録画中継

令和7年第6回倉敷市議会(第4回定例会)
12月8日(月) 本会議 質問
新風くらしき
武則 史園 議員
1 ニュースポーツの普及について
2 地域の防災士の活用と大規模火災について
3 倉敷市の観光政策について
◆3番(武則史園 君) (拍手) 皆さんこんにちは。新風くらしきの武則 史園でございます。
 質問通告に従い、一問一答の方式により質問をさせていただきます。
 iPadでいこうと思ったんですけれど、ちょっと紙媒体を持ってきてないので、ちょっともう一度。取りに行ってもよろしいでしょうか。すみません。
 iPadが全く起動しないんで申し訳ございません。
○議長(荒木竜二 君) ここで休憩いたします。再開は午後1時からの予定です。

            午前11時52分  休 憩

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            午後 1時     開 議

○副議長(藤井昭佐 君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 3番 武則 史園議員、質問項目1番から質問を再開してください。
◆3番(武則史園 君) それでは、ニュースポーツの普及について、2点お伺いいたします。
 まず、スポーツ推進委員によるニュースポーツの普及活動について伺います。
 私は、今年7月からスポーツ推進委員として市内のグラウンド、公民館、学校体育館、地域イベントなど、数多くの現場に足を運んでまいりました。そこで強く感じたのは、ニュースポーツは誰でも参加でき、人と人をつなぎ、地域を元気にする力を持っているということです。
 実際、倉敷市民スポーツフェスティバルでは、運動が苦手な子供、発達特性のあるお子様、高齢者の方々が同じ場で楽しんでいました。スポーツが本来持つ、全ての人を受け入れる力を、私はあの場で感じました。
 そして今、障がい者スポーツ、パラスポーツの世界では、倉敷市の職員であり、昨年のパリパラリンピックに出場されたパラアーチェリーの日本代表大江選手が大きな活躍を見せています。さらに、私自身の教え子であるデフサッカー日本代表女子の小森 彩耶選手は、先日行われた東京デフリンピックで日本女子代表として銀メダルを獲得しました。耳が聞こえない壁を乗り越え、世界と戦うその姿は、倉敷の子供たちにとって大きな希望であり、環境があれば人はここまで伸びるという確かなあかしです。
 このようにニュースポーツや障がい者スポーツ、パラスポーツは、誰も排除しないスポーツ文化倉敷をつくる大きな柱になります。しかし、現状の市の取組は、単発のイベントが多い、学校や地域との連携が弱い、推進委員の負担が増えているといった課題があります。
 そこでお伺いいたします。
 市が現在行っているスポーツ推進委員による実技指導や普及活動の具体的な取組をお示しください。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 武則 史園議員さんの御質問にお答えいたします。
 本市では、誰でも、いつでも、どこでも気軽に楽しむことができるニュースポーツを推奨しており、倉敷市民スポーツフェスティバルや地域健康スポーツ教室などで、倉敷市スポーツ振興協会やスポーツ推進委員と連携し、最近人気のモルックやボッチャをはじめ、囲碁ボール、キンボール、バウンドテニス、ストラックアウトなどの約30種目のニュースポーツの普及に努めているところです。
 また、各地域でニュースポーツに取り組むサロン交流会などへスポーツ推進委員を指導員として派遣するとともに、用具を無料で貸し出すことにより、市民の皆様がニュースポーツを身近で触れていただける機会を提供しております。
 引き続き、子供から高齢者までのあらゆる世代が障がいの有無にかかわらず、気楽に楽しく参加することができるニュースポーツを普及することで、市民の皆様の健康増進や地域の交流促進に取り組んでまいります。
○副議長(藤井昭佐 君) 武則 史園議員。
◆3番(武則史園 君) スポーツ推進委員として倉敷のスポーツフェスティバルにも参加させていただいて、本当に現場の声を聞くことがたくさんありますので、ニュースポーツのほうを皆さんの力でもっともっと広げていただきたいと思っております。
 では、この項の2点目、地域のスポーツ推進体制についてお伺いします。
 続いて、地域のスポーツの推進体制についてお伺いいたします。
 ニュースポーツを含めた地域スポーツを本当に推進させるためには、スポーツ推進委員だけに依存した現在の体制では限界があります。現場では、推進委員の高齢化、人員不足、研修機会の不足、救護体制の不安などが積み重なっています。
 ある学校では、推進委員さんがいなければ運動会が回らないと先生がお話しくださいました。
 一方で、倉敷市には、倉敷芸術科学大学、くらしき作陽大学、川崎医療福祉大学、川崎医大といったスポーツ科学、医療福祉の専門機関がそろっています。この資源を生かせば、指導者育成、人材バンク、学生サポーター制度、救護支援など、他市にはない倉敷モデルをつくることができます。推進委員だけでは担い切れない部分を市全体で支え合う必要があると思っています。
 そこで伺います。
 ニュースポーツを含めた地域のスポーツを推進するために、スポーツ推進委員だけではなく、市内大学などと連携した体制づくりが必要ではないか、倉敷市としての考えをお伺いします。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市では現在、倉敷市スポーツ振興協会やスポーツ推進委員、地域のスポーツ団体、市内の大学などと連携を図り、市民の皆様の多様な興味や関心、ニーズに応えながら、より多くの方々がニュースポーツを含めた地域スポーツの楽しさを体感することができるよう努めております。
 特に、豊富な知識や人材、施設を併せ持つ大学との連携強化は、市民の皆様のスポーツ活動機会の拡大、充実を図るためにも重要であると考え、高梁川流域圏内の大学と連携し、高梁川流域健康スポーツ推進事業を開催しており、引き続きこうした大学などとの連携の強化を図ってまいりたいと考えております。
○副議長(藤井昭佐 君) 武則 史園議員。
◆3番(武則史園 君) 私は日々現場の最前線に立っているからこそ、子供たちの一瞬一瞬の表情の変化、保護者の皆さんが胸の奥に抱える不安であったり、そして指導者が言葉にし切れない葛藤や悩みを肌で感じてまいりました。スポーツの現場にはうそがありません。その子が何に悩み、何につまずき、何に光を見いだしているのか、そこには生の声とリアルな課題があり、私はそれを誰よりも強く受け止めてきたつもりです。
 そして、倉敷市には誇るべき資源があります。倉敷市スポーツ振興協会、スポーツ推進委員の皆様、市内に集積する大学という教育資源、世界的に評価を受ける医療機関、さらには地域の企業、団体の力があります。これだけの資源がこれほど一つの市にそろうことは、全国でも極めてまれでございます。まさに、スポーツで人を支える土壌が倉敷にはあります。
 私は確信しています。スポーツは単なる競技ではありません。スポーツは、人を強くし、人をつなぎ、福祉を補完し、健康を支え、そして教育と未来をつくる力を持っています。だからこそ、倉敷市がスポーツを軸に、福祉、健康、教育を一本の線で結び、子供から高齢者まで、あらゆる世代を支えるまちへと確かなステップを踏み出していくべきだと考えています。
 私はスポーツ推進委員として、地域の皆様の声を必ずこの現場から議場へ届けて、倉敷の未来につなげてまいりたいと思っています。
 このスポーツの項の質問は、以上にさせていただきます。
 次に、地域の防災士の活用と大規模火災について2点お伺いさせていただきます。
 私は6月議会において、防災士の活用をテーマとして取り上げました。その後、市内の小学校では、地域と学校が連携した避難訓練が実施され、児童が真剣に防災に向き合う姿が多く見られました。地域の皆様の防災意識も、以前より確実に高まっていると感じています。
 また、倉敷市には新たな防災拠点となる防災棟の整備、避難場所の環境改善、また防災公園の設備整備など、一定の前進があるものと現場で確認してまいりました。
 こうした取組は高く評価しております。しかし、その一方で、私は現場を歩く中で強い危機感を覚える場面にも数多く出会いました。
 もしも南海トラフ地震が発生すれば、倉敷市だけの問題ではなく、広域に膨大な被害が及ぶことが想定されています。そのとき、地域の力が生死を分けることは間違いありません。特に、地域防災の最前線に立つのは防災士であり、自主防災組織であるという現実を私は強く意識しています。倉敷市には現在500名を超える防災士が育成されています。これは、市として誇れる財産であり、全国的に見ても先進的であります。しかし、実際に現場で聞こえている声は、防災士がどのように活動すればよいのか分からない、研修が少なく、最新の知識を得る機会が限られている、地域によって活動量に大きな差があるなど、課題が多くあるのも現実です。
 とりわけ自主防災組織が避難所運営や支援の中心となる災害時には、防災士の知識や判断力が重要な役割を果たします。避難行動要支援者への個別避難計画の作成、地域の避難ルートの点検、平時の備蓄計画、初期消火や救助、地域の実際の訓練には防災士抜きでは進みません。地域防災力を向上させるためには、防災士の資質向上と実働化が不可欠であり、倉敷市でもさらなるスキルアップが求められると感じています。
 そこでお伺いします。
 倉敷市は、これまで育成してきた防災士を地域の防災力の向上にどのように具体的に生かされていくのか、また避難所運営、個別避難計画、地域訓練、災害時の支援体制など、実働性を高めるために育成とサポートの仕組みをどのように強化していくのか、市のお考えをお聞かせください。
○副議長(藤井昭佐 君) 大本総務局参与。
◎総務局参与(大本進 君) 本市で防災士の資格を取得した方については、自主防災組織の結成支援や地域での防災訓練への参加や計画に加わることなどを行っていただいております。今後も、地域における防災力の向上に努めていただきたいと考えております。
 そのため、本年度は、防災士にとって必要な知識や地域での防災活動の取組方法について具体的事例を交えて学んでいただくよう、研修を4回実施することとしております。
 また、くらしき防災フェアにおいて子供向けブースの運営や出前講座において講師を受け持っていただくなど、活動の場を設けるとともに、スキルアップを図っているところでございます。
○副議長(藤井昭佐 君) 武則 史園議員。
◆3番(武則史園 君) 防災士の活動が、自分の町を自分で守ろうという努力をされている姿を何度も見てきました。倉敷には災害に負けない強い組織力があるということです。防災士の存在は本当に大きいと思っていますので、その力をもう一段階、倉敷市のほうで伴走していただいて、引き上げていただくための施策のほうをより一層強化していただきたいと思っております。
 この項の2点目ですが、大分市の佐賀関の火災についてお伺いしようと思っていましたが、同じような質問が午前中に近藤議員のほうからありましたので、要望に代えさせていただこうと思います。
 大分県のほう、大規模火災がありましたが、消防のほうでより一層、12月出火が多くございますので、消防のほうでいろいろ皆さんのほうに周知徹底、火災の予防を含めてしていただきたいと思っています。これも要望に代えさせていただきます。
 それでは、最後の第3点、倉敷の観光ビジョンについて2点お伺いいたします。
 倉敷市の観光政策について。
 私は日々、児島、玉島、水島、真備などの倉敷市内を歩き、地域の皆様の声を直接伺いながら活動しております。その中で強く感じることは、倉敷の観光は美観地区だけではないということです。美観地区の集客力は確かに圧倒的ですが、他の地域にも磨けば光る観光資源が多く眠っています。市全体での観光戦略を描く必要性を強く感じています。
 その上で、観光の方向性について2点。
 私は、これまで美観地区の価値を尊重しつつも、倉敷市全体の観光ポテンシャルに注目してまいりました。6月の議会でも話しましたが、児島には瀬戸大橋とジーンズ文化、玉島には港町としての歴史とレトロな町並み、水島には工場夜景と産業観光、真備には竹林文化と復興の歩み、船穂には桃やブドウの果樹文化があります。これらの地域は、美観地区に次ぐ第2、第3の柱として十分に育つ可能性を持っています。しかし、現状では地域ごとの観光資源が市全体の観光戦略の中でどう位置づけられているのか見えにくいと感じています。倉敷市が観光都市として継続的に成長するためにも、美観地区だけではなく、市全体を観光資源として捉える視点が不可欠です。その思いから、次の質問をいたします。
 美観地区以外の観光地について。
 美観地区については、高い知名度、集客力があり、市の観光地の主軸となっています。一方で、児島、玉島、水島など各地域についても高いポテンシャルを秘めていると考えますが、他のエリアが軸となるような観光戦略のビジョンについて市の見解をお伺いします。
○副議長(藤井昭佐 君) 別府文化産業局長。
◎文化産業局長(別府正樹 君) 本市といたしましては、市内各地域や地区が持つ魅力を生かした観光振興をさらに進めていくことで、本市全体の観光の魅力を高め、持続可能な観光地域づくりを実現できるものと考えております。
 現在、本市では来年度からの5年間の観光振興の指針となる倉敷市観光ビジョンの策定を観光事業者や地元商工団体などと進めており、その中で美観地区を中心とする倉敷地域をはじめ、児島、玉島、水島、庄、茶屋町、船穂、真備の各地域・地区の特色と観光振興における課題を整理した上で、今後の観光戦略を明確にすることとしております。
○副議長(藤井昭佐 君) 武則 史園議員。
◆3番(武則史園 君) 6月の議会でも観光戦略のことを聞かせていただきました。もっともっと観光のほうに力を入れていただきたいと思っております。
 この項の2点目に、最後の質問をさせていただきます。
 本年、倉敷市で初めて工場夜景サミットが開催され、水島コンビナートの夜景が全国に発信されました。現地で夜景を見たとき、私はその魅力と美しさに圧倒され、倉敷の夜の魅力はまだまだ伸びると確信いたしました。しかし、これまで倉敷市としてナイトタイムエコノミーに積極的に取り組んできたとは必ずしも言えません。全国には、広島の企業協賛イルミネーション、八戸や鹿児島の屋台村、横浜のナイトクルーズなど、夜をテーマに新しい消費や観光動線を生み出している都市がたくさんあります。
 倉敷の水島にも、工場夜景、商店街、港湾、歩道空間など夜間観光の素材が豊富にそろっています。重要なのは、工場夜景サミットを1日だけのイベントで終わらせるのか、倉敷の新たな観光軸として育てるのか、市の姿勢をお聞きしたいと思っております。
 その観点から次の質問を行います。
 夜型観光の施策について。
 今回、工場夜景サミットは成功し、水島コンビナートを工場夜景のまちとしてブランディングするなど、市の夜型観光に力を入れていくよい機会だと捉えています。市がこれまで取り組んできた夜型観光の施策と今後の展望についてお伺いします。
○副議長(藤井昭佐 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 倉敷市の夜型観光、観光のところで夜の景観などを活用するというのは、これまでも、例えば倉敷春宵あかり、またくらしききらめきのみち、ハートランド倉敷の夜の開催、そして工場夜景クルーズ、臨鉄の夜旅などを実施をしてきてるところでございまして、市といたしましては、今回の工場夜景サミットということにつきましても、非常に大事なことだというふうに思っておりまして、全国のこの工場夜景関係都市の方々の取組の発表などもありまして、参考になるところもありましたし、またうちのほうが、もちろんいい、特にコンビナート夜景ですね、企業の皆さんからも大変御協力をいただきまして成功したというふうに思っております。
 ですので、これまでの夜間景観照明に加えまして、いろいろな夜景の観賞拡大の機会を設けるなど、そのためには眺望確保のためのいろいろ樹木の伐採とか、それから地域の住民の皆様の御協力など、様々あるわけですけれども、そういうことなどもしっかり調整しながら、今後もこの倉敷の夜景のよさというところも観光の大きな一つとして力を入れていきたいと思っております。
○副議長(藤井昭佐 君) 武則 史園議員。
◆3番(武則史園 君) 工場夜景サミット、私も最後まで参加させていただきまして、本当にすばらしいイベントが開催されたと思っております。14のいろいろな工場の市が来ていただいて、いろんな施策を、市でいろんなことをやってるということが体験的に内容的に分かったところでございます。倉敷市においてもより一層、もっともっといろんなことを政策に生かしていただきたいと思っております。
 この項の最後の質問を終わらせていただきます。
 倉敷市には、スポーツ、防災、観光という3つの柱、他都市にはない大きな可能性があります。私は現場に立ち、市民の声を聞き続けているからこそ、倉敷市はもっとよくなる、伸びる力を持っていると強く確信いたしています。
 スポーツでは、環境が整えば子供たちは必ず伸びるということ、防災では、地域の力こそが命を守る最後のとりでであるということ、観光では、美観地区だけではなく、市内全域が新たな価値を生み出せることを、私は現場で見てまいりました。これらの3つの分野を横断し、市民の力と地域の支援をつなげることで、倉敷は育ち、守り、輝くまちへと必ず進化できます。私は、これからも現場の声を議場に届け、倉敷の未来を切り開くために皆様の声を市政に上げてまいりたいと思います。
 本日はこれにて質問を終わらせていただきます。(拍手)
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