録画中継

令和5年第7回倉敷市議会(第4回定例会)
12月13日(水) 本会議 質問
日本共産党倉敷市議会議員団
三宅 誠志 議員
1 地球温暖化対策に関連して
2 有機フッ素化合物について
3 水島コンビナート地区事故防止について
4 水島のまちづくりに関連して
5 戦争遺跡について
◆8番(三宅誠志君) (拍手) 皆さんおはようございます。日本共産党倉敷市議会議員団の三宅 誠志です。本議会最後の質問になりますので、よろしくお願いします。
 それでは、質問通告に従いまして一問一答にて5項目質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
 1項目めとして、地球温暖化対策に関連して3点お伺いいたします。
 まず1点目として、温室効果ガスの排出量についてです。
 まず、倉敷市では、自らの事務や事業を通じて排出する温室効果ガスの削減目標などを定めた倉敷市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)が2022年度に改定され、先日は倉敷市並びに公共施設の温室効果ガス排出量の2022年度の確定値が公表されました。
 議長のお許しをいただきまして、資料1を配付いたします。
 グラフ1は市役所並びに公共施設全体、グラフ2は電力、グラフ3は施設の燃料、グラフ4は車両の燃料、グラフ5はごみ焼却による温室効果ガスの排出量です。赤丸は各年度の実績値を表し、青線は2030年度に向けた目標値です。
 まずは、基準年度比削減率と特徴についてお伺いいたします。
 先ほどお示ししたグラフを基に、2022年度における基準年の2013年度比の主な排出要因別の削減率など、及び2021年度と2022年度を比較した増減の傾向についてお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 三宅 誠志議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
 2022年度の市役所の温室効果ガス排出量は、基準年度である2013年度比で30.1%削減となりました。主な排出要因別の削減率は、電力の消費に伴うCO2が約50.9%、施設における燃料の使用に伴うCO2が約17.9%、ごみ焼却に伴うCO2が約1.8%となっており、2021年度からの増減傾向としましては、電力の使用に伴うCO2は削減傾向、施設における燃料の使用及びごみ焼却に伴うCO2は増加傾向にあります。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 次に、基準年度の排出量見直しについてお伺いいたします。
 2022年度の基準年度である2013年度時点での温室効果ガス排出量は、以前は11万8,666トンでしたが、今回から11万2,633トンと見直しされています。今までの基準年度の温室効果ガスの排出量を基に計画がなされたと思いますが、そういった見直しがなされていることは計画に大きな変化を与えるんじゃないかと思います。どうしてこういった変更がなされたのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 自治体の温室効果ガス排出量は、環境省が示す算定方法の指針に基づき算出しております。このたびの計画改定で、2013年度の排出量が減少したのは、その算定方法に変更があったからでございます。
 主な変更点といたしましては、電力の使用に伴い発生するCO2は、排出係数という数値を用いて算出されますが、この排出係数の定義が見直されたため、結果として基準年度の排出量が減少いたしました。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 基準年度が本当は一番大切なんで、そこら辺は環境省もあれかなと思いますけれど、低く変更されてますので、削減率は低くなるということはもっと効果を出さないといけないということになるんで、引き続き頑張っていただきたいと思います。
 さらに、電力からのCO2の大幅な削減の内容についてお伺いいたします。
 グラフ2を御覧ください。
 電力の使用に伴う二酸化炭素排出量が、2022年度が3万25トン、2021年度が3万9,320トンと大幅に削減されています。どうしてでしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織君) 電力の使用に伴いまして発生するCO2の排出量については、電力会社の排出係数によって大きく影響を受けるものであります。
 例年、市では大規模施設の電力調達先を入札によりまして決定しておりますが、2021年度と比べまして2022年度に契約をいたしました電力会社の排出係数が非常に小さかったことから、ここで大幅な削減につながっているものでございます。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) いろいろ、そういった排出係数が低いものを買ったということですけれど、引き続きほかのも含めて頑張っていってもらいたいと思います。今度は自己託送も始まりますんで、これも含めてよろしくお願いいたします。
 最後に、施設の燃料からの二酸化炭素の増加傾向についてお伺いいたします。
 グラフ3を御覧ください。
 市の施設で使用する燃料に伴う二酸化炭素排出量が2020年度が7,612トン、2021年度が7,869トン、2022年度が8,038トンと、目標に対しては低い状態ですが、増加傾向になっています。どうしてこうなったんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 増加傾向となっている主な燃料は、都市ガス及びプロパンガスであり、多くは空調、給湯または調理などに使用されております。
 近年の増加傾向におきましては、市内小・中学校の各教室において空調の新規導入が計画的に進み、その際にガス式空調も採用されていることが全体の使用量増加の一因として考えられます。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 理由は分かりましたけれど、やはりこのままでいくとオーバーすると、目標を超える心配をしますので、ぜひともしっかりとした対策をやるように要望しておきます。
 次に、今年の8月に改定された倉敷市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)、以下、クールくらしきアクションプランと言いますが、それから倉敷市全体の温室効果ガスの排出量についてです。
 先日、2021年度の温室効果ガスの排出量の暫定値も公表されました。
 資料2を御覧ください。
 グラフ1は温室効果ガス排出量の倉敷市全体、グラフ2は産業部門です。赤丸は実績、青線は削減目標です。
 グラフ1を御覧ください。倉敷市全体の温室効果ガス排出量は、2021年度が2,993万6,000トン、2020年度が2,663万9,000トンですが、こういった1年で増えた理由についてお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 倉敷市域全体の温室効果ガス排出量につきましては、2021年度は基準年度である2013年度比で13.3%削減、2020年度では22.8%削減となっており、2020年度から2021年度にかけて排出量が増加しております。
 部門別では、産業部門が13.5%の増加となっている一方、家庭部門が9.6%の減少となっております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) それでは、さっき言った産業部門の増加の内容についてお伺いします。
 グラフ2を御覧ください。
 産業部門からの2021年度の排出量が2,370万9,000トン、20年度の2,089万4,000トンと比較して増加しています。その要因は何でしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 産業部門の温室効果ガス排出量のうち、99%以上が製造業からの排出でありますが、主な増加要因としましては、国内外におけるコロナ禍からの需要回復に伴う鉄鋼業などの増産によるものと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) そうですね、そういった、以前は企業の活動が弱まったときに減ったという話もありましたし、今度はそれが元に戻ったということです。
 やはり、先ほどの市全体はこういった産業部門の影響がかなり大きいと、当然80%ですから、しっかりしたそういった対策を引き続き市でもやってもらいたいことを強く要望しておきます。
 この項2点目、太陽光発電に関連してお伺いいたします。
 まずは、導入量の進捗状況についてです。
 資料3を御覧ください。
 太陽光発電の導入量実績と目標についてです。
 グラフ1は10キロワット未満、グラフ2は10キロワット以上です。赤丸は実績、青線は目標です。
 そこで、2021年度の確定値で、10キロワット未満が9万3,717キロワット、10キロワット以上が15万6,741キロワットですが、2014年度からの目標に対する進捗状況についてお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 本市の太陽光発電の導入量につきまして、2021年度時点で10キロワット未満は約9万4,000キロワット、10キロワット以上は約15万7,000キロワットとなっております。
 2014年度以降、10キロワット未満の伸び率はほぼ一定で増加しておりますが、10キロワット以上につきましては、全国的な傾向として、固定買取り価格の低減などを理由に近年伸び率は鈍化しており、本市でも同様の傾向となっております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 10キロワット以上が鈍化しているというふうなお答えでした。グラフ2を御覧ください。
 10キロワット以上の太陽光発電では、年々目標値から下振れしています。これには、今以上の対策が必要ではないかと考えます。市として今後どのような対策を行うか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 10キロワット以上の発電設備は、現状ではほぼ産業用が占めていることから、本市では企業向けに発電設備の導入によるメリットなどの普及啓発を図るとともに、市内中小企業を対象に省エネ設備導入の補助を行っております。
 現在、国においては、太陽光発電のさらなる普及のため、次世代太陽電池の技術開発や将来の電力供給を確保する取引市場の拡大などを進めており、本市といたしましては、こうした動きを注視しながら、引き続き支援に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 今、このデータは2021年度なんで、来年度のデータ、大体2年遅れで出てくるんで、しっかりとした対策を引き続き行ってもらいたいと思います。
 この項最後に、高梁川流域カーボンニュートラル研究会についてです。
 令和4年度から高梁川流域カーボンニュートラル研究会が開催されています。会の目的、取組内容、今後の方向性はどのようにしようと考えているのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 高梁川流域カーボンニュートラル研究会は、高梁川流域での実現可能性、具体的な政策等についての調査、研究や普及啓発を行うことを目的として、高梁川流域の10自治体で連携し、令和4年5月に立ち上げました。
 具体的な取組といたしましては、高梁川流域における温室効果ガス排出量の算定や再生可能エネルギーの導入ポテンシャル調査を行うとともに、普及啓発として高梁川流域自治体にお住まいの方を対象とした断熱改修ワークショップや家庭でできる省エネを学ぶワークショップを開催しております。今後も高梁川流域でのカーボンニュートラル研究を進めてまいります。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) いろいろな情報を公開しながら協働でカーボンニュートラルを目的としていると思うんですけれど、そこらは引き続き頑張ってもらいたいと思います。
 2項目めとして、有機フッ素化合物について3点お伺いします。
 発がん性など人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物、以下、PFAS(ピーファス)と申します、が全国各地で問題になっています。近辺では、吉備中央町の円城浄水場で水道水が基準値を大きく上回った問題が起こっています。
 また、世界保健機関の中にある国際がん研究機関IARCの作業グループは、12月1日、ホームページで、PFASの一種であるPFOA(ピーフォア)、PFOS(ピーフォス)の発がん性評価を発表いたしました。
 IARCでは、発がん性物質を安全に管理し、健康への影響を少なくするために4区分に分類しています。グループ1は、ヒトへの発がん性物質。グループ2Aは、恐らくヒトへの発がん性物質。グループ2Bは、ヒトへの発がん性物質の可能性がある。グループ3は、非発がん性物質です。これまでPFOAはグループ2Bのヒトへの発がん性物質の可能性があるでしたが、11月に行われたIARCの会合で評価した結果、動物実験や暴露を受けた人からの明確な証拠により、グループ1のヒトへの発がん性物質に分類したとしています。PFOSは今回初めて評価され、グループ2Bのヒトへの発がん性物質の可能性があるに分類されました。
 こういった状況の中で、倉敷市の現状を把握することは重要なため、公共用水域、地下水、水道水についてお伺いいたします。
 まず、1点目としては、公共用水域についてです。
 公共用水域の要監視項目としてPFASの一種であるPFOS、PFOAの合計が暫定指針値で1リットル当たり50ナノグラム以下となっています。倉敷市内の公共用水域での測定地点数、既に測定した地点数並びに測定値の範囲はどのようになっているのか、また今後の測定はどのようにしていくのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 本市では、令和3年度から市内の河川5地点及び海域7地点において、有機フッ素化合物のうち要監視項目であるPFOS、PFOAの濃度を測定しております。令和4年度までの測定結果は、河川では1リットル当たり5ナノグラム未満から21ナノグラム、海域では全ての地点で1リットル当たり5ナノグラム未満であり、いずれも国が暫定的に定めている目標値50ナノグラムを下回る結果でした。今後も国の動向を注視しながら、公共用水域での測定を継続してまいります。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 次に、2点目として、地下水についてです。
 地下水のPFOS、PFOAの暫定指針値も、公共用水域と同じで1リットル当たり50ナノグラム以下となっています。倉敷市内の地下水での測定地点数、既に測定した地点数並びに測定値の範囲はどうなっているのか、また今後の測定はどのようにしていくのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 豊田環境リサイクル局長。
◎環境リサイクル局長(豊田浩二君) 本市では、岡山県の定めた地下水の水質測定計画に従い、地下水の測定を実施しておりますが、現在有機フッ素化合物の測定は実施しておりません。今後は、有機フッ素化合物に関する国の動向を注視しながら、計画を策定している岡山県と協議をしてまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) まだ測定してないということでした。これだけいろいろなところで問題になっているので、まずは全ての測定点で検査して、その後は検出値に応じた対応が必要だと思います。県に強く働きかけ、測定することを強く要望いたします。
 最後、3点目、水道水についてです。
 水道水管理目標設定項目として、PFOS、PFOAの和で暫定目標値で1リットル当たり、これも50ナノグラム以下となっています。倉敷市内の水道水の測定地点数、既に測定した地点数並びに測定値の範囲はどのようになっているのか、また今後の測定はどのようにしていくのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 原副市長。
◎副市長(原孝吏君) 水道局では、令和2年4月に厚生労働省が水道水に含まれるPFOS、PFOAの暫定目標値を1リットル当たり50ナノグラムと設定したことを踏まえまして、令和3年度から市内7か所の給水栓で検査を開始しております。
 令和4年度までの検査結果は、5ナノグラム未満が5か所、7ナノグラム以下が1か所、28から48ナノグラムが1か所となっております。なお、過去1年間は全ての地点で32ナノグラム以下で推移しております。
 今後も国の動向を注視しつつ、年2回の検査回数を来年度からは年4回とし、監視体制を強化してまいります。引き続き、皆様に安心して水道水を御利用いただけるよう、水質管理に努めてまいります。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 2023年3月14日、アメリカの環境保護庁、EPAと申しますが、新たな規制値案をPFOSとPFOAそれぞれ1リットル当たり4ナノグラムに設定する予定との報道がありました。
 先ほど公共用水域でも21ナノグラムというところがあると聞きましたし、今水道水で28から48ナノグラムが1か所あるというふうにお聞きしました。今後、今の50ナノグラムがもっと低くなる可能性はあると思います。そこでやっぱりしっかりとした、そういった高いところは今後さらに値が下がるような対応をすることを強く求めておきます。
 3項目めとして、水島コンビナート地区事故防止について3点お伺いいたします。
 1点目は、8月23日、ENEOS、B工場火災のその後についてです。
 工場火災が起こって4か月がたとうとしています。原因究明はされたのでしょうか。今後の見通しについてお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 加藤消防局長。
◎消防局長(加藤司君) 現在、管轄の水島消防署と事業所で原因調査を進めていますが、出火原因の特定には至っていません。
 調査の経過につきましては、焼損範囲が広範囲であるため、ドローンを活用しての確認や出火箇所の特定などを行っているところです。
 また、機器の点検や分解等を行いながら、あらゆる可能性について詳細な調査を行い、出火原因を特定いたします。
 今後原因を究明した後、関係行政機関が集まり、報告会において事故防止対策について指導してまいります。
 報告会終了後、復旧工事に入りますが、再稼働には半年程度かかると聞いております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) しっかりとした原因究明とその後の指導をよろしくお願いいたします。
 2点目として、8月30日の水島コンビナート地区事故防止対策会議についてです。
 まずは、水島コンビナート地区事故防止対策会議で報告のあった事故発生状況についてです。9月20日の建設消防委員会では、事故発生状況の報告はありませんでした。対策会議での報告内容についてどうだったのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 加藤消防局長。
◎消防局長(加藤司君) 8月30日に岡山県の主催で水島コンビナート地区事故防止対策会議が開催されました。この会議で、岡山県から8月30日までに発生した15件の事故の状況について説明がありました。
 事故の要因の内訳は、物的要因によるものとして、腐食疲労等劣化が5件、施工不良が4件で合計9件、また誤操作による人的要因が2件、調査中が4件となっております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 次に、関係行政機関からの事故防止指導についてです。
 この内容は9月20日の建設消防委員会での報告はありましたが、詳細な指導内容の説明をお願いいたします。
○議長(中島光浩君) 加藤消防局長。
◎消防局長(加藤司君) この会議には、倉敷市消防局のほか、中国四国産業保安監督部、岡山労働局、水島海上保安部などの関係行政機関が参加しており、各機関から事故防止についての指導が行われました。
 具体的には、事故原因として増加傾向にある施工不良やヒューマンエラーの防止対策として、作業手順の見直しや従業員教育の充実、また異常な現象を早期に発見するためパトロールの強化とその確実な実施などとなっております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 最後に、その会議で行われた講評についてです。
 岡山県石油コンビナート等防災本部の専門員で、岡山大学名誉教授の鈴木 和彦氏が講評されています。9月20日の建設消防委員会でも報告されていますが、もっと詳細な講評の説明をお願いいたします。
○議長(中島光浩君) 加藤消防局長。
◎消防局長(加藤司君) この会議では、岡山県石油コンビナート等防災本部の専門員から講評がありました。
 専門員からは、全国的にルール違反、それに伴う操作ミス、作業ミスが増えている状況の説明があり、その要因の一つとして、現場の安全に対する意識、緊張感が薄れているとの指摘がありました。その対策として、組織全体で安全に対して妥協しない厳しい姿勢を現場に示し、ルール違反については徹底して要因を分析し、二度と事故を起こさないという強い姿勢を示すことが必要であるとの講評がありました。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) かなり厳しい内容の講評だったと思います。
 先ほど答弁の中にもありましたけれど、15件中、物的要因9件、そのうち施工不良が4件でした。これは防げるものだということで、事故防止指導でも、施工不良も多い現状を強く意識して対策を見直すことと述べられています。今後、指導に対する実効性を担保するために、特に施工不良を含めた物的要因の事故を防ぐため、倉敷市としてどのような対応を行っていくのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 加藤消防局長。
◎消防局長(加藤司君) 消防局では、事故を起こした事業所に対して、原因究明及び再発防止対策等を指導するとともに、大学教授など有識者で構成されている倉敷市コンビナート防災審議会委員に安全対策などの助言を求めて、事故を再発させないための指導をしています。
 また、コンビナート事業所27社で構成されている水島コンビナート地区保安防災協議会の会議を開催し、事故防止対策の指導を徹底するとともに、事故原因の共有化を図り、類似事故の防止に努めています。
 引き続き、消防局ではコンビナート事故を未然に防ぐための立入検査や事故後の対策の確認などにより適正な指導を行うとともに、岡山県や市の関係部局と協力し、事故防止対策を推進してまいります。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 10月26日に、私は県議団と一緒に政府交渉に行ってまいりました。その中で、このコンビナート防災について総務省消防庁と経済産業省の人と交渉を行ってまいりました。その中で我々はやっぱり、行政による厳しい点検、調査、監視が必要と考えているのでどうかと言いました。ぜひ政府でもこういった大きいところはしっかりとやってもらいたいというふうな要望をしてまいりました。これを皆さんへの情報としてお知らせしておきます。
 4点目として、水島のまちづくりに関連して3点お伺いいたします。
 まずは、各施設の機能についてお伺いします。
 先日も我が会派の田口議員との倉敷市立中央図書館の蔵書についての論議がありましたけれど、令和2年度は54万冊あったものが、今度の計画では48万冊になるということでした。これは図書館機能の低下じゃないかと思いまして、今度できる水島図書館の蔵書はどうかと思い、図書館要覧で調べてみました。すると、令和2年度と4年度を比較しましたところ、図書は15万6,948冊から15万437冊と4.1%の減、CD、ビデオなどの視聴覚は2,344点から2,005点と14.5%減という状況でした。これでは、次の新しいところの開館時には、機能低下が危惧されます。
 また、他の水島公民館、水島児童館も延べ床面積が約10%減少されますので、機能の低下が危惧されます。
 そこで、各施設の機能についてどのようにお考えか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 杉岡企画財政局参与。
◎企画財政局参与(杉岡知裕君) 現在、水島地区公共施設再編整備事業として、水島公民館、水島児童館、水島図書館の複合化に向け、各施設などの現状や課題、整備場所、今後のスケジュールなどをお示しする基本構想の策定に向けて検討を進めております。
 新たな複合施設における各施設の基本的な機能につきましては、現状を維持する予定でございますが、規模等につきましては、基本構想策定後に予定しております基本計画を策定する中で検討をさらに行ってまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 次に、住民の意見に耳を傾けた施設整備と、先ほどいろんな意見を聞くと言いましたが、延べ床面積が減ることで、それに合わせた機能低下は認めるわけにはいきません。まずは十分、住民の意見に耳を傾け、機能が充実した施設整備をすることが必要だと考えますが、市の見解をお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 杉岡企画財政局参与。
◎企画財政局参与(杉岡知裕君) 新たな複合施設の整備に当たりましては、今年度中の基本構想策定に向け、現在市での検討状況などについて市民の皆様に対する説明会を開催し、その後広く御意見をお伺いするパブリックコメントを実施してまいりたいと考えております。
 今後も、施設利用者や関係団体の皆様など、市民の皆様の御意見をお伺いしながら検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) しっかり皆さんの意見を聞き、その中からいいものは取り入れながら、しっかりとした機能を維持してほしいと思います。
 2点目として、八間川の利活用についてです。
 尾崎議員、時尾議員、松成議員の質問、要望にもありましたが、水島のまちづくりの一環で八間川の利活用があるのではと考えています。倉敷市都市計画マスタープランの水島地域の公園・緑地等の整備及び環境・景観形成の方針図には、八間川の水辺空間の整備、緑地環境の充実とうたわれています。
 国土交通省のグリーンインフラなどを利用した整備もできるのではないかと考えています。ぜひとも八間川の利活用を要望いたします。
 3点目として、交通まちづくりについてです。
 公共施設へのアクセスのよい交通網についてお伺いいたします。
 今回複合施設への移動手段は、マイカーの利用を重視していると思います。年々免許を返納している人が増え、地域を回っていると、連島から水島に行くにはタクシーしかないなどの声をよく聞きます。公共施設へのアクセスのよい公共交通を整備する必要があるのではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 水島地区において、現在、複合施設の整備を検討している場所は、水島臨海鉄道の駅及び路線バスの停留所に近接しております。新たな複合施設及びその周辺を訪れる際には、連島地区、福田地区及び呼松地区の方は直通の路線バスもしくは乗り継ぎにより、広江地区及び鶴新田地区の方はコミュニティータクシーによりアクセスが可能となっております。このため、公共交通の利用者に分かりやすく運行情報を提供するなど、利用促進を図ってまいりたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) ちょっと再質問といいましょうか、杉並区においては、基本的には再編しないようにしたいが、どうしても再編とかしないといけない場合は、住民説明会でとことん話し合い、改善できることは改善しているとのことです。交通まちづくりに関しても、例えば再編の結果、交通量の多い道路を渡らなければいけない方が増え、利用者の足が離れるという意見が出たときに、時速20キロメートル未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス、グリーンスローモビリティーの導入の可能性があるのではないかと区職員から声が上がったそうです。こういった住民目線の公共交通を考えるのが自治体の使命だと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(中島光浩君) 亀山建設局長。
◎建設局長(亀山貴之君) 先ほどお尋ねになられた公共交通の次世代のモデルでございますが、これについては国のほうが実証実験等を行っております。そういうところを注視しながら、市としても、基盤整備及びそういうものを取り入れるためには地域公共交通会議等の御意見を伺いながら考えていきたいと考えております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 本当にほかの大きな町へ行ったら、金沢市においても、そういった公共交通を利用したぐるっと回る路線とか、いろいろ皆さん考えていらっしゃいます。
 それと、できるだけ車を使わない、公共交通を使ってやっていくというのはやっぱりまちづくりにも必要だと思います。ぜひともそういった新たな路線、例えば安くて、たくさん便数があるというふうなことを考えていただければと思います。
 最後、5項目めとして、戦争遺跡について2点お伺いいたします。
 まず1点目として、立て看板設置などの整備状況についてです。
 今年の2月定例会で伊東市長は、戦争遺跡に関して、悲惨な戦争の教訓を今に伝える貴重な戦争遺跡と認識しておりまして、戦争遺跡のマップの配布、立て看板等の設置などを通じて遺跡の周知を図っているところですと答弁いたしました。
 そこで、現在の立て看板設置などの整備状況についてお伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 尾崎総務局長。
◎総務局長(尾崎英樹君) 本市では、戦争の記憶を風化させないことを目的に、平成21年度に市内の戦争遺跡について記録した倉敷の戦争遺跡マップを作成し、ホームページでも公表しています。
 戦争遺跡につきましては、個人所有地内にあるものや、崩落など危険な状態のものも多くありますので、全てが見学を前提としたものではございませんが、各戦争遺跡の状況を調査した上で、現在確認できている遺跡11か所のうち、設置可能と判断いたしました4か所について遺跡に関する説明文を記載した立て看板を設置しております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) それでは、そういった立て看板などの管理についてお伺いします。
 先日、水島平和委員会の方々が水島地域にある戦争遺跡マップに記載されている戦争遺跡を幾つか見て回ったそうです。そのときの感想は、戦争遺跡マップに示されたところに行き当たれない、設置された看板が壊されているなど、たなざらしの状態のところが多く、せっかくの戦争遺跡マップが台なしでしたという御意見でした。
 そのとき撮影した写真をお借りしました。資料4を御覧ください。
 写真1は、五軒屋「松」半地下工場の給水塔の看板です。マップには給水塔の写真がありますが、たどり着けなかったということでした。写真2は、五軒屋「松」半地下工場跡です。民有地にありますが、所有者の方に案内してもらったそうです。写真3は、連島第三砲台跡だと思いますということでした。
 戦争遺跡があるところは、先ほど言いましたように民有地であったりしますが、看板などの設置、管理は今後どのようにされるのか、お伺いいたします。
○議長(中島光浩君) 尾崎総務局長。
◎総務局長(尾崎英樹君) 看板を設置しております4か所の戦争遺跡につきましては、土地が個人所有でありますので、看板周辺の草刈りなどの対応につきましては、土地所有者等と調整してまいりたいと考えております。
 なお、写真でお示ししていただいております1か所の見えにくい状況の看板がございますが、その他の3か所につきましては適正に管理されており、看板についてはきちんと見える状況であることを確認しております。
○議長(中島光浩君) 三宅 誠志議員。
◆8番(三宅誠志君) 引き続き、しっかりとした看板の設置や管理をお願いいたします。
 岸田政権による戦争する国づくりが進められています。自衛隊がアメリカ軍と共に他国に先制攻撃し、行き着く先は日本全土の戦場化です。平和都市宣言の精神を生かした戦争遺跡の保存、管理を含めた平和行政の推進を行いながら、倉敷から戦争の準備ではなく、平和の準備をと訴えることを要望いたしまして、私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
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