録画中継

令和3年第6回倉敷市議会(第4回定例会)
12月6日(月) 本会議 質問
青空市民クラブ
小郷 ひな子 議員
1 市立の小中学校のICT環境について
2 不登校支援について
3 手話言語条例について
4 歩行者の安全確保について
5 投票所について
6 星野仙一記念館の展示品について
○議長(中西公仁 君) 皆さんおはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
 ただいまの御出席は39名、会議は成立いたしました。
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△〔質問〕
○議長(中西公仁 君) それでは、本日から質問に入ります。
 本日は質問順位1番 小郷 ひな子議員から7番 大橋 健良議員までの7名、2日目は8番 矢野 周子議員から14番 原田 龍五議員までの7名、3日目は15番 井出 妙子議員から21番 平井 俊光議員までの7名、4日目は22番 三宅 誠志議員から25番 時尾 博幸議員までの4名をそれぞれ予定しておりますので、御協力をお願いいたします。
 では、順次発言を許します。
 初めに、8番 小郷 ひな子議員。
            (8番  小郷 ひな子君  質問者席登壇)
◆8番(小郷ひな子 君) (拍手) 皆さんおはようございます。青空市民クラブの小郷 ひな子です。
 通告に従いまして、一問一答の方式にて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず1項目め、市立の小中学校のICT環境についてお伺いします。
 今回、11月補正予算(案)で、オンライン学習環境整備経費2,548万円が計上されています。この経費はモバイルルーターを追加購入するための経費で、アンケートを基に、自宅にWi-Fi環境がない児童、生徒や、自主休校や不登校の児童、生徒にも対応されていて、倉敷市では、今後、一斉休校となった場合にもオンライン学習に必要なだけの十分なモバイルルーターの整備が、今回の補正予算でできるとお聞きしています。
 そこで1点目、パソコンの持ち帰りについてお伺いします。
 本年7月に文部科学省が行った端末利活用状況等の実態調査(令和3年7月末時点)によると、平常時の端末の持ち帰り学習を実施している学校は25.3%、準備中の学校が51.0%となっています。デジタルを手段として、加速度的に変化する社会の創り手となる子供たちの可能性を解き放ち、多様な子供たち一人一人のニーズに合った教育を提供することが、教育のデジタル化の目的の中に記されています。
 学校から持ち帰れないとアンケートに回答した子供の意見に対して、災害やコロナのときでも学べるようにするためにも、配られたタブレットやパソコンを持ち帰り、お家での学習でも活用することは有効。持ち帰りを安全、安心に行える環境づくりに取り組みたいと、国としての見解を示しています。
 また、文部科学省が行った不登校の調査結果について、新型コロナウイルス感染症によって学校や家庭における生活や環境が大きく変化し、子供たちの行動等にも大きな影響を与えていることがうかがえる。いじめや暴力行為が減少したとはいえ、様々な行動の制限は、子供たちが得られるはずだった学びの機会や経験が減少した可能性を含んでおり、必ずしも肯定的に捉えることはできない。人と人との距離が広がる中、不安や悩みを相談できない子供たちがいる可能性があること、子供たちの不安や悩みが従来とは異なる形で現れたり、一人で抱え込んだりする可能性があることにも考慮する必要がある。子供たちのSOSを受け止め、組織的対応を行い、外部の関係機関等につなげて対処していくことが重要。生活環境の変化により生活リズムが乱れやすい状況や、学校生活において様々な制限がある中で交友関係を築くことなど、登校する意欲が湧きにくい状況にあったとしています。
 文部科学省の見解から見ると、不登校の児童、生徒全てにおいて、不登校になった原因がコロナと無関係であるとは一概に言えないのではないかと思います。昨年は、一斉休校などで学校に行けなかったことで友達に関わることが減少し、トラブルやいじめに発展しなかった。逆に生活環境が乱れ、学校に行く意欲が失われ、不登校になる要因ができ、不登校の児童、生徒が増加したのではないかと感じています。
 多様な子供たち一人一人のニーズに合った教育を提供する。タブレットやパソコンは、検索などの調べ学習に有効に活用できるもの。問題の発生を恐れて必要以上に制限をかけるということではなく、むしろ使いながら困ることがあれば解決していくことが重要と、国の見解から見ても、パソコンの持ち帰りの必要性は高いと考えます。
 学校は本来ならば、学校に通って勉学に励むのが本当の在り方なのは十分理解できます。しかしながら、誰もが予測することもできなかった新型コロナウイルスの影響で、世の中は大きく変わりました。
 GIGAスクール構想の当初の目的は、学校の授業において効率的に使用することだったのかもしれませんが、学校の授業に、以前のように安心して通える環境にはなっていないのです。今置かれた環境の中で、子供たちがどのようにすれば勉学に励むことができるのか、学びを止めないために何ができるのか、最大限に利用できるものを利用しながら進めていかなければならないと思います。
 まずは、今現在、コロナの濃厚接触者となった場合、自身が陽性になった場合にしか、パソコンの持ち帰りが認められていない。パソコンの持ち帰りについて早急に認めていただき、学校の内外において、児童、生徒が必要に応じて自由に使えるようにしていただきたい。また、不登校や自主休校の児童、生徒も含め、学習意欲のある全ての児童、生徒に対して、学びを止めないためにもパソコンの持ち帰りを認め、学習のために有効に活用すべきだと思いますが、見解をお聞かせください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) おはようございます。小郷 ひな子議員さんの御質問にお答えいたします。
 不登校や自主休校の児童、生徒がパソコンを持ち帰った場合、故障や紛失への対応、不適切な使用によるトラブル、通信環境がない家庭への対応などの課題も想定されております。
 倉敷市教育委員会では、このような課題を踏まえまして、現在、モデル校においてパソコンの持ち帰りの実証実験を行っており、持ち帰りをした際の成果や課題について検証を行っているところですので、よろしくお願いいたします。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 再質問させていただきます。
 パソコンの持ち帰りに向けて協議されているということで、9月に議会質問させていただいてから前に進めていただき、うれしく思います。
 パソコンの持ち帰りの開始時期について具体的にお聞かせください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) パソコンの持ち帰りにつきましては、現在、モデル校での実証実験で得られました成果と課題を基に環境づくりを検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 岡山県内においても、既にパソコンを持ち帰り日常的に使用している県立、私立の学校もあります。できるだけ早い時期で、パソコンを持ち帰ることができるよう、また、自主休校や不登校の児童、生徒に対しても、同時期にパソコンの持ち出しの対象としていただけるよう、強く要望させていただきます。
 2点目、教員のパソコンの整備についてお伺いします。
 教員は、児童、生徒と同じパソコンが整備されていないので、学習指導用のパソコンを利用しているとお聞きしています。円滑な授業を進めるためにも、教員に児童、生徒と同じパソコンを設置してはどうかと考えます。見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 教員用のパソコンにつきましては、GIGAスクール構想以前より、普通教室及び特別教室に指導用パソコンを整備しているところでございます。
 この指導用パソコンにつきましては、児童、生徒1人1台パソコンと同様の機能に加えまして、教室の大型ディスプレー装置への投影など、授業を行う上で必要となる機能を有しております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 同じパソコンが教員には整備されていないため、児童、生徒から操作方法やその他質問があった場合、パソコンによってボタンの位置などが違ったりすることがあり、回答や説明に戸惑うことがないとは言えないと現場の教員の方からお聞きしています。現場の教員の方が、授業が少しでもしやすい環境に整備していただけるよう要望させていただきます。
 3点目、故障時のパソコンの対応についてお伺いします。
 市立の小・中学校に整備された約4万台の1人1台パソコンですが、1年目、つまり今年度しか保証がないとお聞きしています。来年度、保証が切れたらパソコンの使用がどうなるのか、2年目以降の保証について大変気になっているところであります。現段階でどのような保証内容となっているのか、現状をお聞かせください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) パソコンの故障対応につきましては、令和3年4月から9月の修理実績は197件でございました。そのうち171件は、電源が入らないなど自然故障によるもので、導入後1年以内のため、メーカー保証で修理対応を行っております。残りの26件につきましては、保証対象外となる落下による液晶破損やカバー破損など過失によるもので、これは有償となり、その経費は132万7,000円となっております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 保証期間が切れるまで、4か月足らずとなっています。こちらについては早急に対応が必要だと思いますので、予算計上も含めて方針を御検討いただきたいと思います。またあわせて、今後、学校外へ持ち出しとなった場合の保証についても早急に対策を決定していただき、急な一斉休校となっても速やかに対応ができる体制を整えていただけるよう、要望させていただきます。
 続きまして4点目、1人1台パソコンの積極的活用についてお伺いします。
 先日、水島小学校と東中学校でパソコンを使用している授業を、会派で視察させていただきました。小学校では、社会の授業で先生から問題がパソコンに映し出されると、一人一人がパソコンを使って内容をまとめたり、絵や図をテキストボックスに取り込んだりして、感想まで入力していました。教師によるパソコンの上手な活用によりクラス全員が授業に参加し、授業中にうろうろしている児童、生徒は一人もいませんでした。
 また、中学校では、パソコンを使った理科の実験と音楽の授業を見せていただきました。理科の実験では、実験結果を時間ごとにデータ入力すれば即座に折れ線グラフになり、グループごとにどのような結果になったか一度に見れるようになっていました。また、音楽の授業では、全員自分のパソコンとイヤホンを使って、複数ある曲の中から自分の好きな曲を1曲選択し感想を書き込むようになっていました。
 パソコン導入前の音楽科の授業では、教室で1曲ずつ曲を流すしかなく、かなりの時間を要したそうです。ICTを取り入れた授業を導入したことで、意見が言えなかった子供が言えるようになった、授業に集中できなかった子供が集中できるようになった、家庭でもノートの見直しが自由にできる、友達の意見や感想、ノートのまとめ方なども見ることができて勉強になるなど、現場の声が届いています。この点から見ても活用の効果は出ていると思いますし、1人1台パソコンを有効に活用することで、学力向上の一助になるのではないかと思います。
 1人1台パソコンの活用については、各学校で取組が進んでいますが、今後、全ての学校、学級において、一層積極的に活用するためにどのような取組をされているのでしょうか。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 倉敷市教育委員会では、1人1台パソコンの活用のためには教職員の指導力向上が重要であると考えており、指導主事による夏期休業中の集合研修や各学校の要請に応じた校内研修で指導を行っております。また、授業実践の好事例を教職員の間で共有する仕組みを整えたり、学校訪問で助言や好事例の紹介を行ったりもしております。
 今後も、全ての学校で1人1台パソコンの積極的な活用が一層進んでいくよう、継続的に学校の支援に努めてまいります。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) この項最後、保護者の相談についてお伺いします。
 働き方改革の推進で、例えば、小学校では18時以降学校に電話をかけても、保護者からはつながらない学校もあります。緊急の場合においては、倉敷市教育委員会から学校へ連絡を取り、連携が取れるようになっていますが、相談や伝達したいことなどについては、翌朝学校に連絡するしかありません。そこで、双方が文字でやり取りできるメールの機能などを活用してはどうかと考えます。メールなどでやり取りが可能になれば、スムーズにやり取りができるようになるのではないかと思います。
 また、メールの活用により、いじめや不登校なども含めて様々な悩みや困り事などの相談がしやすくなると思います。ぜひパソコンや携帯などの端末を利用して、メールなどで連携が取れる仕組みづくりをしていただきたいと考えます。また、相談窓口に専門のコーディネーターの配置などについても御検討いただければと思いますが、どちらも要望させていただきます。
 メールに加えて、ズーム等で学校と家庭を結び、相談できる仕組みがあれば、より一層家庭状況も把握しやすくなるのではないかと思いますので、あわせて御検討いただければと思います。
 2項目め、不登校支援についてお伺いします。
 1点目、ふれあい教室に通室する児童、生徒の1人1台パソコンの利用についてお伺いします。
 文部科学省は、令和元年10月25日に通知された不登校児童生徒への支援の在り方についての中で、不登校児童・生徒の一人一人の状況に応じて、教育支援センター、不登校特例校、フリースクールなどの民間施設、ICTを活用した学習支援など、多様な教育機会を確保する必要があると記されています。
 令和2年度の文部科学省の不登校の調査結果によると、小・中学校の長期欠席者のうち、不登校の児童・生徒数は19万6,127人で、8年連続で増加し、過去最多となっています。また、倉敷市の令和2年度の不登校の児童・生徒数は581人で、6年連続増加しています。数字から見ても、学校に行きたくても行けない児童、生徒にも、将来、社会に出たときに困らないように学びの場を保障する必要があると考えます。しかしながら、現在、1人1台パソコンの学校外への持ち出しが認められていないため、不登校の児童、生徒についてはパソコンの活用ができない状況です。
 まずは、ふれあい教室への持ち出しを認め、ふれあい教室に通っている不登校の児童、生徒の学習に活用してはどうかと考えますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) GIGAスクール構想の1人1台パソコンにつきましては、原則として、学校で活用することとしております。
 不登校の児童、生徒が学校復帰を目的とする適応指導教室でございますふれあい教室への、パソコンの持ち出しにつきましては、Wi-Fi環境が整っていないこともあり、できておりませんでしたが、倉敷市教育委員会といたしましては、ふれあい教室内でも1人1台パソコンを児童、生徒が活用できるよう、既に準備を進めているところでございます。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 準備をしてくださっているということです。ふれあい教室において1人1台パソコンの使用を認めることで、不登校の児童、生徒が、自分の存在を認めてもらえていると自分自身の存在価値を感じられ、学校復帰へのきっかけになることもあるのではないかと思いますので、早急にふれあい教室へのパソコン設置ができるように、よろしくお願いいたします。
 この項2点目、不登校児童のオンライン授業の配信についてお伺いします。
 通所すれば出席扱いとなるふれあい教室が、倉敷市には5教室あります。しかしながら、ふれあい教室の定員は5教室合わせて96人で、定員の関係上、希望した教室に入れず、空いている教室に入っているケースもあるとお聞きしています。令和2年度では倉敷市の不登校の児童、生徒の数が581人ですから、単純に差引きしても485人が、ふれあい教室に入室を希望しても入れないということになります。485人の不登校の児童、生徒に対する受皿をつくるべきではないでしょうか。
 ふれあい教室の増設、増員はできないのか尋ねたところ、担当課の職員さんからは、困難な状況だとお聞きしました。
 そこで、定員の都合でふれあい教室に入れない児童、生徒への対策の一つとして、ふれあい教室の様子をオンライン配信して、自宅などからオンラインで参加することを可能にしてはどうかと考えますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) ふれあい教室では、心理的または情緒的に登校できにくい児童、生徒を対象に、学習やスポーツ、ゲームや物づくり等の活動を通して生活体験を広げ、集団活動に参加する意欲を高めるための指導、支援を行っております。
 入室できない児童、生徒やオンラインのみ参加を希望する児童、生徒に対しまして、ふれあい教室の様子をオンライン配信することにつきましては、通室している児童、生徒の姿を映すことができないこと。また、物づくり等の活動自体が目的ではなく、その活動を集団で行うことを通して集団適応を身につけることを目的としているため、ふれあい教室の様子をオンラインで配信することについては考えておりません。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 今後、不登校の児童、生徒の中でオンライン参加を希望する児童、生徒がいると、まず、ふれあい教室に在籍登録して、オンライン参加ができるようにすることも含め、ふれあい教室からのオンライン配信実現に向けて、ぜひ前向きに御検討いただけるよう要望させていただきます。
 3点目、民間施設フリースクールとの連携についてお伺いします。
 倉敷市が設置しているふれあい教室だけでは対応できない状況が生じていることは、先ほどの質問でも明らかです。
 先日、会派議員で岡山市教育委員会からの認定を受けて、校長先生の判断で出席扱いとなる民間施設のフリースクール、NPO法人あかねさんに視察に行きました。岡山市教育委員会では、民間のフリースクール、NPO法人あかねさんと連携して、訪問支援とオンライン遠隔支援事業を行っています。ふれあい教室に通いたくても通えない児童、生徒の居場所の一つとして、NPO法人あかねさんのような、倉敷市教育委員会と連携したフリースクールを確保し、ひきこもりにならないように居場所づくりが必要だと考えます。
 そこで、民間施設のフリースクールと連携して、一定の基準を満たせば出席扱いとなる居場所をつくり、不登校の児童、生徒への居場所の選択肢を増やしていただき、ふれあい教室に入室したくても入室できない不登校の児童、生徒への対応を考えていただきたいと考えます。見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) ふれあい教室は、市内5か所に設置しております。そのうち1教室につきましては、11月末現在で定員に達しておりますが、残りの4教室については、定員には達していない状況でございます。
 ふれあい教室では、居住地にかかわらず、どの教室にも入室が可能となっておりますが、定員に達している状態で新規の入室希望があった場合には、待機するか、他の教室へ入室することとなっております。
 民間施設と連携することによる出席扱いにつきましては、今後研究してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) この項4点目、不登校の児童、生徒がICTを活用した際の出席扱いについてお伺いします。
 文部科学省では、我が国の義務教育制度を前提としつつ、一定の条件を満たした上で自宅において教育委員会、学校、学校外の公的機関または民間事業者が提供するICT等を活用した学習活動を行った場合、校長は指導要録上、出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができることとすると示しています。
 不登校の児童、生徒ヘの学習支援としてICTを活用することは重要なことだと考えます。一定の条件を満たした上で、民間施設のICT等の教材を活用して学習活動を行った児童、生徒には、校長先生の判断で出席扱いにし、成果を評価に反映してはどうかと考えますが、倉敷市の現状と今後の取組について見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 井上教育長。
◎教育長(井上正義 君) 令和元年10月25日付の文部科学省の通知、不登校児童生徒への支援の在り方についてでは、出席として認められる要件といたしまして、ICTを活用した学習活動に加え、訪問等による対面指導を定期的に行うことや学校の教育課程に準じた学習であること等が示されております。また、出席扱いとすることにより、不登校が必要な程度を超えて長期にわたることを助長しないよう留意することも示されております。
 倉敷市では、不登校児童・生徒が自宅において、民間施設のICT教材を活用した学習活動を行った場合に、出席扱いにした事例はございません。今後、必要に応じて研究してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。
 続きまして3項目め、手話言語条例についてお伺いします。
 以前、手話言語条例の制定について質問させていただきました。そして、今議会において手話言語条例が提案されたことに敬意を表するとともに、大変すばらしいことであると思っています。
 まず1点目、手話言語条例を作成するまでの経緯と、今回提案された条例の特色についてお答えください。
○議長(中西公仁 君) 伊東市長。
            (市長  伊東 香織君  登壇)
◎市長(伊東香織 君) 倉敷市手話言語条例でございますが、手話は、意思疎通を図る手段であるだけでなく言語であるとの認識の下、日常生活及び社会生活の中で、より手話を使用しやすい環境づくりを推進していくために、手話に対する理解の促進及び手話の普及に関する基本理念等を定めるために、この条例を制定したいと考えております。
 条例案の作成に当たりましては、聴覚障がい者の方々、そして手話通訳者の方々など、倉敷市聴覚障害者協会の皆様をはじめとする関係者の方々から御意見をお伺いさせていただき、また、パブリックコメントを実施するなど、この制定に向けて取り組んでまいりました。
 本条例案の特色としましては、例えば、子育てに関することにつきまして、特に子供さん、聾児に対する支援が重要であるとの意見がございまして、聾児の養育のために必要な手話に関する情報提供、また、手話獲得のために必要な支援に関する施策を推進していくなど、特色のある部分を掲げているところでございます。
 手話が言語であるとの認識の下、この条例の目的に向かって取り組んでいきたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) では、その特色を生かして、手話言語条例制定後の取組について見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行 君) 手話言語条例の基本理念等について、市のホームページやチラシ、リーフレットの配布等により市民に広く周知し、より手話を使用しやすい環境づくりに努めてまいります。
 また、現在実施しております手話通訳者の養成や派遣等の取組につきましても、手話が言語であるとの認識の下、引き続き推進してまいります。
 さらに、手話に対する理解の促進や手話の普及を図るため、職員に対しても手話奉仕員養成講座等への参加を呼びかけるなど、手話習得のための取組について推進したいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) せっかく条例を制定されるわけですから、ぜひ手話が言語であることを市民の皆様に理解していただき、倉敷市で手話を必要とされている方が、より住みやすい、生活しやすい倉敷市になるために、有効に活用していただくよう要望させていただきます。
 続きまして3点目、手話ができる職員の周知についてお伺いします。
 今現在は、手話ができる職員について、名札に目印があるなどの対応はされていないとお聞きしています。それでは、手話を必要とされている方が市役所などに来られても、どの職員に声をかけたらよいのか分からず、困惑されている方も少なくないのではないかと思います。
 そこで、職員さんには、手話ができますなど、手話のできる人を、見て分かるように名札などに印をつけたり、円滑な対応ができるような取組を前向きに御検討いただきたいと思います。手話言語条例の有効な活用方法についてしっかりと御検討いただけるよう、こちらについては要望させていただきます。
 4点目、支所への通訳者配置についてお伺いします。
 手話言語条例が提案されたのですから、今現在配置されていない玉島支所にも手話通訳者を配置してはどうかと考えますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 藤原保健福祉局長。
◎保健福祉局長(藤原昌行 君) 玉島支所での手話通訳の対応につきましては、近隣の玉島障がい者支援センターにおいて、毎月2回手話通訳者による相談及び各種手続の支援を行っており、必要に応じて玉島支所への同行も実施することとしております。また、事前申請により手話通訳者を派遣することで、窓口での対応等に対する支援を行っております。
 引き続き、玉島障がい者支援センターでの手話通訳者の対応等について、関係者に周知してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 次に4項目め、歩行者の安全確保についてお伺いします。
 この項1点目、スムース横断歩道の設置についてお伺いします。
 11月4日の朝、総社市の国道で横断歩道を渡っていた登園中の幼稚園児と母親が居眠り運転をしていた車にはねられ、重体になられるという痛ましい事故が起きました。交通事故撲滅に向けて、運転手にとって抑止力の一つにつながるのではないかと思い、スムース横断歩道についてお聞きしたいと思います。
 今年9月に岡山県で初めて設置されたスムース横断歩道の実証実験を、会派で視察に行きました。津山市の細い市道で、小学校の校門のすぐそばに設置されていました。横断歩道の部分は、赤色で10センチほど高さを上げて、両脇にある歩道との段差をなくす工夫をしていました。そして、設置されていた区域はゾーン30の区域でもあり、スムース横断歩道とゾーン30との2つを組み合わせて設置することでの効果を見たようです。実際に車で、普通のスピードで走った場合と横断歩道の手前でスピードを落として走った場合と比べてみました。速度を落とした場合は、車の前が浮き上がる感じもなく緩やかで、そのまま走った場合は車が浮き上がった感じでした。また、赤い横断歩道に気がつくと、自然にスピードを落とす車がほとんどでした。
 そこでお伺いしますが、倉敷市でも、警察や地元住民の方などと協議しながら、スムース横断歩道設置に向けて検討していってはどうかと考えますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 古谷建設局長。
◎建設局長(古谷修司 君) スムース横断歩道は、学校周辺などの生活道路における交通安全対策の一つであり、歩道の高さに合わせて横断歩道を隆起させることにより、車両の走行速度低減を図るとともに、歩行者等が安全に通行できるようにするものです。
 道路構造に改変を加える交通安全対策としては、ほかに生活道路への入り口部分の路面を隆起させたり、車両の速度が上がりやすい区間に狭窄部を設けるなどの手法があります。
 スムース横断歩道については、車両の走行速度低減の有効性等を検証するため、国土交通省の仮設式スムース横断歩道の貸出制度を利用して、全国的に実証実験が行われているところでございます。
 本市といたしましては、全国の実証実験の結果を参考にしながら、有効な交通安全対策について警察と協議してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) それでは2点目、小学1年生のランドセルカバーについてお伺いします。
 倉敷市でも、小学1年生の児童には、黄色いランドセルカバーの配付がされています。今現在、倉敷市で配付されているランドセルカバーは、ビニール製で反射板がついていません。年度途中に破損して保護者が修繕したり、中には途中で外してしまったりするケースも少なくないようです。岡山市のランドセルカバーは、柔らかい布製のようなもので反射板もついているので、車のライトなどで子供がいることが分かるようになっていて、安全対策もされています。
 そこで、倉敷市においても反射板をつけるなど、少しでも子供の安全が守られるように対策をされてはどうか。また、材質についても同時に見直すべきではないかと思いますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 杉本市民局長。
◎市民局長(杉本紀明 君) 本市では、交通事故防止のために、年度当初に新1年生用のランドセルカバーを各小学校に配付いたしております。その際には、破損した場合などのために新1年生の人数の1割相当数を予備として各小学校にお渡ししているほか、本庁や各支所で破損した旨をお伝えいただければ直接新しいカバーをお渡ししておりますけれども、それぞれの御家庭でテープ等で修理しながら使っていただいている状況もあると伺っております。
 黄色のランドセルカバーは車からも認識しやすく、見守りの方からも1年生ということがよく分かるということもお伺いしており、登下校の安全のため、今後も有効に活用していきたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 今後、見直しの際には、年度途中で修繕したり取り換えたりしなくて済むよう、生地も布製で、破れにくい素材で作成してくださるよう要望させていただきます。
 続きまして5項目め、投票所についてお伺いします。
 去る10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙において、倉敷市では、初めてイオンモール倉敷で期日前投票所が設置されました。ベビーカーやショッピングカートの方もそのまま投票ができ、大変よかったと感じました。
 そこで、まず1点目、イオンモール倉敷の投票所設置における効果と課題についてお伺いします。
 イオンモール倉敷での期日前投票所を設置した効果と課題を、選挙管理委員会としてどのように認識されているのか、お答えください。
○議長(中西公仁 君) 大熊選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(大熊裕司 君) 先般の衆議院議員総選挙でイオンモール倉敷へ、新たに期日前投票所を設置した主な目的は、本庁舎の期日前投票所が混み合っている状況でありまして、現下の新型コロナウイルス感染症対策としての密の解消に加えまして、若年層の投票率向上を図るため、投票環境を整備したものでございます。
 期日前投票所別の投票割合については、本庁舎は26.2%となり、前回の29.6%と比べて3.4ポイントの減少となっておりまして、イオンモール倉敷は4.6%でございましたので、当初の本庁舎の混雑の緩和及び密の解消の目的は、ある程度達成できたものと考えております。
 課題といたしましては、開催日程などについて、さらなる事前の周知が必要であったと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 周知方法については、例えば、選挙はがきにイオンモール倉敷での投票日程も入れて郵送するなど、対策を考えていただきたいと思います。
 2点目、今後の民間施設での投票所設置予定についてお伺いします。
 今回の課題と効果を踏まえた上で、今後もイオンモール倉敷での投票所を設置されるのか、設置される場合、今後の設置期間、また、ほかの民間の施設での投票所の設置予定はあるのか、あるのであればどのような場所を想定されているのか、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 大熊選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(大熊裕司 君) 次回の選挙は、来年夏に執行される衆議院議員通常選挙(後刻「参議院議員通常選挙」に訂正)でありまして、選挙日程などがまだ決まっておらず、また現在、今回の選挙の結果を検証している段階でございますので、民間施設の期日前投票所の設置については、今後判断してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 3点目、若者や高齢者の方の投票についてお伺いします。
 満18歳から投票権があります。ですが、なかなか若い方の選挙への関心が広がっていないと感じます。また、高齢者の方でも、車の運転ができないから行きにくいという声も実際にお聞きしています。病院や高齢者福祉施設等に入院や入所されている方には、事前に申請した方のみが、病院や施設で投票ができます。これには、事前申請する必要があり、急な対応は困難な状況です。
 そこで、大学の構内などに移動投票所を設置し、若い方が投票に行きやすくしてはどうか。また、投票に行けない、行きづらい方のために、施設や病院など巡回型の移動投票所の設置を考えていただけないかと思いますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 大熊選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(大熊裕司 君) まずは、先ほどの回答で衆議院議員通常選挙と申し上げましたけれども、参議院議員通常選挙の間違いですので、訂正させていただきます。
 それから、巡回車両による移動期日前投票所の設置などについては、例えば、大規模災害の発生時や投票所の統廃合によって著しい利便性の低下があるような場合が対象になると考えております。
 お話のあったことにつきましては、場所の選定や静穏の保持、安全対策等、様々な課題があると考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 4点目、期日前投票・共通投票所についてお伺いします。
 最近では、投票された方の中で約4割の方が、期日前投票を利用されています。
 ところで、共通投票所という制度があります。ショッピングセンターや公共施設に設けられる投票所で、同じ自治体の有権者であれば投票が可能です。イオンモール倉敷に共通投票所を設置し、有権者がより気軽に、より便利に投票できる環境を整えてみてはいかがでしょうか。当日投票される方は減少傾向にあります。そこで、市内全域で投票所の数を減らし、その代替えとして共通投票所を導入してはいかがでしょうか。
 その1案として、期日前投票所を、投票日当日もそのまま設置して、共通投票所としてはどうかと思いますが、見解をお示しください。
○議長(中西公仁 君) 大熊選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(大熊裕司 君) 期日前投票は、投票日当日に仕事などで投票に行けない方が、告示日の翌日から投票日の前日までの間に投票できる制度で、本市では基本的に8か所、どの期日前投票所でも投票ができる仕組みとしておりまして、投票情報を一元管理するシステムを用いております。
 投票日当日の投票は、住民票のある住所地の近くの指定された投票所のみでの投票となり、投票所ごとに前日までの情報を反映した帳簿によって管理しておりまして、122投票所のうち4割程度は、地域の公会堂などの民間施設を使用しております。
 このような仕組みの違いのために、投票日当日に指定された投票所以外で投票できる共通投票所の設置については、必要となる環境整備等を考えますと、本市にとっては課題の多い制度でございまして、慎重に判断しなければならないと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 若い方や大学生の方からは、また別に、電子投票にしないのかとの御意見もいただいています。今後、電子投票の導入についても御検討の一つとしていただければと思います。
 最後の項、星野仙一記念館の展示品についてお伺いします。
 星野仙一記念館から寄贈される展示品についてお尋ねします。
 美観地区の星野仙一記念館が、先日、11月30日をもって閉館されました。大変残念に思うとともに、オープンから閉館するまでの13年間、全国の多くのファンの方に愛された星野仙一記念館を大切に守ってこられた館長さんをはじめ関係者全ての皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。
 このたび、閉館に伴って、記念館に展示されていた思い出の展示品は全て倉敷市に寄贈されるとお聞きしています。寄贈される思い出の展示品は、今後、倉敷市でどのように展示し、活用される予定なのか、見解をお聞かせください。
○議長(中西公仁 君) 三宅文化産業局長。
◎文化産業局長(三宅幸夫 君) 星野仙一記念館は、星野氏を顕彰する施設として、長年親交のあった延原 敏朗氏が中心となり、平成20年3月に倉敷美観地区に設立されました。これまで多くの市民や観光客の皆様に愛されてまいりましたが、11月30日に惜しまれながら閉館しました。閉館に伴い、展示品は全て本市に寄贈したいと延原氏からお申出をいただいております。
 星野 仙一氏は、御存じのとおり本市出身で、日本の球界を代表する選手、監督であり、ゆかりの品々は大変貴重なものであると認識しております。現在、寄附採納の手続を進めているところであり、今後、活用方法を検討してまいりたいと考えております。
○議長(中西公仁 君) 小郷 ひな子議員。
◆8番(小郷ひな子 君) 例えば、美観地区、児島地区、玉島地区、水島地区、真備・船穂地区などに分散して展示し、倉敷市一円を観光していただき、星野仙一巡りなどの企画に活用したりすれば、観光もしていただきながら倉敷市の魅力発信にもつながるのではないかと思います。いつまでも星野 仙一さんが身近に感じられるような、ファンの皆様がいつでも目にすることができるような方法を考えてくださるようお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
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