われています。
倉敷市には、山、海、川など豊かな自然があり、地域ごとに様々な名産品がありますので、この食を目的とした観光客を呼び込むためのポテンシャルは非常に高いものがあると考えます。
ここでお尋ねします。
倉敷市として、食を目的とした観光客を呼び込むために現在行っているイベントなどについてお答えください。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
(市長 伊東 香織君 登壇)
◎市長(伊東香織君) 食を活用して、観光客の方を呼び込むためのイベントということでございます。
倉敷市では、これまでにも、食を目的とした観光客の方の誘致に向けて様々なイベントを実施してきているところでございます。その中でも、特に白桃やマスカットなどの旬のフルーツを使い、イギリス風に紅茶とともに軽食やスイーツなどを楽しむ、イギリス発祥の優雅なお茶会を倉敷らしくアレンジしたものということで、倉敷アフタヌーンティーと命名しておりますけれども、こちらは大変多くの方に親しまれておりまして、魅力的な食のコンテンツとして定着してきているところでございます。
これは、平成27年度に夏の期間で開始しまして、初年度は全体で約2,700食でございましたが、その後順調に伸びて、平成28年度から夏と冬の両方とも取り扱うようになり、もともとの約2,700食が直近の令和4年度には約2万7,000食の利用実績ということで、非常に人気を博しているところでございます。
また、倉敷観光コンベンションビューローが主体となって取り組んでおります、各地域の地元食材を使ったこだわりのランチを提供するランチいただきますも好評を博しておりまして、こちらが一番多かったのは、コロナ、それから災害前ということで、平成28年度が全体で約4万7,000食でございました。今は、コロナ後ということで令和4年度は約2万食弱と少なくなっておりますけれども、アフタヌーンティー、ランチいただきます、両方とも各旅行会社のツアーの造成、それから旅行雑誌などへの掲載、もちろんこちらからも売り込みをしており、事業者の方たちにも非常に評判がいいということで、もともとの夜の御飯だけではなくて昼や午後のお茶というところで、非常にこれが効果を奏していると考えております。
また、近年では、大原美術館の名画をモチーフにしましたアートなスイーツをめぐるアートでふらっと倉敷でありますとか、小豆の名産地である備中地域のあんこをテーマにしましたスタンプラリーなどの取組も実施しているところでございまして、食を通じた観光都市の発信、そして観光誘客に力を入れているところでございます。
先ほどのランチいただきます、アフタヌーンティー、市が中心となりましたもの、また、市から民間に主体が移っておりますもの、倉敷観光コンベンションビューローが主体となって取り組んでいるものなど、それぞれいろいろありますけれども、いずれも出ている食数としては非常に多いものとなっておりますので、さらに力を入れていきたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 令和4年度のアフタヌーンティーが2万7,000食という数字、随分驚きました。私も勉強不足で大変申し訳ないのですが、今度行ってみようと思っています。
次に、倉敷市でも各地区で開催している朝市や倉敷みらい公園で行われているイベントなど、食を目的に人々が訪れる催物が行われていると思いますが、倉敷市に近い場所以外にお住まいの方々の認知度がまだまだ低いのではないでしょうか。
地元以外から多くの観光客が訪れることで知られている催物では、中四国地方で例を挙げますと、高知県の日曜朝市などは有名で、遠くから観光客が訪れています。また、広島では、秋にひろしまフードフェスティバルが開催され、県内各自治体からイベント参加者が集まり、2日間で60万人もの来場者が訪れるそうです。これらの例は、規模や実施主体も異なっていますが、地元関係者の方々の努力はもちろんのこと、行政の後押しがあっての成功例であると考えられ、地元の魅力をいかに分かりやすく伝えていくかということは、行政の力によるところが大きいと考えます。
さきのアンケート調査で上位に入った旅行先と名産品や食事においても、北海道の海鮮やジンギスカン、沖縄のソーキそばやチャンプルー、京都の湯豆腐やおばんざい、福岡の水炊きやめんたいこなど、多くの観光客が訪れるところには、必ずと言ってよいほど食が関係しています。これらの名産品や食事についても、それぞれの自治体が長年にわたって魅力を発信し続けてきたからだと思います。
ここでお尋ねします。
倉敷市の魅力としての食に関する情報をどのように発信していくのか、また、さらに多くの人々に倉敷市を訪れてもらうための情報発信の手段について、具体的なものがあればお答えください。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 本市では、食の文化やイベント情報等のウェブサイトやSNSへの掲載をはじめ、倉敷食さんぽ、ミシュランガイド等の民間とも協力したグルメガイドブックの発行、他都市でのイベントブースの出展等により、本市の食の魅力を発信しております。また、JR西日本、航空会社など、誘客の要となる交通機関と連携した情報発信も行っております。
今後は、食に精通するインフルエンサーの活用や、地域の食材と知名度の高いコンテンツ等とのコラボレーションなどにより、食に対する情報発信のさらなる強化に取り組んでまいります。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 今回は、食にテーマを絞って質問しましたが、引き続き食以外も含めて倉敷市の魅力を発信していただき、倉敷市といえば〇〇だよねと言われるように頑張っていただきたいと思っています。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員、この際申し上げます。
質問の途中でありますが、ここで休憩いたします。再開は11時15分からの予定です。
午前11時 1分 休 憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時15分 開 議
○議長(中島光浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
23番 山畑 滝男議員、質問項目3番から質問を再開してください。
◆23番(山畑滝男君) それでは、3項目めから質問を再開させていただきます。
美観地区の観光施設のトイレの洋式化についてお尋ねいたします。
公共トイレの洋式化については、倉敷市だけではなく全国の自治体が取り組んでいる問題であると思います。とりわけ観光地においては、生活様式の変化、バリアフリーの考え方やインバウンドへの対応から、観光施設の公共トイレの洋式化への改修も、全国で進められているのではないかと思います。
倉敷市においても、代表的な観光地である倉敷美観地区の観光施設のトイレの洋式化は重要であると感じています。民間の施設については、利用者の利便性が業績に密接に関係しているため、積極的な改修が行われているのではないかと思いますが、公共団体の管理する施設については、設置場所や設置スペース、利用者の状況、さらには予算的な制約も多く、すぐには対応できないこともあるのではないでしょうか。
ここでお尋ねします。
倉敷市の管理する美観地区の観光施設にあるトイレについて、洋式化の現状をお答えください。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 本市が管理する美観地区の観光施設につきましては、倉敷物語館、新渓園、倉敷館、そしてバス専用駐車場の4つの施設がございます。
令和5年9月時点で、この4施設に合わせて35か所の個室トイレがあり、そのうち29か所が洋式トイレです。4つの施設における洋式トイレの占める割合は約83%となっております。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 次に、美観地区内の観光施設の公共トイレの洋式化については、今後も継続して取り組んでいくことになると思われますが、ただ単に和式から洋式に変更したら、それで終わりということではありません。公共トイレを利用する場合には様々な状況があり、求められる要件についても様々なものがあります。
障がい者用トイレの設置には、そのスペースの確保などの課題はありますが、設置施設を増やしていく必要があります。また、障がい者用トイレにはオストメイト設備の設置を増やしていくことも必要であります。乳幼児連れの親子などが安心して外出できるよう、おむつの交換台やベビーチェアの設置を増やしていく必要もあります。温水洗浄機付便座、シートクリーナー、手洗い場には自動水栓やハンドドライヤーなどの附帯設備についても、設置が望まれているものです。防犯の観点から、防犯ブザーや監視カメラの設置を希望する声も聞かれます。
ここでお尋ねします。
様々なニーズのある美観地区内の倉敷市が所管する公共トイレの整備について、倉敷市として今後どのように進めていくのか、整備の方針についてお答えください。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 本市が管理する美観地区の観光施設のトイレでは、利用者から寄せられた要望等に合わせて、平成31年度から、計画的に温水洗浄機付便座の設置を進めており、令和2年度には、感染症対策として自動水栓や非接触型のセンサーライトの導入を行っております。また、障がい者用トイレやおむつ交換台、障がい者用のオストメイト設備につきましても、施設の規模に応じて設置しており、今後も利用者の満足度向上に向けて必要な整備を行ってまいります。
なお、令和4年度には美観地区の3つの施設で、岡山県の実施するおかやま☆おもてなしトイレの認定を受けています。
一方で、現在設置している和式トイレの洋式化につきましては、不特定多数の方が利用する観光施設において和式トイレを希望される方もいらっしゃることから、今後、必要に応じて検討してまいります。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) トイレの洋式化は、お年寄りや足腰の不自由な方のほか、和式トイレにあまりなじみのない子供たちなどには受け入れられやすいとは思いますが、一方で、誰が座ったか分からない洋式トイレは使いたくないなどの声も聞かれることから、それらの意見も考慮した上で洋式化を進めていく必要があります。また、一度に多くの利用者がトイレに集中するような施設においては、できる限りスムーズにトイレが利用できるよう、利用者の動線を考慮した利用方法を検討すること、また、利用中であるかどうかがトイレの入り口からでも判断できるよう、個室のドアに立体のサイン表示を取り付けるなども併せて検討していただければと思っています。
それでは最後の項目で、物価高騰への支援についてお尋ねします。
メディアでは、毎日のように物価高騰の話ばかり取り上げられ、皆さんも、また値上げか、いいかげんにしてほしいと、先行きに不安な状態が続いていると思います。
ここ1年近く国内で物価上昇が続いている主な原因は、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などの国際情勢の変化による原材料価格の高騰や、日米の金融政策の違いに基づく円安ドル高により、原材料の輸入にかかるコストが増えたことなどが上げられます。
倉敷市には、自動車メーカーや化学メーカーなど大手の企業を頂点に、それを支えている中小零細企業が数多く存在しています。大手の企業であれば、物価高騰についても何とか対応できるかもしれませんが、それを支えている中小零細企業では、なかなかそうもいかないのが現状ではないでしょうか。中小零細企業が大変な状況であるということは、そこで働く労働者、つまり市民の皆様が大変な状況であるということにほかなりません。
令和5年7月14日に中国地方知事会で、今後、国へ要望していくとして採択された共同アピールの中には、当面の物価高騰対策についてとし、地方経済を支える中小企業や生活困窮者等への支援強化、事業再構築、生産性の向上等に取り組む事業者への支援、事業者等への資金繰り支援の強化、電気・ガス価格等への対応など、中小零細企業に対するものが含まれております。
ここでお尋ねします。
物価高騰で大変な状況にある中小零細企業に対して倉敷市が行っている支援策についてお答えください。
○議長(中島光浩君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹君) 本市では、昨年来、エネルギー価格をはじめとする物価高騰により厳しい状況下にある中小・小規模事業者への支援に、継続的に取り組んでまいりました。
令和4年度には、まず原油価格高騰緊急経済対策補助金により、事業活動において多量の燃料油を使用する事業者に対し、最大40万円の支援を行いました。また、同じく原油価格高騰への対応として、業務用電気自動車導入支援補助金により1台当たり20万円の購入補助を実施いたしました。さらには、電気・ガス価格高騰緊急経済対策補助金により、高騰の影響を大きく受ける事業者に最大40万円の補助を行いました。
今年度は、省エネ設備更新補助金により、エネルギー経費の軽減に資する省エネ設備更新について最大200万円の支援を行っておりますが、同補助金には想定を大きく上回る申込みをいただいたことから、本議会に追加予算を計上させていただいているところでございます。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 物価高騰に対して様々な支援が行われていると思いますが、倉敷市の経済を支えている中小零細企業が安定的に事業を継続することができるよう、引き続き支援を行ってもらいたいと思います。もちろん、中小零細企業が安定的に事業を継続できることは重要なことではありますが、そこで働く労働者やその家族が安心して生活できるようになることが最も重要なことだと考えます。
物価の上昇に賃金が追いついていないと言われる中で、生活が苦しいと感じる場合、できる限り家計を切り詰めるためにいろいろなところを節約すると思いますが、まず初めに取り組むのが食費だと思います。以前なら購入していたものでも、値段を見て諦めることも多いのではないでしょうか。次に水道光熱費で、照明を消したり、暑い中でも空調を調整したり、お風呂の水を少なめにするなど、いろいろと工夫しているように思います。また、嗜好品の購入や外食などの娯楽費も、節約の対象になると思います。ただし、生活費を節約するため食事を抜いたり空調の使用を過度に控えたりするのは、健康を害するおそれがありますし、必要以上に娯楽を我慢してストレスがたまる事態も好ましくありません。物価上昇が続いても、規則正しい食事や快適な生活環境の維持を心がけ、適度に娯楽を楽しむことが大切です。
ここでお尋ねいたします。
先日、給食費や水道料金の支援について市長から発表がありましたが、今後、一般家庭への支援についてはどのように考えているのか、お答えください。
○議長(中島光浩君) 渡邊企画財政局長。
◎企画財政局長(渡邊浩君) 一般家庭への支援につきましては、昨今のエネルギー価格・物価高騰が大きく市民生活に影響していることから、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、今年度は給食費や水道料金の一部を市が負担する経済支援を行うほか、LPガス料金の負担軽減策や省エネ家電の買換え促進のための購入費用の一部助成などに取り組んできたところでございます。
現時点では、地方創生臨時交付金の追加配分等については示されておりませんが、物価高騰対策に向けた今後の国の補助等についても動向を注視しながら、効果的な施策を検討してまいりたいと考えております。また、国に対しましても、継続して物価高騰対策を強力に推進するよう、引き続き要望してまいります。
○議長(中島光浩君) 山畑 滝男議員。
◆23番(山畑滝男君) 最初にも言いましたが、倉敷市の経済を支えているのは中小零細企業であり、そこで働く労働者やその家族の生活、つまりは一般の市民の皆様の生活の安定こそが重要であると考えます。今後も、市民の皆様の家計に直結する様々な支援を検討していただけるようお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。(拍手)
ご利用について
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